松坂の井川化の危険もある試合だと思っていたのですが、今回の対ブルージェイズ戦は良かった。相手の先発は大家だったが、大家は当初から不調。四球が多かった。
対して松坂は出足はランナーを1,2塁に置くところまで行ったが、ここを乗り切ると2回と3回の最初のバッターまで4人を連続三振。ヒットは5本打たれて、うち1本がHRでそれが失点となったものの、8奪三振と三振の数も多く、安定感もあった。まあきっちり修正できましたという状況。走り込み、投げ込みの成果か。
ただしロイアルズと同じように、ブルージェイズも言ってみれば弱いチーム。やはり強いチームに断然優位で勝って欲しいと思っているのです。次に当たるタイガースは今比較的強い。それが一つの目安か。この結果、松坂は4勝2敗となった。
しかし松坂らしいと思ったのは、最初はNHKにインタビューOKのサインを出していたのに、土壇場になって「今日は満足できないので」とインタビューをけっぽった。ハハハ、彼の笑顔が見たいファンも多いのに。
代わりにバリテックが「今日の松坂は良かった。制球も良かったし、安心感があった」と。これまでの松坂の不調に関しては、フランコーナ監督などは、「特定の打者に気をとられすぎる」「多い球数をバランス良くコントロールできていない」などと述べていた。
今日は勝ったが、まだまだこうした問題は残っていると思う。ただし着実に勝ち星が増えているのは結構なことだと思う。松井のヤンキースも勝ちで5割復帰。松井は1安打で、ライトへの2塁打。打率は0.258。相変わらず「左」への安打が出ない。