Essay

<Web Counter-Cyberchat>

 色々なサイトのページにこれは存在しますよね。「あなたは○○○○番目の訪問者です」という類のWEB COUNTER。

 ホームページを作ったとき考えました。フロントページに付けるか、付けないか。そして、結局やめました。確かに訪問者の数そのものが一つの情報です。「ここにはこんなに人が訪れているのか....」と。「きっと興味深い内容があるのでは....」とも。

 しかしまず第一に、デザイン上フロントページがきたなくなるという問題がありました。そこだけ、カウンターの黒が登場する。次に、訪問者の数を誇ってもしょうがない、という気持ちがありました。私のページの場合は、毎週定期的書いているものがあって、かなりの読者はリピーターになることが分かっている。そういう中で、WEB COUNTERを設けてもあまり意味はない。朝日新聞やウォール・ストリート・ジャーナルのホームには当然カウンターは出ていません。

 実は私にはちゃんと何人が訪れたか分かるようにWEB COUNTERはフロントページの左下に埋め込まれています。ホームページを立ち上げたのが、ゾロメの6.6.6。つまり96年の6月6日。この文章を書いている6月26日といふ20日過ぎた段階で、ちょうど1000のマークを越えた。一日当たり50人の方に見てもらっていることになります。これが365日続くとすると、年間の訪問者は1万8250人となる。

 銀行からファックス送りしている私の書き物は、毎回読者数は数千人に達すると推計されていますから、まだインターネットで情報を得ている人は少ないと言うことになる。最近でも頻繁に来る要請は、「ここにもファックス送りしてください」「あそこにも」というものが多い。まだまだ日本では、デジタル情報は副次的な手段のようです。

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 しかし正直言って、WEB COUNTERが一日一日と数を増やしていくのを見るのは楽しいものです。ホームページを立ち上げて20日間ですが、考えて見ればほぼ毎日更新して情報を増やしてきました。フロントページのデザインは二つ持っていますから、入れ替えていたこともあった。ですから、一回しか訪れていない人がいたとしたら、異なったフロントページを見ているのかも知れない。特にプロントページのデザインとGIFは定期的に入れ替えていくつもりです。作っている人間として、常に変わっていたいというのが正直な気持ち。

 実は、私でなくともこのサイトのホームページの来訪者は知ることができます。ホームページのURL(http://www2.gol.com/users/ycaster)の後ろに
「/ycaster.html」と打ってリターン(またはエンター)すると、WEB COUNTERが出てきます。大部分の場合は一発でそれまでの来訪者数が分かる。しかし、「busy」だったりして、見れないこともあるし、数が減ったりする珍現象もある。あまり正確ではありません。

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 来訪者数をあまり気にしないと言っても、やはり多い方が良い。夢はでっかくて、一日1000人くらいの方が訪れるサイトにしようと思っています。可能かな…・?


 以上の文章を書いたのは6月26日でしたが、10月18日にフロントページにページの色調にあったカウンターを付けました。これは、フロントページがいつ見ても同じデザインで何か変わっているものがあっても良いと考えたからです。またカウンターの種類を変更し、有料カウンターとしました。暫くの間、カウンターをお楽しみ下さい。
                                 (ycaster 96/10/18)