日々のライブな情報ページ
2018
06/13
Wed

際立ったのは.......reckless

day by day

  (05:30)あらゆる合意の真価は、それがいかに実行に移されるか.........という点に存在する。

 どんなに細かく規定されてよく詰められた合意でも、その通りに実行されなければ意味がない。逆にどのようにおおざっぱな合意も、その後にしっかりと意味と効果が込められる実際の行動が積み重なるなら、それは大いに価値がある。最後は「これは良い合意」だったということになる。昨日の米朝合意文書(共同声明)については、後者であることを望む

 昨日の午後5時からの記者会見までをかなり熱心に家や車の中のテレビで見ていて、トランプ大統領について一つ思い付いた単語がある。それは「reckless」というものだ。「向こう見ずな、無謀な、無謀で、意に介さないで」といった意味を持つ単語だが、もうちょっと軽い意味でも使われる。「不注意」「軽はずみ」といった。

 それを一番感じたのは、CVIDの中味に関して「時間がなかった」と彼が言ったときだ。まっさきに私が思ったのは、「じゃ、十分時間をかけて詰めてから(米朝会談を)やれば良かったのに」だ。この重要な国際合意を締結するに機に及んで、「時間がなかった」とはあり得ない返答だ。

 まだまだある。「彼は私に言った」にも驚愕した。この単語を二度三度ほど使ったかと思う。つまり「彼は私に約束した」「だから大丈夫だろう」と言いたいのだろう。これもreckless のそしりを免れない。

 パッケージになっているのは、「彼は信頼できる」「彼は頭が良い」「取引できる相手だ」「国の事を考えている」的な、相手に対する「ある種、軽はずみとも言える高評価」だ。この高評価故に、「彼は私に言った→だからやるだろう」と判断しているように見える。

 彼はしばしばこの「相手に対する高評価」を口にする。彼の口からしばしば聞く。決まった単語が続く。しかしそれは変遷する。「高評価→無視→非難→高評価.....」となり、それをしばしば繰り返す。マクロンにもそうだったし、トルドーにもそうだ。最初に会った時、つまり所見の時にはこの「高評価」が出やすい。

 しかし彼(金委員長)の今までの実際の行為を少しでも知っている人なら、こんな高評価を普通下すだろうか。叔父を無慈悲に殺し、兄を海外で毒殺し、そして兵士の腹には寄生虫が大量にわいていた。つい最近まで「アメリカを無慈悲に攻撃する」と言っていた北朝鮮の首領。「権力闘争だから」というにはあまりにも酷い実態だ。

 「北朝鮮が譲ったことはほぼない。しかしトランプはお土産をたくさん彼にあげた」という評価はその通りだ。願わくば、「トランプの自分に対する評価など直ぐに変わる。故に彼には注意する必要がある。言った以上の事をやらないと北朝鮮(自分の体制)の安全はない.......」と金正恩が考えてくれることだ。recklessな大統領だからこそ、「ほくそ笑んでいるだけでは危ない」と金正恩が考えてくれるかどうか。

 北朝鮮は過去簡単に約束を反故にしてきた。様々な理屈と感情を表に出しながら。トランプという人も、自分の意見や人に対する評価を簡単に反故にして、突飛で、recklessな発言を繰り返す。似たもの同士であるが故に、腹なのかでは強い疑心があるだろう。

 その疑心(最後は彼は戦争を仕掛けかねない...という金正恩のサイドの)が、彼を実際の行動(非核化での)に駆り立てることを祈る。そうでも考えないと、今回の首脳会談は「やはりトランプの選挙対策」以上のものにはなり得ないし、世界にとって悲惨な結果を招きうる。

 「体制の保証」などrecklessの極みだ。記者会見で一番共感を持ったのは記者達の「なんであの国に体制の保証など与えられるのか......」という趣旨の質問にだった。人権に絡んで。繰り返し出ていて、これには深く共感した。これらの質問が、理念も思索もあまりなさそうなアメリカの今の大統領にどのくらい響いたかは不明だった。

 もう祈るしかない。日本のワールドカップの初戦のコロンビア戦勝利を「祈るしかない」のと同じだ。日本など周辺国、そしてトランプ大統領の側近達が出来ることは、どうみてもrecklessな今回の合意に、しっかりと意味を付与していく事だと思う。しかしそれには「祈るしかない」という側面が残る。ボルトンはいったい何をしていたのか.........

