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2007
06/11
Mon

2007年6月11日(月曜日)

日記

「桑田、晴れてメジャーのマウンドに.......」

ははは、放送の関係で早起きしてMLBのHPを開いてピッツバーグ対ヤンキースの試合を見ていたら、8対6でヤンキースリードの5回裏の場面で回の初めから桑田が出てきました。昇格から直ぐに使われたことになる。最初に対戦したのは、カブレラ。センターフライ、次はカイロで、これは3塁ゴロ、そしてニエベスはショートゴロ。1イニングを無事に通過。

偉いですよ。本当に偉い。そして凄い。夢を持ち、それに執着し、そして実現する。39才での初メジャー舞台。私はかねてから日本のスポーツプロの世界では3人が偉いと思っている。サッカーの三浦和、野球の工藤、そして桑田。最後まで諦めない姿が良い。桑田はいろいろ日本の球界ではあったが、嬉しいでしょうね。

怪我もして、「もう出られる」というところで一回夢を諦めかけた。そしたまた掴んだチャンス。どこまでやれるか知りませんが。お、六回も出てきた。デーモンは右フライ、ジーターはショートライナーで打ち取ったが、アブレイユは4球で歩かせ。いよ、対ロドリゲス。もう一人で松井。

あっら、ロドリゲスには桑田はHRを打たれてしまいました。初球を右翼席にもっていかれた。今日二本目。10対6ヤンキースリード。そのまま松井と対戦。初球ストライク、2球ボール、3球ボール、4球ボール、そしてまたボールで四球。松井は1塁に。次はカノー。これはレフトフライ。

ここまでの桑田の成績は、40球投げて22球がストライク、18球がボール。そして防御率は9.00。うーん、最初にメジャーでHRを打たれたのがA-Rodというのも勲章かも知れない。桑田が投げたのは、この5、6の2イニング。ご苦労様。

04:22 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
06/10
Sun

2007年6月10日(日曜日)

日記

少し前から気になっていた「とてつもない日本」をゲットして、興味深く読みました。政治家の本は一応目を通すのです。書いた人がどういう考え方かが分かる。

まあ題名からも分かるとおり、前向きな本です。しかも国際感覚のある人だから、偏狭なところがない。「日本力」などでの私の主張と似たところがある。でも私よりアジアへの思い入れが強いかな。

安倍さんと同じように祖父に時代を作った人を同じように持つ麻生さんですが、祖先をどう思っているかは相当違う感じがする。麻生さんはどこから見ても九州の探鉱主の孫で、経営者という印象がする。対して、安倍さんはどちらかというとおぼっちゃん。それが本にもかなり出ている。

しかし読んでいて、安倍さんよりはかなり「頭の柔らかい人」という印象がやはりする。それは経営者としていろいろな局面で判断を下し、いろいろな人にも会っているからでしょう。外務大臣になってからも長いし、その間も世界中を飛び回っている。

本を書くきっかけは、「前回の総裁選で予想外に若者に受けたからだ」と素直に書いている。日本のソフトパワーに触れている点でも、私は共感できる。靖国神社について、かねての持論をかなり長く述べていて、傾聴に値すると思う。

政治家がこうした自分の思いを本に出してくると言うのは、なかなか良い。安倍さんに対する考え方も、あの本のおかげでかなり固まった。麻生さんの本はそれぞれの問題に対する具体的なアプローチはないが、全体的な考え方は分かる。読み始めるとあっという間に読める本です。

23:25 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
06/09
Sat

2007年6月9日(土曜日)

日記

久しぶりにインドから日本に来たチャタルジー夫妻の話は強烈だったな。金曜日の午後着くというので、晩飯に寿司をご馳走したのです。最近よく行く六本木の巽寿司で。この寿司屋は北海道(特に小樽)の魚を揃えている。南から来た人々を、北の魚で迎え撃とうと。

なんとなんと、今のニューデリーは日中の温度が45度に達するというのです。夫人の久美さん曰く、「外に止めた車のボンネットに卵を落とせば、目玉焼きが出来る....」と。経験したことがないので分かりませんが、えらいことですな。

だから今はニューデリーの人は、「日中は外に出ない」そうです。もっぱらオフィスが家の中で静かにしている。「なぜそんなに暑いの」と私。チャタルジーさん曰く、「5月がいつもの年より涼しかったので」と。うーん、去年はちょうど今頃インドに行っていた。その時はそんなに暑くなかったのですが。

農民暴動の話も含めて、インドに関していろいろな話をしました。面白かった。彼等が前回来たとき以降に東京が変わった場所ですから、その後はミッドタウンで軽く飲んでお別れ。久美さんのお里である富山に行ったり、大阪、名古屋、岡山に行ったりと忙しそうですな。最近NHKの仕事をして、その番組(パール判事に関するもの)は8月15日に放送されるそうです。

考えてみたえら、今週はアジア・ウィークのような一週間でした。内田さんの話はタイを中心にシンドシナ7カ国くらいの話でしたが、金曜日の午後はプレスセンターで富山大学の今村弘子さんの「経済で見る中朝関係」という話を聞きました。

北朝鮮経済のどん詰まり状態、資源を中国に搾取され始めている状況(森を伐採し、資源を持ち帰る方式で、北朝鮮経済への波及効果が少ない)、中国からもロシアからも生かさず殺さず状態の待遇、経済改革の失敗など、様々な話があった。中国が北朝鮮といえども関係を友好国段階から「暴発を防ぐ」だけの関係にしつつあり、様々な貿易商品の価格をむしろ高めに設定しているという話などが面白かった。中国が今の北朝鮮にそのままでいて欲しいのは、「崩れたときよりはコスト安」という意識だけだと考えられる、と。

話が終わった後1時間近くあったQ&Aの時間が興味深かった。ははは、一番多く質問したのは私でしたが、印象に残った今村さんの話は、「金正日後」の北朝鮮。「息子が継ぐにしろ、集団指導体制になるにしろ、国として運営していくことは出来ないだろう」と。だとしたら、「ポスト金正日の北朝鮮」を、韓国、日本、中国、ロシア、それにアメリカでどう管理するかの構想が既に書けていなければならないはずなのに、それは全くない。それが問題だ、と。

01:25 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
06/08
Fri

2007年6月8日(金曜日)

日記

世界的な長期金利の上昇の中で、ニューヨークをはじめとして株価が「調整局面」に入っている。バーナンキが市場変動のリスクに言及した直後での動き。それまでの世界的な株価の上昇を考えれば、筆者は今の動きはまだ健全だと思っているが、市場はどちらにしても行きすぎるケースがあるので要注意。

政策金利も上がっている。ECBは今週政策金利を4%に上げたし、ニュージーランドも同金利を8%に上げた。アメリカでも利下げ期待は萎んだ。ゴールドマン・ザックスが唯一「次のFOMCの動きは下げ」としてきたが、この立場を変えた。日本でも日銀の利上げ時期前倒し論が勢いを増している。

問題は、長期的なディスインフレ圧力が弱まっているかどうかだろう。今週ウォール・ストリート・ジャーナルには、長期的に見てもここ10年以上のインフレ抑制圧力が弱まっているとの見方を示していた。ただし筆者はまだ今の動きは、過去何回もあった「インフレの亡霊の短期的な起きだし」の域を出ないのではないか、と見ている。

もっともインフレ懸念は強い。アメリカの10年債の利回りが7日の段階で5.0%を一気に超えてきた。既に超えている30年債は今ニューヨーク市場を見たら5.22%になっている。10年債利回りは5.12%。アメリカの長期金利水準は明らかに過去10ヶ月ほど慣れ親しんだ帯域から上に抜けた。問題はあとどのくらい上げるのか。

この中でも日本の昨日の株価がしっかりしていたのは、「日本の長期金利上昇はむしろデフレ圧力の後退」を予感させるためでもあるし、日本の株価が世界の他の市場に比べれば出遅れたためとも考えられる。
――――――――――
ところで私の新しいHPの立ち上げは、目標を来週の月曜日に設定しました。RSS機能も付けるので、ご期待ください。どのような仕上がりかは乞うご期待です。ただし、http://www2.gol.com/users/ycaster/をリンク先にしていた方は、早めにhttp://www.ycaster.com/に変えておいて頂ければと思います。前者はある時点、たとえば6月末にフェードアウトさせる可能性があります。今まではこの二つをほぼ同時にFTPを書き換えてきましたが、今後は私のHPを「http://www.ycaster.com/」に統一することになりそうです。

01:25 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
06/07
Thu

2007年6月7日(木曜日)

日記

私のリンク・ページにも入れさせて頂いている内藤俊雄さんのHPが更新を再開しました。内藤さんは最近本拠を東京(千葉)から徳島に移されて、その関係で今までのHPを一時閉鎖し、新しいプロバイダーでの再構築をはかっていた。それが完成したもの。

新しいHPはhttp://www2.ocn.ne.jp/~hotian/stock.htmで、今後新しい書き込みの増加を期待したいと思います。新しいHPというと、私のHPの最終的仕上げに関する打ち合わせを今日します。たぶん来週には新しいHPでの登場となります。お楽しみに。

ところで、内藤さんと言えばずっと以前からの私たちがやっている勉強会のメンバーでしたが、その勉強会がぞろ目の日の今日あって、講師はタイでの長期滞在を繰り返している内田さんでした。この話はインドシナ全員に関する話もあったし、なにせ自分が実際に体験していることを話してくれているので、非常に面白かった。

最近私自身の目も中国とインドに偏っていたので、東南アジアに目をもう一度戻すきっかけになりそう。話は多岐に渡ったのでここでは一言では言い表せないのですが、勉強もかねて海外生活を展開するのは、なかなか面白そうだなと思いました。

内田さんの資料に勉強会の最初の方の資料があって、忘れていたのですが見たら最初の会が1986年7月20日だった。ハハハ、20年以上続いている。そりゃ内藤さんのように田舎に移動する人、内田さんのように海外長期ステイを行う人も出てきます。それはそれでまた面白い。

03:25 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
06/06
Wed

2007年6月6日(水曜日)

日記

多分初めてだと思いますが、神戸の下町と言える三宮の込み入った店舗街の中で数時間を過ごしました。同じごみごみと店が建て込んでいても、やはり東京とは違う。なんて表現したらよいのか分かりませんが、どこか懐かしいような雰囲気がする。

驚いたのは、その店の数です。食べる場所、飲む場所、その他。実に多様な店があって、「これは競争が大変だ」と。神戸や三宮にくるのはそれほど珍しいことではないのですが、今まではたいていは用が済んだら直ちに帰る、例えば、大阪や東京に、というパターンが多かったので、ちょっと興味深かった。

神戸に詳しい人に聞くと、予想通り店の盛衰も激しいらしい。その中で、「もう35年もフライパン握っている。もうやめたい」という女主人のいる店に連れられて行きました。蓬莱亭というのですが、店は狭いし、この女主人は一見愛想がない。

しかし「私のおじいさんが台湾で仕入れてた料理を今でも出している。その意味では、100年前の台湾の料理」という今では東京でも、関西でも見かけない料理を食べました。料理というか、鍋料理。鍋物研究会の広報部長ですから。これが塩で味付けしただけなのに、メチャ美味い。サイトに載っている腸詰めなどもいただきましたし、マコモだけも良かった。火鍋の雰囲気だが、火鍋ほど辛くはない。

一見愛想がないが、暫く話していたらお茶目な方で、「じゃ、やめて何するんですか」と聞いたら、「それがないから困る。だからずっとやっている」と。「じゃ、ずっとおやりになったら」といった会話になった。ははは、面白かった。

「うまいでしょ」と見せかけるような中華の店が日本全国多い中で、変わった、珍しい店だな、と。ただし、あまい新しいお客さんが入ってくるのは歓迎しないようだし、なにせ店は確かテーブルが三つあっただけ。私は連れられていきましたが、もちろん予約が必要だし、新しいお客にこの女主人がどう対応するかは私は分かりません。

それにしても、あの三宮にある店を探索するのは楽しそうだ、と思いました。なにせ半端じゃない。気が付いたのは、結構「お寿司」の店がある。鮨はもともと関東と思っている人間なので、神戸の鮨がどんなんかも後々知りたいと思いました。

03:25 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
06/05
Tue

2007年6月5日(火曜日)

日記

ユーちゃんも、マー君も、良い道を選んだと言うことでしょう。ユーちゃんは神宮での優勝決定を決めた試合で先発して勝利投手になり、一年生ながらナインの胴上げを受けた。春だけで4勝し、六大学野球のベストナインに選ばれた。

マー君は、最初に2~3試合くらい不安定だったが、その後は投球も安定して勝ち星をあげられるようになって、チームの顔になりつつある。今年のオールスターのパリーグ先発投手の一番手にとファンからの声が強い。

例に甲子園での再試合、斉藤投手が最後に田中選手を三振に打ち取ったシーンを見ている人間からすると、まだ一年もたっていない。あの暑い夏はこれからですからね。二人ともそれぞれの道を選び、そして今も輝いている。ナイスですな。

それにしても北朝鮮からの脱北者4人の話は壮絶だ。2日に一回しか、それもパンをかじる程度の食事しか出来ず、このままだと餓死するという絶望感で日本海に漕ぎ出したのだという。回りが見えない霧の夜に。同じような境遇の人は2400万人と推察される人口の中で、かなりの割合を占めるのでは。

もっとも、それでも脱北を決意し、それを用意する意志とお金があった点は注意に値する。北朝鮮では灯油は極めて高いそうで、それをなぜ準備できたのか、またそれは次男が持っていた覚醒剤と関係があるのか。その辺の調査が必要だろう。

ミサイルや核を開発しても、それで国民が食べられるほど諸外国から様々なものを脅し取れるわけではない。結局は2400万人が暮らすには、その暮らしを支える経済活動がなければならないのに、そのノウハウが失われつつある。はっきりしているのは体制として行き詰まりの状態にある、ということです。

それから残念ながら、岡島は昨日の試合で松井にヒット、その後のカノーに三塁打を打たれて自責点1。その結果、日本で言う防御率は1.30前後まで落ちてしまった。投げて一回ちょっとの中継ぎ投手は、「自責点×9」ですから厳しい。まあ、本人も言っているように「打たれることもあります」でしょう。

00:25 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
06/03
Sun

2007年6月3日(日曜日)

日記

土日の楽しみは朝方は大リーグですが、今日も見てしまいました。ボストンでのヤンキース対ボストン。ボストンが後半に大量点を取って昨日の雪辱をしたのですが、「これは凄い」という記録が見えてきた。それは、岡島の防御率。

防御率は英語では、Earned Run Average というのですが、この「Earned Run」というのは自責点。つまり、Earned Run Average (ERA)とは自責点率とでも訳せるのですが、日本では「防御率」とされる。計算方法は「(自責点×9)÷ 投球回 」。つまり、一試合9回を投げたとして何点取られたかの率。

それが岡島は今いくつだと思いますか。この日も7回のツーアウトから出てきて一人を打ち取り、その時の防御率が1.01。そして8回も出て、3人を簡単に打ち取って、その時に出た防御率が1.00。もしかして0.99かと思っていたので、「ちょうどか」と思ったのですが、まあそれにしても今の岡島は、9回を投げも、「点を取られても1点」という割合ですから、これは凄い。

あれだけ試合に出ていて防御率が1.00というのはアメリカの投手ではいないのでは。岡島の後を受けて9回を締めたパペルボンの防御率は1.77です。松坂の防御率はちょっとここでは書けない。次の試合が楽しみです。一回を自責点ゼロで抑えれば、岡島の防御率はポツ以下になる。

松井はどうっだったのか。うーん、5打席で一二塁間のヒット一本。あとは冴えない。しかも最後の打者になった。最後は力なくショートフライ。ヤンキースの3番松井、4番ロドリゲスの打率を見たら「0.278」「0.290」。あら、ロドリゲスの打率は絶好調のころは、0.360くらいあったのでは。最近はHRをどちらからも見ない。

09:25 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
06/02
Sat

2007年6月2日(土曜日)

日記

もう昨日で終わってしまったのですが、岩波ホールでやっていた約束の旅路は良い映画でした。名前も宗教も隠して「ユダヤ人」としてイスラエルに来なければ生きられなかったアフリカ難民の少年。本当の母親とイスラエルの母親の二人に「行け」と言われて人生の分かれ道での選択をする。

題名の「約束」もそんなに簡単なものではない。特に賢いだけにこの子供(シュロモ)の心の葛藤はすざましい。新しい地に対する抵抗と、本当の母親を置いてきた、そして何よりも自分と宗教を偽っていることに対する悔悟の念。アフリカの難民が置かれた状況と、その厳しさが良く分かる。

でも彼をイスラエルに送り出した本当の母親の判断も、そして彼をフランスに送り出した育ての母親の判断も正しかった。この少年は二人の母親の手の上で踊っているようなものです。しかし、踊ると行っても凄く悩みと苦悩の多い。

いかにも「フランスの映画」という印象が強い。時々凄く話が飛ぶことがあるのですが、それでも2時間30分以上で、しかし見る価値はあるし、見て良かったと思う。そのうちDVDになるでしょう。岩波ホール以外の全国の映画館では、結構遅くまでやっている。

16:25 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
06/01
Fri

2007年6月1日(金曜日)

日記

米大リーグのファン投票で、ア・リーグの外野部門を見ると、イチローが3位で松井が10位。残念ながら今はそれだけのアピール度の違いがあるな、と思いました。

選手とすると、たぶんまだ日本では松井の方が人気は上です。親しみやすい性格、あの暖かそうな笑い顔、そして野球選手の憧れであるホームランの数。しかし、野球を極めようと言うプロ意識では、そしてそれを何としてもやり遂げる意志、方法を兼ね備えているのはイチローだと思う。だから、彼は玄人好みです。しかしアメリカのファンの視線は、かなり玄人チックだ。良い意味で。

最近の大リーグの試合を見ていると、松井が打席にはいるときと、イチローが打席に入るときを比べると、「何かをしてくれる」という期待度では圧倒的にイチローが上です。今日の大塚との最終打席もそうだった。見事に外角の球をセンターに打ち返した。

「松井に必要なのは何だろうか」と最近いつも思う。ファンですから。でもファンながら最近の松井には全く満足できない。成績以上に、最初の年のプレーオフでベースに駆け込んだ後に宙に舞ったようなエキサイティングなプレーに欠ける。一言で言えば、3番を打っていていても存在感が薄い。成績もそこそこ。アブレイユが当たってくれば、また下位に戻されてもおかしくない印象しか残していない。失礼かもしれないが、「オジさん臭くなった」と思う。30代のぞろ目も近い。

最下位のチームの成績が上がれば松井の印象も良くなる ? 多分そうです。しかしそれだけでは足りない気がする。何だろうか、と考える。答えはまだ出ていない。来週か再来週に松井応援の会があるので、その時に討議しようと思うが、一つはっきりしているのは松井は大リーグに渡ったときの望みを達してはいない、ということだ。

フリーエージェントの資格を得るイチローは、私は今年は必ず動くと見る。もうマリナーズにいる理由はない。WBCを制したイチローが最後に欲しいのは、ワールド・チャンピオン・リングだろう。今年それに一番近いチームは、ボストンにある。お金があるかどうかは知らないが。

16:25 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
05/31
Thu

2007年5月31日(木曜日)

日記

今日の日経夕刊の一面トップは、「中国政府が同国輸出品(ペットフードなど)が世界中で引き起こしている”毒物疑惑”に関して、不安・懸念払拭にやっき」ということらしいが、一方でウォール・ストリート・ジャーナルで面白い記事を発見しました。

China Turns Away
Shipments of Evian,
Australian Seafood

By NICHOLAS ZAMISKA
May 31, 2007

HONG KONG -- China refused a shipment of Evian bottled water for what it said were unsafe bacterial levels and Australian seafood it said was tainted with heavy metals, even as the country struggles to control a crisis of confidence in the safety of its own food supply.

The role reversal comes after tainted wheat flour from China was linked to the deaths of pet dogs and cats in the U.S., prompting a huge recall of pet food. In late March, the U.S. Food and Drug Administration said it had identified a small Chinese manufacturer as the source of wheat flour contaminated with melamine, a chemical used in plastics and fire retardants, that turned up in the pet food.

The move highlights China's already strict safety standards and suggests it is their spotty enforcement -- rather than the standards themselves -- that may be behind some of the country's problems with food safety. The FDA, despite its own strict standards, also has had trouble with enforcement, given the massive amount of food imports it must deal with.

Five shipping containers of bottled Evian water, made by Groupe Danone, of Paris, have been held at the Chinese border because of bacterial levels, said a spokeswoman for Danone, which sells Evian around the world. China's import watchdog, the General Administration of Quality Supervision, Inspection and Quarantine, issued a report dated May 17 indicating that Evian water had failed to pass inspection, exceeding bacteria limits.

つまり中国は中国で、自国に輸入される食料品に関して、「疑わしくは入れず」のスタンスをとっているというのです。驚くのは、輸入停止になっているのが誰もが知っているフランスのエビアンなどだということ。オーストラリアの海産物は日本にも大量に入ってきているのですが、これも中国は一部を止めているらしい。

「中国の製品の一部は確かに粗悪だが、諸外国の輸出品にも粗悪なものがある」と主張したいかのような措置だ。エビアンは長く飲んでいるが、私には全く問題がない。荒々しい資本主義が跋扈する中国では、模倣を含めて何でもありの状態。中国製の漢方薬も気を付けないと大変な健康問題が起こりそうだ。

中国関連では、昨日の上海株の下落は世界の市場にさざ波程度の影響しかなかった。もともと中国の国内市場は世界の大きな資金の流れからはワンクッション置いている。口座が1億を超えて過熱は知られているところで、言ってみれば二番煎じの今回の急落に世界の市場は「またか」で冷静だった。

しかし一方で、少数民族の間で反中央政府に対する暴動が中国では増えている。政府の措置は、中国の資本主義と同じように荒々しい。政府や当局が荒々しければ、それに対する民衆の動きも荒々しくなる。大きなボールの中の動きではあるが、ここ数年の中国の動きは政府、市場、経済の形、民衆の動きを含めて、かなりよく見ていかないといけない気がする。

そういえば、このところ中国に行ってないな......

11:15 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
05/30
Wed

2007年5月30日(水曜日)

日記

自分が以前このサイト(http://www.ycaster.com/)に書いたことを調べるには私はグーグルに「○○○ ycaster」と入れて調べます。そうすると、私がこの day by day のコーナーであれ、chat コーナーであれ書いたことがある記事、文章が直ぐ現れる。おかげさまで我がサイトはアクセスの非常に多いサイトなので、こう検索すれば一発で私自身が昔書いた文章が現れる。他に劣後することはない。非常にこれが便利なんです。そのことがいつ起こったか、どう書いたのか、そしてどう考えたかが分かる。

たとえば火曜日のアンカーの私の隣には崔洋一監督が「洋一 洋一」コンビで座っていた。名前も同じ、生まれたところも同じ、そして年も近いと言うことでもうかなり親しいのですが、監督と「せっしゅう」の話になった。VTRの間ですが、「せっしゅ」「せっしゅう」とは、背の低い俳優にゲタをはかせることです。

いつ書いたかなと思って、番組の中でも目の前に置いてもらっているPCのグーグルサイトで、「ycaster せっしゅ」と入れて押したら、見慣れないサイトが出てきた。「あれ、自分のサイトかな」と一瞬思った。なぜなら、私が自分で作っているファイルは月ごとのファイル(たとえば 2007may.htmlなど)で、日にち単位では出てこない。また色も違う。

しかしちょっと見て、「あ、これは私の新しいサイトの過去分の転換文章が既にアップされているのだ」と気が付きました。ちょっと作業が遅れているのですが、年始からずっとサイトのモダナイズ化をかつて知り合いの岸君の会社に進めてもらっている。私のサイトの過去データは膨大ですから、その転換には相当な時間がかかっていたらしい。

アメリカに出張に行く直前に「出来ました」とメールが来たのですが、「じゃ詰めは、出張空け」ということになっていた。で私もどうなったのか詳しくは知らなかったのですが、今週自分のサイトの過去データを探して、「ああ、こうなったのか」と少しアイデアが浮かんだ次第。

たぶん今週か来週に最終的な打ち合わせをして、6月の半ばには新しいサイトでの運用にします。私もどうなったか明確には分からないが、今のネットの最新の技術をかなり取り入れて、斬新なサイトにしたいと思っています。乞うご期待。

23:58 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
05/30
Wed

2007年5月30日(火曜日)

日記

成田からの飛行機出発に遅れそうになったことは一回もないのに、羽田発の飛行機には本当に「滑り込み」が多い。なんでしょうかね。成田発は頭の中で、出発時間からまず2時間を前倒しして、そこを起点に考える。しかし羽田発は、まるで列車のように考えがち。出発予定時刻しか頭にない。

多分これです。実際は、羽田発の飛行機も30分は前倒しして出発時間をリセットしなくてはいけない。15分前になると、自分の席は人に売られてしまうのかもしれない。実は今日もネットで予約しておいて、手荷物検査のところに直接行って、読み取り機にカードをかざしたら、「予約が確認できません」と出た。出発8分前でしたから。15分前に予約記録は一端消されてしまうのだそうです。ま、システムだから機械に当たっても仕方がない。

そこからまた近くのカウンターに行って、運良く座席は残っていて、滑り込みセーフ。空港の中をちょっとランニング。ああ、国内便を遅れない感覚を詰め込まないと、また一便待ちということになりそうで怖い。リセットが必要です。

珍しく飛行機での大阪となったのは、時間をセーブするため。飛行時間は45分ですから。しかし、帰りはまた新幹線にします。なにせ、2時間半の長さがちょうどもろもろをするのに良い。半分は寝て、半分は本を読んだり。この時間を取られると、本を読める時間が著しく少なくなる。

今日はリッツ・カールトンで講演だったのですが、ブロードバンドやモバイルに関する会合だったのに、会場に回線が引かれていない。で、「無線LANはないの」と聞いたら、「あります」と。会場使用者(主催者が集めた人数は200人弱でしょうか)くらいタダで無線を拾えると思ったら、「有料」だと。主催者に払ってもらったら、カードを渡されて、それにパスワードが刻印されているのは良い。しかし、「1時間、1500円」と書いてある。

「冗談だろう」と思ったのですが、ホテルを会場としている主催者でも、1時間1500円本当に取られるのだそうです。でカードが最初から2枚用意されていた。「ありえない」と思いました。最近はネット接続はサービスの一環としているホテルが多いのに、一日1000円ではなく、1時間1500円もネット接続料を取るホテルはない。初めてです。

そういえば、何らかの関係で以前に一回だけリッツ・カールトン大阪に泊まったことがある。ネットをしようと思ったら、「すみません伊藤さん、うちは電話回線しかないんです」と言われて、「ありえない」と思ったことが再び起こった。凄いホテルですよ。そういう意味では。90分の講演をするのに、ネット接続を2時間3000円で買わざるを得なかった。うーん、多分こんな経験は空前絶後。

番組終わりで一休みして、久しぶりに大阪に帰ってきているY君と飯。「八幡浜 はなれ」で久しぶりに。ちょうどカウンターが空いていて、二人でちょっと食べ過ぎるくらい。遅かったので、我々の食事が終わる頃には他にお客はいなくなり、最後は店の人達を交えて結構飲みました。

この店、最近は大阪でうまい魚が食べられる店の筆頭に推薦されたらしい。えらく客が入っていた。ないす。行き付けリストに入っている店の客が増えるのは、自分がまだ入れるという前提で賛成できることです。

Y君のこの3年ほどの間に起きたことは、ちょっと凄まじかったな。

01:58 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
05/28
Mon

2007年5月28日(月曜日)

