(12:05)モンゴルについてはもうちょっと書くことがあるのでそれは数日内にまとめるとして、帰国以来「面白い」と思ったニュースが二つ。
一つは「スタバがマクドナルドを追い越す日」という日経ヴェリタスの記事。何を追い越すのかというと「時価総額で見た世界一の飲食チェーンの地位」。この記事の見出しを見て私は「マクドナルドが落ち目だから」と思ったが、「そうではない」というところが面白い。
私も時々スタバに寄るが、明らかに「コーヒー屋」からは脱却しつつある。いろいろなものが売っている。そう言えば前回はサンドイッチを食べた。この記事にも「食事や軽食などで店舗の魅力を増している」という文章がある。
驚くのは同社の株価の伸び。過去1年間に49%上昇し、「今後1年でさらに株価は15~20%上昇する可能性がある」と書いている。なので、「スターバックは来年、時価総額950億ドルの米マクドナルドを抜く」という見出しになる。つまりスタバそのものが伸びることによって得られる「時価総額で見た世界一の飲食チェーンの地位」ということだ。
スマホアプリでの決済 ? 今までスタバの独自アプリで決済したことはないが、駅の中のスタバでスイカでやったことはあるな。でも今回iPhone でアプリを見てびっくり。なんと数多くのスタバアプリがあることか。直近のスタバへの道順などを教えてくれるし。ファンが多いんだ。
この記事の最後には「スターバックの顧客はデジタル技術を使いこなせる高所得層でやや女性比率が高い。消費者ブランド企業にとって理想的なターゲット」と。うーん、ちっとも魅力的な商品を出せないマクドナルドが相手では、来年の「時価総額で見た世界一の飲食チェーンの地位」はスタバに間違いないか。
中国のケイタイカーである小米科技 (通称シャオミ)がインドで自社ケイタイを製造・組立は、「そこまで」と思いました。むろん「インドが重要な市場なので、そこで製造する」という意味合いはある。しかしやはり中国で製造することのコストが高くなったということが背景にはあると思う。
工場はFoxconnとの共同管理とのこと。だから直接的に中国の会社がインドに投資ということではないが、「個性の強い二つの民族がうまくやれるのか」と私は思う。結構見物だと思う。
あ、それから面白かったと言えば、9日のいま世界はの相方のコメンテーターは元FT記者で、今はニューヨーク・タイムズ記者のジョナサン・ソーブルさんだった。番組の内容は、特に「安倍首相の70年談話」などが面白かったのですが、その他でも面白かった。
なぜなら元同僚のソーブルさんにはロンドンを初めとして世界中のFTの記者から、「日経ってどういう会社か」と質問が来るというのです。そりゃそうだ。
彼がなんて答えているのかは聞きませんでしたが、FT記者にしてみれば新しい持ち主の素性は気になる。世界的には日経よりもFTの方がはるかに名前が通っていて、誰もが知っている。私は「高すぎる買い物」だと思っているが、さて日経さんが何でメリットを出そうとするのか ?