06:15
2018
06/12
Tue

ま、見所は満載でしょう.....いろいろ

day by day

  (05:30)そうですか、今日の日本時間午前10時から。今一番話題の米朝首脳会談。「金正恩がどのくらい本気か ?」に尽きる。完全非核化に関して。次はトランプ米大統領がこの会談をどう利用しようとしているのか ?

 二人の意図は別にして、その結果は世界の、そして東アジアの地図を変えうる。だから非常に興味深いことは確かだ。昨日読んだアメリカの新聞によれば、金正恩委員長はシンガポール時間の午前9時からトランプ大統領との会談に入り、その5時間後にはシンガポールを出立する予定だという。つまりどう時間を取っても会談時間は4時間。

 これに対してトランプ大統領は同日午後6時くらいまでシンガポールに滞在するという。最初は「何日も続くかも」と言っていたが、今は「プロセスの始まり」という位置づけなので、出来たら何らかの声明、宣言を出して終わり、「成功」のイメージを世界に振りまきたいのではないか、とも思う。

 直前にカナダで、本来なら国家理念を一緒にするG7の他の諸国首脳と大喧嘩状態で別れたトランプ大統領は、「金正恩との会談はうまく行くだろう」と言っている。もしかしたらいっときそうかも知れない

 今は強烈な制裁の対象としているロシアに関しても、当選当初は「プーチンとは仲良くやれる」と言っていた「蜜月の時期」もあった。しかしその後はやはり国の形の違いもあって、制裁対象だ。「国の形」としては、アメリカと北朝鮮は真逆だ。

 そもそも思想、考え方で人を判断するのではなく、その人の形で評価する傾向のあるトランプ大統領には、確かに「金正恩は面白い」と思わせる部分はあるのだと思う。しかし問題はその持続性だ。

 私のそもそもの疑問は、「金正恩がいま世界から浴びている注目は、それに値するものか」ということだ。「顕著」だからではない。「異形」だからだろう。国の形、人々の生活のレベル。韓国の何十分の一しかない経済規模。

 唯一「核」を持ち「それを完成させた」と言い、その核を持って周囲の国を威嚇してきた。その国家が「変わろうとしている」ということで注目を浴びている。しかし心血を注いで「完成させた」と言っている核を、それほど素直に「完全非核化」の対象とするだろうか。

 しかし一方で「今回の対米会談が失敗したら、自分の国に対するアメリカの軍事攻撃の可能性は高まる」という認識ではあるらしい。彼自身がこの二つを天秤にかけて、「どの道を歩むべきか...」と考えているのかがポイントだろう。

 トランプ大統領は「会って最初の1分で、彼が本気かどうか分かる」と言った。そうかもしれない。しかしG7首脳の笑顔にさえ疑心を持つトランプ大統領は、「金正恩の笑顔」を最初どう見て、その後はそれをどう見るのか。

 昨日これに関連して長い文章を書きましたが、そりゃ昨日のニューヨークのマーケットにしろ「これから消化」という段階。ま、何が起きるのか、注目して今日という一日を過ごしましょう。しかし本当にヤマ場は、その後に来る感じがする。一ヶ月後、そして一年後 ? もちろん、うまく行けば良いのですが。

05:54
2018
06/09
Sat

羊と鋼の森

day by day

  (12:30)二本の有名な二本、あ「日本」の映画が昨日封切り。一本は是枝監督が今テレビ、ラジオで宣伝しまくっている(というか、ださされているんでしょうがね)「万引き家族」、そしてもう一本は「羊と鋼の森」。私は後者を見ました。

 残念ながら原作は読んでない。読む前に見てしまった。読んでからとはちょっと違うかも知れない。しかし木々が絡み合う深い森のように、弦が複雑にからみあう人間の世界が、ピアノの音色や冬の雪国の景色とともに実にうまく描き出された映画だな、と思いました。

 始まったのが午後12時55分。終わったのが午後15時25分。予告やコマーシャル、警告などを除外してもとっても長い映画です。しかしぎりぎりのところでセーフ。ずっと眠くならずに見ていました。

 まだ始まったばかり。種明かしすると怒られるので書きませんが、お金支払っても良かったと思う映画だし、その時その時のシーンが今も頭に蘇ってくる。周囲の音を消す雪国=北海道という設定が良い。多分旭川のイメージかな。