日記

ロスに行くのは8時間台ですが、帰ってくるのは11時間台ですからね。偏西風に乗るか逆らうかで3時間も違うとは。徹底的に映画を見ました。全部で4本見たかな。「Blood Diamond」と「涙そうそう」「バーバー吉野」それに「釣りバカ日誌17」。ということは4本でした。

「Blood Diamond」が一番面白かったな。英語で聞いたので詳しいところで分かっていないと思うので、また字幕付きで見ようと思っています。「Blood Diamond」で英語に疲れて、あとは日本の映画を見たという印象。アメリカにいる間も思ったのですが、英語はまた会話を中心にしっかり勉強しないと。インタビューから何から殆ど英語で過ごしたのですが、時々「ああ、出てこないな」とか「ひどい英語を使っているな」と自分で思う。長沢まさみさんの映画は初めて見たと思う。

飛行機が他の交通機関に比べて嫌いなのは、遅れるからです。ロスからの便も遅れた。早く着くこともあるのですが、帰りの交通機関の予約はまずしない。時間が不規則ですから。今回一番印象として酷かった遅れは、ワシントンDCからロスで使ったユナイテッド。30分ちょっと遅れた。その時の機内アナウンスが凄かった。ロスからの乗り継ぎ客に対して

「None of your airplanes have waited for you, so.....................」
はははつい大声で笑ってしまった。他のアメリカ人達も顔を見合わせていました。もうちょっと言い方があるのに。そう言えばユナイテッドはロスからワシントンDCへの移動時も、我々のメンバーの関係するオーバーブッキングをして、直前まで行けるかどうか分からない状態。酷い航空会社です。

成田に着いてケイタイでニュースを確認して最初に知ったことは松岡農水相の自殺でした。悲惨なことです。もろもろの疑惑が分かる以前に。なんであんなにお金が必要だったのか。任命権者にとって打撃だと思う。

22:58 | Comments(0) | TrackBack(0)
2007
05/27
Sun

2007年5月27日(日曜日)

日記

ははは、考えたらよく動いた一週間でした。土曜日にまたロスに戻ってきて、今朝はもう帰国の準備です。同じアメリカに居ても、西から東へ、そして東から西に。東はワシントンだけでニューヨークやボストンには行きませんでしたが、西は同じ西でもサンフランやサンタモニカまで行きましたからね。そう言えば、飛行機の中で一泊もした。別に疲れもしませんでしたが。

何が収穫だったかといって、「アメリカの多様性」を確認したことでしょうか。グラスルーツで実にいろいろな動きがある。掘り起こしてみると、実にこの国は面白い。政府に反旗を翻して退職し、まったくお金にもならない団体を作って暗中模索の中で生活している人、5年前から試行錯誤で普通の人が想像もしないもので車を動かす事に成功し、顧客急増の中でも「俺は車のメカニックが好き。IPOはしない」と言い切ってTシャツで日々過ごしている人。まあその他にも一杯記憶に残る人に会えた。

私の記憶では今までは行っても数日のアメリカ西海岸に比較的長く滞在できたことが嬉しい。東はそこで4年間も生活していましたから、どこに行っても比較的デジャブーなのですが(しかしベセスダは行けて良かった)、西は新鮮なことが多い。しかし、アメリカで「どちらに住むか」と聞かれれば、まだ東ですかね。

最初から比較的意識は高いだろうと思っていた高校生の授業にも参加しましたが、授業内容は高度でしたね。エネルギー経済と食料経済のクロスといった問題を、エタノールやバイオ燃料との絡みで行っていた授業は、今の日本の大学でもなかなかできないカレントで意識の高い問題だと思いました。先生も実に良く勉強している。敬服しました。まあでも、同じ生徒の中でもシャイでなかなか話せない子とか、先生が何も言わなくても実に積極的に話す少数の子がいて面白かった。

また時間はお知らせしますが、私が経験したことの一部を含めて、面白い、そして興味深い映像や、私と他の出演者との対談などは、7月初め(確か8日だったかな)のNHKの番組で流れる予定です。お楽しみに。期間中のアップはなかなか時間がなかったので出来なかった。それが残念。

日本は猛暑ですか。大分で「猛暑日」と。これって日中の温度が35度以上 ? 出かけるときは長袖でしたが、帰りは飛行機の中がちょっと問題ですが、Tシャツくらいが良さそうですね。

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2007
05/25
Fri

2007年5月25日(金曜日)

日記

今日見て、「あ、これだ」と思ったのは、Bethesda Navalでしょうか。日本の新聞などでは、「ベセスダ海軍病院」と出たり、「ベセスダの海軍医療センター」と訳されて登場する。

春の陽気真っ盛りのワシントン
なぜここが記憶に残っているかというと、ワシントンの近くにあるということもあるのですが、暗殺されたジョン・F・ケネディーの解剖がここで行われたことでも分かるのですが、大統領を含めて歴代のアメリカ政府要人が入院したり、手術を受けるときには必ずと言ってよいほどこの病院を使い、そのことが日本で報じられ、それ故に私の記憶の中にこの病院の事はずっと残っていたからです。

振り返ってワシントンの地図を見ると、495のナンバーが振られたCAPITAL BELTWAY(首都環状道路)を降りて少し入ったところにある。その通り、車で走っていたらベルトウェイを降りて暫くして、突然「Bethesda Naval」と看板が見えた。一瞬通り過ぎてしまったのですが、「あ、これだ」と。

ベセスダは、かつて日本の新聞社の特派員や外交官が数多く住んでいた場所としても有名だが、今までは一回も行ったことがなかった。聞いてはいたが行ったことのない場所というのは、なんとなく初めて来ても、「ああここか」といった懐かしさがある。

黒人の多いことで有名なワシントンDCの近くにありながら、街を歩いてみると圧倒的に白人の街だと分かる。まるで、中規模なアメリカ中西部の街のような。一つ特徴的なのは、まあ職業柄でしょうが太った人がほとんどいないということ。うーん、最近見かけたアメリカの街の中では、私の全くの印象ですが、太めの方の比率が一番低い街に見えた。まあ職業柄でしょうかね。政府のオフィシャルとか、弁護士とか、企業のロビイストが住んでいると思われる。

思い出しましたが、ブッシュもこの病院に入院したことがあるし、チェイニーは何回も入院している。確か安倍総理大臣も4月にアメリカに来たときに立ち寄ったのではないでしょうか。ただそれだけの話しですが、昔からワシントンのニュースは多かったので、「ああ、ここか」と。

それにしても、話は変わりますが、松坂は良いチームに入りましたね。4-0でリードしていたのに、またしても4回の裏に2本のホームランで5点を取られたのに、次の表の攻撃で直ちにチームが2点を松坂にプレゼント。そしてここが偉いと思うのですが、5回裏のレンジャースの攻撃をゼロに抑えて、最近では最短で降板したのですが、チームは結局その後も点を取り続け10-6で勝って、「勝ち星競争でリーグトップに並ぶ7勝目」

うーん、ゲーム後のアメリカのマスコミも、週間最優秀選手をとった割には「良くなかった」との評価。まあゲームの開始が1時間57分も遅れましたがね。ちらっと見たところでは、一回の裏のピンチを最後ソーサ三振(ランナーは三塁)で逃げずに切り抜けたのが、神様が勝利をプレゼントした印象。まあ、勝ち星が重なってきたのはナイス。これでボストンは32勝15敗。これでは他のチームが追えない。

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2007
05/25
Fri

2007年5月25日(金曜日)

日記

イラク戦争の戦費法案論議に隠れてしまっているのですが、「法案になったら署名する」とブッシュ大統領が明言している最低賃金の引き上げ法案が議会を昨日通過したことは重要です。これによって、アメリカの最低賃金は従来の時間5.15ドルから今後2年間に7.25ドルになる。

今私の手元にある資料では、日本の平均最低賃金は659円で、これは5.15ドルのアメリカよりもわずかに高かった。しかしアメリカが今後7.15ドル(858円)に引き上げると言うことは、日本の最低賃金は大きくアメリカよりも低くなる。フランスの今の最低賃金は為替次第ですが、手元資料では750円前後となっていて、それよりも高い。日本でも野党を中心に最低賃金の引き上げ議論が多いが、このアメリカの引き上げは日本での議論の活発化につながるだろう。

アメリカの国内政治で視点で重要なのは、最低賃金の引き上げは議会を制した民主党が「最初の100日で実施する最重要項目」の一つだったこと。それが通って、ブッシュも署名すると明言しているこの引き上げは、ワシントンの政治の重心が民主党ペースにいずれなることを示唆もしている。

今朝のワシントン・ポストには、女性問題で辞任の方向が決まったウォルフォウィツ世界銀行総裁の後任には二人が有力だと報じている。世銀創設以来の「IMFはヨーロッパ、世銀はアメリカからトップを出す」という勝手な慣習が続けばという話しなのですが、その二人とはロバート・ゼーリック(2005年までブッシュ政権の通商代表)とロバート・キミット(財務次官補)の二人。

今日からアメリカは3連休です。メモリアル・デイで。道は混みそうです。

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2007
05/24
Thu

2007年5月24日(木曜日)

日記

ははは、移動が多くてコンピューターを開く暇もありませんでした。ま、たまのことなのでokですが。

今日笑ったのは、ワシントンDCの中心にあるBordersという本屋に入った時のことです。えらくワシントンは良い天気で、タクシーに乗ると「今日は天気がいいね」が合い言葉だったのですが、さらに時間が出来たことから市内を歩いていたら綺麗な本屋さんがあって、「これはお歴々が入りそうな本屋だな」と思って入ったのです。それがBordersだった。

アメリカの本屋というのは入り口の所にまず今話題になっている本が並んでいる。堆く。それを見るのが楽しみなのですが、その店の一押しはジョージ・テネット前CIA長官のAt the Center of the Stormで、「ああ、また出たな」と。

日本の政治家で回想本を出す人はむしろ少ない。小泉首相の秘書官だった人は本を出していますが、小泉さん本人は出していない。その前の首相でも例えば橋本さんなんて何も残さずに逝ってしまわれた。言い残したいことがあっただろうに。しかしアメリカの政治家は違う。必ずといって良いほど回想本を出して、それを退職後の最初の収入となる。そう言えば、「Reagan Diaries」という本も出ていました。政治家は出す前から凄い契約金を出版社と結ぶ。だから読む側がそういう本が好きなんでしょう。テネット長官の本は手には取りましたが、買わなかった。

ずっと見て回っていたら、カメラを持っていなかったので写真は撮れませんでしたが、突然「Otaku Accessaries」というコーナー表示が見えた。一瞬、「オタクかよ」と思ったのですが、何せ一つの小さなコーナーになっている。例のマンガとか、短いスカートをはいた女性の人形とかが並んでいる。あとは戦士と怪獣かな。他は全部本なのに、「アクセサリーズ」ですからね。笑いました。「オタクがワシントンを席巻か」みたいない。まあ大げさですが。

興味があったので、英語綴りで「otaku」をグーグルで調べてみました。そしたら英語版Wikipediaのこれを先頭に、実に749万件も見つかった。こうなればもう国際語ですよ。ワシントンの本屋に一つのコーナーを作るはずだ。そういえば、この一連のトリップの中でカリフォルニアで大気汚染除去に尽力している団体の代表に「mottainai」を教えました。彼はこの言葉を知らなかったな。でグーグルを調べてみたら、54万件しかない。「otaku」の方が遙かに国際語なんですよ。「mottainai」よりも。

本屋に入る前にはMacy'sに寄りました。ニューヨークに居たときは随分とお世話になったのですが、ワシントンのメーシーズに入るのは初めて。ちょっと買い物があって行ったのですが、これがまた驚いた。日本のデパートに行くと、「これでもか」というほど特に一階は店員がいる。しかし、ほとんどいないのです。実際に買い物の対象物を特定してその売り場に行ってもだーれもいない。こちらが店員を捜さねばならない。

仕方がないので、店員を呼んだのです。えらく大きな黒人の女性でした。移動も困難そうな。何をするかと思ったら、「ああそのコーナーね」という感じで、鍵をもってきた。何をするのかと思ったら、カウンター全体を閉めていたんでしょう、その鍵で私が目指すモノがあるコーナーのカウンターを開けたのです。ははは、日本のデパートではあり得ない。一階ですからね。しかも売り場に鍵を掛けて、「用があったら呼んでくれ」という態度。

サービス業を含めて、日本では製造業以外の産業の生産性は低いとされる。この日本のデパートの一階とアメリカのデパートの一階を比べただけで、「そりゃ生産性は違うはな」と思う。統計を取ればです。実は私は日本のデパートの売り子の多さにも閉口し、驚きますが、このアメリカの徹底した省力化にも驚く。生産性は上がるんでしょうが、買い手が売り子を捜すアメリカのデパートの方式が良いとも言えない。

それにしても、何を売っているのかと思って全体を回ってみたのです。分かったのは、「徹底的にそぎ落としている」ということです。一階は日本のデパートに似ている。そういう意味では2、3、4階もそうだったかな。婦人服、子供服、紳士服と。しかしそれだけ。地下も家庭用品をちょっと売っているのですが、食べられるものは確かゴディバのチョコレートしかない。その他は何にもない。実はメーシーズに入ったのは、水が欲しいこともあった。水も売っていない。

結構不便です。日本では「日本に行けば、家電以外は何でもある」と思っているので。結局水を相当探し回りました。どこで見付けたかと言えば、友人と会いに行ったNational Press Buiding(F 14)の一階の売店。ははは、ニューヨークと違って水を探すのにも苦労した。

考えたら、ワシントンDCに来たのは9.11の直後。このコーナーの記録を左で調べたら、9月25日だった。ということは、6年ぶり。ちょうどあの大きなテロから2週間目だった。その時のワシントンもすえた感じでした。70年代のワシントンもそう。ホワイトハウスの直ぐ近くで殺人事件が起きるような都市でした。しかし今は本当に綺麗で、すえた感じがしない。歩いている人も裕福そうです。恐らく新しい大統領が就任する2009年の1月には、この政治の街の住民はかなり入れ替わる。

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2007
05/23
Wed

2007年5月23日(水曜日)

日記

下を見ながら、隣のアメリカ人と「サンフランシスコは綺麗だな....」と。いや、夜景です。夜10時ごろの。空気がロスに比べて非常に綺麗なことが分かる。あのちょっとオレンジのライトの行列が綺麗なのです。

今まで見た飛行機からの夜の都市の景色、つまり夜景と言うことですが、一番今でも記憶に残る綺麗さは1976年の11月末のニューヨークでしたが、ロスから夜に移動した今夜のサンフランシスコも綺麗だった。海が直ぐ隣にあるし、風もあったのでしょうな。

ところで「綺麗な空気」との関連で面白いと思ったのは、ニューヨーク市のブルームバーグ市長が昨日NBCテレビの「TODAY'S SHOW」で発表したプラン。同市長は、「2030年までに排ガスを30%削減する」という、「PlaNYC」(PLAN とNY をひっかけていますね)と名付けた計画を持っている。その一環として、市を走る13000台のイエロー・キャブを全部ハイブリッドにする計画だと表明。日本でもあまりハイブリッド車がタクシーになっているのを見ないのですが、ニューヨーク市の市長は早々に発表。

これは私も知らなかったのですが、以下に一部抜粋したニューヨーク・タイムズの記事によると、ニューヨークのタクシーの90%以上はフォードの「Crown Victoria」という車らしい。私は乗り心地は悪いと思うのですが、まあアメリカ人には広いから良かったんでしょう。しかし燃費が悪い。ガロン10~15マイルしか走らない。それをハイブリッドにして、例えばガロン34マイルにしようと。そうすれば「PlaNYC」も一歩前進、と。

今のニューヨークには375台のハイブリッド・タクシーがあるという。Toyota Prius sedan、Toyota Highlander Hybrid、Ford Escapeなど。それを2008年までに3倍にし、その後は毎年約20%を代替、5年でニューヨークのタクシー全部をハイブリッドにするという。

ということは、ニューヨークのタクシーはちょっと狭くなる。しかし環境には良いということ。ニューヨークというアメリカを代表する都市がそうすることは、結構大きなインパクトを持つだろう。

The spacious but gas-guzzling Ford Crown Victoria, long the emblematic vehicle of the city's yellow cab fleet, would be replaced by cleaner, more fuel-efficient hybrid vehicles under a five-year plan proposed by Mayor Michael R. Bloomberg yesterday.

The move, which requires approval by the city's Taxi and Limousine Commission, is part of the mayor's ambitious environmental agenda for the city, PlaNYC, which calls for reducing greenhouse gas emissions by 30 percent by 2030.

There's an awful lot of taxicabs on the streets of New York City obviously, so it makes a real big difference,・Mayor Bloomberg said on NBC's Today・show yesterday. These cars just sit there in traffic sometimes, belching fumes. This does a lot less; it's a lot better for all of us.・

Replacing the city's 13,000 yellow cabs, more than 90 percent of which are Crown Victorias, with hybrid vehicles would have the same impact on air quality as removing 32,000 privately owned vehicles from the road, the mayor said. Hybrids, which run on a combination of gasoline and electricity, emit less exhaust and are far more fuel-efficient; a hybrid Ford Escape, for instance, is rated at 34 miles per gallon in city driving.

Environmentalists have long complained about the poor gas mileage of the Crown Victoria, which gets 10 to 15 miles to the gallon in city traffic. But taxi owners and drivers say they like the vehicle's spaciousness, dependability and safety.

In the last two years the city has added about 375 hybrid vehicles to the yellow cab fleet, including models like the Toyota Prius sedan; Toyota Highlander Hybrid, a sport utility vehicle; and Ford Escape, another S.U.V.

Under the mayor's plan, that number would triple by October 2008 and would grow by about 20 percent each year after that

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2007
05/21
Mon

2007年5月21日(月曜日)

日記

カリフォルニア州を回っていて、「これはいいな」と思うのは、実はトイレの大きさなのです。前からそうなんでしょうが、あまり西海岸は今回のように長くいたことがないので、初めてのことのように気が付いた。

5車線の一番左側にある高燃費車専用のレーン
なぜこんなに統一的にトイレが大きいのかと思っていたら、「身障者のためにトイレを大きく作らねばならない」といった法律があると聞きました。これは非常に納得できる。日本のレストランなんかのトイレだと、「もうここには居たくない」という圧迫感があるところが多いのですが、カリフォルニアではそういうことはない。ニューヨークのレストランのトイレなんてのは、日本並みの小さいのがあったと思ったのですが。

同じアメリカでも私が4年間住んだそのニューヨークとカリフォルニア州の諸都市では、かなり文化が違う。ニューヨークは全米一の経済・文化の街ですが、そういう意味ではロサンゼルスと似ている。ここも経済と映画を中心とした文化の街です。しかし、アメリカが始まった東部にあって、ボストン、ニューヨーク、ワシントンと続く東部のラインは、どちらかと言うと「establishment」の臭いがする。

天麩羅を揚げた後の廃油で走るベンツ
しかしカリフォルニアは、ヒッピーの文化が栄えた州であることでも示されるように、街のあちこちに「拭えないメキシコ色、ラテン色」があって、どちらかといえば東部に対する意識、「anti-establishment」の空気が強い。まあ一言で言えば雰囲気が違う。太陽の光の強さも違う。それをトイレだけに見たわけではないのですが、カリフォルニアはいろいろなことを全米を先駆けてやることでも有名です。

燃費効率が一定以上か、一台の車に乗っている人数が複数かに限られる。つまり、燃費効率が悪く一人乗りの車は走れない。走れない車が走っていたら500ドルの罰金だそうです。

燃費効率の良い車は、車種で言えばホンダのシビックとトヨタのプリウスだけだという。これは凄いことです。この2車種がアメリカで売れる理由の一つがここにある。アメリカは州の経済規模だけで言うと、フランス並みという説もある。人口もフランスは5500万くらい(私の記憶が正しければ)ですが、カリフォルニア州は確か4000万人弱。ほぼ韓国一国です。重要なのは、特にカリフォルニアの南は全米から人がまだ集まってきている、ということ。この燃費効率の高い車優先レーンは、少なくとも私はニューヨーク(昨年10月にも行きましたが)では見かけたことがない。

面白い車も走っていますよ。もっともこれは家庭の車庫で見付けたのですが、後ろには「植物油で走る車」と書いてある。日本では見かけたことがないな。ま、新しい試みがいろいろ行われるのがカリフォルニア州だということです。

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2007
05/21
Mon

2007年5月21日(月曜日)

日記

ああ、ああ。テレビを付けたら日本のNHKが突然映って見たら大相撲をやっている。最近、大相撲には興味があって、確か先々週だと思ったのですがある都内某所のレストランに垣添が奥さんを連れてきていた。直ぐ近くだったので最後の方にちょっとお話ししたのですが、今日で9連敗ですか。心配。

これはその場にいた人間全員で意見が一致したのですが、「あの奥さんはいい」と。うーん、懐がでかい感じがいいんですよ。相撲取りの奥さんに相応しい容姿もしていらっしゃる。その奥さん、「expecting」だと分かる。いつが予定日と言っていたのかな。忘れましたが、生まれてくる赤ちゃんのためにも、垣添には頑張って欲しい。白鵬のように、実際に生まれなければ駄目かな ?

8時間ほどの時間があったので、飛行機の中で2冊の本を読みました。

「江戸の躾と子育て」
「カーボンリスク」

前者はこのところ本屋に寄ると「買おうか、買うまいか」とずっとちょこっと迷っていた本。でも読みたかったので、成田の本屋で。江戸の出産風景、特に女性は江戸時代は天井からつり下げられたロープにつかまって出産しただとか、その後は7日間も正座していただとか、江戸時代の子供達も寺子屋を初めとして結構お稽古ごとに忙しかったなんてのが面白かったな。
ロスで見かけたブルーの花。ロスらしくなく落ち着いた色調の花だった

後者の本は、「これでもか」と警告している本ですが、地球温暖化問題で頭を整理するのにはちょうど良い本でした。この本で一番好きな一文は、232ページにある『カーボンリスク社会の主役は、そこに生きている「個人」である』だな。今までの議論は、排出権の取引がどうのこうの、企業の社会的責任の行方、そしてブッシュ政権はけしからんと言った議論。

しかしよく考えてみると、消費者である我々一人一人の地球温暖化への気持ちが強いものになれば、企業は体制を変えざるを得ない。そういう事情は、車の販売傾向にもう出ているし、企業の社会的責任意識の高まりでも示されている。むろん、運動の主役は必要ですが、最後は企業は消費者に弱い、ということが重要です。消費者が変わるから、企業も変わらざるを得ない。

投票者である消費者としての個人の意識が大きく変われば、政治も動かざるを得ない。ブッシュ政権が今置かれている苦境はそのことをよく物語っている。カトリーナの問題やアメリカの特にカリフォルニア州で起きている山火事を見れば、アメリカ国民の環境やCO2に対する意識の変化はよく分かるし、ブッシュの次を狙う次期共和党の大統領候補は、ブッシュとは全く違った姿勢を示さざるを得ないでしょう。だから私はアメリカは劇的に変わる、と考える。アメリカは「はしる国」です。今は禁煙に走っていて、映画でも「R指定」の話が出ている。

要するに「他人事」のように思っている地球温暖化も、実は我々の意識次第ということになる。地球上のCO2の20%は個人が家庭生活などで出しているものだし、企業が出している大部分のCO2は最後は消費者にわたる製品の生産で発生している。そういう意味では、最後は「個人の意識」なんですよ。

しかしこの本もそうですが、まるで他人事のように、または政治家の意識を比較している、企業の出来具合を比較しているだけのような議論が多い。「どこどこは進んでいる」「(政治家の)だれだれは意識が高い」といった。そこでとどまったら最後は「他人事」になってしまう。この本ももうちょっと「個人に出来ること」に焦点を当てて欲しかったと思う。

ロサンゼルスは久しぶりです。去年の秋にメキシコからの帰りに乗り換えをしましたが、その時はそれだけ。その前は随分前です。あまり変わった印象はしない。うーん、ビル建設が活発かな。あとは、車が非常に綺麗になった。しかし道路沿いのゴミは昔のままです。しばらくアメリカ各地をかなり激しく移動します。

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2007
05/20
Sun

2007年5月20日(日曜日)

日記

特にこれって事はなかったのですが、なんだかばたばたしていたら日曜日になってしまいました。

面白かったことと言えば、金曜日のラジオの収録は面白かったな。柯隆(か りゅう) 富士通総研経済研究所上席主任研究員を迎えての半年に一回くらいやっている「中国は今」的な番組。こっちものっけから直球を投げたら、柯さんも投げ返してくれた。毎週の番組とちょっと毛色が変わって良い。

彼もオリンピックと万博後の中国は、いろいろな意味で曲がり角を迎えるという見方でした。経済でも政治でも。昨日の新聞でも中国株の上昇に関して東京新聞だったかが取りあげていましたが、当面は株式市場ですが、その後は中国の政治体制そのものが大きなポイントとして挙がってくる。この番組で、多分金曜日リリースの筈です。

そう言えば、東京新聞に新幹線の検札について「時代遅れ」と書いたら、先週末でしたか「もうすぐなくなる」と。当たり前です。直ぐ寝たいのに、検札が来ることが分かっていると多少は気になる。まあ実際には、寝るときは直ぐ寝てしまいますがね。今は、東海道線、総武線などで既に自動検札をしている。新幹線だけなぜと思っていました。そういえば、各JRのカードが共通しようになるとも伝えられている。これも便利です。

今日の夕方から時差を伴う移動です。

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2007
05/16
Wed

2007年5月16日(水曜日)

日記

ははは、PCに付いているワンセグの録画・録音機能を本当の意味で今回初めて利用しました。今まではあることは知っていたし、試したことはあったが「これは役立つ」と思ったのは初めて。

小沢代表がずっと拒否していたことから、実に久しぶりの党首討論が国会で行われた。午後3時からでしたが、その時間にちょうど打ち合わせが入っていて見られない。しかし明日のテレビ朝日の番組でこれが取り上げられることはほぼ予想できる。となると、やはり見ていないでコメントするのは失礼。家に帰ってDVDをセットする時間はないしどうしようと考え出したら、「そうだワンセグがある」と思いついた。いつも持ち歩いているPCにはワンセグ機能がある。

で思い出しながらセットしたのです。PCをONにしたままチャンネルと時間を設定し、そしてソフトウエアはダウンして外出。帰ってきて見たら、実に綺麗に録画されていた。うーん、「これは役立つ」という感じ。出先で、そして日本国内の出張中に、必要な番組をPCに録画し、それを後で見ることが出来る。ナイス。
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ところで今日は面白いタクシーに出会いました。乗ったら窓にこう書いてある。「7000円超分3割引」と。見た瞬間に「大阪のノリだ」と思いました。実は大阪は、「5000円超分5割引」というタクシーが実に多く走っている。実際には私は大阪市内で5000円以上もタクシー代を払ったことはないのですが、タクシーの運転手に聞くと、「じゃ、東京まで行って」と言われて、通常の約半分の値段で東京に行ったことが実際にあったらしい。すっごく安くなる。特に4人も乗っていたら。

で運転手さんに、「これって、大阪のノリなんですが」と言ったら、「そうなんです。社長は大阪の人です」との答え。3年前に進出して、今は台数80台のタクシー会社になっているらしい。会社の名前は領収書では、「東京中央タクシー㈱」となっていた。大阪の会社も「中央」が付くらしい。

で運転手さんに、「夜なんかよく(無線で)呼ばれるでしょう」と言ったら、「そうなんですが、実車の時が多いんで....」と。そりゃそうですね。遠くに行く人にとってはラッキーです。11時過ぎは3割り増しが東京のルール。そこから3割引になるので、実際には昼間の料金で夜も乗れるということになる。

大阪のタクシー戦争が関東に流入という感じもするが、まだ80台の会社では影響力はちょい弱い。今後どう展開するか。

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2007
05/15
Tue

2007年5月15日(火曜日)

