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2014
08/12
Tue

医師への感染が心配....

day by day

(10:46)今朝の新聞で面白いなと思った数字は、「訪日客11人で定住1人分消費」かな。日経に出ていて、端的に言えば「日本を訪問する外国人が11人が国内で消費する金額は、平均的日本人一人の消費額に相当する」という。

 この記事には日本人の消費の「期間」の特定がないが、常識的に考えて「年間」と考えて良い気がする。一年は12ヶ月なので、訪日外国人の11人はほぼそれに相当するし、訪日外国人が日本で使うお金は、通常の滞在が一週間として、「彼らは一週間でホテル代などを含めると、日本人一人が一ヶ月に使うお金をやや上回るお金を使う」と考えると、「そうかな」と思う。

 ということは、日本の人口は既に減少トレンドに入っているが、それに逆行する形で訪日観光客を増やせば、日本人の消費のマイナス分をかなりの程度補える、ということでしょう。逆に言えば、フランスのような国はいかにGDPを訪仏客が補っているか想像が出来る。

 この日経の記事によれば、この推計を出しているのは「国土交通省」となっている。既に銀座の三越の売り上げの1割は訪日外国人。この記事のメーンが「訪日客争奪 はや前哨戦」となっているのは当然のこととして、全体像的には「去年1036万、今年は1250万になるかもしれない訪日客を、いかに増やすか」が一番大きなポイントでしょう。

 見ていると、はや「日本の8月は暑い」という印象が広まっているのか、やや皇居まわりやその他観光地の外国人は少なくなっている気がする。暑さ対策は6年後のオリンピックにも通じる。

 それともう一つ「あれれ」思ったのは、朝日に載っていた「エボラ熱、中国人医師ら感染か 8人隔離 シエラレオネ」という記事。冒頭は「西アフリカのシエラレオネで、大流行しているエボラ出血熱の感染者を手当てしていた中国人の医師ら8人が、感染の疑いがあるとして隔離されていることが分かった。AFP通信が11日、現地の中国大使の発言として伝えた。」となっている。

 医師はエボラ出血熱の怖さを一番知っている人たちだと思う。なのに「医師への感染」が頻繁に伝えられる。現場の医療環境、労働環境が厳しくて、例えば防御服をきていても注射針の先が刺さって感染したりとかいろいろあると思う。

 それはあるとして、やはり恐ろしい病気、ウイルスだということでしょう。寄生体を直ちに殺すので伝搬力は弱いと見られていて、実際にそのウイルスを直接的な死因とする人の数はインフルエンザを大きく下回る。

 しかしやはり警戒した方が良いということでしょう。すべての病気がそうであるように、体力が落ちた人、水などが不潔な場所、保健意識の低いところに巣くう。という意味では、個人個人でできる事は沢山あると思う。日曜日の夜のこの番組に電話出演の大滝さんが読売新聞のインタビューに登場されているが、現場は過酷です。

11:24
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