 お勧めです。「万引き家族」も近く見ます。監督が大分種を明らかにしちゃって居ますがね。

10:30
2018
06/09
Sat

合計120年.....二つの愛すべき店

day by day

  (11:30)昨日だったかな、とってもビックリすることがありました。合計は120年。

新橋で75年やっているカレー屋さん 昼頃かな。所用あって新橋を歩いていた。「腹減った」と思って、「何が?」と考えたら、お腹が「カレーだよ」と言った。しかもCoCo壱番屋とかの新しいのではなく、まだ日比谷で働いていた頃にたまに立ち寄った第一ホテル近くのカレー屋を私のお腹が指示した。

 「あるかな」と思って行ったら、昔の面影、以前もあったラウンドカウンターでそのままありました。「懐かしい」と思いながら、ご主人に話しかけたのです。愛想のない。だってスマホを見ていたら、「昼はスマホを取り出さないで下さい......」と。ま、回転が遅くなる。ちょい気にいった。

 「ここ随分昔からありますよね......」と言ったら、最初女性の方が「72年ですかね.......」と。そしたらその愛想のないご主人が「75年です」と。ぎょえですよ。「戦争中からです」と彼。

 戦争中とそして戦後の混乱。その二つの時期をずっとカレー屋で生き抜いてきた。凄いと思いました。むろん彼は何代目か。多分周囲は全部変わっているでしょう。実際にこのカレー屋さんの回りは変わった。

 懐かしい味のカレーです。とってもよく煮込んだ。店名と同じく「スマトラカレー」の普通盛りと大盛りがベース。福神漬けなどなどはご自由にと、カウンターの内側に沿って置いてある。

銀座で開店して45年のコーヒーショップ 時間がない時に立ち寄った店でした。以前も、そして今回も。世に名店は多い。とっても歴史のある店も多い。しかし一般のカレー屋さんで75年。素晴らしいと思いました。

 でそのまま銀座に抜けたのです。でカレーのあとはコーヒーということで、飲みたくなった。ふと思い出したのが、電通通りの多分7丁目の角っこ。コリドー街方面の店を思い出した。

 以前から銀座の蝶達が夕方になると自然と集まり、「どううちの店に来ない」といろいろスカウト達と話をしていたコーヒー屋。それを見るのが結構楽しかった時期もあった。

 今回はそういうのはいなくて、カウンターに座った。目の前に多分以前からあったと思うが、セピア色の写真が。またまた店の人に「この写真は有名な人の.....」と話しかけた。

 そしたら、「店の開店したときの写真です」と。「何年前よ ?」と私。答えは「45年前」と。ここでまた仰天。75年の新橋のカレー屋と45年の銀座のコーヒー屋。「今日はどえらい一日やな.....」と。

 皆さんも一度行ってやって下さい。カレーもコーヒーもうまい。カレーはクラシック。コーヒーはしっかり。

10:10
2018
06/08
Fri

心許ない事前摺り合わせ

day by day

  (05:30)

トランプ大統領.....「日本のシンゾーが、拉致問題を提起してくれと頼んできているが...どうなんだい」
金正恩委員長.....「いえ、大統領、あれはもう解決済みなんですよ..........」
トランプ大統領.....「あ、そうなんだ.....」

 これで終わったら、トランプ大統領が会談に拉致問題を持ち出したと言うだけで(日本への約束履行)、なんら前進していない。北朝鮮側が「もはや解決済み」と回答した場合、トランプ大統領が「いや、そうじゃない....」と言う決意と材料を安倍首相は与えられたのか..........

 それが今朝の記者会見では詳らかでない。つまり提起するだけでなく、「議論を展開するだけのシナリオを安倍首相はトランプ大統領に提起・提供」することが必要。うーん、ちょっと怪しいな。

 だから思う。日本は「いや、あの人とあの人はあそことあそこで生きているじゃないか.......」と具体的に指摘できるような情報を握っていないと、「解決済み」という北朝鮮の姿勢に対峙するには力不足だ。私はそう思う。しかし、どうも日本にはそういう情報はないようだ。

 逆にトランプ大統領は安倍首相に「自動車問題」を持ち出して、「もっとアメリカに工場を」と言った。日本はアメリカに年間170万台の自動車を輸出しているとの話もあるので、この問題は「全部アメリカで作る」という状況を作るのは難しい。

 今までの情報から見ると、安倍首相が対米、対トランプで新たなカードを得たという印象はしない。逆に一本取られたような。

05:37
2018
06/06
Wed

「成熟」と思われたマーケットほど..

day by day

  (23:30)スタバね。街のどこにいってもあり、そしていつも「これだけ多くのスタバ。よく競合せずに全店やっているな」と。しかし考えると私もよく寄るし、まずまず楽しめる。