日記

仕事の関係で、今日も大阪日帰りを余儀なくされたので、それじゃ...ということで新幹線に乗る前に一番大阪らしいものを食べて帰ってきました。新大阪の駅から遠くない十三(じゅうそう)にある「お好み焼き やまもと」に。

番組が終えて直ぐ行ったのです。早い時間だったので空いているのかと思ったのですが、やはり並びました。しかし美味しいものを頂くには我慢が大事。でもあそこは回転が速い。まもなく座れて、「すじねぎ」と「焼きそば」を。

見ていると同じ「ネギ焼き」にも、いか、豚、すじ、かき(季節もの)などいろいろあるのですが、圧倒的に人気があるのは「すじ」。私もこれが好きで、豚にも興味があったのですが、今日も「すじ」。なんでしょうね。他にない味なのか。

「ネギ焼き」はこの店の商標登録なのですが、今では大阪で広く同じようなものが作られている。ネギは優れた食材です。これに最初に目を付けたこの店のご主人は素晴らしい。たまにこの店では、「山本」と名札を付けた女性の方が焼きをやっている。ご親戚だとお聞きしました。
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ところで、これは月曜日だったと思ったのですが、新宿を通りかかり、かつ待ち時間が1時間あったので、改装なったと聞いていた新宿高島屋を一回りしました。まあ随分変えましたね。今まで「ここにはこれがあった」という印象は2階やメンズのフロアを中心にあったのですが、それが全く変わってしまった。以前よりかなり小さくされてしまった店、大きくなった店。

一番の変化は、渋谷よりの一階がルイ・ビトンになったことでしょうか。東急ハンズは2階からになった。それと今まで極端に冷遇されていた男性用の衣類などを、4階から8階までの建物の半分を充てた。エレベーターを挟んで片方が女性用、片方が男性用。フロアごとに「トレンド」「キャラクターズ」「ワードローブ」などテーマが決まっている。

印象ですが、これの方がすっきりした。以前はフロア全体がワンフロアちょっと男性用だったのですが、回るのに疲れた。しかし、言ってみれば伊勢丹のメンズ館を建物の中に入れてしまったという印象にしたことで、「このフロアは何 ?」と興味をそそられる形になった。

まだ見学の人が多い印象でしたが、新宿はデパート激戦区ですから、改装がどう成果につながるのか。上のレストランもかなり動いていました。高島屋の経営になった(と聞きました)鼎泰豊は、「小籠包」を作っているのを外から見れるようになった。これはそそられると思う。ま、あと二~三回行かないとまだよく分かりませんが。

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2007
05/14
Mon

2007年5月14日(月曜日)

日記

どこかでデジャブーな感じがするのですが、今年の3月1日発売だから、そんなはずもない。面白い本です。「戦国時代の大誤解」

これも電車に乗る直前に本屋さんで何気なしに手に取った一冊。かねて私は、例えばNHKの大河ドラマ(ほとんど見ませんが)が、「どのくらい歴史に忠実なのか」はかなり怪しい、と思っていた口です。今英雄とされている人が、本当にその時代にそうだったのかは分からない。江戸時代の講談本なんかで持ち上げれてそのままという人も多いのでは、と疑っていた。そして英雄話が拡大していっている。今でも拡大中.....なのではないかと。

この本は、そういう事例を「(私のように)思っていた」ではなくてある程度実証的に扱っている本です。私が特に面白いと思ったのは、第三章の「ウソっぱちの名場面」と第四章の「おかしな風景」。第一章の「怪しい人達」と第二章の「歪められたヒーロー達」は、あまり意外感はない。山本勘助なぞ、ドラマが始まる前から「怪しい存在」でした。

ま、ヒーローとは歪められるものです。どちらか一方に。しばしば良い方に歪められるからヒーローになれる。でも人間は両方持っている猛々しさと臆病さと、剛胆さと慎重さと。それを片方だけ強調するから、ヒーローです。

しかし、「日本の古来の馬は、今のポニーの大きさだった」といった実証的な例を示されると、膝を打つしかない。これは発掘で出てきますから。そうすると、黒澤明監督が撮影した馬は、当時の実際の日本の馬よりかなり大きかったと分かる。大きいから見栄えが良かったのに。とすると、騎馬戦なんてのは今我々がテレビ、映画で見るほど勇壮ではなかったし、この本によればそもそも騎馬戦なんてのはほとんど存在しなかったと言うことになる。甲冑をつけて移動するシーンも「ありえない」ということになる。

実際の戦闘では「刀(かたな)」があまり役に立っていなかった、役に立っていたのは弓であり、その後は鉄砲だったし、意外なことに石とか礫が案外大きな役割を担っていたというのはその通りだと思う。刀を両手では構えなかったというのも本当だと思う。

軍隊を動かす、ロジを行うという意味では、武将は経済に明るくなくては出来なかった、というのも間違いない。我々が今考えている以上に、戦争に参加するかどうかの決定は武士一人一人、武将一人一人にとって「チャンスかどうか」「損得」だったはずで、また後日談が「そうならざるを得なかった」と必然性を強調するのは虚構であり、歴史がかなり偶然の重なり合いというのも確かだと思う。

ま、歴史を複眼的な目で見るためにはちょっと読んでおいた方が良い本です。歴史ドラマを見ながら、「本当はこうじゃなかったんじゃない」と疑り深くなることは確かですが、それもまた楽し.....です。

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2007
05/13
Sun

2007年5月13日(日曜日)

日記

ははは、このサイトに写真の一枚でもと思ったのですが、カメラを持って行ったのに直前に充電に回したバッテリーを忘れて、結局私の網膜に式の美しい絵を残しただけとなりました。すみません。

写真はありませんが、良い結婚式でした。お嫁さんは去年の2月05日の鍋大会の時に会ったときよりも綺麗だったし、サンプラザ中野さんの「大きな玉ネギの下で」も凄く良かったし、嫁さんの最後の両親に対する挨拶には泣かされた。両家を代表したシノビーの最後の挨拶が、「親孝行」のところで一時停止、停滞し、本人の涙を誘ったのもご愛敬。パークの食事は良かったし、式に携わったホテルの方々も素晴らしかった。

「私は今まで好きかってやって....」と最後に反省の弁。本当に反省しているのかな。人間生き方はあまり変わらないし、今までもそれほど間違っていなかったし、今のままブレークしてくれてもいいのにな、と思っているのです。シノビーの今後についてです。ははは、まあいろいろあって、私のテーブルでは「あいつが羨ましい」という声がかなり強くあった。かなり若い嫁さんですからね。

全般には良い結婚式だったのですが、二つ気になった。式が始まったのが午前11時過ぎ、披露宴まで終わったのは午後4時過ぎ。全行程5時間。これはちょっと長い。福岡から来ていた馬場ちゃんなんて、途中で「帰らざるを得ません。こんなに長いとは...」と言って帰って行った。あと、ビデオを映すスクリーンがもう1メートル以上上に設置されていないと。

ビデオの肝心の台詞のところが遠くからだと全く読めない。ざわついているので、声もよく聞こえない。どうもあれはホテルサイドの設計ミスだな。でも、記憶に残る一つの結婚式でした。
――――――――――
ところで、今日は一つ私が最近好きでよく行っている寿司屋を紹介します。といっても江戸前ではない。北海道の魚をふんだんに使った寿司屋です。本店は小樽にある。その小樽の寿司屋が六本木に店を出している。

寿司屋の名前を「おたる巽寿司」という。目の前にある素材が北海道そのものなことです。北海道に出張に行ったときにしか食べられないような素材が並ぶ。私がよくやるのは、まず蟹の足を軽く焼いてもらってビールのつまみにし、はらすや鯖、大きな時期の貝をちょっと切ってもらってお造り的に食べ、そして握りに行くという順番。

最後はこれも東京の寿司屋ではなかなかやってくれない「ウニ丼」「いらく丼」という選択肢。その間に身体が温まるものを一、二回。繰り返しますが、「江戸前」ではないので、「ヅケ」など江戸前の前処理が必要な寿司はない、ということ。江戸前の寿司屋を念頭に、「あれ」「これ」というのは間違い。

代わりに江戸前の寿司屋にはないものがいっぱいある。ブドウエビなんてのは、本当にブドウ色をしているのですが、そのままでも握っても美味しい。最近ではハラスでも「時知らず」が良かった。

実は土曜日もワールド・ビジネス・サテライトが終わってからかなり小腹が空いたので、ちょこっと寄って美味しい寿司を頂きました。午前2時までやっているというのが嬉しい。月曜日が休みで、土日もやっている。

場所は分かりやすい。六本木の鳥居坂下。この地名を知らないタクシー運転手はもぐりです。住所は、「港区六本木5-11-25 鳥居坂アネックス3F」。坂下から見るとよく目立つ店です。電話番号は、「03-5474-5963」

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2007
05/13
Sun

2007年5月13日(日曜日)

日記

金曜日の午後には大阪に行って帰り、土曜日は諏訪に行って帰りと最近行って帰りが多い。大阪には毎週火曜日に行くのですが、今回は東京証券取引所とか読売新聞が主催している投資セミナーのイントロの45分のお話のため。合計大阪には3時間いましたかね。

大勢さんにいらしていただき感謝ですが、投資に対する関心が高まっているという印象を受けました。そういえば、今週はこの会合を東証さんと読売さんは一週間連続してやっているのでした。日本全国各地で。変な投資話に乗らずに、皆さんには賢い選択をしていただきたいな、と思います。

土曜日の諏訪は親父の三回忌。去年一周忌をやったばかりという印象があるのですが、どうしてか知らないが、一周忌の次の年が三回忌。これが済むと七回忌で、そこまでは4年という時間があるのですが、一周忌と三回忌の間は短い。

まあでも、回忌は「あの世に行った人がそうでもなければ会わない親戚・縁者を集めてくれる日」と誰かが言っていましたが、全くその通り。親戚の子供はよく育つと言いますが、回忌ごとにたまに縁者と会うと、そのステータスや風貌の変化は時間の流れを感じる。一番目に見えて変化していくのは子供達です。があがあその辺を走り回っていた連中が、やれ就職だ、やれ歯科医学部の最終年だ、それ大学に入っただとか変わっていく。結婚して子供が出来た甥もいる。

まあでも大人でも「へえ、それは面白い」というコースをこれから取ろうとしている人もいる。親父のサイドの私よりいっこ上の従兄弟ですが、大手自動車メーカーに長く勤め、その後部品会社に行っていたと思ったら、「GMの誘いがあったので、来月からデトロイトに行く」と。驚愕しましたね、この話を聞いたときには。ハハハ、是非頑張って欲しい。そのうちこの従兄弟を取材しようかと。

私より上の親戚の人達は、家電、カメラ、デジタル、建設などの各種のメーカー、会社を退職した人達が多い。先生もいるな。まあそれぞれいろいろやっている。そういう話を聞くのも面白い。でも総じて元気が良くこれでもかと会話を続けているのは女性ですね。

そう言えば今日はこれからシノビーの結婚式がパークハイアットで。長い付き合いでっせ彼とは。年によっては2回くらいしか会わない年もあるが、でも決して遠い存在ではない。確か相方の彼女には去年の2月5日に会っている。東京ガスの新宿本社ショールームでの鍋大会で。「一言」と。ちょっと考えたら幾筋もの話のルートが出来た。どれを選ぶかは会場の雰囲気次第です。

最近は結婚式といっても、いろんなのがある。まあ当然として、仲人さんはいないでしょう。テーブルありかな。それくらいが予想できて、後は不明。ハハハ、どんな式になるのか楽しみ.........。

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2007
05/11
Fri

2007年5月11日(金曜日)

日記

昨日のライブのラジオで、「円安の限界」といった感じで話しをしたら、今朝はかなり円高の方向に修正。ま考えると、240円のポンド、100円の豪ドル、90円のニュージーは相当久しぶりの(約10年ぶりの)外貨高・円の安値ですし、163円のユーロは2000年だかに88円台があったことを考えると、「かなりの所まで来た」と言える。

といっても、「では大幅な円高になるのか」というと、そういう感じはない。なにせ非常に大きな金利差がある。しかしこの数週間の相場の動きを見ていると、いろいろな面から、「円安のペースが鈍ってもおかしくないレベル」に来ていることは確かで、市場がそういう見方を共有するならば、時に大きな円高への修正が起きてもおかしくない状況であると思います。
――――――――――
今朝の新聞記事で非常に興味を持って読んだのは、日経のスポーツ特集です。30代のゾロメを迎えた松井に関する記事。この記事が良いのは、「今の彼に俺だったらこう聞きたい」と思うことを聞いていてくれること。というのは、去年、そして今年の松井について、私は何回かネットに思いを書いているからです。

一週間くらい前に、『6月12日で、松井も33才ですな。「チームにとっても、自分にとっても4月は良い月ではなかった」と松井。ゾロメか。次のゾロメは44。33だと、あと完璧にやれて4年かな。はよHRをばしばし打って、にこやかにホームに帰ってくる姿を見たい』と書いた。その次には、

いや、今日は良い当たりが2本ありましたよ。センターのエラーを誘う強い当たりのライナーと、セカンド真っ正面だったが、強い当たりのゴロ。

しかし結果はノーヒット。気になるのは、松井がバッターボックスに入ると、スタジアムが沸くのではなく静かになるのです。そして、松井はその中でこちらが切れそうになるほど、待つ。今日なんか5回打席に立って2-3まで待ったのが4回ですからね。

根気良く待つのも良いが全く積極性が感じられない。やはり成績よりも、「その選手が入ったら、スタジアムが沸く」というのが非常に重要なプロ選手の要素だと思うのですが。 ちょっと心配だな........

昨日の試合も松井は4-1。よって打率は0.25台。低いし、この日経の記事が言っているような『いつか己を超え「感動させたい」』というプレーをまだ見ていない。去年の怪我の後遺症がまだ残っているのか。

「松井がバッターボックスに入ると、スタジアムが沸くのではなく静かになるのです」というのは私の印象で、各試合で違う。しかし、何か「こいつは何をするか分からない」という不気味さが松井から消えている印象がする。ちょっと残念だし、松井には早くその階段を一段上に上がって欲しい。

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2007
05/11
Fri

2007年5月11日(金曜日)

日記

退任表明が予想されていたイギリスのブレア首相は、次のような記憶に残る、そして「正直な人だった」という印象を改めて感じさせる言葉を残して労働党の党首退任、よって首相辞任を表明しました。

I ask you to accept one thing. Hand on heart, I did what I thought was right. I may have been wrong. That’s your call. But believe one thing: I did what I thought was right for our country.

This is the greatest nation on earth.It has been an honor to serve it. I give my thanks to you, the British people, for the times I have succeeded, and my apologies to you for the times I have fallen short.

何せ首相になったのが43才。10年たった今も53才の若さ。出てきたときは鮮烈でしたね。確か首相になってから最後のお子さんが出来たと思った。ご夫人も人気があった。躓いたのはイラク政策でのブッシュ支持だったと思う。「I did what I thought was right for our country」(この国にとって正しいと思ったことをした)といいながらも、「my apologies to you for the times I have fallen short」(至らなかった時に対する陳謝、反省)を口にした。

もっとも退任は6月27日であり、その間のブレア首相の日程は詰まっている。フランスに行き、アフリカを訪問し、最後の訪米をして、その間にサミットにも出席する。議会では法案通過を目指す。その7週間の間に労働党は党首選びをして、ほぼ確実にブラウン蔵相がブレア首相よりも年上の首相(56才)になる。

ブラウン蔵相は、長年ブレア首相の下で蔵相をしており、党内では政敵だったが、内閣では言ってみれば片腕だった。政策は内外ともに変わらないとみられる。しかし違うのは印象だ。ブレアが出てきたときには鮮烈な、そして若い首相という印象だったし、労働党を人気政党にした立役者で、保守党から政権を奪った人物だったが、ブラウン蔵相は「改革者」のイメージはしない。

最後はイラク戦争で躓いたが、「ブレアの10年」はイギリスがほぼ一貫して景気が良かった時代でもあり、その内政に対する評価は高いままだろう。ただし、イラク戦争に突き進んだことと関係あるのだろうが、この間イギリスは何回もテロ、テロ未遂に見舞われた。

ブラウンが首相になったからといって、イギリスが直面している問題の深さは変わらない。イラク政策の見直し、アメリカとの関係見直し、イラクからの撤退をどうするのか。そしてEUとの関係の立て直し。私が注目するのは、ドイツでメルケル政権が出来たのが去年であり、今年はこの時期になって相次いでフランスでシラクさんが代わり、イギリスでブレア首相が替わったことです。つまり、ヨーロッパ主要国の顔が全部変わった

シラクにしろコールにしろ、「自分が率いたこと」、具体的にはEUやユーロに対する思い入れは非常に強かったに違いない。ブラウンはそれを横目で見ながら、イギリスという老大国の舵取りをしてきた。ブラウン、サルコジ、メルケルの英仏独の新トップ3人が、どのようなハーモニーを、そして不協和音を奏でるかはまだ分からない。

私には、「ブラウンは何をするのか」ということ以上に、この3人の関係がヨーロッパをどう形作っていくのかに興味がある。さらにはこの3人が、対米、対日、対中関係をどう築くのか。

それにしてもイギリスのテレビは、「ブレアはまだ若い。今後彼は何をするか」といったテーマで話題を進めている。

「党内の支持がないのでクリントンにはなれない」
「ゴアと一緒に環境問題への取り組みをするのではないか」

といった。他の政策ではブッシュ支持のブレアだったが、確かに環境問題への関心はひときわ高かった。「ゴアーブレア」。確かに強烈なタッグだ。

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2007
05/10
Thu

2007年5月10日(木曜日)

日記

松坂の井川化の危険もある試合だと思っていたのですが、今回の対ブルージェイズ戦は良かった。相手の先発は大家だったが、大家は当初から不調。四球が多かった。

対して松坂は出足はランナーを1,2塁に置くところまで行ったが、ここを乗り切ると2回と3回の最初のバッターまで4人を連続三振。ヒットは5本打たれて、うち1本がHRでそれが失点となったものの、8奪三振と三振の数も多く、安定感もあった。まあきっちり修正できましたという状況。走り込み、投げ込みの成果か。

ただしロイアルズと同じように、ブルージェイズも言ってみれば弱いチーム。やはり強いチームに断然優位で勝って欲しいと思っているのです。次に当たるタイガースは今比較的強い。それが一つの目安か。この結果、松坂は4勝2敗となった。

しかし松坂らしいと思ったのは、最初はNHKにインタビューOKのサインを出していたのに、土壇場になって「今日は満足できないので」とインタビューをけっぽった。ハハハ、彼の笑顔が見たいファンも多いのに。

代わりにバリテックが「今日の松坂は良かった。制球も良かったし、安心感があった」と。これまでの松坂の不調に関しては、フランコーナ監督などは、「特定の打者に気をとられすぎる」「多い球数をバランス良くコントロールできていない」などと述べていた。

今日は勝ったが、まだまだこうした問題は残っていると思う。ただし着実に勝ち星が増えているのは結構なことだと思う。松井のヤンキースも勝ちで5割復帰。松井は1安打で、ライトへの2塁打。打率は0.258。相変わらず「左」への安打が出ない。

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2007
05/10
Thu

2007年5月10日(木曜日)

日記

火曜日の夕方に大阪から福岡に行き、一晩泊まって昼に仕事を終え、その後新幹線で移動して名古屋にちょこっと寄り、そして帰ってきました。ははは、移動の多い二日間。

帰ってきたらちょうど月曜日だかの最初の放送を見逃していたNHK特集(新日鐵とミタル)を夜零時過ぎから見ました。三村さんが英雄のように出ていましたね。でも見ていて思ったのは、「真にグローバル化した経済が始まった」ということでしょうか。

カナダのトムソンがロイターに買収提案をし、もともとはオーストラリアのニューズ・コーポレーションがイギリスのマスコミを席巻した後ニューヨークのダウ・ジョーンズに触手を伸ばす。 今のところ特徴的なのは、ワークしている買収案件や、盛んに検討されている買収案はアングロ・サクソン圏内、または英語圏の動きだと言うことです。言語の壁を越えようとした合併、例えばダイムラー・クライスラーは明らかに失敗している。だから、ミタルが新日鐵を買ったとしてうまくワークするのかな、という気はする。

ミタルからすれば新日鐵が持つ高い技術は欲しい。それは番組の中にも出ていました。しかし買収したら全て手に入れられるかというと、新日鐵の技術者が「ミタルは嫌いだ」と、例えば住金に逃げれば、長い目では手に入れられないことになる。その辺は微妙だと思うのです。

むろん、三村さんの懸念には充分な正統性がある。この番組では新日鐵の個人株主比率は24%になっていた。アルセロールは40%だった。ミタルはこの個人株主の株を素早く、いろいろな人を通じて買ったから、アルセロールの買収に成功した。株価が上がったことでも、それは成功と言えるのでしょう。

しかし、この先ミタル・アルセロールは需要家が本当に欲しい鉄を供給し続けられるのだろうか。それはこれからの問題だが、きっちりとモノを作ることに美意識を持たないメーカーが末永く栄えられるのかどうかはよく分からない。

まあどの業界を問わず、市場規模がグローバルになった以上、そのグローバルな市場での製造、営業、そして研究開発を行うには、それに相応しい規模が欲しいというのは、当然出てくるでしょう。だから製薬会社でも、化学会社でも大きくなろうとする。自動車もそうです。

そう言うときに、「日本語」という特殊な言語を持つ日本の会社が、どういう位置づけて行くのかは、まだ試行錯誤のところがある。結構壮大な実験だと思うのです。
――――――――――
ところで、米FOMCは09日の会合後に以下の声明を発表した。予想通り、5.25%の短期金利誘導目標は据え置き。注目された声明は、

The Federal Open Market Committee decided today to keep its target for the federal funds rate at 5-1/4%.

Economic growth slowed in the first part of this year and the adjustment in the housing sector is ongoing. Nevertheless, the economy seems likely to expand at a moderate pace over coming quarters.

Core inflation remains somewhat elevated. Although inflation pressures seem likely to moderate over time, the high level of resource utilization has the potential to sustain those pressures.

In these circumstances, the Committee's predominant policy concern remains the risk that inflation will fail to moderate as expected. Future policy adjustments will depend on the evolution of the outlook for both inflation and economic growth, as implied by incoming information.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; Timothy F. Geithner, Vice Chairman; Thomas M. Hoenig; Donald L. Kohn; Randall S. Kroszner; Cathy E. Minehan; Frederic S. Mishkin; Michael H. Moskow; William Poole; and Kevin M. Warsh.

というものでした。前回(3月21日)から変わったのは第二、三パラグラフ。前回は
Recent indicators have been mixed and the adjustment in the housing sector is ongoing. Nevertheless, the economy seems likely to continue to expand at a moderate pace over coming quarters.

Recent readings on core inflation have been somewhat elevated. Although inflation pressures seem likely to moderate over time, the high level of resource utilization has the potential to sustain those pressures.

となっていた。全体に言えることは、前回は議事録から「追加利上げ」の可能性が論じられていたことが分かったのですが、今回の声明からはそれは感じられないものになった、ということ。この結果「現行金利は相当の時期続くのではないか」というのが、今朝のアメリカの新聞の共通の見方になっている。これを受けてか、ニューヨークの株価も上げに転じている。
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2007
05/09
Wed

2007年5月9日(水曜日)

日記

新幹線の中で読もうと思って、限られた種類の中から(駅の売店だったので)ちょっとタイトルが気になった本をランダムに3冊買い、そのうちの一冊「中国社会のとことん深い闇」という本を読みました。ハハハ、結構強烈な本でしたが、実はあまり違和感はない。

重慶に行ったときに街角に、「この辺は人さらいが頻繁に出没するから、気を付けてください」という看板を見ていて「中国では子供の誘拐、女性誘拐は頻繁に発生しているのだろう」と思っていたし、そうも聞いていた。そして中国ではどの都市でも小学生くらいの子供が学校に行くときには必ず親かおじいちゃんか、それとも家政婦が付き添って学校まで送るというのも目撃している。誘拐を気にしているのだ。

商売をしている人からは、中国が酷い上納金社会、ヤミ献金社会、賄賂社会であることを聞いているし、2005年の重慶の暴動事件は広く世界に伝えられて、その他でも大きな事件、民工や農民の反乱が起きていることは確かです。宗族という名字を同じくする人々の一種の闇結社が中国各地、各村で結ばれて、劣化しつつある共産党組織(行政組織)との対立抗争をしているというのも聞いていました。

既に「統治の正統性」を失いつつある共産党が、無理な成長を急ぎ、そして国外に敵(しばしば日本が標的に)を作って国内統一を持続させようとしているというのも事実でしょうし、中国に中華思想があることも確か。そういう意味では、中国の悪しき面をこれでもかと連ねてある本であまり好印象ではないが、あまり意外感はない。

この本にも何回も出てくるが、「どの国にも闇はある」というのは確かである。日本にも悪しき面は山ほどあって、それを書き連ねれば一冊の本が出来る。ただしいつも私が思うのは、日本の場合は悪しき面はあるし、政治不信はあるが、「体制への不信」はないということだ。私も含めて多くの人は、今の民主主義を捨てて別の体制を思考せざるを得ないとは考えていない。

しかし中国は、「今の体制ではもう駄目だ」と考えている人が多いし、実際にそれが大きなうねりになる可能性がある、ということでしょう。体制転覆の可能性がある。だから先日紹介した「北京炎上」というような近未来小説となって本が出てくる。この近未来の中国に対する予測は、各国で出版されている。フィクションを意識しようが、「予測」を意識しようが。

この本は、「北京オリンピック後が危ない」と言う。危ないのは、今の体制に対する反対運動が多くなる、ということです。そうかもしれない。「北京炎上」が指摘するように、中国が大きな動乱もなくいくつかの共和国になるかもしれない。考えてみれば、ベルリンの壁は歓声とシャンパンを開ける音の中で落ちた。天安門の毛沢東の肖像がそういう形で落ちても不思議ではない。もっと深刻な動乱になるかもしれない。

しかし私がいつも問題だと思っているのは、「その後」です。中国に民主主義がいったい根付くのか、この本に繰り返し出てくるような中国人の特質が、国が新しくできるにしても、酷く歪んだものにならないか、そして民衆はそうした変化が起きる中でおとなしく国の中にとどまっているのか、という問題だ。この本は、「中国人には自由、平等などは馴染まない」と言っている。しかし、台湾はそれをある程度実現している。小さければ出来るのか。

この本はそうした問題意識には応えていない。中国の悪しき面を並べているだけなのが物足りないが、それは実際に中国の一面なのだろう。しかし一方で、そういう悪を取り締まる当局も頻繁に登場する。逮捕者がそれだけ多いと言うことは、悪(汚職、賄賂、国家資産の横領など)も多く発生しているが、まだそれを取り締まる意識は当局にはあるということだ。

しかし今週の日曜日もNHKが「シリーズ中国激流」で報じていたような国の分裂をももたらしかねない都市と農村、豊かな人間と貧しい人間、共産党員と非共産党員の分断が進んでいることは、隣国の13億を抱える国が大きな変化の縁にいることを示している。この本を読んで改めてそのことを思った次第だ。

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2007
05/08
Tue

2007年5月8日(火曜日)}

日記

サルコジ当選の記事の見出しを「Sarkozy's battle begins」としていたアメリカの新聞があって、「バトルか。その通りだな」と思っていたら、サルコジに対するバトルをもうフランスの、またはフランス居住の若者達が開始したようです。

各地で6日夜から7日朝にかけてサルコジ当選への抗議行動が繰り広げられ、フランス警察当局は592人を逮捕したという(産経新聞)。車両への放火は、730台に達したとも。AFPによると、パリ東部のバスチーユ広場には、ロワイヤル氏の支持者らが氏の敗北が決まった後も残り、約300人の若者らが「サルコ、ファシスト」と叫んだ、と。加えて、石やビンなどを警官隊に投げつけ、これに対して警官隊は催涙弾や放水銃で対抗した。南部のトゥールーズなどの地方都市でも反サルコジ派と警官隊が衝突したと伝えられる。

