Essay

<友達-Cyberchat>

 自分が決めたのではない「あまたの規格と発想」を持つコンピューターを早く修得するためにはどうしたら良いでしょうか。色々な方法があると思います。マニュアルを読みまくる、コンピューター学校に行く.....。

 しかし、私が推奨する方法は、「とにかく知っている奴に聞く」の一点です。これがもっとも手っ取り早いし、確実・敏速。

 なぜか。まず第一に私が置かれている状況をもっとも知っている人間は、実は周囲の人間です。何で困っているのか、何で進めないでいるのか。少しでもコンピューターを知っていれば、周囲の人は助けてくれる。人は聞かれたことに答えることを無情の喜びとする動物です。

 私の身の回りで、「人に話を聞ける」人でコンピューターに困っている人はいない。逆に変なプライドを持っていて、「聞けない」人は、何時までたっても進歩しない。マニュアルばっかり読んでも時間がかかるだけ。

 私にも分かってきたのは、コンピューターがなせる仕事を全部知っている人間はいない、ということです。パソコンは知っているが通信は詳しくない、写真の処理はうまいが、HTMLはどうも苦手。一太郎は知っているが、ワードはしらない。皆持っている「ワザ」が違う。ですから、どうしてもこれらの「ワザ」の集合が必要です。「学校」はいろいろなリソースをくれるのが良い。ホームページ作成のために、ラオックスの教室に3時間だけ行きましたが、色々なGIFやワードパット、それにL-VIEW PROをもらったのは助かりました。

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 パソコンというものを始めてちょうど一年くらいでしょうか。ロンドンから帰ってきた今西が比較的詳しかった。彼には初期の段階で色々聞きましたし、一緒にショップにも行きました。そしてディーリング・システムも、オフィスの移転とともにWINDOWSに。それが去年の5月。

 頼みに応じて高円寺の我が家にまで出張して私にコンピューターを教えてくれたのは、西村、東の両君(住友信託銀行)、大学の後輩で東京マーケット・フォーカスのプロダクション会社である想研の谷島君、それに勉強会の仲間である加島君など。このうち、西村君は「週末博物館」というホームページを維持。私の「ホームページ」に対する作成意欲をかなり高めてくれました。

 ネットワーク上で「これはすごい」と思ったページはやはりBOBUBECK氏のページでしょうか。とにかくリンクがすごい。よう集めたわ....という印象。無論、ホームページの最後の仕上げ段階では、CIELの和田ちゃんにもしっかりお世話になりました。彼女とは2回簡単に会っただけで、HTMLやGIFのやり取りを含めてほぼ全ての作業をメールの交換と電話で進めた。アメリカの企業がソフトをインドで作っていることが実際に可能なことなのだと実感しました。「高円寺」と「駒沢」の距離での実験でしたが。

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 ところでここまで書いたところで、CYBIZの7月号が手元に。そうです。この雑誌が取材に来たのは2ヶ月くらい前かな。私のホームページなどまだ完成していない時。当時は携帯電話代がすごかった。今は、ドンドンコールとテレホーダイに入った。少しは楽になりました。

 MAKE FRIENDS AND KEEP UP THE CHANGE ! (ycaster 96/06/12)