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2007
12/03
Mon

2007年12月03日(月曜日) 10本の指紋採取

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(07:54)おや、じゃ例えば小指のない人はこれからアメリカには入国できないのかな......と新聞記事を読んで。

 何の話しかというと、今朝のUSA Todayの記事です。「Customs to collect visitors' 10 prints」が見出しで、要するに「今後アメリカに入国するには10本の指全部をスキャンされる」「指紋を採取される」というのです。

 私が今回アメリカに入ったのは11月30日。入国審査はアトランタでしたが、そこでは今まで通り左と右の人差し指のスキャンをさせられた。あと目。これだけでも結構時間がかかる。しかしこれからは10本すべての指のスキャンをするというのです。9.11以降強化されてきたテロ防止、Homeland Security、アメリカの保安対策の一環。

 「これから」というのが直ぐなのです。この記事では「今週からワシントンのダラス空港で実施」とある。「今週」って、今日はアメリカは月曜日ですから、もう始まる。ワシントンに今週からいらっしゃる方は覚悟を。来年3月までにはアトランタ、デトロイト、ヒューストン、JFK(ニューヨーク)、ローガン(ボストン)、マイアミ、オヘア(シカゴ)、オーランド、サンフランシスコの8空港もこれに加わるという。なぜロスがないのか知りません。

 ということは、来年の春までには必ずアメリカに戻る松坂、松井、岡島などなどの日本人メジャーリーガーは10本の指のスキャンをされる可能性が高いと言うことです。2008年末には全アメリカの空港に10本スキャンシステムを導入し、その後は陸路、海路の入国ルートにも全適用するという。

 実は、各国間の入国審査の厳格化は様々な面で厳しくなっている。例えば今回ドイツから日本に帰ってくるときには、何の書類準備も必要なかった。しかし今回アメリカから日本に帰るときには「携帯品・別送品」の申告書を出すように求められた。

 法律ではまだこの書類の書き込み義務はないそうだが、航空会社によると「なるべくそうするように」と求められているという。乗務員に対する監視も従来になるきつくなっているとも聞く。

 アメリカの10本指紋採取システムは、USA Todayによると年間約3500万人のアメリカへの旅行者に影響するという。今でもアメリカ入国審査は便が重なると長い列が出来る。10本採取になると、あのポイントを通過するには場合によっては非常に時間のかかる作業になるかもしれない。

 もっとも例外はある。10本指紋スキャニングは「US-VISIT」と名付けられているようですが、80才以上13才以下には適用されず、また国境パスを持っているメキシコ人、それにカナダ人の大部分はこの計画から除外される、という。日本人には全適用ということです。

19:13
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