昨日の朝書いた文章でも指摘したのですが、今回のフランスの大統領選挙は両候補のイデオロギーが真っ向から対立するという極めて政治色の強い選挙でした。だから見ている我々にも興味深かったし(フランスはどちらの道を選ぶのだろう、という意味で)、フランス国民も85%という羨ましい投票率で「次の指導者」選びに参加した。しかしそれはまた、フランス社会に深い対立の火種を残した、ということでもある。

得票率で53%(サルコジ)対47%(ロワイヤル)というのは、国民の mandate をもらったという意味では十分といえるし、民主主義のルールに従えばロワイヤル支持層が選挙の結果に不満を抱いて抗議行動をするというのは筋が違う。多分、抗議行動を行っているのは、「ロワイヤル支持層」と言える人々ではないのでしょう。もっと外れた。

しかし多分、サルコジ当選に対して直ちに抗議行動を起こした若者の気持ちの中に去来するものは、「(3年前がそうだったように)彼は我々を抑圧してくるだろう。それだったら今から抗議行動を」というパーソナルなものもあるに違いない。

ここからがまさに「サルコジのバトル(闘争)」の開始です。まずは思ったように国を改革できるのか。日本でもそうですが、何かを変えようとすれば二つのものと闘わなくてはいけない。一つは既得権者、一つは「昔は良かった」とか「今のままで良い」という国民の潜在的安定志向意識。既得権者とサルコジ当選を良く思わない一部の若者は、本来は立場が違うはずです。しかし、政治の世界ではしばしば敵の敵は味方ということになる。

多分「社会のクズ」と呼んだり、抑圧するだけでは一部の若者の抗議行動は収まらないでしょ。ということは、サルコジ新大統領は出足から非常に大きな試練に立たされると言うことになる。私は正直言って、サルコジがこのフランスという国に強く残った「意識の分裂」を乗り越えられるのかどうか五分五分ではないか、と思う。

問題が複雑なのは、どうみても歴史の中で輝いていた存在だったし、それを国民も隠れた誇りにしていたフランスが、経済力や文化など様々な面で発信力を弱めている、世界での存在が弱くなっていて、国民がそれの打破を目指しながら、処方箋が書けていないということだと思う。フランス国民はやや劇薬と言えるサルコジを選んだ。しかし、サルコジが国民を広く帯同してフランスの存在感を高められるのかどうかは不明だ。

EUの存在もフランスの「普通の国化」を進めている。2005年のEU憲法拒否もその流れに対するフランス国民の抵抗だろう。EUの体内にいながら、一方では「フランスの個性」の発揮を進めるのは至難の業でもある。来週にはブレアが政権を去り、既にコール、シラクが政界を引いた欧州では、指導者から見るとEU第二世代に入る。第一世代に比べると、明らかに紐帯は弱い。

「サルコジのフランス」の誕生は、フランスにとっても、EUにとっても大きな曲がり角になる可能性がある。市場もまだ迷っている。欧州の株が全般に高い中で、フランスの株価は大統領選後初取引の7日はほぼ横ばい。抗議行動などがなければ、サルコジ当選は本来は株式市場に歓迎されたのでしょうが。ユーロも動けず。

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2007
05/07
Mon

2007年5月7日(月曜日)

日記

どのくらい活躍できるかは分からないのですがね........でも大ニュースです。

ヤンキースにロジャー・クレメンスが戻ってくる。契約切れ後、「どこかな」と言う話は前からあって、3球団が候補だと言われていた。アストロズ、レッドソックス、そしてヤンキース。今年の春にカノーが背番号を22から24に変えた時から、「ヤンキースに戻るのでは」と言われていた。22はロケットの背番号でした。

発表が粋だったのです。7回裏に入る直前。これからヤンキースが攻撃を開始すると言うときですが、一端は「Take me to the ballbame」の演奏が始まった。しかし直ぐに中断されて、「オーナー室に注目。アナウンスメントがあります」と例のおじいちゃんの声でアナウンス。

出てきたのがクレメンスで、その時から凄い拍手になった。彼は私の耳ではこういったのです。

「Thank you all.They came and got me out of Texas, and I can tell you it's a privilege to be back. I'll be talking to yoll soon!」
つまり戻ってくると言うこと。その後に電光掲示板に「今やクレメンスはヤンキースの一員」と示された。その後のカメラがヤンキースのベンチを追っていたのが面白かった。まあそりゃ、クレメンスの親友のペティットの顔をまず追いますよね。みんな驚いて笑っている。ペヒットも。

クレメンスの短い声明放送の直後にペティットに近づいたのは、退場となったトーリ監督の代わりに監督代行をしていたコーチかな。「聞いていたのか」と聞いていたのでしょう。ペティットに。私にはペティットは首を振っていたように見えた。

NHKBS1で見ていたのですが、その段階で放送を英語放送に切り替えて聞いていたら、現地の放送は野球の実況などせずに、ずっとクレメンスのインタビューを放送していました。インタビューで一番面白かったのは、たぶん解説者が笑いながら、「ところで3年契約かい.....」と聞いたとき。クレメンスは「ははは、3年後ね。たぶんシニアでソフトボールかな」と。

まあ今年もう44のぞろ目ですから、3年後になると47。ナックルボールの投手ならいざしらず、ロケットの異名を取る選手はちょっと難しいかも。一説によると、メジャー昇格後のクレメンスの年俸は2800万ドル。33億円かな。

「優勝するためにきた」と。「ヤンキースはこんな状態で出遅れているが」との質問に対して、「昔のチームメートもいるし、友達も多い」と。難しくなったのは井川かな。先発の枚数が揃ってくる。加えての「試合を作れない」投球の連続。クレメンスはマイナーで投げた後、5月の下旬には一軍に上がってくるとされるから、あと井川がチームに存在感を示せる確実はチャンスは2回、3回かな。しっかり投げないと。

ところで、松井は劇的展開があったこの試合で、日米通算2000本ヒットを達成。もっとも2000本目は当初「エラー」と判断されたシロモノ。イバニエス(マリナーズの左翼手)が太陽を目に入れて落球したもの。彼ももうひとつ同じような打球を落としていた。

公式審判は、このプレーを最初エラーと判断。しかしその後「二塁打」と判定し直し。それが日本でも「松井、2000本達成」と伝えられた。この経緯を松井が知ったのは、次の回、だから7回表に守っているときにデーモンから聞いたらしい。本人が試合後のインタビューでそう言っていた。

一つ許せると思ったのは、松井は第四打席には実に綺麗なライト前ヒットを打っている。打率も0.269。調子が上がってきているような、でもしっかり活躍している印象はしないと変な感じ。彼も6月には33のぞろ目ですからね。33のぞろ目が来ると、「あと何年?」ということになりかねない。しっかりしてよ。

それにしてもクレメンスの通算戦績は348勝 178敗。3回登板して2回は勝つ。こんな投手はなかなかいない。繰り返すが、クレメンスはマイナーで数回投げた後に5月の下旬に復帰。井川はそれまでに実績(試合を作れるという)を残さないと、もしかしたら「一回マイナーも」ということになりかねない。

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2007
05/07
Mon

2007年5月7日(月曜日)

日記

あまり出掛けませんでしたね。都内で食事をしたり。ラジオやテレビでレギュラー番組を抱えている身としては長いお出掛けが出来ないのです。だから、基本的には東京近郊にいました。

しかし面白かったこともある。日曜日でしたが、あの雨の中茨城県のゴルフ場に行ったのです。雨はシトシト降っていましたが、ちゃんと回れたのですが、それが言いたいのではなく、そのゴルフ場に竹林があちこちにあったこと。そこで非常に短い時間ですが、筍(たけのこ)取りをしたのです。竹林の中で、タケノコがぼこぼこと出ていた。キャディーさんの案内で何本かとったのが面白かった。

見ていたら、キャディーさんは別に掘るではなく足で蹴ったりして根本からぼきっととるのです。「少し乱暴だな....」と。それが食用の筍取りの方法かどうか知りません。食用はちゃんと掘って取るのでしょうが、それが結構面白い。ゴルフ場にしてみれば、あまり竹が増えても困るので出来るだけ筍は採って欲しいのだそうです。一緒のパーティーにレストラン経営者がいたので、全部差し上げました。使うのか、または使えるのかどうか ?

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2007
05/03
Thu

2007年5月3日(木曜日)

日記

新幹線の下り上りで、「北京炎上」を読みました。面白かったな。今の中国の共産主義体制が崩壊するとしたらどういう形でだろう、その後は中国はどうなるだろうという気持ちが自分の心の中にあるから、局面局面で自分のシナリオを重ねながら読める。

中国には何回となく行っていますが、いつも「いつだろうな」と思うことがある。それは、天安門の毛沢東の肖像がなくなる時はいつか、という問題です。たぶん私が生きている間にそうなる。それには自信があるが、いつかは分からない。

しかしこの小生は2017年という年を提示する。そしてそれがいつ起きるかを大胆に予測している。シミュレーションしているのである。賛成できるところ、もっと詰めた方が良いと思うところも一杯あるが、しかし最初にシミュレーションを提示したと言うことで非常に大きな価値がある本だと思う。

今の中国の体制がいびつであることは間違いない。経済的自由を最大限許容しながら、実は政治体制は非常に窮屈。経済成長すればするほど、矛盾は拡大すると思う。その矛盾は既に、貧富の差の極端な拡大、農村と都市の戸籍が違うことに根を持つ大きな格差、そして地位を利用した官吏の汚職の多さ、そしてそれを反映した各地での暴動やスト、デモで象徴される。だから問題はいつ、どのようなきっかけで今の体制が転換するかである。

大騒動になるという人もいる。しかし東西のドイツが合体したとき、大きな衝突があっただろうか。だから私は「案外静かに進行するかもしれない」と思っている。「北京炎上」の著者は、その中間を選んだと思う。天安門事件の再発という形で。

小説としては、ナイストライだと思う。著者の今までの作品より、ハードボイルドとセクシーさがかなり入れられている。全体にバランスを欠いているところもあるが、それがまたシミュラフィクションの面を際だたせている。一気に読みました。中国の政治の冷徹さも出ている。一読をお勧めします。

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2007
05/02
Wed

投稿テスト

日記

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ふつう

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2007
05/02
Wed

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日記

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2007
05/02
Wed

2007年5月2日(水曜日)

日記

今週の日経ビズポッドキャストは、来週と二週続けてセカンドライフを特集しました。ゲストを迎えて。この番組でゲストに来てもらったのは初めて。

セカンドライフは、ネット上に生まれた仮想世界。今登録者は全世界で600万くらいかな。そのうち過去半年にアクセスした人が200万弱、カレントに参加している人が常時変わっているのですが、2万~3万。

私はまだ入って直ぐですが、3Dのなかなか面白い仮想社会です。実はこの世界はクレジットカード決済を通じて現実世界と繋がっていて、仮想社会での儲けを現実社会に引き戻すことが可能。例えば、ネット上でアタイアなどデジタル製品を売った場合には、その分の儲けがリンデンドルの儲けとなって、決められている為替レートに従って米ドルに変換可能。土地の売買も行われていて、デジタル的才能や商感覚に優れた人は別世界での経済活動の可能性あり。

仮想社会ながら、いろいろな取引が行われている。土地売買もそうです。私はたまにしか入っていないので、やっとアバター(仮想社会における自分)の体を自由に動かせる段階かな。初回に入ったときには、ニュージーランドの医療関係者としばらく会話しました。ははは、面白かった。その後も何人かと会話。世界中から参加しています。共通言語は、まあ英語かな。

ゲストとはかなり長く話しましたし、面白かった。今は訳も分からずに賞賛されている面がある。しかしアバターの動きが鈍いなどいろいろ問題もある。新しい仮想社会も生まれそうで、まあでも最初に生まれて非ゲーム型の仮想社会なので、もうちょっと極めようかな、と思っているのです。

多分今週に来週の放送は面白いと思うので、是非お聞きください。

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2007
04/30
Mon

2007年04月30日(月曜日)

日記

 (03:28)MLBのHPをたまたまこの時間に見たら、ドーンと岡島の顔写真が出てきて、こう書いてある。

 「Have you heard about Boston's Japanese star ?」

 「君はボストンの日本人スターについて聞いたことがあるかい?」。写真がなければ、誰もが思い浮かべるのは松坂でしょう。しかし違うのです。写真が間違っているわけではない。幼顔の岡島の写真の下には次のように書いてある。

 Daisuke Matsuzaka may be a fascination on two continents, but Hideki Okajima, Boston's other offseason import from Japan, is carving out quite a niche for himself in the Sox bullpen.
 その通り。今現在で言うならば、ボストンにとってより大きな存在感を持つ日本からの助っ人は松坂ではなく、岡島です。大リーグで投げた第一球をHRされた以外は、無失点。登板した過去11試合では一点も自責点なし。防御率は0.71。ヤンキースのリベラは前回セーブに成功する前は防御率が12.51でしたから、いかに岡島が傑出しているかが分かる。

 褒めすぎるとその次から悪くなるかもしれないが、MLBのHPが大きな写真と記事を掲げる価値は今の岡島にはある。ははは、栗原さんも嬉しいでしょうな。ま、今は生活の基盤を確立するのに忙しいでしょうが。MLBのHPの記事は以下のようになっている。

Okajima emerging out of the shadows
Japanese reliever proving to be a reliable arm in Sox 'pen

By Ian Browne / MLB.com

NEW YORK -- Unlike his fellow countrymen, whose every step had been followed from the Far East to Red Sox Nation, Hideki Okajima arrived in relative anonymity. Lost in the shadow of Daisuke Matsuzaka, Okajima cutely embraced that role with what probably ranked as the quote of Spring Training from any Red Sox player. "I'm willing to be a hero in the dark," said Okajima.

It was a great statement in theory. But the light is now shining brightly on the lefty reliever, who, in April gained more trust from manager Terry Francona than any Red Sox reliever but Jonathan Papelbon.

Okajima, contrary to some early misinformed speculation, did not come to Boston to be Matsuzaka's companion. In fact, the two did not even know each other until they became teammates this spring.

The Red Sox signed Okajima as a free agent for the sole reason that they felt he could be a key player in their bullpen.

And with the exception of one pitch -- his first in the Major Leagues which was promptly deposited over the wall by Royals catcher John Buck -- Okajima has been just that.

Since that Opening Day indignity, Okajima -- who has an ERA of 0.71 -- has not been touched. He brings a string of 11 consecutive scoreless outings into Tuesday night's game against the A's at Fenway Park.

Perhaps Okajima has Buck to thank for all the success that has come his way over the last few weeks.

"When I gave up the home run to him, I thought, 'Wow, Major League batters are really great.' Because of that one pitch, now I've been able to get this far," said Okajima. "That pitch was a good chance for me to learn what I need to do to have success in the Major Leagues. It made me rethink what way I can pitch in the United States and be successful. The result of that is where I am and how I'm pitching."

Born on Dec. 25, 1975, the 31-year-old Okajima has been a Christmas present of sorts for the Red Sox. Backed by a sneaky fastball, a plus-curveball and a changeup that has become a bigger weapon than the Red Sox expected, Okajima is pitching lights-out.

"We knew he was a left-handed pitcher that had command. But we saw him more as a fastball-curveball guy based on the scouting reports and video that we watched," said pitching coach John Farrell. "The biggest surprise is how he's brought along his changeup and really a split change that's given him a pitch that's got later action and good arm speed and deception with it. To me right now, it's probably the most effective pitch of his three-pitch mix. That's not to degrade his other two. That's the one pitch that's been the most surprising."

The true coming out party for Okajima came at Fenway Park the night of April 20, when, with Papelbon unavailable, Francona brought the lefty out of the bullpen to save a game against the Yankees. Okajima went right through the meat of the Yankees' batting order for his first Major League save and was en route to folk hero status.

"He's the one guy, because of that changeup, we thought he had a chance to go through the middle of the order and that's what he had to do and he did a great job of it," said Francona. "Now, all of a sudden, Pap didn't pitch and we've got some confidence in another guy that feels good about himself. It works team-wise really well. I think we can grow from that."

In fact, Okajima has been sensational against the Yankees thus far, holding them to one hit over five innings and striking out seven.

The rivalry is intense and all, but Okajima will tell you he's seen another version of it back home as a longtime member of the Yomiuri Giants.

"In Japan, there is a traditional match between the Yomiuri Giants and the Hanshin Tigers, and from what I saw when we played against the Hanshin Tigers in Koshien, the fans were going even more crazy then the fans here at Yankee Stadium," said Okajima. "In Japan, in the grandstands, musical instruments are loud, including trumpets and other instruments. Noise is definitely louder."

The Yomiuri Giants -- the team Okajima pitched 12 of his 13 Japanese professional season for -- were every bit as prominent a team in Japan as the Red Sox or Yankees are in the Major League Baseball universe.

"My experience in Japan definitely helps me to deal with these situations, and these big games and with a lot of pressure," said Okajima.

Before he started burying changeups and curveballs by star hitters like Jason Giambi and Hideki Matsui, Okajima wasn't sure how he would fare amid his new surroundings.

"At the very beginning when I came over here, I was pretty nervous," said Okajima. "A lot of things were going through my mind. But those thoughts and concerns are all gone now. I am very glad that I came to the United States to play baseball and I'm happy to be here."

Yankees first baseman Doug Mientkiewicz went so far as to dub Okajima the Red Sox MVP for April. Okajima laughed heartily when told of that statement by his translator.

"It's still very early in the season," Okajima said. "If I heard that at the end of the season, I would be very happy to hear that. I will stay humble and I will keep working hard to continue the success."

And the more he achieves, the smaller that shadow becomes. The hero in the dark is coming to light.

 MLBで投じた第一球をHRされたことで、目覚めたんですな岡島君は。だから、良かったのです。あれで目が覚めたが故に、今があると彼も言っている。

 ミンキエビッチも面白いことを言っている。まあそうでしょうね。岡島はボストンにとって「4月のMVP」。その後の岡島の言葉が良い。最後に赤くした部分です。そうそう。契約もそう長くないんだから頑張らないとね。それにしてもナイス。
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2007
04/29
Sun

2007年04月29日(日曜日)

日記

 (08:28)ははは、MLBのサイトでずっとヤンキース対レッドソックスを見てました。井川が良かったですよ。

 このサイトに山ほど書き込みしました。これから出掛けますが、まあ良かったのでは。
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2007
04/28
Sat

2007年04月28日(土曜日)

日記

 (12:05)ヤンキースの試合は、見ていて痛い。打たれた後のリベラの顔も痛いし、トーリ監督の顔も痛い。試合内容はもっと痛い。

 救いがなくなりましたな。調整登板でリベラを出したら、3連続ヒット。自責点は3点はついた。三分の一しか投げていない(一死しかとっていない)ので、防御率は絶望的な数字になったに違いない。松井もバットを振っていない。松坂に対する二つの中飛は当てただけ。

 ペティットはチームが逆転してくれたところでヒット、四球とあっさり点を取られて5回ももたず。アブレイユは全く当たっていないし、Aロッドも悪い。松井も悪い。ジオンビーが久しぶりに当たっているが、本来の当たりではない。ははは、暫くダメですな。相場的にはもう落ちようがない、というところなので、反発があってもおかしくないのですが。

 松坂はまたしても「もらった一勝」ですかね。なぜか4回に崩れる。しかし、その他の回は良かった。変化球をうまく使っている間はよいが、力が入って直球が150を超えてくるとおかしくなる。まだ本調子じゃないんでしょう。マウンドが固くて、足の筋肉がやや張っているという。

 それにしても、岡島は日本の球界では半ば引き取り手がないような形でMLBに行ったのですが、これで9試合連続失点なし。何と言ってもあのカーブが武器ですね。ポサダを三振にとった球など素晴らしい。

 これでヤンキースは負け越しが5。ボストンとのゲーム差は6.5。ま、まだ4月ですがね。
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2007
04/27
Fri

2007年04月27日(金曜日)

日記

 (17:41)今まで、「それは可能だ」と知っていながら実際にやろうとすると分からなかったことを、やっと覚えました。それは、こっちからかけようが、向こうからもらったものであろうと、相手と通話中に携帯電話内のメモリーから℡番号を調べ出すこと。そしてそれを相手に伝え、通話を続けること。

 これはけっこう頻繁に起こります。相手と電話中に、「じゃ、その電話番号を教えてくださいよ」とか、「じゃ、電話番号をください」と言われたとき。今までは一回電話を切って、調べて、そしてかけ直していた。そしていつも、「これは恥ずかしいことだ」と思っていたのです。二重の手間だし、自分のマシンにも付いていると知っている機能を使っていなかったのだから。

 昨日も同じシチュエーション。ついに自分に堪忍袋の緒を切らして(?)、周りの人に聞きながら自分の機種でそれがどうできるかどうか、出来るとしたらどうすれば良いのかを調べました。教えてもらった部分が大きかったのですが。何でもそうですが、一回出来るようになると、あとは簡単。

 私が使っているプレミニには、キーとして電話帳キーがない。通話中に大部分の機種ではそれを押せば電話帳は開く。プレミニでは一度中央にあるメニューキーを押して、そこから電話帳を開く必要がある。その点だけでした。その状態にしておくと、検索も簡単に出来る。

 「なあんだ.....」ということも、出来ると出来ないでは大違い。もう何年もこの機種を使ってやっと覚えた機能。今のマシンには、知らないけれども便利な、そしてまだまだ使える機能が一杯詰まって居るんでしょうな。
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2007
04/26
Thu

2007年04月26日(木曜日)

日記

 (17:41)ちょっと久しぶりかな、映画を見ました。前回は渋谷で「善き人々のためのソナタ」を見たと思ったのですが、今回はアメリカのルイジアナ州での実話小説をベースにした映画。

 all the kingsmenという長い題名です。生活格差が著しく大きかった第二次世界大戦前のアメリカはルイジアナ州。一部の豊かな、そして貴族的な生活をする人間と、圧倒的に貧しい、圧倒的な数の民衆。正義の味方で登場した元公務員の州知事(ショーン・ペン)が、選挙運動中に演説の方向を変え、民衆の心を掴む過程などは、見ていて迫力がある。

 当選するが、「善は悪からも生まれる」と、州の政治をおかしな方向に引っ張っていく姿には既視感がある。そしてその知事を見つめ、かつ多くの場面で知事に荷担する、以前は裕福だったものの今は没落しつつある一家出身のジャーナリスト(ジュード・ロー)。

 スタークという知事を見ながら、今の世界に照らすとベネズエラのチャベス大統領のような男だと思いました。州の資源をあさる石油資本などを激しく非難し、徹底して数を持つ貧しい民衆の味方をする。しかし、その中で徐々に汚職と傲慢に彩られる州知事生活を送るようになる。

 今的要素で言うと、格差映画です。当時のアメリカにもチャベスが生まれるような要素が色濃かったことが興味深い。よく見ていないと、「何を言いたいのか」分からなくなる面もあるが、政治の現実と人間が陥りやすい落とし穴を示しているようである。見終わって爽快な気分にはならないが、何か一つ残る映画でした。

 本は続けざまに新幹線の中などで三冊読みました。

 高層難民
 民主党は、なぜ頼りないのか
 本能の力

 うーん、どれもイマイチだったな。まあ一番「そうだろうな」と思うのは最初の本でしょうか。二番目の本は、その意図が明確すぎてダメでした。三番目の本は、「体罰の定義」からして納得できなかった。体罰の意味は認めるが、定義づけてするモノではないと思っているので。

 ちょっと最近良い本がないんですよ。
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2007
04/25
Wed

2007年04月25日(水曜日)

日記

 (17:41)二つの重要なニュースが。一つは、香港を除いても日本にとって中国が一番大きな貿易相手国になったこと、もう一つは今年第一・四半期だけの統計だが、トヨタがアメリカのGMを抜いて世界一の自動車販売メーカーになったこと。

 18年度対中国貿易総額は25日に財務省が発表したもの。「平成18年度の貿易統計速報(通関ベース)によると、対中国の貿易総額が香港を含まないベースで対米国を戦後初めて上回り、中国が最大の貿易相手国となった」とニュースは伝える。財務省は「原材料を日本から中国に輸出し、製造、組立をして輸入することが定着してきている」と指摘。

 実際の数字を見ると、「香港を除く中国向け輸出は11兆3145億円(前年度比21.2%増)、輸入は14兆1131億円(同13.0%増)で、ともに過去最高。合計額は25兆4276億円で、対米貿易の25兆1608億円を上回った」という。今までは香港を入れて中国が日本にとっての最大の貿易相手国だった。これが単独で達成されたことになる。

 もう一つのニュースは、トヨタのGM抜き去り。ウォール・ストリート・ジャーナルには以下のように書いてある。

GM Slips Into Toyota's Rearview Mirror
Japanese Firm Passes U.S. Rival for First Time In Quarterly Global Sales

The auto industry has a new No. 1: Toyota Motor Corp. Now it faces the considerable challenges inherent in just being big.

The Japanese auto maker surpassed Detroit competitor General Motors Corp. in quarterly world-wide sales for the first time, underscoring the profound shift that has occurred in the global auto industry once dominated by Detroit's Big Three. Surpassing GM, albeit for one quarter, caps a remarkable surge by Japan's No. 1 auto maker by output, which had a little more than half GM's world-wide sales volume a dozen years ago.

Toyota has had bigger manufacturing-quality recalls in the U.S., its engineering staffs are straining to keep pace with a growing array of vehicles and it has become a target for criticism by some environmental groups.

Moreover, the battle for dominance in the world auto market going forward will shift away from the U.S. market -- where Toyota benefited for years from a legacy of mistakes by Detroit's auto makers -- to emerging markets such as China and India, where energetic local auto makers are learning how to compete by reading Toyota's playbook.

