2007年7月の始めに、サイトをお読みの皆様に私が以下のような問いかけをしました。ネットには膨大な知識が存在するからです。お知恵拝借と。質問は以下の通りでした。
今日はこのコーナーをお読みの皆さんに、二つの質問です。第一は音楽、第二はコンピューターの設定。これに対して、大勢の方からメールを頂戴しました。皆さんに寄せて頂いたアイデアは、それぞれに役に立つものばかりだと思います。まだ全部を試す余裕はないし、人それぞれ自分にあった方法というのがあると思います。思いますが、「ナイス」と思ったものを「音源の整理」「itunes 問題」「本の整理」の順番でアップしたいと思います。アイデアを寄せた方、このコーナーをお読みの皆さんにお役に立てばと。最近よく思うのは、私を含めて日本の大部分の音楽ファンのタイトル保有形式はまるで地層のようになっているということです。一番古いところにはLPやテープがあり、その上にMDがあって、その上にCDがあり、そして一番上にコンピューターやケイタイに格納されているダウンロード・ファイルがある。つまり個人の音楽資産は4層、5層の地層のような保有形式になっている。
たとえば私の家の音楽保有形式を見ても、代表的には何百枚のLPがあり、数十枚のMD(ミニディスク)があり、そしてCDがまた何百枚かあり、そしてコンピューターの中にはダウンロードサイトからitunes やsonic stage にダウンした音楽がある、という構図。
MDには実は、そもそもアルバムとして売られていたものとは違って、自分が好きな曲を順番に入れた自作とも言える貴重なものがある。最近本を整理したと書きましたが、音楽のストックも整理して、昔好きだった曲をとりあえずコンピューターのファイル形式に全部変換してみよう、と思ったのです。
CDは簡単にコンピューター・ファイルに転換できる。itunes やsonic stage はそのためにある。問題はMDの音楽をどうitunes やsonic stage (最終的には再生機に入れるためです)に入れるのか、さらにはLP(spも含めて)はどうするか、という問題です。MDやLPの曲を改めてネットで探すと、そのかなりのアルバム、曲名があることは知っている。しかし曲の並びなどの問題もあって、どうしても「このLPの曲並びで.....」ということがあるじゃないですか。時にはLPに付いた針傷の跡音も拾いたいと。あと自作のMDのコンピューター・ファイル化はどうするか、とか。
そこで、皆さんはどうしていますか、と。最近電気屋さんでMDの曲を直接sonic stage に入れるジャックは発見した。しかしファイルとしては、直接再生機に入れるよりは、コンピューターのファイルにまずしたい。再生機は興亡は激しいので、ファイルにしたいじゃないですか。私は残念ながら、MDやLPからコンピューターのファイルにする方法を実は知らないのです。もしやっている人がいたら、教えて欲しい。そしたらあるコンピューター上に一層としてのファイルを積み上げ、それをいくつかのコンピューターで共有できる。
第二に、一台のコンピューターが最近itunes を起動しようとすると、「音の設定上問題あって起動できません」とメッセージが出る。つい最近までitunes は起動できたし、今でもsonic stage は起動できるのですが、itunes だけはダメなのです。
コントロール・パネルの音のところをいろいろいじってみたのですが、ダメでした。どこが悪いのか、ちょっと教えて欲しいのです。たぶん何かの音楽ファイルを取り込むときに、itunes が起動できないように設定してしまったのだと思う。やはり、itunes と sonic stage の両方が使えた方が、私には便利なのです。
ご存じでしたら、よろしゅう。
ちょっと長くなるのですが、それぞれの方がアイデアを寄せてくれたものなので、なるべくそのまま掲載します。ただし提供者の名前は伏せさせて頂きます。ご迷惑がかかってもいけませn。まず「音源の整理」から。
「音源の整理」(アイデア1)
"Day by Day" いつも楽しみに拝見させていただいております。私もかなりの数のLPレコードを持っているので、アナログ音源のデジタル化は悩ましい問題です。
基本的には「アナログ音源のラインアウトとPCのサウンドボードの入力をつないで、PCの録音ソフトで録音する」という形になりますので、最低限「RCA(赤・白のジャック)<=>ステレオミニプラグ」というコードがあれば、PCでの録音は可能です。
