Essay

<私にもあった2000年問題-Cyberchat>

 「2000年問題なんて他人事」だと思っていました。しかし、自分が自宅で使っているコンピューター4台のうち2台に実際にそれがあるのが判明しました。なんと、APTIVA740、Compaq410cx の二台は「アウト」(問題含み)で、対処が必要だったのです。

 木村さんから最近ソフトウエアを送ってもらいました。自分のコンピューターが

  1. 1999年12月31日から2000年1月1日にうまく進めるかどうか
  2. 2000年以降のうるう年(leap years)をうまくサポートしているか
  をチェックする。その元はhttp://www.nstl.com/html/ymark_2000.htmlにある。この会社「NSTL」(National Software Testing Laboratories)はマグローヒルの子会社で、信頼できる会社のようです。非常に軽いソフトウエアで、「YMARK2000」の絵をクリックすると「名前を付けて保存」の指定を求めてきますから、それをダウンロードすれば良い。その上で何をするかというとwindows 95 の場合は
  1. このプログラムをドライブCへコピーし、DOSモードすなわち、「スタート→Windowsの終了→MS-DOSモードで起動」の作業を行う
  2. DOSモードにし、「C:¥2000」と入力後 Enterする
  3. このプログラムを使用することの条件を了承するかを聞いてくるので、「Y」を入れる
  結果はしばらくして出ます。診断終了後はEXITを入力後EnterにてEXITします。まず、もっとも新しく買ったソニーの VAIO705 でやってみた。
「This system correctly supports the Year 2000.」
  というメッセージ。ナイス。で、Windowsnt4.0 が入っているマシンを試そうとしたら、これは Ms-Dos Mode へのやり方が不明で分からない。DOS の制約から開放されていたんでしたっけ。そこで残る二台の windows95 マシンを調べました。そしたら APTIVA740にはまず次のようなメッセージが出てきました。
「Real-time progression to Year 2000 fails.」
  あれれってなもんですな。そしてさらに鑑定結果と対応に関して、次の文章が出てきました。
This system will not automatically transition to the Year 2000,but the system will support the year 2000 once the date is set manually. This is less than ideal since corrective user intervention is required, only once , when the Year 2000 arrives. Do not use this system to run date sensitive software that must run 24hrs a day, such as voice messaging or satellite tracking.
  ウーン、2000年になって除夜の鐘を聞いたらコンピューターの時計をあわせ直せ.....ということか。「voice messaging」「satellite tracking」には使っていないから良い....と、てなもんですな。365日24時間も使ってませんし。

 そこで今度は既に家族に開放していて、私が持っている一番古いコンピューターであるCompaq410cx をチェックしてみたのです。そしたら2000年への移行に関して上の指摘が出たのに加えて、今度は2000年からの leap years に関して次のメッセージが出ました。

The leap years in the 21st century are not supported. This indicates that the hardware clock does not support leap years.There is no reliable fix to this problem. The system board will most likely to be replaced.
  ハハハ、ボードの取り替えね。2003年でしたっけ。最初の「うるう」は。ウーン、それまでにはこの compaq は廃棄だな。2000年になってラップトップを買えば、いくらとろいコンピューター・メーカーでも2000年代の「うるう年」には対応しているだろう....(^_^)(^_^)。このソフトウエア会社のQ AND Aを読んでいたら、いろいろ書いてあります。BIOS の書き換えについては各メーカーがプログラムを提供しているはずだ....とか何とか。ちょっとIBM のサイトを探してみましたが、うまく見つからなかった。まあ、2000年になったらちょっと寝るのを遅らせて、コンピューターを直す......。

 おや、1999年末から2000年をどこで過ごすか決めてなかった。ウーン、もしかしたらコンピューターのない場所で迎えているかもしれない.....な~。その間に、APTIVA740 と Compaq410cx の二台のコンピューター君は「1900年が始まった」と思って新たな年を迎えるんですか......この愚か者めが(゚-・)(・-゚)、1000年も遅れておるぞ....。

 でも皆さん、自分のコンピューターの standing がどこにあるかはチェックしておいた方が良いですよ(注意=98をお使いの方には、このチェック・ソフトは使えないかもしれません)。2000年問題は、決して他人事ではない。しかも今回のテストはハードディスク(c drive )のみを対象。古いソフトウエアにはいろいろ問題がありそうですな。木村さん、「あ・り・が・と・う」ございました。
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