 そのスタバの「シュルツ氏退任へ」と日経の今朝の記事。「私がスタバを救ったと言われる。それは違う。スタバが私を救った.....」と。ははは、どっちでもいいが、今の規模の、そしてコンセプトのスタバを作ったのはシュルツ氏ということでしょう。

 「それにしても」と思う。「どんな、もう成熟と思われるマーケット」でも、新しいコンセプト、新しい味、新しい感覚を導入する余地があり、それがまた新たなマーケットを創造する、と。

 コーヒーもそうでしょう。街を歩く。パチンコ屋などが著しく減った一方で、もの凄く増えたコンビニ。しかし最近は伸びが止まってきた。「俺の...」ももう一杯かな。増えすぎて。直(いきなり)ステーキも良いところまで来た。

 依然として増えているのはコーヒー店です。スタバを中心に。上島も増えているし、ドトールなど従来店、さらにルノアールなど古豪も健在。「本当に今の日本の(いや、世界中の)人はコーヒーをよく飲むんだ......」と思う。

 「座る」「水分を飲む」は、人間にとって一日に何回かは必要。その意味ではコーヒーショップはニーズを十分に満たせる最高の場所。打ち合わせも出来るし、待ち合わせも出来る。そしてうまいコーヒーがあれば最高。

 「もう変わらない」と思われているものほど、予想外な事に大きく変わるという印象。電気掃除機の時もそう思ったし、コーヒーもそうかな。次はどんな業態が大きく変わるのか。うーん、種探しでもしようかな。

 もう一つ。東芝がPC部門を売却したそうな。Macが出てくる前は、アメリカのビジネスマンのかなりの割合の人は、ダイナブックを使っていた。私の印象です。そのくらい良いPCを作っていたのに売却。ソニーのVAIOなどに比べると「立て付け」が良くて、シャープな印象だった。いいPCだと思ったのに。

 むろん東芝の事情もある。売却には。しかし、最近思う。「一時一世を風靡した日本の製品が、簡単にその地位を失っていないか.......」と。経済の発展サイクルに沿っているとも言えるが、アメリカが行き着いた「ソフトの世界」では日本は跳梁跋扈はまず無理。

 なので心配になるのです。考えてみれば、仮に日本が「自動車を失ったら」とも思う。そうならないように。「そして誰もいなくなった」とならないように。

23:21
2018
06/04
Mon

宿泊費を払えない方々

day by day

  (23:30)今とっても残念に思っているのは、一度も安室奈美恵さんのコンサートに行ってないうちに最後のそれが東京ドームで終わってしまったことかな。

 踊って歌える日本では希有なタレント。登場した当初はあまり良い印象はなかったが、その後の曲は最後の「Finally」を含めて良かったし、その曲はずっと頭に残るものだった。音楽ビデオはずっとDVDに入ったままで、時々聞いています。

 ところで6月12日に予定されている米朝首脳会談には、急速に関心が薄れました。東北アジア全体の今後に大きな影響力を持つ重要な会議という位置づけが、トランプ得意の「どんでん返し」で「何回も続くかも知れない一連の会談の一つ」「完全非核化もゆっくりやれば良い」という態度表明でかすんだ。

 要するに二人共が「会談した」という事実が欲しかっただけ、ということで、それが前面で中味は「今後詰める」といった程度。重要ではなるが、世界にとって「えっと内容はどうでしたっけ」という感じの会議になる。

 それにしても、週末にとっても「そんなのあり」と思ったのは、「シンガポールで金正恩氏の宿代、誰が負担? 北朝鮮は外貨不足で肩代わり要求」(サンケイ)という新聞報道。もともとはワシントン・ポストが報じている。

 「シンガポール入りする金正恩朝鮮労働党委員長ら北朝鮮代表団が外貨不足などのせいで高額の滞在費を支払えない恐れが強まっている」と。いくら何でも「国」なんだから、一泊65万であろうと払えるだろうと思ったが違うらしい。

  北朝鮮はシンガポールでの滞在先として最高級スイートが1泊6千ドル(約65万円)する5つ星のフラートン・ホテルを希望しているらしい。しかし、「北朝鮮には支払いの見込みがない」とされ、米国またはシンガポール政府による費用の肩代わりを求めているという。実に驚きです。