ただWindowsに付属のソフト(レコーダー)では、wav形式のファイルでしか録音できませんので、これをmp3形式で録音するには市販のソフトやフリーソフトが必要になります。またPC付属のサウンドボードは使い勝手や音質の問題があるので、外付けのUSBオーディオプロセッサーを使った方がいいかもしれません。こういった機材にはたいていmp3形式で録音可能な録音ソフトがバンドルされています。
このあたりの話は下記のサイトにわかりやすくまとめられています。
http://arena.nikkeibp.co.jp/article/tokushu/gen/20060629/117439/?P=1
他にも、直接USB録音可能なターンテーブル
http://www.numark.jp/products/product_view_overview_144.html
のようなものもあります。ただ最大の問題は「時間」です。レコードはどうがんばっても等速でしか録音できないので、枚数が多いと途中でいやになってきます...
(アイデア2)7/3付Y-casterでご質問されていたMDのMP3ファイルへの変換ですが、MP3プレーヤーの中にはオーディオ機器からのダイレクト入力ができる機器があり、それを利用すれば可能です。 私は以下の方法を取っています。
難点は(1)の作業時間がMDの録音時間と同じという点。これを短縮する方法を私は知りません。
- SONYのMD録音・再生機をiriver製のMP3プレーヤーに接続。 私が使っているMP3プレーヤーはiFP-700シリーズ。http://www.iriver.co.jp/product/?iFP-700
後継はF-700シリーズ。いずれも単三電池一本で稼働という優れもの(http://www.iriver.co.jp/product/?F700)。
- MP3プレーヤーに入力された時点でMP3ファイルに変換されている。
- MDのファイルを取り込んだMP3プレーヤーをPCに接続。MP3プレーヤー付属ソフトでファイル名を付け、PCにファイルを保存。
- PCに保存したファイルをi-Podに読み込み。
補足です。MDプレーヤーのiriver製MP3録音・再生機への接続はMD プレーヤー側の出力ジャックとMP3録音・再生機の外部マイク接続ジャックをオーディオケーブルで結ぶというものです。これで後は本を読んだり家事をしながら時間が経てばMDがMP3ファイルに変換されています。
(アイデア3)伊藤さん、こんにちは。本日のDay by Dayでのご質問についてですが、実際にはしたことがないのですが、基本的には2つの方法が考えられます。一つは、PC附属の入力端子を使用する方法。もう一つはUSBで接続する録音用アダプターを使用する方法です。
後者は実売3万円~5万円くらいでローランドなどが出しています。前者のメリットは安いことですが音質はPCによりノイズが多い場合がありますし、音質、周波数特性もあまり期待できません。後者は専用ですので、十分よい音に仕上げることができるでしょう。
もう一つの方法は、どなたか引き受けてくれる方を探される方がよいかもしれません。一度始めると非常に手間と時間のかかる作業となりますので。老婆心ながら。
- 基本的には、PCにはマイク入力、ライン入力端子が付いているはずですので、LPのイコライザーアンプ(イコライザーつきプロアンプも含む)の出力を接続します。ただし、私の知る限り、OS附属のソフトでは数分の録音以上にはできないはずですので、録音用アプリが必要です。それで、録音ソフトを起動して録音。その後、全てつながっている片面の録音ファイルからノイズを取り除くソフト、曲を分割編集するソフトを使用します。
例:DigiOnSound5本格的にすることがなければ、全てフリーソフトでできると思います。その状態でファイルフォーマットを使用する対象に合わせて変換(必要ない場合もあり)します。場合によりCD-R等に焼くこともできます。
- 専用アダプターを使用する場合はアンプ出力をこのアダプターに接続し、附属ソフトで編集などすることになります。長く聴くのであれば、アナログ・デジタル変換ICも高級ですし、この方法の方が満足できる音質となるでしょう。あとは、同様です。専用アダプターの例: http://www.roland.co.jp/products/jp/FA-66/index.html