 とこの記事が、これからトヨタが直面する、また直面している問題を指摘しているのが興味深い。そういえば、以前トヨタの幹部と会ったときに、「人材不足」を盛んに行っていましたな。

 いやいっぱい人材はいるんですよ。トヨタは人材の供給源になっている。しかし、戦線が拡大する中で、品質維持、販売管理などいろいろな面でトヨタは人材を必要としている。育ってはいるが、戦線の拡大が急すぎるという意味です。

 おっと、実数を忘れていました。両社が発表した数字によると、今年第一・四半期にGMが販売した車の数は226万台、対してトヨタが販売した車の数は235万台。GMの不振はもっぱら北米市場での不振に尽きる。

 このニュースを報じた英フィナンシャル・タイムズは、「これで北米の保護主義に火がつくかも」と解説しているが、そうでしょうかね。この見方はちょっと古い気がする。
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2007
04/24
Tue

2007年04月24日(火曜日)

日記

 (25:41)「もう一年以上大阪に来ているのに、そういえば行ってないな」と思って、大阪の難波より南、通天閣がある新世界から、さらに南のあいりん地区(通称釜が崎)に行ってみました。JRだと新今宮、地下鉄だと動物園前のあたりから更に南。

 今までは行っても南は相撲が行われる南海難波駅周辺とか、大阪の言ってみれば原点(市場や花街があったという意味での)があるとも言える西区(カウンター本の取材で何回か)、さらには電気街の日本橋周辺までしか行ったことはなかった。しかし今日は夕方から約束の時間まで2時間ほどあったので。

 新世界の周辺は、今は大阪でも大きく変わってきている街と聞いていましたが、なんか美味しそうな食べ物屋さんがいっぱいありましたな。私が興味を持ったのは、串カツどて焼き。食事の約束があったのでやむなく食べませんでしたが、いつかは行きたい。

 それにしても、あの通天閣の作り方は変わっている。歌に結構出てきますから知ってはいましたが、独特の建設の仕方だと。その周りにある店がまた変わっている。夕方でしたが、実に大勢の人(ほとんどが男性でしたが)が美味しそうに食事をしている。値段を見たら非常に安い。それにしても、通天閣の4本の足は頑丈そうだ。

 そこを過ぎて、さらに西成区の通称「センター」とか、警察署、さらには三角公園(これも通称でしょうか)にも行ってみました。警察署には驚いたな。あんなに頑丈に守られた警察署は見たことがない。どんなことが起きても守れる....という作りをしている。一人も警察官の姿を見ませんでしたが。

 三角公園では、大勢の男性が同じ方法を向いているので何かと思ったら、テレビか何かを見ている。圧倒的に男の世界です。「あいりん地区に外国人旅行者が進出」とかいうニュースはあったし、事実増えてはいるのでしょうが、さすがにこの地区では見かけなかった。

 その周辺にはびっしりと、「なんとかホテル」とか「なんとか宿泊所」が並んでいる。「一泊1400円」とかのカンバンが目立ったな。もっと安いところもあるのでしょう。この地区に住む労働者でも、例えば鉄筋組みなどで腕がある人は、毎日仕事があって、月収で相当な稼ぎがあるとか。「西成に住む人はまだ労働意欲がある人」との評価も聞きました。

 近くにあったスーパーには驚きました。大きく、かつ派手に「玉出」と書いてある。まあネオンばちばちの勝手な作り。最初パチンコ屋さんかと思った。しかしよく見ると「何々はいくら」と値段が書いてある。激安スーパーとしてサイトもある。24時間営業とも書いてある。

 しかしこのサイトにある、「1円セール」というのはすごいな。どんなものが売られているのか知りませんが。時間がなかったので中には入りませんでしたが、今度は中に入ってみたいと。大阪の南の南には今まで目にしたことがないものがいっぱいある感じでした。まあでも危険ですが。
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2007
04/23
Mon

2007年04月23日(月曜日)

日記

 (16:41)予定がなかったので暫く見ていましたが、「もらった一勝」ですね。まあ前々回と前回が「勝たしてもらっても良い試合内容」でしたから、これで帳消しと言えるのでは。

 私の松坂に対する評価は、「鈍感力が凄い」というものでした。高校からあれだけ騒がれて、しかも今も大投手でいるというのは、心臓に毛が生えていなければならない。実力はむろんなければならないが、外野の声をあまり気にしないある種の「鈍感力」が必要だと。打者に向かったときには敏感でなければならないが。

 しかし松坂もヒトの子だと思いました。Aロッドには凄く気をつかって投げていたが、他の選手に対する姿勢が甘くなる。そこで打たれる。ジオンビーの二本の当たりはそれほど良くなかった。しかし結果は6失点で、「運が悪かった」では済まない面がある。

 しかしそれでも勝てたのは、レッドソックスが今持っている勢いでしょう。特に4人の打者連続のHRは凄まじかった。うち3本はモンスター越えで、二本は場外。松坂は今回は勝たしてもらった。次は勝たないと。レッドソックスにとっては、今まで当たっていなかったラミレスに当たりが戻ったのが大きい。

 うーん、ヤンキースはこれで借金生活。明日から松井が戻るのですが、ピッチング・スタッフの手薄さはどうしようもない。暫く苦戦か。
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2007
04/23
Mon

2007年04月23日(月曜日)

日記

 (06:41)始まる前から盛り上がってますな。松坂対ヤンキース打線。MLBのオフィシャル・サイトを覗いたら

Sox go for sweep behind Dice-K
Boston (11-5) vs. New York Yankees (8-8), 8:05 p.m. ET
 の見出しで、以下の記事がありました。松坂もAロッドを気にしているようで。それにしても岡島の活躍でレッドソックスはヤンキースに本拠地で2連勝。フェンウェイでの対ヤンキース開幕3連勝があれば、それは1990年以降最初だというから、松坂に対するボストンの期待は大きい。ヤンキースは松坂に負けたら、今季 so far 負け越しになってしまう。ボストンはまだ「5」しか負けてない。そのうち「2」は松坂。うーん。
 The latest big "first" for Daisuke Matsuzaka comes Sunday night at Fenway Park, when the right-hander officially gets his initiation into the madness known as Red Sox-Yankees.
 When the Red Sox invested $103.1 million in acquiring Matsuzaka, certainly there were thoughts of how this talented right-hander from Japan could shift the balance of power in the American League East in both the present and future.
 This will be Matsuzaka's first chance to show how well he can stand up to the mighty Yankees, and their never-ending offense.
 A win would give the Red Sox their first three-game sweep of the Yankees at Fenway since 1990, and also create a four-game gap between the American League East foes.
 "I don't know what to expect since I've never experienced it before," Matsuzaka said of pitching in the rivalry. "But certainly I'm looking forward to it."
 Though Red Sox-Yankees adds yet another element of hype for Matsuzaka, he's used to it. His every move has been followed since the moment he arrived from Japan.
 "He's been the center of attention and he's been a really good pitcher," said Red Sox manager Terry Francona. "This certainly won't overwhelm him. From what I've seen of him, he enjoys immense things like this. He'll be just fine."
 When asked who on the Yankees he looked forward to facing the most, Matsuzaka offered four letters and a dash.

 "A-Rod," he said.

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2007
04/23
Mon

2007年04月23日(月曜日)

日記

 (00:41)PLCを使ってみて、「これは便利だ」というのを二つ。

 一つは、壁のコンセントだけが使用可能対象だと思っていたのですが、どんなに枝分かれしたコンセントでも問題なく使えると言うこと。つまり、どの家庭でもほとんど埋まっている壁際のコンセントを動かさずに、PLCの「どの部屋でもネット」が可能なこと。ただし設定は壁際の並んでいるコンセントを使ってやらねばならないかもしれない。

 第二に、コンピューターのワークグループ名を今まで使っていた家庭内LANと同じにしておくと、PLC経由でネットワークに入っても問題なくワークグループのコンピューターとして認識してくれること。これが大きいのは、メディアを移動せずにプリンターのない部屋からもコマンドを出すことが出来ると言うことです。プリント出来る。これが素晴らしい。親機と子機の主従関係は設定しましたから、このコンビはどこに行っても使えると言うことになる。ナイス。

 統一地方選挙では、長崎市長選に注目しました。伊藤一長市長が選挙運動中に倒れた後候補者が3人になってしまった。それほど有力ではない三人。で、まず前市長の娘婿が立候補した。横尾誠氏(40)。3人+横尾氏の時には、「3人の中から決まるよりは良い」と思っていました。世襲のおそれがありますが、有力ではない3候補の中から選ばれるよりはましと思ったのです。

 しかし望ましいことにもう一人出た。元市統計課長の田上富久氏(50)。お二人とも知らないので何とも言えませんが、補充候補も二人出たことで、長崎市民には健全な選択肢が示されたと思う。そして結果的に当選したのは、田上氏。

 実際に行ってみたわけではないので知りませんが、横尾氏陣営は徹底して弔い合戦、情に訴える選挙を行ったという。それは間違いだと思う。やはり政策を前面に出さないと駄目です。選挙運動も喪服で主に行ったという。気持ちは分かるが、横尾さんはご自分と政策を出さないと。長崎市民も戸惑ってしまう。

 そういう意味では、長崎市民は賢明な判断を下したと思う。参議院の補選は、自民・公明の与党と野党という組み合わせで見ると1勝1敗。これは予想通り、ということでしょうか。
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2007
04/22
Sun

2007年04月22日(日曜日)

日記

 (23:41)やっと暖かい週末。どこも人が多かった。連休を前にやっと春らしくなったと言うことでしょう。しかし春は昼は暖かくても、夜は寒い。着るものを考えてしまう時期です。

 ところで、「初期不良」というのはあるものですね。これまで何年も使っていたエア・エッジが古くなったので最新のスピードの出るのにしようと思って、新宿西口の家電量販店に行ったのです。土曜日に出掛けた帰りに。新しいのが出ていました。AX530INで、今年四月発売だという。

 もう一つ前のを買いに行ったのですが、速いほうが良い。2ギガ近く出る。ちょっとしたADSLです。で買って帰ったのですが、これがどうしても繋がらない。ソフトウエアを入れてもです。コンピューターがカードを正常認識して、あとは電話番号を合わせても。とにかくアンテナランプがつかない。

 私の知識でも「これは機器の故障」と分かる。しょうがないので、日曜日に電話してもって行きました。「来ていただきたい」というので。また設定に1時間以上を費やして、今度はちゃんと自分でPCをもっていって新しいマシンがきちんと動くことを確認して交換してもらいました。

 よく”初期不良”というじゃないですか。しかし今まではあまりぶち当たったことがない。しかし、今回はそれだった。珍しいものにあたってしまったということです。まあ色々勉強になりましたが。

 それと、マンションで家の中の無線LANの通りが悪いので、この際PLCにしようと思って、これも安かったので買ってみました。一時は品薄で凄い売れ行きだったそうですが、最近は落ち着いていることを確認して。

 親機も子機も同じです。ただスイッチで親と子を区別する。設定は簡単でした。CD-ROMが付いていない珍しいマシン。だから簡単設置です。それが済んだら使いたい場所にもって行って、実際に使ってみたら、十分に速い。これは便利です。今までは電波が弱いところでは「あっちかこっちか」と迷っていた。それがなくなる。
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2007
04/21
Sat

2007年04月21日(土曜日)

日記

 (10:41)ヤンキース対レッドソックスを見ていますが、松坂登板予定の第三戦は注目されるでしょうな。特に「松坂 対 Aロッド」の観点が。日本でもアメリカでも。松坂はアメリカでも注目の新人投手。Aロッドは絶好調。今日のシリングはAロッドに粉砕された。

 アレックス・ロドリゲス君は、本当に見ていてびっくりするほど絶好調。HRを左へ、そして右へと二本。右のHRは出っ張っているところとはいえ、「あのまま入るか...」という一本。第四打席のレフト線二塁打も球が上がっていれば入っていた。え、これで過去15試合で12本のHR。MLB記録だと。打点ももう30を超えた。一試合2打点以上。これはパワーですよ。サヨナラの満塁と3点HR。打率も4割に近い。凄い。

 一昨年、去年と、特にポスト・シーズンが惨めだった彼は、今シーズンは精神療法なども取り入れて復調をはかったそうですが、その成果が出ているようです。「ちょっと10月にとっておいてよ」と言いたいくらい。

 松坂は2敗だが、ゲームはちゃんと作っている。レッドソックスが打てないだけ。オリティーズはまあまあだが、ラミレスが全く駄目。もう何とかして欲しい。松坂が登板するときには、やはり松坂支援ですよ、わたしゃ。

 ということは、月曜日の午前中ですか。絶対見よう......。雪で流れないことを祈りながら。
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 (11:31)その後の展開が凄い。8回裏にヤンキースの中継ぎが打たれて6-2から6-3になったところでリベラ登場。しかしこのリベラが連打を浴びてヤンキース6-7レッドソックスに8回裏終了。

 9回に出てきたのは、クローザーではなく普段は中継ぎの岡島。ワンポイントではなく、フランコーナの顔を見たら、岡島で締めと最初から決めていたのだろう。その岡島がジーター(ニ塁ゴロ)、Aロッド(二塁ハーフライナー)を抑え、ジオンビーを外していたヤンキースはだらしない代打が最後の打者に。三振。ボストンでは、日本人投手二人の評価は上がりっぱなしでしょう。

 もうボストンに行っているだろうご夫人の栗原さんも嬉しいでしょう。二人のお子さんも。岡島は試合後のインタビューで、「(対ジーター)普通に行ったら打たれると思ったので、クイックで行ったり...。(対Aロッド)HRだけはいかんと思って、球に心を込めて....。(ボストンのファンに受け入れられたのでは、という質問に)まだまだです。もっとアピールしていきたい」と。

 まあでも強烈ですよ。ヤンキースはリベラはぼろぼろ。対するレッドソックスはクローザーが二枚になったようなもの。
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2007
04/20
Fri

てすと

日記

あかさたな

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2007
04/20
Fri

テスト

日記
テスト投稿です。
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2007
04/20
Fri

test

ニュース・お知らせ

テスト投稿です。

 

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2007
04/20
Fri

2007年04月20日(金曜日)

日記

 (25:11)あまりにも奇異で刺激的だ。だから放映されれば、かなりの人が見るだろう。実際に視聴率も良かったに違いない。

 しかし大きな問題がある。テレビで繰り返し全局で放送されるような人物は、徐々に英雄に見えてくる。大きな犯罪者であろうとも、だ。とどうなるか。「大きな犯罪をすればテレビで繰り返し放送される英雄になれる」と思い違いする人も出てくる。これは copycat(模倣犯)に繋がる。

 さらに犯罪であろうとも、繰り返し放送されることで、犯罪者の行為と人物が自己主張を始めてしまう。金正日は自分と父親が国のあらゆる場で繰り返し登場するように国を作っている。それと同じで、テレビでの繰り返しの放送は、その人物の行ったことに何らかの正当性を与え、犯人を英雄的存在に魅せてしまう効果が出てしまうものなのだ。場合によっては、親近感さえ感じる人も出てくるだろう。

 アメリカで韓国人学生チョ・スンヒ容疑者(23)から送られた「犯行声明」のビデオ映像を受け取ったNBC放送。そのビデオを警察に渡したところまでは良かったが、それを「これでもか」というくらいに使ったことで批判を浴びている。犯罪の分析に使うのなら良いが、どうも「それが刺激的だから」ということで使っているように私にも見えた。

  金曜日の朝のラジオ番組の前にCNNを見たが、CNNは(NBCへの)批判が高まっているといいながら、控えめに犯人の映像を使っていた。しかし、繰り返しの使用が問題な理由はまだある。まず第一に遺族の方々に失礼だと言うことだ。犯罪者の主張ばかりが流れるが、遺族の方々の声はかき消されている。遺族はこれに納得いかないだろう。32人はなぜ殺されたのか。

 第二に、大きな犯罪故にテレビの視聴率が上がったとしたら、テレビ局が結果的に犯罪から利益を得るような形になる。公共の電波の役割としては、社会を脅かす犯罪を抑止するような方向が望ましいし、実際に視聴者にとってもいつ被害者になるかも分からない社会は回避したい。この面でも大きな教訓が残った事件と言える。
 ――――――――――
 それはそうと、先週に引き続き金曜日の午後に出張。今回は長野市に。NHK長野放送局が独自に金曜日の夜8時から9時までやっている知るしんという番組に呼ばれて、出掛けたため。ちゃんと日帰りが出来ました。終わって直ぐに局を出て、9時40分に乗って東京に帰ってきたのが夜11時20分かな。

 本格的な報道番組でしたよ。なかなか力が入っていた。全国的なニュースになったあずみの交通の関西でのバス事故。あれがなぜ起きたのかを掘り起こしていた。VTRもよくまとまっていた。結局規制緩和は「力関係の変化」を呼ぶんですよ。旅行会社とバス運行会社の間の。規制緩和でバウス運行会社が著しく増えた。増えた方は競争に晒される。

 内容を余り深くは書きませんが、私からは一つ提案をしました。それは、あまりにも安いツアーは消費者にとっても不安だ。であるからこそ、旅行社は少し価格を高く設定して、その代わりに

  1. この300円は運転手を3時間おきに交代させるコスト
  2. この200円は運転手を良くきちんと休ませるホテル代
 と明示するのはどうだろう、ということだ。その方が、妙に安くて消費者が利用に二の足を踏むよりは時代の要請にあっては以内のだろうか、という点だ。是非そうして欲しいし、それの方が時代の要請にあっていると思う。
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2007
04/19
Thu

2007年04月19日(木曜日)

日記

 (00:11)先週の土曜日だったかな、コンペの後に私より上の男性Tさんが「最近体の調子がおかしくなって、調べてもらったらはしかだった」と言ったので、全員で「えーーーー」と言って、「年はなんぼ、、、、」と笑ったのですが、今日ネットサイトの記事を見てびっくり。

 なんと子供の間ばかりでなく、大人の間でも「はしか」がはやっているというのです。「じゃ、親愛なるTさんははやりものをもらっていたわけか....」と!?。普通子供のうちにかかって、はい終わりというやつじゃないですか。私はもう確かすませていたと聞いていたのですが。変な病気が最近は蔓延しますね。

 大阪からの新幹線の中でインド・ビジネス・センターの島田卓さんにばったり。以前インドをラジオ番組で取り上げたときにゲストに来て頂いたし、インドの本も読ませて頂いた。

 島田さんがさかんに「最近始めました」と言っていたのは、このサイトの事ですかね。インド株の日本における情報は少ない。まだあまりよく見ていませんが、「Sensexが15分遅れで....」と仰っていた。日本の投資家には貴重なサイトになるかもしれません。

 最近は月三回くらいのペースで日本で講演し、そしてまたインドとの間を行ったり来たりと。「今週はちょっと重なって忙しい」とも。もともとは東京銀行の方で、私も友人が多かったので何人も共通の知り合いが話の中で出てきました。

 東京に着いて直ぐに国際フォーラムでJストリームさんの10周年に。凄い雨の中、熱心なかたが大勢集まっていらっしゃいました。私のポッドキャストはこの会社のサービスでき上がっている。松永真理さんや、Always三丁目の阿部秀司さんなど多彩の方とお会いできて良かった。

 三丁目は、11月3日に「2」がリリースされるという。楽しみです。「一足先に、日本橋の上の高速道路をとってみました」と。ははは、それは景色が違うのではと楽しみですね。

 夜は誘われて渋谷の文化村で、写楽考を観ましたが、おもしろかった。写楽がいったい誰で、なぜ短い間に矢継ぎ早にあれだけの作品を残したのか、については最近のNHKの番組が取り扱っていましたが、「謎」と「説」が多い。

 それに一つの仮説を立てて劇を作り上げている。私はめったにこの手の作品を見ないのですが、写楽に関するテレビ番組を2本ほど見た後だったので、非常に「なぜ」が一つの説として理解できた。会場は満杯でした。

 昨日の「あいりん」地区に関連した文章には、いろいろな方からメールをいただきました。ありがとうございました。東京の山谷でもそうした現象が進んでいるという話を送ってくださった方や、「今がピーク説」に関する賛成のご意見の方。メールありがとうございました。<
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2007
04/18
Wed

2007年04月18日(水曜日)

日記

 (24:11)大阪の労働者の街「あいりん」地区が、労働者の減少もあって、大きく変身しているという話しは面白かったな。関西のテレビを見ている人しかご存じないと思いますが、街全体が今度は外国人の取り入れに尽力し、その結果全宿泊者に占める外国人の割合が著しく増えているという。

 見ていて面白かったのは、アメリカ人にしろヨーロッパの人にしろ、日本人がそうは言ってもあまり近づかない場所に、おもしろがって近づいていること。私が「インドの農村に行きたい」というとインド人の友人が「やめよう」と言っていたのを思い出しました。

 世界のあちこちをいっている人間としていつも思っている印象を言うと、今の世界は回るにしても主要都市の中心街はほとんど面白くない。例えば最近大阪の御堂筋にハリー・ウィンストンが出来たが、全く入る気はしない。なぜなら、東京のそれ(例えば銀座2丁目)と違ったモノが数多く置いてあるとは思えない。アメリカ村にしろ、裏原との違いは小さいように思う。

 これは別に東京と大阪の違いではない。世界の主要都市でほとんど同じ事です。主要な通りは、出ている店が見事に揃ってきている。地域住民には必要でしょうが、バックパッカーがああした店に興味を持つとは思えない。

 回って面白いのは、その国にしかないもの、その国にしかない地域、その場所にしか居ない人々です。少なくとも世界中を回っている旅行者にとっては、「あいりん」地区は興味の持てる場所でしょう。ホテル代、宿泊代が安いのも彼等にとっては良い。

 そういう点を考えれば、今まで「こんなところに人が来るのだろうか」という場所が実は街興しがけっこうできるという話しではないでしょうか。むしろ街をある程度そのまま出した方が良いと言える。

 ちょっと先の話しかもしれませんが、世界中の主要都市の中心部に同じようなブランドショップが出来ているのは今がピークではないでしょうか。今後は徐々にその街らしさをいかに作るかを考える時期に来ていると思う。
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2007
04/17
Tue

2007年04月17日(火曜日)

日記

 (09:11)バージニア工科大学の銃発砲・乱射事件は、銃社会のアメリカが常に抱える危険性をまたまた示しました。怨恨、狂気、人種騒動など直接的な原因は不明。これからの調査によるのでしょう。

 アメリカの新聞を読んでいたら、ウォール・ストリート・ジャーナルの中にFBIの類似事件発生警報を見付けました。アメリカでは学校での発砲事件はほぼ毎年のように起きている。ボーリング・フォー・コロンバインはまだ記憶に新しい。関連する記事は以下の通りです。

FBI Warns of Copycat Attacks
Mary Lu Carnevale reports on FBI advice on school shootings.

After a school shooting, watch out for copycats. That’s the message from the Federal Bureau of Investigation behavioral analyst who wrote the FBI’s main assessment of school shootings in the late 1990s.

The FBI today recycled the “threat assessment” and a fall interview with the author, Supervisory Special Agent Mary Ellen O’Toole, today after a gunman killed 32 in a spree at Virginia Tech in Blacksburg, Va. Watch out, she says, because, “We do believe a copycat effect takes place after these events.” Her advice: “Be aware of people’s moods. Don’t depend just on how they answer the question, ‘How are you doing?’” Most school shootings are planned, she says, so watch for signs: buying weapons and ammunition, target practice, suicide or other letters. “People who act out violently don’t wake up one morning and snap,” O’Toole says. “There are clues.”

But she cautions, “There is no typical school shooter,” so all threats should be taken seriously, and in the end, “There may not be a single thing that can be done to prevent a mission-oriented person from committing an act of violence.”

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2007
04/16
Mon

2007年04月16日(月曜日)

日記

 (11:25)朝日新聞というのは時々面白い記事を一面トップに持ってくる。今朝のセカンドライフもそう。

 なぜ興味を持ったかというと、実は先週の木金曜日にアメリカ版に入ったのです。ラジオ番組で取り上げることもあって。まあその前に、テレビの出演番組なんかで知ってはいましたが、入るきっかけがなかった。

 ただし先週の段階では、使ったマシンがビスタだったのですが、セカンドライフがVISTA対応していなかったこともあって、既に入っている人のアバターを借りて遊んだ。相手はニュージーランドの人で、英語でやりとりしました。面白かったですね。病院関係の人だった。しばらく話していました。もっと面白くなるには、相手が選べる、どういう属性の人かが分かることでしょうか。

 「近く日本語バージョンが発足」と知っていましたし、朝日新聞にもそう書いてあったので、グーグルで「secondlife」と検索したら、このサイトが出てきた。先週まではなかったと思ったのですが、朝日の記事にあわせて日本語サイトもオープンしたのですかね。

 アメリカのサイトと同じ名前で登録しようとして等、「既にそういう方はいます」と拒否され、しかたなくセカンドネームを別にして登録しました。

 しかしまあうまく出来ているなと思うのは、登録しただけではアバターが衣類を身につけていないのです。買わないといけない。どこで買うのかまだ分からない。ははは、今週集中的にやって、土地まで買ってしまおうかなと。色々な商売が出来そうです。まずは衣類はよく売れるでしょうね。

 気付いただけでもいろいろ面白いことがある。リンデンタイムもそうだし、当然リンデンドルもそう。クレジットカードで買うので、買うのは簡単。リンデンドル→米ドルはどうやったら可能なのか。

 登録者数は559万人、過去半年にアクセスした人は150万人とある。入っても続ける人は少ないと言えるかも知れない。私がどっちになるのか。大手企業もここには進出している。バーチャルとリアルが交差している面白さはある。
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2007
04/15
Sun

2007年04月15日(日曜日)

日記

 (22:25)ははは、鬼の霍乱ですかね。土曜日にちょっと喉が痛いなと思っていたら、日曜日起きたら38度近い熱がある。全く珍しいことです。めったに風邪も引かないし、熱も出ない。「久しぶりの熱だな....」と。

 全然苦しくはない。また私の理解としては、人間時々熱を出すのは身体の雑菌が死ぬし、熱が出ると言うこと自体身体の中に抵抗力があるということで、それほど気にすることはないと。ただし、ちょっと身体を動かすときにギシギシするのが気になりますかね。でもその他は通常と同じ。

 明日になったら良くなるでしょう。
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2007
04/12
Thu

2007年04月12日(木曜日)

日記

 (04:25)ニューヨークの株は大幅に下落(ダウで100ドル以上 書いている時点で)、一方ドル・円は119円台の半ばに.....。

 原因は3月末に行われた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録(11日公表)でしょうな。以下のように書いてある。最後の方です。

 In light of the recent economic data and anecdotal information, the Committee agreed that the statement to be released after the meeting should note that economic indicators had been mixed, that the adjustment in the housing market was ongoing, and that the economy seemed likely to expand at a moderate pace over coming quarters. Members agreed the statement also should indicate that inflation pressures seemed likely to moderate over time, but that recent readings on core inflation had been somewhat elevated and the high level of resource utilization had the potential to sustain inflation pressures. A persistence of inflation at recent rates could eventually have adverse consequences for economic performance. All members agreed the statement should indicate that the Committee's predominant policy concern remains the risk that inflation will fail to moderate as expected. The Committee agreed that further policy firming might prove necessary to foster lower inflation, but in light of the increased uncertainty about the outlook for both growth and inflation, the Committee also agreed that the statement should no longer cite only the possibility of further firming. Instead, the statement should indicate that future policy adjustments will depend on the evolution of the outlook for both inflation and economic growth, as implied by incoming information.
 特に下線の部分は効く。「もしかしたら利下げかも」というのが、最近のニューヨークの市場関係者の「次のFRBの一手」に対する期待でしたから。これを見る限り、3月のFOMC声明は、FRBが抱くインフレ懸念を意図的に表に出さなかったとも言える。

 マーケットは見ているようで、当局の意図をあまり読めていないというか、期待で見ているということでしょうね。ただし、ニューヨークの株の下げはそれほど続かないと思う。
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2007
04/11
Wed

2007年04月11日(水曜日)

日記

 (23:25)「ついに登場.....」という感じですかね。

 水曜日の夜です。タクシーに乗ったらスイカマークの付いた感知器が運転席と助手席の間から後ろに出ている。私はタクシーで初めて見ました。IDとかエディーの精算機なら今までも何回も見かけて、エディーは持っていますからこれは小銭がポケットに残らずに便利、と使ってきましたが。

 確かKMさんだったと思ったのですが、全部に入っているわけではなくて、その運転手さんが所属している営業所で100台のタクシーにスイカカード利用端末が付けられたそうです。さっそく利用してみましたが、一瞬精算ですから便利です。

 利用したときの音はエディーの方が綺麗かな。スイカの利用の時の音はちょっと控えめ。しかし小銭を持たずに乗れるタクシーが増えたと言うことは良いことです。

 東京に帰ってくる前の大阪では、ちょっと珍しいことをしました。東京は長年住んでいますから、街が何時頃はどうなっているというのが各地点についてほぼ予想できる。昔から徘徊していますから。しかし考えたら、大阪は市場(いちば)も知らないし、街の朝の顔は全く知らないことに気がついた。

 で水曜日は偶然ですが早く目が覚めたので、大阪の朝の街に出てみることにしたのです。たとえば心斎橋から道頓堀にかけての繁華街の朝の顔はいかほどのものか、また築地と並び称される大阪の市場・黒門市場はどうか、と思って。桜ばかりを見ているのが能ではない。

 心斎橋から道頓堀、というか難波にかけてのあの小さい道が幾重にも交差している場所は、予想通り朝の6時になっても、遊び疲れた若者たちが一杯たむろしていました。通りかかるタクシーに手を挙げるでもなく。いやにクロずくめの男の子と、これもクロっぽいアタイアの女性が目立つ。黒服さんかなとも思うが、風体が違う。

 がっかりしたのは黒門市場です。堺筋にある。築地の朝のような喧噪を期待していったら、朝は一部の店が開いているだけでひっそり。曜日のせいでしょうか。喧噪が増すのは何時なのか。また機会があったら行ってみたいと思っているのです。なにしろ、「大阪の台所」と言われている場所ですから。

 朝を少しでも見たことで大阪という街の24時間の回転に対するイメージが徐々にできあがりつつある。海外に行っても、そこの朝市などを見るのが好きですね。一日の始まりが分かれば、その街をよりよく理解できる気がする。

 それにしても、大阪の人は揃って「大阪はあかん」と言う。人口でも神奈川に抜かれたりして、確かに勢いでは東京、名古屋にちょっと置いて行かれている。しかし、私は面白い、伝統のある街だと思っているのです。堺筋を黒門市場を通過して南に下ると、「日本橋筋」になる。その先はまた堺筋。家電量販店がいっぱいあるのです。東京で言うならば、秋葉原。

 大阪の日本橋筋に「萌え系」がいるのか、いないのかは知りませんが、せっかく来ているのだからもうちょっと大阪探索をと思っているのです。
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2007
04/10
Tue

2007年04月10日(火曜日)

日記

 (25:25)東京はもう桜はほぼ終わりで、大部分の木が葉桜ですが、大阪や新幹線で通りかかった京都は今が盛り。染井吉野も実に綺麗に咲き誇っている。

 先週に引き続き、造幣局の通り抜けをしましたが、明日終了というのにまだ満開には至っていない。しかし先週よりはより多くの木が綺麗に咲いていました。といっても大阪の造幣局の桜は、一本一本が違う品種。満開の時期はそれぞれの木によって違う。

 でも何か不思議な気がしますね。天気なんかは全部西から移動してくるのに、桜だけは東から満開の時期が移動する。満開の時期は東京から北へも移動する。不思議な感じがする。

 それにしても、北朝鮮に対するアメリカの姿勢の変化には驚かされる。今日からはBDAにある北朝鮮の52口座の2500万ドルは、何ら問題がないお金だと言い出したようです。一部の報道によれば、ですが。

 いくらイラクで困っていて、議会が民主党主導になったからといって、そこまで主張を変えることはアメリカの威信にかかわると思う。リビアや旧ソ連に対して取った一貫した態度をなぜ取れないのかと。リビアと旧ソ連は、アメリカの一貫した姿勢故に変わった。

 彼の国は、言ったことをどのくらい守るか分からない国。何回もそういうことがあったにもかかわらず、アメリカが一貫した姿勢を取れないとしたら、事態は解決にではなく複雑化の方向に向かう可能性が高いと思う。
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2007
04/09
Mon

英国のバランス

日記

 山形の人は、「今日は最近では一番温かい」と言ってくれるのですが、日中はそうでもなくても夕方にはかなり寒くなる。やはり基本的に温度が違うんだなあ、と。でも気持ちよい寒さです。私は好きだな、このからっとした寒さ。

 多分初めてだと思うのですが、山形市に来ています。山形県でも、山形市から車で30分ほどの天童には真冬に来たことがある。その時は、凄い雪でした。そういえば、その時は鍋大会参戦というイベント絡み。ここがサイトです。しかし山形市には来たことがなかったと思う。

 今年の山形は全く異常だそうです。そういえば、全く雪がない。何でも何十年ぶりだそうです。天童も雪がないという。道を走っても、全く東京などと同じ。山形の街も歩きましたが、人口25万人という小型の都市ですが、小綺麗な印象を受けました。パチンコ屋さんも少ない。

 山形に来たのは、ITと地域興しに関するシンポジュームの基調講演のため。まあ私は消費者とエコノミストの立場から意見を開陳し、問題をかなり具体的に投げた。それを受けて専門家の方が意見交換を行っておられた。私もしばらくシンポを聴いていましたが、勉強になりました。ははは、私の講演の最中に警報ベルが鳴ったのには最初びっくりしましたが、しばらくして「何でもありませんでした」と。その後私はもう一回警報を経験。山形の警報機は鳴りやすい.....?

