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2007
11/23
Fri

2007年11月22日(木曜日) インフラの逆転

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 (23:54)BMWの本社を中心に取材。初めて「バイエルンの自動車工場」の本社の偉容を見ました。4気筒のエンジンをまとめたような形をしている。本社ばかりでなく、その周辺施設が固まっていて、まあ言ってみれば日本の豊田市みたいなものです。

 BMWは去年本社の直ぐ近くに「BMW WELT」(BMWワールド)という展示施設を作った。BMWの車をずらっと展示していると同時に、近い未来、少し先の未来にかけるBMWの考え方を示していて非常に興味深かった。BMWが今一番力を入れている新しい車にも乗ってアウトバーンを走りましたが、これは非常に良い経験になりました。

ミュンヘンにあるBMWの本社前で  ところで、ミュンヘンの街を移動していて一つ気が付いたことがある。それは、「インフラの逆転現象」です。旧東独の街として綺麗に復興されたライプチッヒに比べた場合の、ずっと西側だったドイツ第三の都市ミュンヘンの景観的、インフラ的遅れ。

 私が車の中でこの話しをしたら、カメラの横山さんも同じ印象をもったそうです。街を走っているトラムを見ても、明らかにライプチッヒの方が綺麗だし、線路の手入れの具合もミュンヘンよりライプチッヒの方が実に丁寧に出来ていた。街周りのビルもそうです。ミュンヘンの街中で見かけるビルは、すこしくすんでいて疲れた印象がする。それはライプチッヒのビルには見られなかった。

 例えばこの二つの街を1990年の初めに比べれば、印象は全く別だったに違いない。ライプチッヒがシャビーで、ミュンヘンが大都会に見えたはずです。しかしその後の18年ほどは、多分絶対的にお金は集中的に旧東に属したライプチッヒの方により多く投じられていたに違いない。

 いやもともと街の作りがライプチッヒの方が商人の街として洗練されていたのかもしれない。しかし、この二つの街が今醸し出している印象は、過去18年におよぶ公共投資、インフラ投資が東の都市に傾斜していた影響であるように私には見受けられる。

 「そんなことを言うと、ミュンヘンの人が悲しみますよ」とコーディネーターの田村さんに言われましたが、まあでも私の印象はそうだからしょうがない。明日もミュンヘンで取材し、午後のフライトに乗る予定。

12:07
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