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2017
05/11
Thu

トランプゲートの始まり ?

day by day

 (15:30)普通に考えれば、「これってトランプゲートの始まり ?」と一瞬思うでしょう。私もそういう気がしたし、ワシントン、全米の多くの人もそうだと思う。

 だって捜査当局がある問題を熱心に、周りからも注目される形で捜査している最中にそのトップ(FBI長官)を解任したら、「あ、解任権限を持つ大統領はその調査に不満、または不安なんだな」と思うでしょう。

 重要なのはその捜査の一方の対象に、トランプ大統領自身かその側近・陣営グループが当事者になっているということです。もう一方の当事者はロシア。つまり2016年の大統領選挙でトランプ陣営がロシアと何らかの形で意思疎通、目的の共通化などをしていなかったかどうか。その調査。

 しかもニューヨーク・タイムズの報道によれば、FBIのコミー長官は解任される前日に「トランプ陣営とロシアとの関わりに関する調査」に関して、予算の増額と人員の拡充を司法省のトップに求めたばかりというのだ。

 だからトランプ大統領のコミー長官に対する突然の解任劇は、「いよいよコミーは自分に狙いを定めた」と判断したが故に、別の理由(ヒラリー・クリントンの私的サーバー使用問題)にかこつけてコミー長官を急ぎ解任したと理解することが可能だし、実際に多くの人はそう思った、ということでしょう。

 確実なのは、「これで暫くはワシントンは機能不全になる」「トランプ政権は政策を前に進められなくなる」ということです。共和党の中にもマケイン上院議員のようにトランプ大統領の措置を嘆かわしいとしている人物も出てきているし、民主党はトランプに暫くは協力しない。

 トランプ大統領がコミー長官に突き付けた解任状は、実は大統領が司法省の長官、副長官に書面として書かせたものらしい。つまり「司法省トップ二人の勧告を受け入れた」という形をとっているが、実はトランプ大統領が仕組んだ、ともされる。

 ニクソンは「特別検察官の解任から1年」で大統領辞任に追い込まれた。むろんトランプ大統領がそうなる確率はまだ低いと思うが、「兎に角雑音が大きくて、何を目指している大統領なのか不明」というのが実体だ。アメリカの大揺れは続く。

 ところで、昨日は仙台から帰った後時間をおかずに東京ドームの巨人ー阪神の試合を見に行ったのですが、最近になく面白い試合だった。「面白い」の意味はいろいろあって、

  1. 両チームがそれぞれ各10本(珍しい)、合計20本のヒット(HRを含む 巨人の方が多かった)を打つという乱打戦
  2. 監督の選手起用に「なぜ」という部分が多く、突っ込みどころ満載だったこと
  3. 今年のセリーグの予測不能な展開をこの試合で垣間見れたこと

 かな。阪神ファン2人、巨人ファン2人の合計4人の男だけで見たので、まあうるさい。それぞれが野球に一言有る連中(私を含めて)で、次の動きを予想し、それを当てたり、当たりすぎて嘆いたり。

一人はカメラを構えてました 山口は予想通り打たれるし、カミネロが8回から出てきたのには驚いた(監督の焦りだろうな)し、糸原が出続けたのも不思議(育てたいんだろうけど)。不思議と驚きが一杯の、久しぶりの面白い試合。なので、途中まで帰る人がほとんどいなかっった。いや私たちの周りで。

 両チーム20本のヒットで合計16点。昨日はヒットが両チームで20本出た試合がもう一つあったが、そっちの試合の方が点数はずっと少なかった。つまり昨日の巨人ー阪神はある意味四球の多いだらしない試合。その一方でHRも多かった。

 ま希有な試合で、巨人ファンも阪神ファンもある程度満足。しかし残ったのは、「ひいきチーム大丈夫か ?」という疑念でした。

15:40
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