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2007
04/09
Mon

2007年04月09日(月曜日)

日記

 (25:25)ビスタはなんでこんなに使いにくいのか、と思っていたらあるコンピューター関連の仕事をしている人から、面白いことを聞きました。彼はこういうのです。

 以前はマイクロソフトの日本支社長はアメリカ本社の副社長クラスでした。今では課長程度ですから。それに、ビスタのアジアバージョンの開発は、東京ではなく北京でした
 と。そりゃダメだ。私のビスタは最近まで辞書変換が非常に遅かった。最近アップデートが出てかなり速くなったのですが、時期尚早にビスタを日本で買った人は皆苦労している。とにかくドライバーが酷かった。OSの発売段階でこれだけドライバーが揃っていなかったのは珍しい。いつになったら使いやすくなるのやら。

 東京都知事選挙を含めて、今回の地方選挙はすべて現職の勝ち。私が見るところ、挑戦者には難しい選挙だった。今に始まったことではないのですが。なぜか。

 思ったのは、地方政治は無力ではないが、雇用と資金の流れも経済のグローバル化の中で支配される時代において、また各自治体の財政の赤字が膨らむ中で、日本の県、市、町など各自治体が出来ることは徐々に狭まっている、ということ。だから、実際には地方自治多が出来ることは限られてきている。それは国民国家もある意味で同じなのですが。

 日本の地方自治体の中でも、税収の大きさでは東京都が突出している。その分東京が出来ることは多い。しかしその東京でも選挙戦の争点は分散した。そして有権者が石原都知事の三選を支持した最大の理由は「人柄」となっていた。

 立候補している人々は、「私はこれをやる」「これが出来る」と主張しているが、それがどこか選挙民として疑わしく感じるのは、各自治体の税収にしろグローバル経済の大きな流れの中で決まっているし、格差の問題もそうなのに、「私が出来ること」というのが過大に表示されているからでしょう。

 投票所に向かう際にも、「この投票にどのくらいの意義があるのか」とつい思ってしまうのが現実で、こうした傾向は暫く続くのでしょう。
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2007
04/08
Sun

2007年04月08日(日曜日)

日記

 (20:25)最近キオスクの人材募集の公告をよく見たり、場合によっては昼間でもキオスク自体が締まっているのを「おかしいな」と思っていたら、今朝の新聞で理解がいきました。

 朝日新聞だったと思ったのですが、「熟練店員去り、人手不足」とある。ややシステムを昔からいじったのですな。ベテランの勘と暗算の速さに依存したシステムを、スイカなどを使って若い人でもやれる方法に。

 しかしそれがうまく機能していない。ベテランは辞めたが、景気の回復で若い人が集まらないという状況。よってキオスクは180店の休業中だそうです。そりゃ大変だ。だからの「採用広告」になっているというわけですか。今後、人出不足はあちこちで顕在化するのでしょう。

 日中は桜の中を4人で歩いたのですが、行き帰りに面白い話がいっぱいありました。私のこの本に出てくる銀座の有名和食店が最近閉店したのは実は「夜逃げ」だったとか、超有名な寿司屋が実は実質倒産した状態だとか。

 店は難しいんですよ。変わっていないようで出すものを変えていかないといけない。客の味覚も変わるからだし、時代の要請も変化するかです。だから本当に長く店を出しているところは、しばしば客に気とられないように中身を変えている。

 いくつかの店のように、「この店は10年」と決めている店もある。これからも店の新陳代謝はすごい勢いで進むんでしょうね。今はミッドタウンに出している店も、一年もすると大分入れ替わることになると思う。ヒルズもそうでしたから。
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2007
04/07
Sat

2007年04月07日(土曜日)

日記

 (15:25)ボストンの新聞の興奮状態は醒めやらないようです。今日はこんな記事を発見しました。なかなか力が入っている。

Dice-KKKKKKKKKK Matsuzaka lives up to billing in debut victory
By Dan Shaughnessy, Globe Columnist | April 6, 2007

KANSAS CITY, Mo. -- Dice-K was Ice K. He was also 10 K. And Special K.

Maybe even a Japanese Pedro. Or a Pocket Rocket.

Given the hype and hysteria that have accompanied his every move and word since the Red Sox spent $103.1 million to acquire him, we figured it would be almost impossible for rookie righthander Daisuke Matsuzaka to live up to expectations in his first regular-season appearance before major league hitters.

But he did. On a day better suited for the Winter Olympics (36 degrees), Dice-K struck out 10 Kansas City Royals and allowed only one run on six hits over seven innings of a 4-1 victory at Kauffman Stadium yesterday. The game was witnessed by 23,170 real-life spectators (including Mrs. Dice-K, who was seated behind home plate), plus NESN-watching citizens of Red Sox Nation, and millions of proud Japanese fans, who got up at 3 a.m. to watch on television.

"It's great that I was able to record a victory in my first start," the moonfaced pitcher said through his translator. "Up until now, given all the expectations -- they were a little bit extreme -- but I'm happy."

He's not the only one happy. Red Sox owner John W. Henry, the man who approved the whopping $51.1 million posting fee to acquire Matsuzaka from the Seibu Lions, was also happy. Same for general manager Theo Epstein, who negotiated Dice-K's $52 million, six-year pact.

"It was nice to see him get off to a good start," said Epstein, who watched from the stands. "It was an organization-wide effort to get this guy. We put a lot on the line, but this is really just the beginning. It's always great to watch a pitcher who has a lot of different weapons."

Dice-K emptied his toolbox in the chilly climate. He threw fastballs, sliders, changeups, curves, splitters, cut fastballs, and two-seam fastballs in 108 pitches. Maybe even a gyro or two. It was mildly reminiscent of Pedro Martinez's first game with the Red Sox in 1998, when the Dominican Diva fanned 11 Oakland A's in a 2-0 victory.

Cynics can cite the brutal hitting conditions and the caliber of the traditionally last-place Royals lineup, but in his first game Matsuzaka delivered on all the expectations that accompanied his celebrated journey to America's major leagues.

"Expectations, from what I've heard so far, are unreachable," said Red Sox manager Terry Francona. "But he's got this thing figured out better than anybody else. He loves to pitch, he enjoys the game, and he's pretty good."

 なかなか名文でしょう。Ice-KはDice-Kから「D」をとったのでしょう。氷のように冷静だったと言っているわけです。そりゃそうだ。「びっくりするほど普通に試合に入れた」と松坂自身が言っている。「10-K」は10三振を指す。a Japanese PedroのPedroとはレッドソックスにいたペドロ・マルチネスを指すし、a Pocket RocketのRocketとは、以前ヤンキースにいて去年まではヒューストン(でしたっけ)でプレーしたロジャー・クレメンスを指す。

 ハハハ、今日ちょっと気になったのは一夜空けた松坂が、「勝ち続けなければ」と言っていることかな。そんなことは必要ない。負けるんですよ、いつかは。言っていたとおり、「ゲームを作ること」が出来れば、勝ち星は積み重なると思う。
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2007
04/06
Fri

2007年04月06日(金曜日)

日記

 (07:25)ものすごく嬉しいです.....と断った上で、松坂投手のメジャー初戦勝利には二つの留保条件があったと思いました。それは、ロイヤルズが昔から強いチームではなく、昨年は最下位だったこと。二つ目は、私の目から見て5回の三振、盗塁失敗のロイヤルズの攻撃について、「盗塁失敗」は松坂にとっては贈り物だった、と思っているのです。審判の目の位置にもよるのですが、私には二塁はセーフに見える。あの打者が残っていたら、その後ヒットが出たので2-2になっていた可能性がある。

 そういう印象は残ったものの、松坂のメジャー初勝利が立派な勝ちであることには間違いありません。私が午前2時30分から起きて試合全部を見ていて持った印象を書くと

  1. ゲームに向かう意識が「ゲームを作る」という一点に集中した点は、「大人の投手のデビュー」という印象がした(とても新人ではない)

  2. ゲーム全体を見ていて、彼自身が非常に落ち着いていた。ピンチの時にはそれが光った

  3. 自分の調子を図る冷静な目があったし、非凡さを感じたのはフィールディングで、アメリカの投手にない機敏さが感じられた

  4. チームメートに好かれている印象が強く、早くもチームに溶け込んでいるのが分かった
 という点でしょうか。ヒットは6本(HRが1本)打たれましたが、逆に非常に良い球も投げていて、その結果7回を投げ終えた段階ですが、三振が10個もあったことは高く評価できると思う。

 松坂の次の対戦相手は、今シーズンちょっと調子が良いマリナーズ。徐々に本領を問われるが、彼ならやれるでしょう。最後に試合が終わる直前のボストン・グローブの記事の書き出しを。見出しは「Worth the wait」(待つにあたい)です。

 KANSAS CITY, Mo. --Dice-K was more than OK.

 With millions of early rising viewers keeping track on Japanese television, Daisuke Matsuzaka struck out 10 in seven innings in his major league debut Thursday to lead the Boston Red Sox over the Kansas City Royals 4-1.

 Matsuzaka (1-0) allowed six hits, including a sixth-inning homer by David DeJesus, and walked one in his first game in the major leagues, his fastball clocked at 95 mph.

 His famed array of fastballs, changeups and breaking pitches at times was dazzling. Flashing a reddish-orange glove during his slow-motion windup, he retired 10 batters in a row during one stretch starting with the final out of the first inning. He struck out the side in the fourth on 14 pitches.

 He also proved himself a skillful fielder, pouncing off the mound three times to field weak grounders.


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2007
04/05
Thu

2007年04月05日(木曜日)

日記

 (24:25)六本木に行ったので、東京ミッドタウンを今度は違う角度で見ました。地下のスーパーマーケットを中心に。24時間営業というのがまず目に付いた。まあ私はあまり使うことはないかもしれないのですが、眠らない街である六本木としては考えてみれば当然という気がする。

 たまたま近くで店をやっている知り合い二人に店内で会ったので、一緒に回りながら値段を見ていたのですが、その人達は「そうは違わない」と。しかし店(東急ストア)の人に聞いたら、「ここはちょっと高くなっています」と。まあいろいろ揃っているし、24時間ということになれば、使い勝手が良いかもしれない。美味しい店、話題の店も多いらしいのですが、なかなか行けない。

 それにしても、相変わらず凄い人。あちこち動く気はしない。狙いを定めて行きたいところに行くというパターンが良いと思う。人の動きがぎこちないのは社会人一年生や就職活動の学生が多いことも影響していると思う。もちろん、新しい街の見学者そのものが非常に多いということが最大の原因でしょうが。

 屋久島に行って花粉症が楽になった件については、ある方からメールをもらいました。その人は以前から杉林に行っても鼻は楽だそうで、「花粉と都会の粉塵というかまざりものが合体したものが鼻に影響するのではないか」との意見を頂きました。そうかもしれません。

 それにしても、帰ってきても鼻の調子が良い。季節はまだ花粉症の季節ですが、しばらくは楽そうです。
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2007
04/04
Wed

2007年04月04日(水曜日)

日記

 (24:25)東京に戻ってきたら、いろいろな番組が変わっていますね。日経CNBCは結構変わっていて、見ていておもしろい。まだ多くの番組を見れていないのですが、朝の番組をかなり変わっているようで、これから見るのが楽しみです。

 それにしても、全く不思議なことに杉の島の屋久島から帰ってきたら、鼻の調子がすこぶる良い。それまでは痒かったり、痛かったり、止まらなかったり。ところが、屋久島に居た2日目くらいから非常に調子が良くなった。

 どうしてだか分かりません。杉の品種が違うのか。それにしてもどえらい天候です。夕方からスタンバイの花見の会だったのですが、向かうときの寒かったこと。しかし、終わったらちょっと暖かくなっていた。まだまだ三寒四温は続きそうです。
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2007
04/03
Tue

2007年04月03日(火曜日)

日記

 (14:25)屋久島から鹿児島経由で大阪に来ていますが、昼頃着で早かったのでそろそろ桜かなと思って大川の川岸を天満橋から桜宮駅に通じる橋の近くまで歩きましたが、それはそれは綺麗でした。9分という感じ。東京でもそうですが、桜は水面に映える。

 屋台が出ていて、やっているところと準備しているところと。シートが用意されていて、場所取り要員がもう暇そうに夜のために時間をつぶしている。少し歩くと左に八重桜で有名な造幣局が見えてくるのですが、既にあのピンクの花がほころびだしている。人がぞろぞろ。

 通常大阪造幣局の八重桜は4月の第二、第三週らしいのですが、今年は過去もっとも早く今週の5日から通り抜け解禁だそうで、そしたらあの庭は凄い人出になるのでしょう。屋久島にも桜はありましたが、山桜という感じで少し小さめだった。

  それにしても、日本語の読み方は難しいな、と改めて思う。東京にも大阪にもあるのですが、「大川」(通称)は「おおかわ」と読む。しかし屋久島にある「大川の滝」はどう読むか。なんとこれは、「おおこのたき」と読むのです。とても聞かなければ読めない。

 さらに、屋久島には「尾の間」と書いて「おのあいだ」と読む場所、というか集落がある。しかし種子島に行って「島間」はなんと読むかというと「しまま」です。南西諸島には西表島がある。「いりおもてじま」です。沖縄では「西」は「いり」です。

 しかし、種子島では「西之表」という一番大きな街は、「にしのおもて」と読む。まあ、人の名前も難しいのですが。
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2007
04/02
Mon

2007年04月02日(月曜日)

日記

 (26:25)屋久島でヤンキース対デビルレイズの試合を見ながら書いています。屋久島に来るのは去年に続いて二回目。去年この島に魅せられたのがまた来た理由ですが、今年は約一日かけて隣の種子島にも行ってきました。トッピーでちょうど30分。

 屋久島が小さい割に九州一高い山(宮ノ浦、1900メートル前後)を持つ島なのに対して、種子島は地図では全般に平坦な島に見えた。しかし行ってみたら確かに一番高い山で280メートルしかないが、実に起伏に富んでいるのです。地図で見るのと大違い。田植えを間近に控えた田圃が多く、赤米も出来る。屋久島には田圃は少ない。豊かな島という印象です。その象徴なのか、島中にちっちゃなのから大きなのまで、実に多数の神社がある。その数の多さにはビックリします。日本で一番最初に稲作を行った島との見方もあるそうです。

種子島南部の門倉の鉄砲伝来碑  種子島といえば鉄砲伝来と宇宙センターですが、この二つは目と鼻の先です。鉄砲伝来を記した場所から、宇宙センターが見えるのです。ちょっと遠くですが。ともに南部にあって、門倉という岬から直ぐの地区。16世紀(確か1543年)と20世紀(さらには21世紀)が同居している。こんなに短い距離に。むろん種子島の南部が宇宙センターに選ばれたのは赤道に近いなどの理由がありましたが。

 やはり伝来の地に行くと感慨がある。いつかは日本に鉄砲は伝わったのでしょうが、種子島は昔から砂鉄が取れて、優秀な刀鍛冶がいたからこそ、ポルトガル人から島主が買った銃から日本製が出来るまでに1年しかかからなかった。種子島だからこそ出来たような気がする。しかもそこには、金兵衛という職人と、ポルトガル人と一緒に彼の地に渡った若狭という娘がいたことも知りました。種子島がずっとポルトガルとの良い関係を維持していることも知った。

 宇宙センターでは、大型ロケット発射場、司令センターなどを回る約1時間のツアーに参加したりして見学しました。大型ロケット発射場は迫力がある。ロケットの噴射した煙が海側に主に流れる仕組みなどが面白かった。打ち上げロケットの両側に立つ鉄塔は、実は主な狙いが避雷だったとは知りませんでした。ドーリーという63もタイヤがある運搬車も面白かったですよ。ゆっくり組み立て倉庫からロケットの発射サイトに運ぶ。

 それにしても、宇宙センターの周辺は「こんなに綺麗なのはもったいないだろう」というくらい環境が、そして景色がよい。種子島のいわさきホテルからはエレファント・ヘッドという非常に印象的な岩がある。海岸も綺麗だし。世界一綺麗なロケット発射場と呼ばれているらしいが、その意味がよく分かる。まあ面積はNASAのケネディセンターのわずかに2%しかないらしいのですが。

 種子島の若者4人には助けられました。誤ってレンタカーを砂浜にはめてしまったのです。前輪駆動なので、出られなくなった。全く偶然にそこにきていた島の若者4人がロープを張って四駆で後ろから引っ張ってくれた。4人がいなかったら、2時間は時間を無駄にするところだった。感謝感謝。実は種子島では帰りのトッピーの時間を間違えて余裕の筈が間一髪というドジもあった。しかしまた来たい島でした。この鹿児島の南にある二つの島は個性があって良い。

 屋久島は去年一応回りましたので、今年はゆっくりと主要道路を外れに外れて海岸にある海の中の温泉などを訪ねて。工房も屋久杉のそれや、屋久焼のそれなどいろいろあって、ちっちゃいがそれぞれこじんまりと経営をしている。そうした店を見るのも楽しかった。フルーツ園なんてのも面白かったな。マンゴが美味しい。パビルスの木もありました。

 まあでも、二つの島とも道を走っていると廃屋のような家がいっぱいある。高齢化も進んでるんでしょう。後継者が島に残らなかった家も多いはずです。一方で、明らかに暖かいし、個性もある。地価が安い、しかも豊かな自然もあるということで、退職して島に土地を買い、そして移ってくる人も多いそうです。これからの島の運営はどうするのか、難しいところでしょう。

 書いている最中に、岩村が松井の前に実に綺麗なヒットを放った。松井はまだノーヒット。ヤンキースは負けている。どうなることやら。


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2007
03/30
Fri

2007年03月30日(金曜日)

日記

 (22:25)金曜日ということもあったのでしょうが、やはり桜の花が咲いた影響。それとも東京ミッドタウンの開業 ?

 東京は歩くと異常に人の出が多く感じた印象でした。行く予定はなかったのですが、東京ミッドタウンには誘われて午前11時から午後1時前まで行ってみました。あちこち歩くのではなく、ユニオン・スクエア東京というニューヨークの店が発祥の店でちょっとランチを。

 従業員から何から今日から本格スタートですから、そりゃ手際は悪い。あそこ働いている人は皆どこかから集められている。一人一人は例え熟練でも、人人の間の連携はどう考えても一週間の訓練期間しかない。場所として落ち着くのは少なくとも半年はかかるんでしょう。その間は、あそこのレストランに入ったらあまりイライラしないことです。それが嫌なら、暫くたって行った方が良い。

 箱はなかなかいい。緑が多いのが素晴らしい。全敷地面積の4割が庭。その庭は、もう桜の木が綺麗に花がついている。苗木ではないのです。乃木坂の方から歩いて、桧町公園をしっかり見てから、2121を左手に見て入っていくのが良いのではないかと思いました。六本木交差点から入ると、ただのビルの固まりにしか見えない。

 夕方は渋谷で打ち合わせがあった後、麻布10番近辺で打ち上げが一つあったのですが、歩きで通りかかった六本木ヒルズでは、大勢の椅子に座った白い制服(ジャンパーですが)を着た人が、人の流れをカウンターで数えている。ピント来ました。「(ミッドタウン開業で)人の流れがどう変わっているのか数えているな....」と。

 午前中にミッドタウンを見ていたので、ヒルズの人の少なさは強く感じました。風がただ街を通り抜けている、という感じ。ほんとに風が強かったのですよ。打ち上げ後、午後8時過ぎだったと思います。近くの毛利庭園の桜を見に行きました。テレビ朝日のお天気キャストは大部分があそこから行う。綺麗そうだったので、全員で行ってみたのです。また白い服のおじさんがいる。

 で、聞いてみました。「人の流れの変化をカウントしているんでしょ...」と話しかけて。そしたら、「はい」ということなので、ヒルズとしてはミッドタウンの影響を測り、今後の対応を考えているのでしょう。

 ヒルズの展望階に上って、ミッドタウンを見てみました。上がブルーのランプであそこはホテルゾーンだと思います。リッツが入っているところ。下が白で、これがまたきらびやかなのです。特に右側が。住民から文句が出ないんだろうか、と思うほど。オフィスの部分なんでしょうね。ヒルズから見てミッドタウンで一番高いビルの右三分の一が、他の部分と光り方が違う。普通のビルは、階で明かりの量が違い、全体としては光りの量がビル全体に散らばっている印象ですが、ミッドタウンは明らかに変えている。つまりヒルズから見て右を輝かせている。綺麗に帯(縦縞の)を作って。

 「何時までライトアップしているのか」とか言う話になったのですが、10時前には解散したので、それは分からずじまい。何時なんでしょうか。ヒルズもミッドタウンも自然に人や店が集まったというより、構想し、人を集めようとして作った街。歩くんだったら、やっぱり銀座とか表参道の方が楽しい気がする。

 この隣接する二つの人工の街が、どう個性を高めあって人がいつまでも集まる街を作れるのかは、「これからの課題だな」と思いました。
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2007
03/29
Thu

2007年03月29日(木曜日)

日記

 (22:25)今日は、悩んじゃいました。「こんなことでいいのかな.....」と。

 何かというと、バーナンキの発言についてです。最初に見たのは、日本の新聞(複数)です。揃って、「(米経済)先行き不透明感増す」といった表現になっている。バリエーションはあって、「米経済に不確実性」「(FRB議長)米経済先行きに不確実性増す」「米経済、不確実さ増す」と様々だが、要するにアメリカ経済の先行きに不透明性が高まったとある。これらを読んだ段階で私が思ったのは、「バーナンキはアメリカ経済に随分と弱気になったな」ということ。なぜなら、バーナンキは今までの証言、発言ではアメリカ経済の先行きにすこぶる強気だった。

 しかし、同じバーナンキ発言をウォール・ストリート・ジャーナルや英フィナンシャル・ タイムズでも読んでみたのです。見出しが全く違った。「Bernanke notes risks, but holds to outlook」(ウォール・ストリート・ジャーナル)、「”No need”for Fed rate cut」(FT)とある。明らかにトーンが違う。ウォール・ストリート・ジャーナルは見出しだけで、「バーナンキはアメリカ経済に対する見通しを変えていない」と主張している。

 この段階で私が不思議に思ったのは、「どっちが正しいんだい?」ということ。当然、証言全文に当たる。ここにあります。で、日本の新聞が「米経済に先行きに対する不透明感がここ数週間でやや増した」と訳している部分に相当する文章をバーナンキ証言の中に探してみる。キーワードはたぶん、uncertainties だろうと思って。

 一発で出てきました。最後の最後の方に、「However, the uncertainties around the outlook have increased somewhat in recent weeks.」とある。「ここか」と思う。直訳すれば、「その見通しに関する不確実性が、この数週間に若干増加した」と訳せる。そこで思ったのは、「the outlook」とは何かという問題です。そこで、パラグラフ全体を読んでみる。こう書いてある。

 In regard to monetary policy, the Federal Open Market Committee has left its target for the federal funds rate unchanged, at 5-1/4 percent, since last June. To date, the incoming data have supported the view that the current stance of policy is likely to foster sustainable economic growth and a gradual ebbing in core inflation. Because core inflation is above the levels most conducive to the achievement of sustainable growth and price stability, the Committee indicated in the statement following its recent meeting that its predominant policy concern remains the risk that inflation will fail to moderate as expected. However, the uncertainties around the outlook have increased somewhat in recent weeks. Consequently, the Committee also indicated that future policy decisions will depend on the evolution of the outlook for both inflation and economic growth, as implied by incoming information.
 つまりこの部分は、アメリカの金融政策に関して述べている。「In regard to monetary policy」という部分がそれを物語っている。つまり、そもそもパラグラフ全体としてアメリカ経済を論じた部分ではない。あくまでもアメリカの金融政策を論じている。では、「the outlook」とは何か。読み流すにしても、「the Committee indicated in the statement following its recent meeting that its predominant policy concern remains the risk that inflation will fail to moderate as expected.」の部分を指すと分かる。

 何を言っているかと言えば、「圧倒的に考慮せねばならない政策運営上の懸念は、インフレが予想されたようには緩和しないかもしれない」という懸念、見通しである、と言っているのだ。だからこそ、「consequently.....」以下の文章になるのだ。「Consequently, the Committee also indicated that future policy decisions will depend on the evolution of the outlook for both inflation and economic growth, as implied by incoming information.」。

 この「the Committee indicated in the statement following its recent meeting that its predominant policy concern remains the risk that inflation will fail to moderate as expected.」という文章は、3月21日に終わった出たFOMC声明の中にある。

 「the outlook」がそこを指すのであるから、「the uncertainties around the outlook」は、「インフレが予想されたように緩和しないかもしれないという見通しに対する不安感」と訳せる。アメリカ経済に関して述べているのではない。日本中の新聞読者が、日本の新聞の揃っての明確な、しかし非常に肝心な点での誤訳でアメリカ経済に対する間違った見方を持たされたとしたら、実に不幸なことだと思う。

 つらつらとバーナンキの証言を最初から改めて読んでみました。読めば読むほど、ウォール・ストリート・ジャーナルの「Holds to outlook」という表現が正しいことが分かる。つまり、バーナンキはアメリカ経済に対する全体的見方としては、依然として強気なのです。ですから、リスクの存在を挙げながらも、それらは統御可能だという意味合いの次のような文章が出てくる。

 At this juncture, however, the impact on the broader economy and financial markets of the problems in the subprime market seems likely to be contained.

