
(22:25)朝から東京大学の本郷キャンパスで「二酸化炭素をプラスチックにする」という新しい、工業的実用化に一歩近づく研究を取材。野崎京子先生のこの研究については、先生は「まだまだ小さな一歩です」と謙遜するが、嫌われ者の二酸化炭素(CO2)を有用なもの(プラスチック)に変身させる技術として、私は将来性が高いと踏みました。
石油系の原料と二酸化炭素(半々)を触媒技術を用いてプラスチックにする技術は既に1968年に同じく東京大学の先生の研究で確立していたそうだ。しかし、それによって出来上がったプラスチックは、成形温度に達しないうちに気化したりして実用的な技術としては使い物にならない代物だった。野崎先生の研究は、それを成形可能な状態にした点で、実際に我々が使えるプラスチックが出来るという面で、面白いと思いました。
ポイントはキラルコバルトという触媒にある。これが時間をかけながら、二酸化炭素を石油系の原料をプラスチックに変えていく。時間はかかるので(その他の理由もあるが)、今の状態ではそのまま安価なプラスチックを二酸化炭素から製造するという訳にはいかないが、その可能性が開けたという意味では面白いと思う。
地球アステクは、その前身の世の中進歩堂ともども、私にとって非常に勉強になる、日本の可能性を感じることが出来る番組です。今回の技術も、アメリカ、ドイツ、日本、中国、韓国が覇を競うという側面があるという。
私が感心するのは、日本が全く登場しない技術の分野はほとんどない、ということです。そういう意味で、日本の科学技術の研究分野は、その裾野が広い。それが素晴らしいことだと。
今後ともこの番組を通じて、日本の可能性を伝えていきたい。



