(19:25)台風は結構強そうですね。皆さんお気を付けて。
ところで、明日が修復完了の最初の日の東京駅。「駅舎は10月1日午前4時の始発電車から営業を開始する」(毎日新聞の以前の記事)予定だったそうですが、まあこの台風でどうなることやら。しかし開業は開業で、明日の午前中には台風一過の晴れに包まれるでしょう。
私は21日の記念投射会に行って「東京駅プロジェクションマッピング」の動画を撮ってユーチューブに初アップしましたが、今日は先輩の竹中さんから非常に珍しい写真を送って頂きました。開所当時の東京駅です。
竹中さんが建設会社の友人から送ってもらったもので、まず目に付くのが駅の前のぼうぼうの草ですかね。頂いた文章によると、「大正3年、オランダのアムステルダム中央駅をモデルにして、辰野金吾の設計により完成したと言われている東京駅。この写真は完成当時の写真です。完成は大正4年(1914年)が正しいようです。」とのこと。
文章はさらに、「アムステルダム駅に似ているという話はよく聞きますが、モデルにしたと言うのは間違いで、近代建築史の先生は様式的にも全く違うと言ってます。」とのこと。
今回の修復作業は看板を見て鹿島さんであることは知っていたのですが、大正時代の新築工事は大林組だったそうで、「6年半の歳月をかけて完成し、100年近く工事事務所は存続し、管理してきた」そうですが、復元工事は鹿島に譲ったとのこと。
この東京駅が出来たのは、「三菱一号館が完成してから20年も経った時点」だそうですが、「見ると分かるのですが駅前はタヌキでも出そうな原っぱです。丸の内が日本のビジネス街の中心になるのは、この駅が完成してからだったのでしょうね。」とある。
下にその写真を掲載しておきます。実に実に懐かしいし、貴重な写真だと思います。