 Thus far, the weakness in housing and in some parts of manufacturing does not appear to have spilled over to any significant extent to other sectors of the economy.

 これらを読み砕いたら、バーナンキが「米経済の先行きに不安だとか」「不確実性が高まった」などとは、とても言えない。

 加えて、日本の大部分の報道は28日のニューヨーク株価の100ドル近い(ダウで)下げに関して、「バーナンキのアメリカ経済に対する不確実性発言」が弱材料になっているし、加えての米経済指標の弱さが背景であると伝えている。これも違う。株が嫌気したのは、先のFOMC声明が「利下げ」を予感させたのに、今回議会証言に立ったバーナンキが金融政策のバイアスは依然として「inflationにある」と述べたことからです。つまり、バーナンキの「アメリカ経済には依然として強気」という部分に反応している。「なんだ、利下げはないのか」という点。180度違うじゃないですか。

 ほんまにどうなっているんでしょうね。同じ証言が、日米で全く正反対に受け取られる現実。しばし亜然でした。
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2007
03/28
Wed

2007年03月28日(水曜日)

日記

 (22:25)大阪への行きは山形経由で飛行機で入ったので分かりませんでしたが、大阪から東京への移動は、特に東京が近づいた段階で咲き始めた桜を数多く見ることが出来て、なかなか楽しかったし、壮観でした。むろんまだ3分咲き、4分咲きが大部分ですが、中には満開に近い木もある。

 大阪はやっと火曜日が開花でした。大阪城公園の標本木に5輪の花びらが付くと、開花ということらしい。大阪の前に桜が関西で咲くのは、和歌山だという。関西はあと2週間が見所なんでしょうね。東京はこれから10日ぐらいでしょうか。東京は、どこに行っても桜はある。

 今日は食事が赤坂だったので、終わった後アメリカ大使館上からアークヒルズの裏側に出てどのような状況かを見てみました。結構綺麗に咲いていました。特に坂を上がった方の木がよく花を付けていた。溜池に近い方は、まだ2分、3分咲き。あと数日たつと、あの坂は凄い人出になるのでしょう。

 新幹線の中では、久しぶりに音楽を聴きながら二本の原稿を書きました。音楽は、ソニーが最近出したWalkman×videoで。このマシンは出て数日して買いましたが、きわめてスグレモノです。軽いし、機能に切れがあるし、音は良い。手の中にすっぽり入る。しばらく離せそうもありません。あと、W03Hのビスタ用ドライバーが出たので、これでビスタもほぼXPと同様に外で動かせるようになった。しかし、辞書変換が遅いなどまだまだビスタは問題が多い。
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2007
03/27
Tue

2007年03月27日(火曜日)

日記

 (23:25)別に山形繋がりではないのですが、たまたま大阪場所で来阪している時津風部屋の年寄り・佐ノ山親方とまたまた会食。東京にも進出している六覚燈(ろくかくてい)で総勢5人で。ははは、しばらく山形の話で盛り上がりました。

 どのくらい正しいのかは知りませんが、関取名鑑では佐ノ山親方についてはこう書いてあるのですが、実際のところ相撲以外でも実に幅広い知識をお持ちで、冗談もちょっときわどいがなかなか決まる。話していた楽しい方です。

 今場所は、時津風部屋的には良い場所だったと。豊ノ島が勝ち越し。来場所には、小結くらいには進みそう。時天空は負け越してしまいましたが、あと一勝というところでの負け越し。当面の願いは、「優勝力士を出すこと」とのこと。来場所は東京、その次は名古屋、その次は東京で、地方は最後が福岡。

 去年の福岡場所は私も行きましたが、会場が1万人も入ることもあって、なかなな一杯にならない。若貴ブームの時には、まるで芸能人扱いで一杯になったものの、「あと必ず反動がくる」のが目に見えているので、今は「昔に戻った」という程度だという。

 私としては大阪場所の最後の2番についてちょっと意見があったので聞いたのですが、一番は勝ちたい一心で許せるが、もう一番は好ましくないと。私は二番とも「ちょっと」と思ったのです。やはり場所の最後は「横綱相撲」で終わった欲しいな、と。ファンの勝手な思いですが。

 大阪の六覚燈はカウンターとその後ろにテーブル席が5つくらい。店がウラとオモテで2軒あって、ソムリエなどは二つの店を行ったり来たりしている。串ですから、むろん油を使うのですが、結構食べても油っこくならないというのがミソかな。東京の店は、銀座6丁目の交詢ビルの確か4階にあった。

 それにしても、時代を作った人が次々に亡くなりますね。80歳と聞けば納得はするのですが。ちょうどケイタイにニュースが入ったのは食事中でした。確かお寺の子供さんだった。ニュースを見ると、「スーダラ節」と「無責任男」が象徴的に出てくる。しかし、そこに至る過程ではいろいろあったのではないでしょうか。葛藤もおありになったのだと思う。植木等さんのご冥福をお祈りしたいと思います。
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2007
03/26
Mon

2007年03月26日(月曜日)

日記

 (20:25)山形の人は、「今日は最近では一番温かい」と言ってくれるのですが、日中はそうでもなくても夕方にはかなり寒くなる。やはり基本的に温度が違うんだなあ、と。でも気持ちよい寒さです。私は好きだな、このからっとした寒さ。

 多分初めてだと思うのですが、山形市に来ています。山形県でも、山形市から車で30分ほどの天童には真冬に来たことがある。その時は、凄い雪でした。そういえば、その時は鍋大会参戦というイベント絡み。ここがサイトです。しかし山形市には来たことがなかったと思う。

 今年の山形は全く異常だそうです。そういえば、全く雪がない。何でも何十年ぶりだそうです。天童も雪がないという。道を走っても、全く東京などと同じ。山形の街も歩きましたが、人口25万人という小型の都市ですが、小綺麗な印象を受けました。パチンコ屋さんも少ない。

 山形に来たのは、ITと地域興しに関するシンポジュームの基調講演のため。まあ私は消費者とエコノミストの立場から意見を開陳し、問題をかなり具体的に投げた。それを受けて専門家の方が意見交換を行っておられた。私もしばらくシンポを聴いていましたが、勉強になりました。ははは、私の講演の最中に警報ベルが鳴ったのには最初びっくりしましたが、しばらくして「何でもありませんでした」と。その後私はもう一回警報を経験。山形の警報機は鳴りやすい.....?

 終わった後は、せっかくなので山寺を見に行きました。芭蕉も足を運んだ寺だそうで、これを上まで上がったら大変だという気がしました。少し階段を上がってみました。空気がピリッとしていて、時間があればという印象。

 運転手さんが「見ていきましょう」というので、芋煮会に使われる川の近くにあった大鍋を見て移動。でも内陸で、夏は暑そうですな。
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2007
03/25
Sun

2007年03月25日(日曜日)

日記

 (00:25)ははは、今日は夜中からフジテレビのニュースとスポルトを見ました。女子のフィギャーの絵は他の局では見られないようなので。実際の演技の時には見ていられなかったので、ニュースで見るしかない。

 スポルトでは各選手の演技をかなり長くやってくれたので、だいたい分かりました。キム・ヨナはジャンプを二つ失敗しましたが、表現力はあるなという感じ。腰が痛かったとか。アメリカの選手は全体に見るべきところがなかった。

 やはり圧巻は浅田選手と安藤選手の闘い。最終的にも僅差。確か194.45対195.05かな。浅田選手の聴衆を呼び込む、というか、惹き付ける力は素晴らしい。SPよりフリーで点が伸びる。彼女は今回のSP失敗に関して、「SPの重要性が分かった」と言っていたので、今後も非常に安定して強い選手になるという印象を持ちました。演技が終わった後の彼女の嬉しそうな顔が印象的でした。

 安藤さんは今までの奔放な印象が非常に変わった大会だったように思う。インタビューに対する答えも、「大人」を感じさせた。といっても、19才でしたっけ。「家族、その他にも喜んでくれる人がいて、ニコライにも、そしてファンの皆さんにも.....」と気配りのある発言。

 4回転をニコライの指示で封印して、3回転でほぼノーミスの演技。本人が「メダルはもらえたかな....でも順位は」と言っていたのが印象的。分からないんでしょうな、本当に。この時点の浅田選手の顔も真剣でした。

 まあ日本での大会ということもあるのでしょうが、ワンツーが日本人というのは、サッカーがペルーに勝ったことこととあわせて、なんとなく嬉しい一日でした。

 (追記 09:15)朝の東京新聞によると、オリンピック後の安藤さんは「美しい心を持って、人としても美しく輝きたい」と誓って、今季の公式練習では滑り終わると製氷係の一人一人に「ありがとうございました」と頭を下げて回った....という。姿勢はちゃんと現れるものということですか。過去の安藤ではない、と。
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2007
03/24
Sat

2007年03月24日(土曜日)

日記

 (19:25)映画館で見るケイタイ電話警告や盗撮防止の絵を描いているのは誰だろうと思っていたら、水曜日の深夜のNHKテレビを見ていて、五月女ケイ子さんという人だとやっと分かりました。そういえば、彼女の絵はあちこちで見る。

 NHKを見ていたら、彼女は年間1000枚書くと言っていた。一日に3枚弱。興が乗れば、一日に10枚とか20枚書くんでしょうね。番組の中では15分で一枚仕上げていましたから。想像力・創造力を逞しくするのが作品を作るコツだという。なるほど。

 それにしも、世の中には才能のある人がいるものだ、と。絵が全く駄目の私などには想像もつかない。彼女の絵は実に特徴がある。今後も書き続けて欲しいものです。つい「さおとめ」と読んでしまうが、どうやら「そうとめ」という読み方のようです。

 今日笑った新聞記事と言えば、ウォール・ストリート・ジャーナルの「$25 MILLION FOR KIM」という記事の中に出てくる「pre-emptive concession」(先制的譲歩)という単語です。むろんこれは、「pre-emptive attack」をもじって使われている。ブッシュ政権はイラクに対して先制攻撃を仕掛けたのに、北朝鮮に対しては先制譲歩をしていると。

 この記事が言っているとおりですよ。アメリカはつい一週間前には、「金正日が2500万ドル全額を取り戻すことはない。取り戻したとしても三分の一か半分だ」と言っていた。このお金が不法に関わっていた疑いも濃い、と。しかし北朝鮮問題を早く解決したいが故に、アメリカは手続き問題を無視して北朝鮮と「全額返還」を約束してしまった。

 案の定問題が起こった。中国政府が過半の株式を持っていると言っても、香港市場に上場し、国際金融取引のルールに則って商売をしなければ国際金融界から締め出されかねない中国銀行が、バンコ・デルタ・アジアの北朝鮮資金の受け取りに難色を示した。それはそうだ。アメリカは、バンコ・デルタ・アジアに対して、国内銀行に取引禁止を命じている。もしそこからうかつに資金を受け取ったら、中国銀行が国際金融界で商売が出来なくなる。

 ヒル国務次官補は一生懸命やっていると思うが、北朝鮮の正体が見えていないように思う。体制の維持、不法でも何でも資金のゲットが出来れば良いと考えている今の体制が、「それでも常識の働く国なのではないか」と見誤っているのではないか。

 石油も電気も不足している北朝鮮では、まともな経済活動も行われていないと考えるのが自然だ。体制の維持ばかりに頭が言っている間に、北朝鮮の国力はますます弱っている。核だけが突出している。全体像を見れば体制の弱体化は進んでいると思うが、それにしても局面局面では他の諸国が北の手のひらに乗せられているようにも見える。こまったものだ。
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2007
03/23
Fri

2007年03月23日(金曜日)

日記

 (00:25)木曜日は、二つの番組のためにちーと 勉強しました。一つはICタグについて、もう一つは中国の物権法について。分散 的な知識はありましたが、番組のためにはそれをもう一度知識としてまとめ上げ る作業をしないといけない。知識はあっても、必ずしもその知識がオーガナイズ されていないわけですから。そこに自分自身の体験や取材の時の思いを重ねれ ば、少しは語るに足るものになると思うのです。

 中国の物権法は、調べれば調べるほど何かを先導する措置と云うよりは、経済 の成長を持続させるためには追認せざるを得なかったものだということが分か る。現状追認です。日米欧で「中国の新たな改革」というのはちょっと持ち上げ 過ぎ。

 日本ではモノに対する私人の権利は当たり前であっても、当然ながら中国では この「物権法」には左派から激しい反発がある。「社会主義の骨抜きだ」と。先 頭に立つのは北京大学の恐献田教授など。

 それも無理からぬところで、中国の憲法は数年前に私有財産を保護する規定を 設けたものの、その地位は公共財産に比して非常に低い。また依然として土地の 私有制は許されていない。国民にあるのは使用権だけ。かつ国は公共の利益のた めに、法律の定めに従ってではあるが、私有財産に対して 収用または徴用を実行することが出来るとある。補償はあるが、国家の 裁量であり、補償の内容は国が決める。

 この補償の低さ故に、中国では何万という農民や住民の反乱行為が起きてい る。補償を決めるのが地方政府の役人だったりするため。彼等は安く土地を収用 し、それを高く外資などに売っていると言われる。

 問題は、市場経済にもう組み込まれたとも思いたがる人が世界では多い中で、 中国は依然として共産党一党が全てを支配する国会であって、憲法は依然として 社会主義が原則であり、国家のあらゆる機関の上に共産党が存在するという体 制。いつかその精算をしないと、本当の意味では中国は先進国の仲間入りをしな い、ということです。むろん、その間でも付き合ってはいかねばならないのです が。

 ICタグは、東京マラソンで注目されましたが、今後かなり利用範囲を伸ばして いくでしょうね。在庫管理などではもうかなり使われていますし、岸田さんによ ると銀座の三越では「シュー・サーチャー」という形でかなり具体的に利用され ているようです。刑務所内の囚人監視に使っている例もあるらしい。< P>  課題は一個一個がまだ高い点と、「ICチップ+小型アンテナ」という製品の基 本構成が持つ問題点。なぜならICチップの中には個人情報が入りますから、それ が無線に乗って出る。それで認証するわけですが、受け手から情報が流出しない ようにしなければ行けない。私はICタグが決済系と結ばれたときに一番大きな経 済的効果を出すと思うのですが、それはちょっと先ですかね。

 ICタグを推進している総務省の市場規模予測(昨年の8月時点の)では、2010年の市場規模は30兆円と予測されている。2010年でも、30兆円とは凄い。
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2007
03/22
Thu

2007年03月22日(木曜日)

日記

 (15:25)ケイタイにフラッシュが入って、城山三郎さんがなくなったと。79歳ということなので、天寿を全うされたのかなという思いと、もうちょっとお元気で作品を残して欲しかったという気持ちと。

 城山さんの作品は、「毎日が日曜日...」といったサラリーマンものはあまり好きでなかったのですが、「落日燃ゆ」は好きだったし、読んだ後も長く記憶に残る作品でした。静かにその人物を描いている手法というか。本屋にまたこの本が並べられるのかどうか。出たら買っておきたい本です。

 「静かにその人物を描く」という意味では、今週見た善き人のためのソナタも良かったですよ。こちらは映画です。渋谷で単館上映している。壁が崩壊する5年ほど前の東ドイツ。盗聴が平気で行われ、市民が監視されていた時代。

 「戦場のピアニスト」と同じように、ここでもキーとなったのは美しい音楽です。当局の手先だった人物を変える。静かに、そして何も言わずにもう一人の主人公(脚本家といった設定)を救うのです。そしてそれに絡む悲しき運命の女優。

 郵便配達になった主役の一人を、もう一人の主役であるドライマンが見つけて車であとを追うものの、結局声をかけない映画の最後の方のシーンが一番記憶の残ります。すばらしい。そして壁崩壊後に発表された映画の題名の本。実話でしょうか。

 それにしても、想像していた、聞いていたシュタージの陰険さと、その権力を操る人間たちの醜悪な実態が見事に暴かれている。壁の崩壊後にいわゆる”ファイル”を見た人は愕然としたでしょう。いまあのファイルはどうなっているのか。

 1990年の年初にドイツに行って東に入ったとき、「ここは中世だ」と強く感じたことを思い出します。あの暗い町並みが映画では再現されている。壁は落ちたが、「wall in the head」は残っていると言われた統一ドイツ。東ドイツ出身の女性首相の誕生で、私はその「頭の壁」も消えつつあるとは思っているのですが、東の体制を経験した人たちの悪夢は残っているのでしょう。
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2007
03/21
Wed

2007年03月21日(水曜日)

日記

 (28:25)ニューヨークの株が急騰しているのは、 「The extent and timing of any additional firming that may be needed to address these risks will depend on the evolution of the outlook for both inflation and economic growth, as implied by incoming information. 」と前回はあったtightening bias を今回落としたからでしょう。つまり金融政策を「中立(neutral)」にした。私がこれを書いている現在、ダウは150ドル、Nasdaqも37ポイント以上上がっている。引けがどうなるかは分かりませんが。

 もっとも、このバイアスを「中立に戻した」からといって、直ぐにFOMCが動く、つまり利下げに動くわけではない。6月も金利据え置きの可能性が高いと思う。「policy concern remains the risk that inflation will fail to moderate as expected.」とインフレ懸念を残している。

 まあ、このところのもやもやした気持ちを、ニューヨークのトレーダーたちは久しぶりに晴らしたかったのでしょう。FRBは「the economy seems likely to continue to expand at a moderate pace over coming quarters.」とアメリカ経済の拡大にお墨付きを与えた。21日に終わったFOMCの声明全文は以下の通りです。

Release Date: March 21, 2007

For immediate release

The Federal Open Market Committee decided today to keep its target for the federal funds rate at 5-1/4 percent.

Recent indicators have been mixed and the adjustment in the housing sector is ongoing. Nevertheless, the economy seems likely to continue to expand at a moderate pace over coming quarters.

Recent readings on core inflation have been somewhat elevated. Although inflation pressures seem likely to moderate over time, the high level of resource utilization has the potential to sustain those pressures.

In these circumstances, the Committee's predominant policy concern remains the risk that inflation will fail to moderate as expected. Future policy adjustments will depend on the evolution of the outlook for both inflation and economic growth, as implied by incoming information.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; Timothy F. Geithner, Vice Chairman; Thomas M. Hoenig; Donald L. Kohn; Randall S. Kroszner; Cathy E. Minehan; Frederic S. Mishkin; Michael H. Moskow; William Poole; and Kevin M. Warsh.

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2007
03/20
Tue

2007年03月20日(火曜日)

日記

 (24:25)久しぶりに長い原稿を書きました。自分のサイト用以外で定期的に書いている文章は、東京新聞向けのエッセイ(毎週)、ゲーテとゲイナー(ともに男性月刊誌)向けの文章、それに一ヶ月ちょっとで一回の日経ビジネス用書評などですが、いずれも2000字未満。東京新聞用のエッセイはぴったり600字です。

 今回書いたのは、日立総合計画研究所が発行している機関紙「日立総研」向けのもの。インドに関する6000字弱という依頼だった。これが結構難しい。本の長さに比べれば、非常に短い。しかし、今通常に書いている文章の量からすれば、結構な量。

 は相当な長さですから、具体的な例を挙げたりしてじっくり書ける。しかし分量指定の中距離原稿では、具体性も必要だが、しかし足早で説得力のある結論も必要。本を書く感覚から頭を一端フレッシュしないといけない。

 ところで火曜日は、番組終わりで1時間以上待ち時間があったので、大阪の街歩きを実行。今回は、日航ホテルから道頓堀にかけての地域。御堂筋を挟んで大丸の反対側の地域です。一般に「アメリカ村」とか呼ばれている。

 結構面白い店がいっぱいあるんですよ。裏原ともちょっと違う。銀製品の店が多いと言うよりは、圧倒的に衣類の店。奇抜なTシャツのようなものが並んでいる。ちょっと年代が若いんですよ。御堂筋沿いと比べると。良い悪いの差ではなく、大阪のファッションはちょっと東京都は違う。色の使い方などがもっと原色です。だからある意味で見ていて面白い。

 思ったのは、「この集積はなかなかのものだ」ということ。御堂筋の向こうの二つのデパート(そごうと大丸)では、どちらかというと大人が買い物をし、その反対側ではそのジュニア達が買い物をする。親子連れが心斎橋で降りて御堂筋の右と左に分かれるといった状況です。新しい店を作る準備があちこちで進んでいた。またちょっと時間がたったら見に行きたい街です。
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2007
03/19
Mon

2007年03月19日(月曜日)

日記

 (20:25)正直、三洋電機には早く元気になって欲しいと思っています。80年代の後半には、会社が研修生を受け入れていたし、私もその人々のお世話をしたこともある。守口の本社には何回もお邪魔したし、付き合った何人かの社員の方は気持ちの良い方が多かった。

 ただし、2000年代に入ってからの三洋電機の動きには解せないことが多かった。今回辞任を申し出た野中ともよさんが社外取締役になった02年には、「そういうのもありかな」「イメージ戦略だろうな」と思ったのですが、05年に取締役会長に突然就任したときには、正直ビックリしました。

 野中さんは確かNHKのスポーツ・キャスターで世に出て、その後ワールド・ビジネス・サテライトのキャスターを長くやった。その後体調を崩してあのハードな仕事を辞め、その後はニッポン放送の取締役などをやっていた時期もあった。本来は英語を得意とする方だったように思う。しかし、その経歴から従業員数万人の大企業の舵取りを出来る経歴ではなかった、と思う。

 正直私がその時(会長就任)に持ったのは、三洋電機の創業一族のドンである井植敏氏が、事業の息子への継承が早すぎることから、自分の意の通じる素人の野中さんを経営陣に入れて、結果的に井植家の事業継承を確実にしようとしたのではないか、との見方でした。そういう見方は私だけではなく、一般的に多かったと思う。井植さんの御子息の敏雅氏は、その前に社長に就任していた。「世襲人事」との批判を社の内外から浴びていた。

 だからこそ、野中さんは引き受けたからには三洋電機の舵を自ら取る決意を持ち、実際に同社で長く働いてきた人々との融和、アイデアの摺り合わせを図りつつ、会社を新しい方向に引っ張る必要があった。しかし彼女は、新製品発表の時の発表者、同社の環境保護姿勢のアピール者の役割に甘んじていたように見えた。社員の方からもそういう評価をもらっていたようです。私はやはり、井植さんの人事も、そして彼女の能力にも、取締役会長という席は最適なものではなかったと思っている。

 辞任理由には、「問題の追及を訴えた野中氏と、それに否定的な取締役会との対立」が本人の口から挙げられている。しかし、実態は井植敏前会長(現最高顧問)の肝いりで会長に就任した野中氏が、会社再建のアイデアも出せないまま、よって会社に新たな方向性を持ち込めないままに、創業家の影響力排除を意図として持っていた金融機関(外資内資)との戦いに敗れたという側面が強いと思う。彼女がもっと指導力を発揮していれば情勢は違ったかもしれないが、それは難しかったのでしょう。

 業績不振だけでなく、同社は不正決算問題を抱えている。今家電量販店に行ってもサンヨーの製品を探すのはなかなか難しい。新幹線から見えるあの大きなソーラーパネルは今でも健在ですが、オールスターのスポンサーから降りた後は、会社の名前もあまり聞かなくなった。

 やはりメーカーは、その社の製品がどのくらい消費者の身近にあるかでしょう。そういう意味では、サンヨーは今その存在価値を著しく低下させていると言える。

 ここ当面は、彼女を任命した人の責任が問われることになるが、やはり同社の再建の可能性は、消費者が歓迎する製品が作れるかどうかにかかっていると言える。
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2007
03/18
Sun

2007年03月18日(日曜日)

日記

 (23:44)日曜日でしたが、夕方から新宿のサザンタワーで一つ送別会。レッドソックスの岡島選手を夫に持つ栗原さんが、いよいよ4月に渡米すると言うことで、去年の春まで番組を一緒にやっていた仲間が久しぶりに集まった。当時ゲストだった中東の高橋先生や、アジアやCSRが専門の新谷さんもいらっして。

 久しぶりだったのに、ふっと一年前が戻るのが良い。チームで雰囲気良く番組をしていたので、今でもワイガヤです。栗原さんは、子供が3才と1才半。引っ越しは結構大変みたいですな。彼女はアメリカは西海岸は一年間だけですがいたことがあるのですが、東は初めてらしい。みんなで、ああでもないこうでもないと色々話しました。

 岡島選手にも、松坂選手にも頑張って欲しいですね。二人とも、それぞれのやり方でまずまずのオープン戦を戦っている。岡島のあのカーブは、しばらく通用しそう。大リーグの打者が慣れるまで抑えられそう。大リーグの選手は今はipod で敵の投手の投球を見て研究するそうですから、その裏をかく研究もしておかないと。幹事の古宮さん、ご苦労様。

 今朝の新聞では、一番気に入った記事は日経のスポーツ面にあった「球界混濁」の「裏金問題の土壌」(下)です。私自身が野球少年(高校時代のかなりの部分は入寮していました)を子供に持つ立場だったので良く分かるのですが、有名大学への入試準備と同じように野球は結構お金がかかる。大部分の野球少年は高校時代は入寮するから寮費が必要だし、遠征もあれば、親も移動費がかかる。親の移動費は毎週ですから、ばかにならない。

 先週の木曜日にも朝のテレビ番組で言ったのですが、経済的に豊かでない親、病気を抱えた親を持つ野球少年は少なくない。続けること自体が苦しい。そういう土壌があることがプロ球団の裏金の背景にあると考えます。つまりもらう方はやましい気持ちがあるが、少年も親の置かれている立場を考えると....ということ。

 これを乗り越えるためには、私は「球界全体で一種の奨学金制度を設けるしかない」という意見です。この記事も「公的助成制度が必要」という竹内元監督の言葉を引用している。今の日本学生野球憲章は「球児への経済的な支援を一切認めていない」のだそうです。

 もちろん「奨学金制度」の対象に誰を選ぶか、基準はどこに置くかなど難しい問題はある。しかし才能はあちこちに生まれる。その才能は、本人が望むならなるべく育てられた方が良いと私は考えるのです。だから、この記事の主張には賛成です。あと日経では、サイエンスの「ボット」というウイルスに関心も持ちました。気をつけないと。