他の読者の方たちが具体的例を送ってくると思いますが、音質には違いがあるということを考えて、方針をお決めになられると後で後悔する(もう一度録音し直したくなる)ことがないと思います。フォーマットも最初からMP3などではなく、最低ロスレスの圧縮か無圧縮を選択するとよいかと思います。
(アイデア4)先程は音楽についてのことを書き忘れていました。 LPやMDをコンピュータのデータにする方法は山のようにありますので、これは販売店で相談された方が早いように思います。
それを何に入れるか、それは間違いなくApple TVでしょう。
http://www.apple.com/jp/appletv/これをステーションとして、Mac、PC、テレビで楽しむことができます。あるいは無線でオーディオに飛ばすとことも可能です。http://www.apple.com/jp/airmacexpress/残念ながらTVに関しては日本は弱いのですが、音楽やYouTubeに関してだけでも十分な利用価値はあると思います。
既に沢山の回答が来ているとは思いますが、私も一つ書いておきます。 WindowsのiTunesで良くみられるトラブルですが、以下の方法でいかがでしょうか。 QuickTime(クイックタイム)の編集→設定→QuickTime設定→オーディオタブ→デバイスの欄のセーフモード(waveOutのみ) にチェックを入れる。
それがダメならスタート→すべてのプログラム→QuickTime→QuickTime のアンインストールを起動そこで修正をクリック これで自動で修正します。
それでもダメならスタート→コントロールパネル→サウンドとオーディオ デバイス→音量→スピーカーの設定の下の詳細設定をクリックスピーカーの種類でステレオ ヘッドホンを選択しOKをクリックし、オーディオ詳細プロパティーを閉じ、再びOKをクリックし、「サウンドとオーディオ デバイスのプロパティ」を閉じる。
まあ、Macにすればこんな苦労は無縁になるのですが・・・時間があれば、10月に発売されるMacの新OSをご覧下さい。 http://events.apple.com.edgesuite.net/d7625zs/event/ 数年後のWindowsの姿を見ることができると思います。
ちなみに、この手の質問はOK Waveに投げれば即日回答が来ますよ。http://okwave.jp/
(アイデア5)TBSラジオ「スタンバイ」楽しく拝聴し、「Day by Day」を拝読させていただいます一般の聴者,読者です。
いつも教わることばかりなので、私が行っているパソコンへのアナログ音源取り込み方法をご紹介します。
まず、ヘッドホン端子などからのアナログ音をUSBディジタル出力に変換するサウンドプロセッサを使ってパソコンにディジタル信号を取り込みます私はオンキョー製で、パソコン外付けタイプを使っています。パソコン内蔵品もあると思いますが、パソコンのクロックから発生するノイズと遠ざけたいと考えました。http://www.yodobashi.com/enjoy/more/productslist/cat_38974453_8785274/628236.html
次に、「ミュージックCDデザイナー」というソフトで編集(曲間など)してmp3に変換しています。http://www.megasoft.co.jp/music/product/edit.html
レコードだけでなく、ラジオの録音などにも使っています。他にも良い方法があるかと思いますが、ご参考までに。
(アイデア6)少々補足します。アナデジ変換は非常に手間がかかるので最初で最後にしたいとすると:
#1.高品質でアナログ再生することが命。できるだけ高級レコードプ レーヤーをつかう。変換手順はプレーヤー>フォノイコライザー >プリアンプ>PCの順。
#2.保存用に音質劣化のないAIFFを作成、DVDに永久保存と する。iPod用にはiTunesにてAIFFから圧縮ファイル のAACまたはmp3に変換(128kbps)。AACなら後 にart work,歌詞など記入できるが、mp3の方が汎用性があ る。雑音除去にはSound Soap、曲の分離にはFissionなど。
#3. DVDのカタログ化: 数百枚のLP分のファイルを DVDに通し番号を打つことで管理。カタログ作成ソフト、CD finderなど。上記の例はMac用ソフトですが、PC用の同等ソフトも複数 あるはずです。
Good luck!
