(05:20)まだ投票が締め切られていないのに、マーケットは「確信的に残留派の勝利」を見てリスクテーク」に入っていますね。
ニューヨークのダウは14分前に引けとなって230.24ドル高の18011.07ドル。引値での18,000ドル台は今年に入っても珍しくはない。ただし今までは「その後は反落」が多かったが、今回はどうか。確かニューヨーク株の引値での史上最高値は18312ドル程度だったと思った。
ダウの上げ幅は1.29%。%で見た上げ幅はSPとNasdaqの方が大きく、SP500は1.34%アップの2113.32(27.87上昇)、Nasdaqは1.59%上昇の4910.04(76.72上昇)。史上最高値には%的に見るとダウよりSP500の方が近い。
下げマークがあるのは国債の相場や金相場。よって利回りは上昇。指標10年債の利回りは1.742%。6月の中旬には1.5%台もあったから、大きな利回り上昇。ドル・円はドルの高値が昨夜のニューヨークで106.08で、今も106円台。103円台の半ばがあったことを考えると、大幅な円安。ポンドやユーロが激高。
で、マスコミ的に見てマーケットほどに「残留」に確信があるかと言えば「ノー」です。直近の世論調査では「残留派がモメンタムを強めていたものもある」、という程度で、もしかしたら「出口調査」をしない英マスコミの代わりに、マーケット関係の機関がそれに近いことをしたのかも知れない。
また投票率が高いと思われることから推測したのかも知れない。兎に角有権者登録の状況(4649万人でしたっけ)から見ると、投票率は高くなる。英国の一部での悪天候にも関わらず。
スコットランドとロンドン地区での「残留派」の勢いが強いことを指摘する向きもある。しかしそれはあと6時間ほどすれば分かる。 ま、我々はそれを待ちましょう。