 そう言えば、北朝鮮は今年の平昌冬季五輪でも応援団らの派遣費用約260万ドルを韓国に負担させたそうな。また、2014年には当時のクラッパー国家情報長官が北朝鮮に拘束されている米国人の解放問題の折衝で訪朝した際、北朝鮮側から12品目に上る豪華な食事を振る舞われたものの、後にその代金を請求されたという。

 国のトップの滞在費を他の国、機関に肩代わりしてもらうなど「よく恥ずかしくなく出来るな」と思うが、客観的に見ればそれだけ国連制裁が同国経済を追い込んでいたということかもしれない。

23:27
2018
06/02
Sat

再び「on」に......同じ日にリスケ

day by day

  (04:30)私がこの文章を書いている今現在で言うと、ウォール・ストリート・ジャーナルが一番前を走っている。正確かどうかは別にして。しかしこの新聞の性格からして、かなり信用できると思う。

 まるで通信社の速報のようにニュースを出しているのだが、それも徐々に書き換えられているようで、私が読んだ時点では次のようなポイントだった。

  1. 米朝首脳会談は当初の予定通り6月12日にシンガポールで開かれる
  2. それはプロセスであり、一回の会談で全ての問題が解決するわけではない
  3. 北朝鮮の人権問題については、今回のホワイトハウスでの会談では話し合われなかった
  4. 北朝鮮には韓国、中国、日本が経済支援をする

 などというもの。ニューヨークに滞在していた北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長はワシントンに移動。どういう形でトランプ大統領に金正恩の親書を手渡すのかと思ったら、1時間ほど大統領執務室に招き入れられたらしい。制裁対象なのに。

 その会談を受けてトランプ大統領が発言している部分がウォール・ストリート・ジャーナルの報道。ではその親書には何が書いてあるのか。それは公表されていない。トランプ大統領は「週末にキャンプデービッドで読む」と言っているが、同紙によればそれは「極めてベーシックなもの。譲歩もなければ、脅しもない」とのことだ。どうしてそういう報道が出てくるのかは不明。親書なので、トランプ大統領が読まなければ分からない筈だが。

 トランプ大統領がこの数日言い始めた「プロセス」という単語の意味も不明だ。「完全な合意に至るのには時間と複数の会談が必要。6月12日の会談はそれに至るプロセスの一部」ということを言っているのかも知れない。

 双方にとってメリットがあるので、「とにかく一回会って"実績"を残す」という意味にも聞こえる。しかし金正恩はラブロフ・ロシア外相との会談で依然として「(完全な非核化に関して)段階的」という単語を使っているので、この問題を巡る米朝の立場の違いは残っている筈だ。

 もしかしたら、トランプ大統領は北朝鮮の言う「段階的」に呼応する形で「プロセス」と言っているのかも知れない。だったらそれはアメリカ側の譲歩で、国内のボルトンなど対北朝鮮強硬派は黙っていないだろう。とにかく「プロセス」とは何か ?

 「北朝鮮には韓国、中国、日本が経済支援をする」という部分も気になった。当然北朝鮮の「完全非核化」が前提だが、北朝鮮の言う「段階的」、トランプ大統領が言う「プロセス」の過程でも、日本は対北支援を行うことになるのか。それは「ノー」でしょう。

 話は「進行中」なので、分からない事だらけだが、ハッキリしているのは北朝鮮(金正恩)もアメリカ(トランプ)も会談をやりたがっている。その中で北朝鮮の方が粘り腰の交渉スタンスを続けていて、どちらかと言えばトランプの意向もあって「アメリカが引き気味」という印象だ。困ったものだ。

04:53
2018
05/30
Wed

今度はイタリアで揺れ.....同じ半島だが

day by day

  (02:45)気になっていたからか、ちらーりとiPhoneのアプリ「株価」を見たら、米長期債(指標10年)が2.824%と一時の3%台から急落。当然ドル・円は大きく円高に動いて108円台。ユーロ・円はなんと125円台。

 ははは。今週月曜日に「どんでん返し」をテーマに文章を書いたのですが、週明けはとんでもなくひっくり返りが進展していますね。連休明けのニューヨークの株価もかなり安い。

 原油相場の動きを見ると、これは先週急落(ロシア石油相の発言を受けて)した後は下げ止まっているので、ここに来ての金融市場急変はもう一つの要因。つまりイタリア政局。

 ウォール・ストリート・ジャーナルのこの記事などを読むと、事態の深刻さが分かる。南欧市場全体で債券が売られて金利が急上昇。そのお金はドイツ(北の)や大西洋を渡ってアメリカの国債に。

