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伊藤洋一が世界経済や世界情勢、日本の最新事情を書き綴った
パーソナル・オピニオン、エッセイ集


友人たちの文集集

 最近あったレストランでの面白い話。ほんと、気を付けないと.......

 

 この週末。台風前の日曜日の霞ヶ関ビルのステーキハウス「ルース」で。着席して、飲み物を頼んだ。3人目が「コロナ」と頼んだ。私は「あの黄色いビール」と連想した。注文を取ったのは、多分中華系のインドネシア人。その他はペリエとジンジャエール。イントロですから。

 しばらくし、うち二つは正しい飲み物が来た。しかしなぜか「コーラ」が来た。「コロナ」の代わりに。「ああ.....」と私は思った。多分その海外から来たばかりと思えるその店の人は(かわいい女子だった)、「コロナ」を「コーラ」と聞き違えた。知らなかったので自分の知っている飲み物に当てはめたかどうか.....。

 注文の際にじっと見ていて、彼女「コロナ」と聞いた瞬間に顔がちょっと曇った感じがしたので、ちょっと心配だった。私が「ビールよ」と言ったが駄目だった。その後ビールも来た........

 

 聞いた話。とあるCoCo壱番屋で。メニューを決めた後に「辛さは?」とインド系の人に聞かれたあるお年寄りが、辛さの数字を知らなくて「ちゅうから」と頼んだ。その店の人はビックリする様子もなく「わかりました」と。

 出てきたカレーを一口食べて、そのご老人は飛び上がった。「なんでこんなに辛いんだ......」と。店の人が来て、「だってお客様は9辛とご注文.......」と。普通CoCo壱番屋の9辛は食べられない。

 「ちゅう」を「9」に聞き間違えた? 普通は「9はとっても辛いのですが.....」とコメントがあるが、なかった。注文をとった人には普通だった.......?

 

 日本人である私も一杯海外で失敗がある。最初は「水」(water)やブラッディ・マリー(日本語の発音では 英語はbloody Mary)を通じさせるのに苦労したし、その後もこの二つで苦労する日本人を一杯見てきた。気を付けないといけない。

 

 しかし気を付け過ぎてもいけない。ある日本人の政治家がアメリカの某大統領の当選直後にワシントンに行って、彼に「当選お目出度う」というつもりが、「r」と「l」に気を付けすぎて、「Congratulations for your erection」と言ってしまった。周りの人達は真っ青になったそうな。

 今朝読んだ文章で一番面白かったのはFOMEの声明(https://www.federalreserve.gov/newsevents/pressreleases/monetary20180926a.htm)とProjection (https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/fomcprojtabl20180926.pdf

)だな。iPhoneやwatchのアップデート(クロスしてややこしい)をこなしながら日経・野村さん向けの原稿を一本書いたのだが、とっても思考が広がって面白かった。

 なにせ短い。「In view of realized and expected labor market conditions and inflation, the Committee decided to raise the target range for the federal funds rate to 2 to 2-1/4 percent.」(政策金利を2.00〜2.25%に上げた)のあとの文章がない。いつもは「The stance of monetary policy remains accommodative, thereby supporting strong labor market conditions and a sustained return to 2 percent inflation.」とあるのに。

 ということは「もうアメリカの金融政策は緩和的ではありません」と言っているに等しい。これは「緩和縮小の完了」を意味する。緩和縮小(出口戦略)にも入れない日銀とのスタンス差はまた一段と大きくなった。資料もとっても面白い。インフレ(PCE inflation)の部分を見ると、中間値(Median)では2018年が2.1%、2019年が2.0%、2020年が2.1%、2021年が2.1%、そして「より長期(longer run)」が2.0と見事に2%に張り付いている。 

 (Change in real GDP)は今後低下を見る。2018年が3.1%、2019年が2.5%、2020年が2.0%、2021年が1.8%と先行き成長率の減速を予想。そして長期(longer run)」を見ると1.8%。つまりFRBの幹部達は「アメリカのGDPで見た成長率は、今後巡航速度(1.8%)に向けて下がっていく」と見ているのだ。

 今アメリカの指標10年債の利回りを見たら3.054%。むしろ下がっている。昨日より。そや「打ち止めの時期が見えた」となれば、長期金利には下方圧力が。ちょっと先ですが。今年はあと一回、来年は計3回の利上げを見込む。2020年は一回。2021年の利上げをFRBは見ていない。

 とどうなるか。今回の利上げで2.00〜2.25%になった政策金利(FF金利)は2020年のいつかの時点で3.25~3.50%に達する。そりゃ成長率が1.8%で、インフレ率が2%近傍な国には行きすぎでしょう。だからその頃からアメリカは「緩和局面」に入る。じゃ、そのころの日本は。金融政策は衝突しないかい ?