 朝日新聞がいわゆる「格差問題」を取り上げる特集を始めた中で、まず世界に目を向けたのは視点として良いことだと思いました。格差問題は日本ではことさら国内問題、政権の問題とされている。しかし大きな背景としてグローバライゼーション(経済の国際化)がある。

 だから本当は、格差の問題は国民政府の範疇を超えてグローバルに対処をしなければならない話です。しかしこの問題を取り扱う場は、今はない。国連は基本的に政治や軍事の対立の解消を目的としている。G7やサミットは先進国の機関です。WTOは世界における貿易の円滑化、拡大を後押ししている。

 だから、今のところ国民政府が出来ることは「やむを得ない現実(世界経済のグローバル化)の前で、国民の教育水準を高めよう」というようなことです。教育のある人、柔軟性のある人は、グローバル化に対処できるとの考え方で。だから世界中の指導者が「教育大統領」だったり「教育首相」になろうとしている。国に出来ることは国民を教育することだけだ、と。

 それは正しいのですが、ではその先はどうなるのかというと、誰も回答を持ち合わせていない。問題はそこなんですがね。
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2007
03/17
Sat

2007年03月17日(土曜日)

日記

 (24:44)実に面白い本を読み始めました。今まで「何故?」と思っていたことに一定の回答を与えてくれるし、そにれは納得がいくことが多い。

 本の題名を「ロマンチックウイルス」と言うのです。この本の題名のことをWBS土曜版の塩田さんに言ったら、「ウイルスはロマンチックじゃないじゃないですか」と言われてしまったのですが、確かに最初聞いたらそう思うかも知れない。なんでウイルスがロマンチックなのか、と。

 しかし副題を見るとその謎が解ける。「ときめき感染症の女たち 」というのです。ヨン様、次々に来日する韓流のスター達、そして今はハンカチ王子。ジャニーズ事務所のタレント時代から今までの系譜を辿りながら、なぜ壮年から中年、そしておばあちゃんとなった女性まで、日本では大きなうねりとしてこのウイルスの罹患者が増えているか、というテーマです。

 正直言って、これは私の疑問でもありました。韓国が一つの国策としてスターを養成し、それを海外に出していることは知っていました。「国策なのに」という気持ちはあったし、実際に韓国のヒット作を見ても、テレビでのそれはおおよそ少し古く、少しかったるい。なのになぜこの日本での女性、しかも「やや」から「かなり」までの年の上の方までの心象風景を変えてしまったのか。

 多分男性では分析できないな、と思っていたので、この本を手に取ったときに女性ライターの本であったのを見て、「なるほど」と。ちょっと繰り返しが多い気がするが、今のところ納得的で良い。もちろん、分析とは突出した部分の選別、そしてトレンドの先鋭化を行った後の果実です。しかし、読みながらフムフムと納得しています。今のところは。
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2007
03/16
Fri

2007年03月16日(金曜日)

日記

 (24:44)木曜日の午後でした。銀座4丁目のソニービルに立ち寄ってぶらぶらしていたら、3階だかに今まで見たことがないウォークマンが。今までのそれは窓がなかったのですが、これにはある。

 直感的に、「やっと出したのか」と思い出しました。ウォークマンの映像が扱えるバージョンです。つまりビデオ版。今見たら、サイトはここにある。

 手の持ったところ、軽い。うーん、この程度の大きさの、そしてこの程度の重さのケイタイ電話が欲しいのですが、ない。音を聞いてみました。綺麗でしたね。ただちょっと画面が小さい。映像を見せてもらいましたが、ちょっと角度によって見にくいが、それでも綺麗に動きます。ただし、容量が最高で8ギガしかない。入れられるデータはあまり多くないかも知れない。

 一歩も二歩も進んでいたiPodですが、ソニーの新製品がどの程度挽回できるか。聞いたら21日発売で、8ギガで3万円ちょっとでの発売だという。検討してみてもいいかな、という感じ。
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2007
03/15
Thu

2007年03月15日(木曜日)

日記

 (23:44)アメリカのマカオの銀行に対する措置というのは、なかなかうまくできていますね。北朝鮮がどう対応するか見物。なかなか外交上手です。黒を認定しておいて、認定は終わったのでマカオ当局に対応を任せるというもの。

 ところで、インドからメールを頂きました。ご主人の仕事の関係で、デリーに住んでおられる方から。参考になりますので、ちょっと紹介します。

 はじめてお便りさせていただきます。(中略)現在夫の仕事の関係でインド デリーに在住しております。

 1999年に海外赴任に帯同する妻たちの情報交換の場としてサイトを立ち上げ、現在運営主宰者をしております。お陰様で現在では年間200万アクセスを超えるサイトになり、多くの皆様から支持をいただいております。

【転勤妻】 http://www.tentsuma.com

 先日、伊藤様の著書「ITとカースト・インド成長の秘密と苦悩」を拝読いたしました。共感する部分が多く、大変興味深く読ませていただきました。デリーに在住して一年となりますが、インドという国の複雑さを目の当たりにすることが多く、生活の当初は大変つらい日々でした。海外赴任は初めてではないのですが、このインドという国に他国とは違う特殊性を感じております。

 最近では日本のテレビなどでもインドブームで、成長著しい部分ばかりを取り上げて いるような感想を持ちます。その反面、伊藤様の記述にもあるとおり、経済成長の裏に完全に置いていかれている多くの人がいます。実際こちらで暮らしていると、この置いていかれる人たちが今後このインドに及ぼす影響は決して小さくはないと思います。

 あとがきに<「山あり谷あり」のインドを見続けていく>とありましたが、今後も伊藤様のインドに対する新しい視点をご教示いただけることを楽しみにしております。現在下記にて、僭越ながら私がインドに関する連載を担当しております。お忙しいこととは存じますが、お時間のあるときにでもお目通し頂けますと幸甚です。

【灼熱印度】 ttp://www.faminet.net/india

 長々と大変失礼いたしました。

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2007
03/14
Wed

2007年03月14日(水曜日)

日記

 (23:44)気象庁の桜開花予想における「データ誤入力」という話しは、そもそもおかしい気がしますね。少し開花予想に携わってきた専門家なら、例えば気温が誤入力されたとされる静岡、東京などが5日から10数日も早かったら、他の地方との整合性がおかしくなるはずだと思うのです。

 各地によってバラバラの開会になるということはあるでしょう。しかし、例えば東京と水戸との開花の差などは毎年一定の差があるはずです。それが全く無視されて東京の開花が通常より5日以上、その他の地方はもっと早く出たというのは、ちょっと事情を知っている(今まで予測してきた)人が見れば「おかしい」と分かるはずです。

 ということは、新人が精査せずに入力して、それを経験者がチェックしなかったとしか思えない。桜の開花くらいで良かったとも言えるが、大きな気象の変化が起きている時期だけに、例えば台風とか気象異変の予測で大きなミスをして欲しくない物だと思う。
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2007
03/13
Tue

2007年03月13日(火曜日)

日記

 (23:44)午前中にテレビを付けたらちょうど高知龍馬空港での全日空機の胴体着陸の様子を映していて、本当に無事着陸したときは「うまい」と手を叩きたい気持ちになりました。それにしても、あの飛行機に乗っていたら、上空旋回から後輪だけの着陸にいたる二時間弱はどのようなことを考えただろうか、とも思いました。

 高知には何回も行っていますから、あの空港を使った記憶はある。しかし東京から行くので、プロペラ機に乗ったことはなかった気がする。今回の飛行機は伊丹からでした。「機長が落ち着いていた話していたので、安心していられた」という乗客の話が紹介されていましたが、そうなんでしょうね。あれで機長(今里さんという36才の方だそうですが)が不安そうな話しを機中でしたら、飛行機の中も悪い雰囲気になっていたに違いない。

 それにしても何人かの人は最悪の事態を想定したのでは。飛行機に乗るときは、やはり頭の片隅に緊急時のことが頭をかすめる。しかしだからといって乗らないわけにはいかないし、地上の交通事故より事故率が低いことも確か。今後も乗り続けると思いますが、事故とは背中合わせだと言うことです。

 それにしても、ボンバルディアという会社製の航空機のトラック・レコードは悪い。カナダの、比較的新しい航空機製造会社です。番組に出た元全日空の機長が、「カナダという気候の中で作られた航空機なので、湿気の多い日本では当初問題は多いのかもしれない」とおっしゃっていたが、それ以上に製造過程のミスがあるような気がする。

 日本ではYS11の後継機種として導入されていて、全部で50機以上が飛んでいる。以前からこの飛行機の不具合は数々の雑誌が取り上げていて、中には「空飛ぶシンドラー」という表現もあったという。

 日本は部品のかなりの部分を世界の航空機製造企業に売っているのですが、それらの技術を統合して、安全な航空機を大量に生産する技術がない。残念なことです。YS11もいろいろ問題があったようですが、私などは「どうして国産が出来ないのか」とつい思ってしまう。

 ボンバルディア製航空機は、スカンジナビア航空など欧州の航空会社にも導入され、やはり数多くの問題を出しているという。当面はこの飛行機に乗るときには、ちょっと考えないといけませんね。
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2007
03/12
Mon

2007年03月12日(月曜日)

日記

 (17:44)名古屋を出て凄い雪。米原周辺は本当に良く雪が降る。日本海側の雪が米原辺にまで伸びてきている感じ。日本海側と太平洋側の距離が比較的短く、狭くなっている場所ですから、その分だけ雪が運ばれてくるのでしょう。

 結局新幹線はそこでの徐行で数分間の遅れが出て、京都駅には3分遅れで到着しました。まあよくそれだけの遅れで済んだと思うほど酷い雪でした。新幹線を作るときに、「米原の辺はよく雪が降る。地下に埋めよう」という意見もあったと聞きましたが、見ている人はちゃんと居たんですね。

 それにしても今週後半にはもうかなり桜が咲きそうです。テレビ東京の番組を終えて、打ち合わせとちょっとしたインタビュー(インド関連)があった近くのホテルから東京駅に移動しているときに、運転手さんと「外務省のかどっこの桜は開花が速い」といった話をしていました。事実2本だけもう三分咲きなのです。さらに、「いや、あっちの方が早い」といった話しになりました。

 桜の開花は、いつも関西の方が遅いようで、今年も多分そうなるでしょう。そういえば、3月18日に一つ集まりがあったが、あれが花見の一番良い季節かもしれない。
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2007
03/11
Sun

2007年03月11日(日曜日)

日記

 (23:44)あらら、テレビを見ていたら時津風部屋の幕内力士は全員が勝ったようで。しかも、時天空と豊ノ島は横綱と大関を破る輝かしい星。豊ノ島はよく手をつかずに、琴欧州の身体が落ちるのを待ったものです。琴欧洲の身体が綺麗に回った。ちゃんこを食べたときの私の隣は豊ノ島でしたから、嬉しい。時天空が勝ったのも嬉しい。以前から素晴らしい名前と思っていた。彼のパンツ姿と一緒の写真があります。

 それにしても、あの琴欧州と豊ノ島の身長差。35センチあるとテレビが言っていました。確かに豊ノ島は私より小さいくらいでした。23才と言っていたかな。高知県の高校を出て直ぐに時津風部屋に入った。高校の同期が大学を出て時津風部屋に入っていて、「この差」とか高校の同期に言っていました。

 相撲は厳しい階級社会。ちゃんこを作るのは下の人。大学を出て時津風部屋に入った豊ノ島の友人は、まだ何の階級もない。関取がちゃんこを食べているときは後ろに立って世話をする係。それを豊ノ島が「この差」と言ったのです。言われた方は「その代わり勉強しました」と言ってちょっと反論していたのですが、これには親方が「嘘言うな...」と。なかなか厳しい。

 それにしてもいろいろあった週末でした。久しぶりに栃木県のゴルフ場に行こうとしたら、氏家の駅前でもろにちょっとしたクルマの接触事故に遭遇したり(我々のクラブバスではなく)、ゴルフ場に行ったら私のバッグが隣のゴルフ場に到着していたり(スタートに間に合いました)、と。SM君(変なイニシャル)が最後の浮島渡りでのパー5で、見事なバーディを取ったのも、事件と言えば事件。彼の浮島乗せショットは素晴らしかった。

 それにしても、しばらく行かないうちに、ロぺもえらく安くしていた。3月だということですが、1万ちょっとでプレーできた。信じられない。競技会をやっていたころは、なかなか取れないゴルフ場でしたが。

 久しぶりにフェアウェー号で行って、フェアウェー号で帰ってくると言うコース。クルマで矢板は遠い。4人全員で電車の行き帰りは久しぶり。馬鹿話をしながら行きました。うーん、心残りなのはプレーが遅れ気味で、風呂をゆっくり楽しめなかったことかな。あそこの露天はいいんですよ。もっとも私は、クラブが到着するまで、朝風呂を浴びていましたが.....。

 今度は近くの別系列のゴルフ場に行こうという話になりました。ニューヨークから帰ってきたFA君とは実に久しぶり。彼は、ニューヨークで鍛錬したと聞いていたが、今回はそれほどではなかった。実力が見たいものだ。YM君は、本人が言っていたよりはましだった。
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2007
03/09
Fri

2007年03月09日(金曜日)

日記

 (23:44)天の配剤のような微妙な指標が出ますね。注目されていた米2月の雇用統計。予想の非農業部門就業者数の伸び10万に対して、出てきた数字は9万7000人。少し弱い。しかしその代わりと言ってはなんだが、失業率は4.5%の改善。

 反応を見ると、為替は若干のドル高に動き、少なくともイニシャル・リアクションとしては株は軟調に。市場が話題にしている「アメリカ経済のかなりの減速」を裏付けるものではないが、だからといって強さを示すものではない。サービス産業では雇用は伸びたが、建設業で減少した。

 4.5%は微妙な失業率である。通常アメリカでは失業率が4.5%を下回ると、インフレ圧力が増大するとされているからだ。しかし、最近ウォール・ストリート・ジャーナルで「インフレを引き起こす失業率が、今まで言われていた以上に低いのではないか」というFRBの研究が進行中との記事を見た。後で探してみるが、このことは「失業率が4.5%を下回った場合に直ちにFRBが利上げするとは限らない」ということになる。

 それにしても、月曜日を除いて見事に円安が進行した一週間だった。発射台が4円以上下がりましたから、外貨を買うのに絶好のチャンスとばかりに買った人が多かったのだろう。今週欧州とニュージーランドが引き上げたことによって拡大した金利差の魅力は、多くの投資家にとってあまりにも大きいということか。
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2007
03/08
Thu

2007年03月08日(木曜日)

日記

 (23:44)ポッドキャストのリスナーは本当に世界中にいらっしゃるようです。今週驚いたのは、なんとアフリカのザンビアからの応募のメール。

 アフリカのザンビアという国にて、Podcastで毎週楽しみに聴かせていただいております。ダウンロードするのに1時間以上かかるほど回線は不安定ですが、新鮮な情報が毎週手に入る喜びが勝ります。

 (中略)世界経済にはまったく取り残されているような所ですが、逆に言うとこう場所だからこそ、(需要と供給のバランスといったような)経済学の基本がわかりやすい形で実感できることが多々あります。

 アフリカもインドのように、伊藤さんが取材に訪れたくなるほど経済発展してくれ たらと願いつつ、毎日働いています。

 不安定な回線でのダウンロード、有り難うございます。その他、さまざまな国からメールが届いています。本への応募はいろいろなことを教えてくれた。実は私はアフリカに行ったことがあるのです。でもそれは、1982年ごろ。まだ南アフリカはアパルトヘイトの最中でした。

 そういう意味では、それから変わったアフリカを見たい気がします。もっとも最近アフリカを見たのは、ダーウィンの悪夢だったと思います。
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2007
03/07
Wed

2007年03月07日(水曜日)

日記

 (15:44)朝はちょっと早く起きて、5人で時津風部屋の朝稽古を見に。名門の部屋だし、相撲部屋には行ったことがありますが、朝稽古は初めてなので楽しみでした。

時津風部屋のちゃんこ  春(大阪)場所の為に、業界こぞってこちらに来ているわけです。朝の7時半過ぎから、10時半ごろに稽古が終わるまでずっと見ていて、それから親方の好意でちゃんこを頂いて帰ってきました。

 徐々に序列の下の連中から上の連中に稽古が進む。早く稽古した下の方々は、切り上げてちゃんこを作りに行くのです。稽古を見ている最中にネットを繋いで時津風部屋のHPに渡り、「あ、あれがやっぱり時天空だ」とか、「豊ノ島」「時津海」「霜鳥」などと確認しながら。時天空と豊ノ島はテレビで知っていましたが、あとの方は知らなかった。「どこかで見たことがあるような」という程度。

 親方にあとでお聞きしたところ、「今は部屋が54もあって、私らの頃より倍ある。多い」ということでした。しかしこれからは、「一定の地位」、「一定の地位を一定期間以上」ないと部屋を開けないようになるらしい。「礼儀も知らない連中が部屋をもっても」ということだそうだ。

 写真は一杯撮ったのですが、松井のミュージアムとは違って協会の縛りが多いらしいので、ちゃんこ鍋の写真だけ。あとはここには掲載しません。稽古は凄まじい内容で、本場所を間近に見るより迫力があった。朝起きて稽古をし、昼頃昼飯を食べて、午後はごろごろして、夜はちょと飲みに行く、というスケジュールらしい。本場所のある期間は、朝の稽古は軽めで、午後3時半からの本場所に備える。

 まあ相撲漬けの一生。若い間は。我が家の祖父が言ったように、面白い商売です。でも見ていると強くなる人は分かる。どこの局か知りませんが、カメラが二台くらい来ていて、時天空に取材していました。部屋を見ると、俄然その部屋を応援したくなる。大阪場所は時津風部屋を応援します。

 時津風部屋の歴史を調べたら、「明治時代から関取を輩出していたが隆盛を極めたのは、元横綱・双葉山の12代目の頃。現役時から「双葉山道場」を創立し、横綱・鏡里、大関・大内山、北葉山、豊山(勝)など、多数の関取を輩出した名門中の名門」とあった。そういえば稽古場の壁に双葉山の写真とともに

一、本場所は稽古の如く
一、稽古は本場所の如く
 と記されていた。双葉山の言葉だと思いました。本場所だからといって、緊張してはいいが、硬くなってはいけない、ということらしい。
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2007
03/06
Tue

2007年03月06日(火曜日)

日記

 (23:44)ちょっと表示を整えるのに苦労しましたが、松井を心から応援する会のブログに、5日に小松空港近くの根上(ねあがり)で撮った写真の一部をアップしました。本当に風の強い日でした。ご笑覧あれ。
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 話しは変わりますが、本当にipod というのは面白いな、と。何故かというと、ポッドキャストにもなっている番組で私のインド本のプレゼントをしたのです。そしたら、申し込みがお隣の韓国から来たり、フランスから来たり。応募もものすごく多い。  

 はじめまして、李(イ)と申します。名前でわかるように私は韓国人です。1年前にこの番組(Round Up WORLD NOW 、ビジネストレンド)を見つけてずっと聞き続けています。最初は日本語の聞き取りの練習のために聞き始めたんですが今は日本の情勢について興味を持つようになりました。最近は伊藤さんの明快な解説と岸田さんのきれいな声を聞かないと眠れない病気にかかったような気がするくらいです。どうしましょう、、

 私は先月社会人になったばかりです。日本と貿易をする会社なので日本語でコミュニ ケイションすることだけでなく、日本の情勢について詳しいといろいろと役に立ちま す。伊藤さんと岸田さんのおかげだと思います。私がここに意見を述べるのは伊藤さ んの本をもらいたくてではないことをわかって頂きたいです。これからも宜しくお願 いします。

 ありがとうございました。 風邪など、引かないように気おつけてください。でも伊藤さんの風邪声、けっこうよ かったです。それでは、また~!

 韓国の方から頂いたメールです。もちろん日本語が分かる方からですが、番組がポッドキャストを通じて日本という枠組みから出て行ってくれることは嬉しい限りです。これからも海外の聴取者が増えて欲しいと思っています。
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2007
03/05
Mon

2007年03月05日(月曜日)

日記

 (16:44)日曜夜の天気予報を見たときから、いやーな予感はしたのです。で、「なんとかずれてくれ」と。しかしそうはいかなかった。予感通りのハードな一日でした。

ヒデキマツイ・ミュージアムの入り口にある松井像と  まず、羽田に着いたら頼みの小松行きの飛行機は、「小松が駄目なら福井に向かうか、場合によっては羽田に戻りますが.....」と手厳しい条件付き。まあでも、行くしかないですよね。昼頃の講演を約束している限りは。凄い揺れでした。まあ私は揺れは平気ですから、なんともないのですが、ただ「小松に着陸してくれ....」と珍しく祈ってました。

 ラッキーなことに小松に着陸。しかし凄まじい風です。まず空港から直ぐの松井ベースボール・ミュージアムに。風に吹かれそうになりましたが、なんとか中に入った。バスも何台か来ている。ミュージアムの中は、文字通り松井が詰まってました。

 五歳くらいでしょうか、右打ちのころの写真が一番可愛いな。根上(ねあがり)の時代、星陵のころ、ジャイアンツ時代、そしてヤンキース時代と並んでいる。一杯写真を撮りました。ついでにご両親が今も住まれている家も、その隣の教会も。

 私が一番気になったのは、大リーグ時代と日本のプロ野球時代の成績比較。打率は大リーグ時代0.300、日本0.302でほとんど変わらない。変わっていたのは、何打席で一本ホームランを打てるか。日本は18とちょっとの打席で打っている。しかし大リーグは21打席以上かかっている。正確には思い出せません。写真にとったので、あとで見れば分かるのですが。つまり大リーグの方がHRが出なくなっている。

 講演はつつがなく終わったのですが、そこから京都に行くのがまた大変。なにせ列車が軒並み遅れている。サンダーバードという特急があるのですが、32号を買ったら「一時間遅れています」と。ちょうど一時間遅れで金沢駅に入ってきた28号に乗ったら、ラッキーなことにその運行は金沢以降は順調だった。この列車はどこから出ている列車ですかね。きっと日本海の風の影響で遅れていたのでしょう。

 「春の雪」ならぬ「春の嵐」。これもあれも凄まじい。もっとも京都に着いたら、雨も風もやんでいました。
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2007
03/04
Sun

2007年03月04日(日曜日)

日記

 (23:44)今日はちょっと面白いものを紹介しましょう。音楽好き、出張多しという人にお勧めです。私も最近買いました。ちょっと便利。

出張携帯に最適のスピーカー発見  最近はどういう形であれ、音楽を持ち運ぶことは容易になった。ipod もあるし、ネットワーク・ウォークマンもある。PCの中にitunes やソニック・ステージがあれば、何千曲と持ち運べる。海外も同じ事です。

 しかし、出張先のホテル、それが国内であれ国外であれ耳を完全にふさいで聞くことには抵抗がある、という人は多いのではないでしょうか。やはり耳は動物である人間にとっても外界の出来事を最初に察知する器官の一つですから、いくら好きとはいえ塞いでしまいたくない。また、イヤホンなどが顔の回りにぶら下がっているのもやっかいです。

 ずっと「良いものはないか」と探していて、先日六本木ヒルズのあるショップに写真のような三角形のスピーカーがあるのを発見しました。この三脚、使わないときは完全に一つにすることが可能です。写真ではラインでネットワーク・ウォークマンと繋いでいますが、ipod の小さいやつ(ナノなど)だったら、そのまま上に載せることも出来る。

 正直言って、それほど良い音ではない。まあまあです。しかし、何と言ってもコンパクトだし、何よりも「スピーカーは左右二つの方角から」という概念を打ち破っているのが良い。むろん、家ではこんなものは必要ありません。誰もちゃんとしたスピーカーを持っているでしょうから。

 しかし、出張先のホテルの部屋をより早くくつろげる空間にするためには、部屋に入って暫くしてシャワーでも浴びたら、このスピーカーで自分の好きな音楽・曲を聴くのが一番だということが分かりました。何よりも、いつも聞きつけている音楽は、空間を親しみのあるものにしてくれる。

 まあ値段も高くないし。私は最近は常に出張用の鞄やリュックにはこのスピーカーを忍ばせて移動しています。私が見つけたのは六本木ヒルズの店ですが、家電量販店にもあります。ディズニーのキャラクター付きや、黒や白のバージョンもある。白の ipod を持っている人はスピーカーも白がいいかもしれない。
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2007
03/03
Sat

2007年03月03日(土曜日)

日記

 (23:44)ははは、映画の最後になって「そう言えば、ビヨンセっていう女性に番組で会ったな.....」と思い出しました。

 確か2004年くらいだったと思った。フジテレビの日曜の夜に毎週放送されていた森本さん、小島さん司会の「EZ!TV」に毎週出ていた頃。番組の担当者に、「今日は凄いお客様が」「デスティニー・チャイルドが」と言われて、「へえ」と思ってあまり事情も知らないまま番組の中でビヨンセさんと握手したことを。

 その時も「綺麗な人だ」と思ったし、その後「ビヨンセと握手したとは羨ましい」と何人かの人に言われていたのですが、その時の女性がこの映画の一方の主役なんですな。ははは、ちょっと気付くのが遅い!

 「一方の」と書いたのは、「Dream Girls」にはアカデミー助演女優賞を菊池凛子から奪った(?)ジェニファー・ハドソンが巨大な存在感でいるからです。その歌のド迫力。うーん、菊池さんは「バベル」の中では声を発することが出来ない存在としているので、「この声の迫力に負けたのかも」と思いました。むろん、バベルの二人(菊池さんとメキシコの女優)は票を割ってしまった可能性がある。そして、ちょっと風貌が変わったように見えた、そしてちょっと懐かしいエディー・マーフィが。

 もともと大ヒットしたブロードウェー・ミュージカルですから、映画の中にふんだんに音楽が出てくる。ちょっと長いが、映画は全体的には飽きさせない作りになっている。懐かしい印象がする映画で、それもその筈。もともとの話は主に60年代に活躍した「シュープリームス」という黒人女性グループに題材を取っているとされる。

 「シュープリームス」って、懐かしいですな。そうそう、そこから独立したダイアナ・ロスも。ジェニファーがダイアナ・ロスという設定 ?。ダイアナ・ロスは映画の主題曲とか日本のネスカフェのCM曲もやっていた。映画の中にジャクソン・ファイブが出てくるのも懐かしかった。時間の経過は人を変え、グループを解散させ、去っていく人、来る人。まあ、いろいろですな。
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2007
03/02
Fri

2007年03月02日(金曜日)

日記

 (10:44)今朝の朝日新聞に載っている渡辺財務官の言葉が正しく伝えられているとすれば、政府の中にも日銀の利上げの正当性を理解している人は、当たり前ですがいるということです。財務官はロンドンで、利上げに関して「家計の利息収入となって消費増につながる。マイナスよりプラスが大きい」と述べたという。

 マイナス、プラスの話しは、「日本経済にとって」ということです。また財務官は、「企業の設備投資は、利上げによって負担増になる銀行借り入れではなく、自己資金などでまかなうようになっている」と指摘し、「日本経済の回復を阻害することはないだろう」とも述べたという。

 財務官は、ロンドンで開かれた日本国際の海外投資家向け説明会で質問に答えて上記のように述べたそうだ。だから正面から日銀を批判は出来なかったという状況背景はあったかもしれない。しかし、発言そのものは極めて妥当なものだと思う。

 ところで、一つ映画を見ました。幸せのちからと日本語名を言うのですが、原題は「the pursuit of happiness」となっていて、「幸せを求めて」が近い。レーガンが大統領になった年に話が始まる。貧しい黒人の一家。家賃も払えない。見ていてアメリカの貧困という問題をひしひしと感じる。

 実話に基づいている。話は単純です。まあそれが映画らしい。子供がかわいいのです。ウィル・スミスの実の子供らしいのですが。エンディングは結構印象的です。そういえば、登場人物の名前の証券会社は聞いたことがある。
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