昨日のライブのラジオで、「円安の限界」といった感じで話しをしたら、今朝はかなり円高の方向に修正。ま考えると、240円のポンド、100円の豪ドル、90円のニュージーは相当久しぶりの(約10年ぶりの)外貨高・円の安値ですし、163円のユーロは2000年だかに88円台があったことを考えると、「かなりの所まで来た」と言える。
といっても、「では大幅な円高になるのか」というと、そういう感じはない。なにせ非常に大きな金利差がある。しかしこの数週間の相場の動きを見ていると、いろいろな面から、「円安のペースが鈍ってもおかしくないレベル」に来ていることは確かで、市場がそういう見方を共有するならば、時に大きな円高への修正が起きてもおかしくない状況であると思います。
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今朝の新聞記事で非常に興味を持って読んだのは、日経のスポーツ特集です。30代のゾロメを迎えた松井に関する記事。この記事が良いのは、「今の彼に俺だったらこう聞きたい」と思うことを聞いていてくれること。というのは、去年、そして今年の松井について、私は何回かネットに思いを書いているからです。
一週間くらい前に、『6月12日で、松井も33才ですな。「チームにとっても、自分にとっても4月は良い月ではなかった」と松井。ゾロメか。次のゾロメは44。33だと、あと完璧にやれて4年かな。はよHRをばしばし打って、にこやかにホームに帰ってくる姿を見たい』と書いた。その次には、
いや、今日は良い当たりが2本ありましたよ。センターのエラーを誘う強い当たりのライナーと、セカンド真っ正面だったが、強い当たりのゴロ。昨日の試合も松井は4-1。よって打率は0.25台。低いし、この日経の記事が言っているような『いつか己を超え「感動させたい」』というプレーをまだ見ていない。去年の怪我の後遺症がまだ残っているのか。しかし結果はノーヒット。気になるのは、松井がバッターボックスに入ると、スタジアムが沸くのではなく静かになるのです。そして、松井はその中でこちらが切れそうになるほど、待つ。今日なんか5回打席に立って2-3まで待ったのが4回ですからね。
根気良く待つのも良いが全く積極性が感じられない。やはり成績よりも、「その選手が入ったら、スタジアムが沸く」というのが非常に重要なプロ選手の要素だと思うのですが。 ちょっと心配だな........
「松井がバッターボックスに入ると、スタジアムが沸くのではなく静かになるのです」というのは私の印象で、各試合で違う。しかし、何か「こいつは何をするか分からない」という不気味さが松井から消えている印象がする。ちょっと残念だし、松井には早くその階段を一段上に上がって欲しい。