(00:34)鋭い出足と、それに反比例+するかのように強い回生ブレーキによる制動。兎に角普通の坂道ではアクセルを離すと車が止まるくらいですから。そして、コンパクトなボディ、キュートなお顔。
定期点検で車をディーラーに出すときに、「代車にi3はどうですか」と。実はずっと乗ってみたかったので「お願いします」と。BMWには今は二つの電気自動車系の車がある。「i3」と「i8」。「i8」はかっこいいが代車という感じではないし、広い車庫が必要です。
「i3」は、ちっちゃくてもBMWです。堅い足回りでスポーツスペック。車輪回りの振動が運転席に伝わってくる。ガソリンエンジンとのハイブリッドだが、電池のあるうちは要するに「電気自動車」ですから、その出足は素晴らしい。
何と言っても特徴は「回生ブレーキの強さ」かな。「回生ブレーキ」とはwikiによれば「電動機(モーター)に対して逆に軸回転を入力して発電機として作動させ、運動エネルギーを電気エネルギーに変換して回収または消費することで制動として利用する電気ブレーキの一手法」と小難しいが、要するに電気自動車においてガソリン車のエンジンブレーキに相当する。
一般的に電気自動車の回生ブレーキは強い。MIRAIのそれも結構回生ブレーキが強いのですが、BMWのi3のそれは半端ない感じ。例えば信号待ちの車が前にいて、それにあと30メートルで接近と言う時。普通だったブレーキに足を伸ばす。しかしi3のそれではその必要が無い。回生ブレーキが非常に強いので。
つまり慣れると運転が非常に楽なのです。小型ボディで足回りが軽いことと併せて。MIRAIはけっこうでかい。クラウン並みかそれ以上ですから。運転していて「楽だな」と思う。 つまりi3は、典型的な「City Car」なのです。航続距離もシティカーの範疇かな。
運転席周りも変わっている。「D」とか「N」、「P」を選ぶシフトがハンドルの右上奥にある。通常は左下じゃないですか。最初「あれ、どこだっけ」と。しかしそれ以外は直ぐに慣れます。まごまごすることはない。
実は電気自動車は今までに何種類も運転している。三菱さんのアイミーブも番組で少し運転させてもらった。今はあまり見ないがどうしているのだろう。日産のリーフもテストコースで20分くらい乗った。世代が違うが、i3は今までで一番「車らしい電気自動車」と表現するのが当たっている。そう言えばテスラはまだだな。そのうち。
ガソリン、ディーゼル、電気とガソリンのハイブリッド、そして水素自動車といろいろ乗ってきましたが、要するに「一長一短」なんですよ。最後は趣味と用途。MIRAIとかi3は「街周り」と用途を限定する必要がある。
ま、でも小型の電気自動車を自宅の車庫に入れるのは初めて。3日ほど使わせていただく予定。明日は「充電」というやつに挑戦します。どこで入れるか、どうやって支払うのか。ちょっと面白そう。