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2013
06/11
Tue

2013年06月11日(火曜日) 自立促す放置プレー?

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 (15:17)うーん、今日の日銀の判断を一言で言うと、「自立を促す放置プレー」ということでしょうか。やることは一挙投入でやった、景気も徐々に良くなっている....。だからあとは考えて、マーケットは情勢の変化に慣れなさい....と。

 荒れて容易には水準を見つけられない債券市場には、確かに「金利安定化策」はあったほうが「当面」というタームではいい。しかしその後はまた「金利の動乱期」を経験する。景気は良くなるし、消費者物価も日銀シナリオでは上がる。としたら、「(金融機関は)債券依存」はやめなさい、と日銀は言っているように受け取れる。

 このままでは金融機関の損失が膨らむ。だから何らかの「安定化策が必要だ」と思っていた市場には、今日の日銀の決定は確かにショックだったと思う。書かれたものとしては、安定化策は盛られていなかった。年0.1%の低利による長期資金の供給オペ「日本版LTRO」もなかった。

 そのマーケットへのインパクトは、脚気反応的には株安、円高、債券安。一部の新聞が書いているような「新たな緩和策」は無理だが、債券市場の不安定化を緩和する措置は必要だと思っていたが、選択肢としては今回日銀の取ったような姿勢もありうる。私が求めた「マーケットとの対話」は、措置ではなく別ルートでも出来る。

 脚気反応はシャープだったがその後のマーケットの動きを見ると、一生懸命「(日銀決定を)消化しよう」という動きに見えた。株は前日引値に戻す動きも見えたし(結局は200円近い下げとなったが)、一時97円台に行ったドル・円相場はその後は98円台の前半で落ち着いている。日銀はリスクを犯しながら、「マーケットの自立」を求めていると考えられ、この事態を乗り切ったら案外新たな道を見いだせるかも知れない、と思う。無論リスクはある。

 ところで、今日は言ってみれば「逆出張」の形でした。朝夕に大阪で仕事があり、基本的には大阪居住。しかし日中に頼まれてどうしても外せない東京での仕事があって東海道を往復、という形。東京にいたのは昼間の2時間ちょっとでした。

 珍しい。しかし新幹線移動の最中は半分は寝て、半分はいろいろ本を読んだりしていれば良いので、それほど苦ではない。日本の新幹線はこういう時に本当に頼りになる。ほとんど遅れがないので。

 気になっていたアップルの新製品群が発表されて、なかなか面白そうだ。私の興味は二つ。iOS7がどうなるかと、毎日使っているMAC air の何が変わるのか。全体的には「より感覚的に」がコンセプトだそうなので、むろんのことマニュアルなどゼロで、試していれば、想像力を働かせれば使える、というパターンでしょう。air は「all day long」が売りということは、「バッテリーが長持ち」ということか。

 考えたらアップルの製品というのはなくなったスティーブ・ジョブスの頭の中で全部出来ている。よって全部がループです。これが強味。日本を含めて「なになに部門」の製品の寄せ集めでないのがアップルの強味です。楽しみ。

15:54
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