(06:35)せっかく行ったのだから、印象や写真だけでなく、ちょっとデータも残しておこうと思います。7月18日、19日両日の私のアップル・ウォッチのデータは以下を示している。
一日の歩数 移動距離 消費カロリー
18日 12,930 9.41キロ 664
19日 20,102 15.54キロ 1020
合計 33,032 24.95キロ 1684
両日ともほぼほぼ登山の為に費やして、19日の午後ちょっと近所のデパートに買い物に行った程度なので、これがウォッチ記録上の「富士山登山関連の全体像」ということになります。これだけ見ると富士山登山はそれほど大事(おおごと)の運動ということではない。
「一日の歩数」の二日間合計を2で割ると16,516で、これは私が一日に刻む歩数としてはそれほど多い方ではない。移動距離の12.475キロも特に長いわけではない。消費カロリーは私がウォッチに設定している目標が「700」なので、それを一日当たり100ちょっと越したくらい。
それを今年2月28日の東京マラソンの日のデータ(残っているんですよ、ウォッチとリンクのiPhone上に)と比べると順に「66,460 63.85 3267」となっていて、それは6時間ちょっと(私の場合)の競技時間と併せて12時間ほどの運動量と考えると、フルマラソンの方が遙かに厳しい運動だということが分かる。
ただし富士山登山の方には大きな標高差という要素が加わる。私たちが
使った吉田ルートのデータを見ると、出発した五合目の標高は2,305メートルなので頂上の3,776メートルに対して1,471メートルの標高差がある。ちなみに東京マラソン2016の標高差(高低差)は出発の新宿が一番高くて、ルート最低地点に対して40メートル高。しかしその後は基本的に下り。台場でせいぜい20メートル弱。
対して登山は確実に上がり、同じように下がらねばならない。1,471メートルの上がりと、そこから下がりの体への負担は、多分ウォッチのデータでは十分に示されない。例えば膝への負担とか、呼吸の困難度の増加など。それは18、19両日の消費カロリーが示す以上のファクターだと思う。
上記サイトに記されている「吉田ルート」の歩行距離「全:15.1km 上り:7.5km 下り:7.6km」と比べると、私たちの移動距離は上りで2キロほど、下りで8キロほど多い。それはそうで、私のウォッチの記録は「北麓駐車場での移動」、「山小屋でウロウロ」「良い初日の出の場所を
探してウロウロ」などなど色々なウロウロが含まれている。
かつ19日の私の歩行距離には「お鉢周り」が含まれる。示したサイトによればその距離は3キロとある。私たちはこれも歩きましたので基本的にその分は付加され、そしてさらにいろいろなウロウロがある。だから妥当なところかな。
「吉田ルートのデータ」で所要時間(休憩含まず)を見ると「登り:約6時間 下り:約3時間20分」とある。標準的なやつでしょう。私の19日の記述(いろいろ表記ミスがありましたね)を見ると、18日の五合目から太子館までが3時間ちょっと、太子館から頂上までが同じく3時間ちょっとで、合計6時間半くらいかな。
しかしこの6時間半には合計6回以上の「休憩」が含まれるので、ちょっと早すぎるペースということになる。体を標高の変化に慣らしながら上がらなければいけない。私は中島君(今はフリーのカメラマン テレビの中継なども 今回写真も提供していただけました。あんがと)から「伊藤さん、ペース速いですよ」と何回も注意された。彼は何回も高山病になった経験があるらしいので心配してくれる。なので、登りはあとで振り返ると、「ちょっと問題があった。もうちょっとゆっくり」ということになる。
下りの平均はサイトには「3時間20分」とある。私たちは2回ないし3回の休憩をとって2時間50分で降りてきたので、これも「ちょっと速すぎ」と言える。休憩時以外に下りで足を動かしているときにはほぼほぼ追い抜きの連続(良くないことです)だったので、「速すぎた」と言われれば「その通り。申し訳ありません」ということになる。
昨日からちょっと階段の下りが普段通りではない。ちょいきつい。しかしあとはまあまあ五体満足です。下山して「これは気持ちよし」と思ったのは、下山後の「ゆらり」での低温ジャグジー風呂(サウナあがりの冷水には足しかはいれんかった)と昨日の芝狩り場での温度を下げての冷水シャワー。なんだかんだ体がほてっているんでしょうね。