(23:20)今週の取材などで驚いたことは、二つかな。
「アメリカには虫歯の子がいない」という女子栄養大学の香川先生の言葉には一瞬耳を疑った。でも本当らしい。ではなぜ日本もそうしないのか。「自然には手を加えない」が日本の役所の哲学だそうだ。しかし子供に虫歯がなくなることは、子供にも良いし、日本の医療費削減にも役立つと思う。
懸念は、そのフッ素がどこかにたまって、それが何らかの問題を惹起しないか。私は医者ではないので、その辺の議論の詳細は知らない。しかしアメリカは実施している。虫歯予防の水道水に入れられたフッ素によって、アメリカ人の体調が変になったという話も聞かない。としたら、検討の余地があると思う。
葉酸はビタミンMとも言うらしいが、日本でも「妊婦は通常の倍以上摂取するように」という厚生労働省の推奨はあるという。しかし、基本的な食品(パンとかコメとかパスタ)の中に入れられ、常に摂取していることが望ましいそうだ。妊娠してからでは遅い、と。
妊婦に葉酸が必要なのは、健全な胎児と幼児の生育には葉酸が非常に大きな役割を果たしていることが明らかだから。しかし”葉酸”の効果は高齢者にも大きいという。脳卒中を予防し、認知症の発症を減らす効果があることが多くの国で立証されているらしい。
だから世界60カ国が、国の制度や法制の中で国民に”葉酸”を摂取してもらう措置を執っている。私の母親もそうだったが、脳卒中は日本人にとって非常に身近で、それ故になんとか防がねばならない病い。”葉酸”がそれを防げるなら、もっと積極的に摂取する仕組みを作っても良いと思う。
ところで”葉酸”についてはこのサイトなどに詳しいのですが、要するに「ほうれん草を始めとする葉物野菜・果物」に入っているのですが、これを食べた鶏のレバーなどにも入っている。”葉酸摂取”は、まあ個人でもできる事です。
考えたら私は大の野菜好き。天ぷらも基本的には野菜天ぷらしか食べませんし、今は焼き野菜のサラダなどが好き。うーん、知らない間にちょっと”葉酸”に前向きだったかな。