「itunes の問題」に関しても、いくつかご意見を頂きました。もう紹介したメールの中に少し出てきていますが、私はここに掲載する最初の方法で実際に試してみて、問題が氷解したとご報告します。それぞれの問題のタイプによって違うのでしょうが、既体験した人の話は参考になるということです。
「itnes の問題」(アイデア1)
はじめまして。いつもポッドキャストとRound Up World Nowを楽しみにしております。さて、ブログに書かれていた「itunes が起動しない」という問題ですが、以前私も経験しました。その時、いろいろ調べたのですが下記のアップルのサイトに解決方法が掲載されており、無事解消できましたのでお知らせいたします。基本的には、itunesをアップデートしたときに一緒にアップデートするQuickTime が原因のようです。
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=304424-ja
QuickTime単体をアンインストールして、再度QuickTime単体のみをインストールする作業が必要になってくるようです。もし、誤っていましたらご容赦ください。
(アイデア2)Day by Day拝見しました。既に沢山の回答が来ているとは思いますが、私も一つ書いておきます。
WindowsのiTunesで良くみられるトラブルですが、以下の方法でいかがでしょうか。 QuickTime(クイックタイム)の編集→設定→QuickTime設定→オーディオタブ→デバイスの欄のセーフモード(waveOutのみ) にチェックを入れる。
それがダメならスタート→すべてのプログラム→QuickTime→QuickTime のアンインストールを起動そこで修正をクリック これで自動で修正します。それでもダメならスタート→コントロールパネル→サウンドとオーディオ デバイス→音量→スピーカーの設定の下の詳細設定をクリックスピーカーの種類でステレオ ヘッドホンを選択しOKをクリックし、オーディオ詳細プロパティーを閉じ、再びOKをクリックし、「サウンドとオーディオ デバイスのプロパティ」を閉じる。
まあ、Macにすればこんな苦労は無縁になるのですが・・・。ちなみに、この手の質問はOK Waveに投げれば即日回答が来ますよ。http://okwave.jp/
最後に「本の整理」です。ブックオフに出したことを書いたら、以下のようなメールを頂きました。有り難うございます。
「本の整理」(ycaster2007/07/08)(アイデア1)いつも楽しく、興味深く拝見させていただいています。
6月30日と今日のにも書いてありました本の処分についてですが、たぶん既にご存知とは思いますが念のため・・・
amazonのユーズドに出品されてはいかがでしょうか?
クリックするだけで写真も必要なく簡単に出品することが出来ます。まとめて処理すれば、数十冊でも1時間かからないのでは・・?
bookoffに持っていってもらうより数倍~数十倍で販売できます。たくさん出される場合かつ、販売額に興味が無い場合はbookoffが便利でいいと思いますが、
メリットとして
デメリットはあります。加えてその対処法は、
- いつでも売りたいときに1冊から売ることができる。
- 貴重な本はそれなりに高く売れる
- 必要としている人に売ることができる
→他の人のお役に立てる
→大事な本を使ってくれる人に直接わたせる- 出品に期限はありますが、再出品することができる
ただ、多忙な伊藤様には不向きかもしれません・・・・。
- 自分で発送しなくてはいけない
→袋や梱包(プチプチシート)をあらかじめ準備しておく
→クロネコヤマトのメール便を利用する
→自分の住所を印刷した袋を準備するまたはシール
- ミリオンセラーは多く出回っているので1円でも売れない