 なにせ本来は「中立」である筈のイタリアの大統領が、議会の多数派を占める反EU勢力(七つ星と同盟)と対立してしまって、暫定政府は出来たものの、「夏から秋にかけてはまた選挙」という動き。

 では選挙になったらイタリアはどうなるのか。「On Sunday, Italian President Sergio Mattarella blocked the formation of a euroskeptic coalition government formed of the antiestablishment 5 Star Movement and the League parties, raising the prospect of new elections. Investors worry a new vote could strengthen the hand of anti-euro zone forces.」というのだから事態は深刻だ。売りはスペインなどにも拡大。

 イギリスに続いてイタリアがEUを離脱したら、ユーロの存在そのものが問われるし、EUも大きな規模縮小になる。しかしイタリアではどちらかというと「反EU」の空気の方が強いらしい。やはり格差とか移民ですかね。イタリア事情にはあまり詳しくないので、また調べます。

 月曜日の文章にも書いたのですが、「どんでん返し」は米朝首脳会談が元祖かな。さっき見たニュースでは、ホワイトハウスは「再び6月12日に米朝首脳会談.....」という線が強くなっているらしい。

 しかし私の関心は on-off の会談話ではなく、その中味。詰まったのか詰まっていないのか。当然「完全非核化」の中味です。そこが一番難しい筈。北朝鮮の金正恩が欲しいのは「体制の保証」。しかしアメリカでも北朝鮮の国民から「体制選択の自由」を奪うことは出来ないでしょう

 トランプ大統領はノーベル平和賞欲しさ(? というより中間選挙勝利)にそれをするかもしれないが、それは歴史に対する裏切りになると思う。この問題はあと数日で分かる。

 昨日のアメフトの関東学生連盟(正式には「関東学生アメリカンフットボール連盟」)の記者会見。処分は当然だなと思いましたし、宮川君と日大アメフト部には"条件"が付いて良かったと思う。

 内田さんはどうするんでしょうね。「虚偽を述べた」とまで断定されて、今の日大の経営陣の地位にとどまることは無理でしょう。一転して刑事訴追される可能性がある。月曜日のテレビでも言ったのですが、「何が彼をああさせたのか」に興味がある。

 それにしてもこのコーナーは最後が24日でしたか。私としてはその間にも一杯文章を書いたのですが、頼まれ原稿が多かったのかな。いかん。
 

02:43
2018
05/24
Thu

ノーベル賞も....御預け

day by day

  (23:45)何事においてもくどくど御託を並べる北朝鮮。それに時間をかけてじっくり耳を傾けてきた歴代の韓国の大統領。しかしトランプ大統領はそれほど我慢強くなかったし、「聞く耳」を持ち合わせてもいなかったということでしょう。

 なにせ北朝鮮の使う言葉は、「朝鮮半島的」に過激で、本意は別にあることは想像できるが、聞く方をとっても不愉快にさせる。使う言葉が汚い。半島の人達はそれに慣れていたのかも知れないが、アメリカの今の大統領はそうではなかった。一応セレブなので。

 何でもツイッターで発表するトランプ大統領だが、今回は珍しく書簡を送り、それをホワイトハウスが発表した。スクショでとっておきました。多分北朝鮮は焦っている。もしかしたら、金正恩の側近が言葉遊びをしていたら、トランプの方がさっさと切ってきたという事かも知れない。

 「米朝首脳会談」の開催発表の時に比べて、そのキャンセルはどちらかと言えば静かな報道ぶりだ。しかし考えればこれは北東アジア情勢が「とっても不安定な事態」になることを示す。

 アローンだと思われていた北朝鮮には中国がしっかり後方に付いた。国連の場などでいままで通り中国が「北朝鮮制裁」に加わるかどうかは少し様子を見ないと分からない。書簡では、トランプ大統領は米朝首脳会談を全く諦めてはいないようだ。

 しかし今回分かったことは、北朝鮮が会談の直前になっても半島的な恫喝と脅しあいをすれば、「やーめた」と簡単にトランプは言い出すと言うことだ。北朝鮮の反応は今のところ出ていない。このトランプの決定にどう反応するのか。

 発表の直後からあった懐疑論。北朝鮮としては核実験場の廃棄を「世界的なニュース」にしようとしたが、まったく「もっていかれた」状態。全体的に見れば、北朝鮮はまだまだ包囲された中での国家運営を余儀なくされる。自己責任なんでしょう。

23:50


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