Essay

<チルダ-Cyberchat>

 ちょっと前に、「私はこれで会社を辞めました.....」というコマーシャルがあったのを覚えていますよね。

 この表現を借りれば、「私はこれでインターネットが嫌いになりました.....」(「短期間でしょうが」)と言えなくもないのが「~」ではないでしょうか。そう、あのインターネットのURLに頻繁に登場する奴です。どうも、「チルダ」と言うらしい。

 もうすぐ代えますが、今私がデスクトップとして使っているIBMのAPTIVAのキーボード(106キーボード)でこのチルダ・マークがあるところ(「0」や「を」や「わ」があるところです)を「SHIFT」キーと一緒に打つと「0」が出ます。つまり「~」は出てこない。

 私もインターネットを始めた頃(と言ってもつい半年前です)には焦りました。長いURLのどこかにタイプミスがあるのではないか。しかし、何度やってもだめ。そのうち頭にくるのです。「~」マークのあるURLを付けた奴はセンスがない(失礼).....と。むろん、「~」が一発で出るキーボードもあります。例えば、私がラップトップとして使っているCOMPAQの410CXは、「~」マークがあるところを半角にしてシフト・キーと一緒に打つと一発で出る。実は初期の私ばかりでない、会社のコンピューターを始めたばかりの連中は必ずこの問題に直面する。

 考えて見れば、ひどい話です。一つのマークを打つのにキーボードによって違う。とてもUSER FRIENDLYだとは言えない。どうしてこうなったかは知りません。現時点で私が知っているいるのは、APTIVAのキーボードで「~」を出すには、「へ」のあるキーを「SHIFT」キーと一緒に打つということです。実はこれは、位置としてはCOMPAQのキーボードでも同じ。つまり、「¥」マークの一つ左で「~」は打つのです。おっと、半角で打ってくださいね。全角でうった「 ̄」を半角にしても良い。マックのキーボードではどうなっているのでしょうね。

 正直、自分のURLを決めるとき、「~」が入ったら嫌だと思いました。それだけで私のページに反感を持つ人が出てくるに違いないと....。ですから、グローバル・オンライン(私の使っているプロバイダーです)が「~」なしのURLだということが分かった瞬間は、ちょっとほっとしました。チルダの綴りは、どうも「tilde」のようです。

 「~」がないからこのページを読んでいるという方。まあ、そんな人はいないと思うけど、少しはお役に立てましたでしょうか。ちょっと試してみてください。それから、チルダの由来やキーボードがどうしてそうなったか知っている方、教えていただければ幸甚です。→VRMコーナー参照(96年6月記)