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2007
09/23
Sun

2007年09月23日(日曜日) 健全な健闘

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 (23:44)開票結果を最初に目にしたのは、上諏訪駅のレンタカー会社のオフィスでした。墓参りを終えて車を返していたとき。午後の3時20分過ぎだったと思った。麻生さんの票が197票と見て、「そりゃそうだわな」と思った。

 福田さんの圧勝筋書きのままでは、自民党の良識が問われてしまう。幕が開いたら勝負が決まっていたままの終わり方では誰も興味を持たない。論戦も期待したほど盛り上がっていたわけではない。やっと違いを見つけて、「あったあった」と騒いでいた程度。たいした論戦もないままに福田さんが圧勝していたら、「自民党はなんという党なのだ」という批判が出ていたに違いない。

 麻生さんが取った197票の内訳は、国会議員票が132、各都道府県連票が65票。党員投票をやった県について言えば、麻生さんの得票の方が僅かに多かったという。その票の出方と「9派閥の内、8派閥が福田支持」という圧倒的議員票差がそのまま出たら、乖離は大きかったに違いない。

 16人の派閥の麻生さんは結局議員票を132も取った。前回の総裁選で麻生さんが取った票は136でしたっけ。これは県連の票をも含む票ですから、相当な上積み。これで麻生さんがポスト福田の最有力候補になったと考える人もいる。しかしそこには「時間の経過」の要素を入れなければならないでしょう。数年先は分からない。

 福田さんに課された荷は重い。安倍さんのように高邁な理想を述べていない分だけ、スタート台は低いのでその後のやり方は楽かも知れない。しかし、当面最後の自民党政権になるかもしれないというプレッシャーはある。

 結局シナリオを書かないと国民を説得できない可能性が高い。しかしそのシナリオは用意されていない。それを早急に立てる必要がある。これはなかなか難しい作業だ。

23:44
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