日々のライブな情報ページ

2017
02/16
Thu

とても4年はもたない.....

day by day
EOF; } ?>

 (09:32)今朝の世界からのニュースは興味深いものが多い。フランスの大統領選挙でも「サイバー攻撃」への懸念が高まっているとか、イスラエルのネタニエフ首相が「生涯で初めてイスラエルとアラブが協力出来る環境が出来た」と発言したとか。「トランプは4年はもたない」というBBCのアメリカからの声報告も面白かった。

 フランスの大統領選挙で一番サイバー攻撃を受けているのはマクロン候補らしい。フィヨンが実質的に落ちて、フランスの大統領選挙でペロンとの決選投票の相手になると考えられ、そして「彼が勝つ」と見られているマクロン。39才。

 ここでも噂に上っているのはロシアです。むろん否定。「ロシアにはマクロン候補を攻撃する理由がない」と。しかし考えられるのはトランプの時もそうですが、もしかしたら「弱味を握る」攻撃をしているのかもしれない。弱味を握れば、肝心な時に思う方向に動かせる。

 ネタニエフ首相の発言にはちょっと驚いたが、要するに「対イランでアラブ諸国と協力出来る」ということらしい。敵の敵は味方。イスラエルの首相が念頭に置いているのはバーレーンとかの湾岸に面しているアラブ諸国。イランと対峙していますから。さらにはサウジアラビア。

 ネタニエフの狙いは、「イランと対峙しているアラブ諸国にPLOに対して圧力を掛けてもらい、その上でパレスチナ国家の構想を諦めてもらおう」ということでしょう。その線上に「アメリカはイスラエルとパレスチナの二カ国共存の考え方に固執しない」というトランプ政権の新方針がある。これも随分乱暴だ。

 PLOのサイドは、拡大イスラエルの国内にパレスチナ人が住み続けるという最終的なイスラエルの構想を「新たなアパルトヘイト政策」と表現している。それはそうだろう。今のイスラエルのパレスチナ(人)に対する態度を見ていると、そうなる可能性が高い。

 米国防長官のマティスさんは今はヨーロッパに居る。NATOの会議に出席。防衛費負担について日本を「手本」とまで褒め称えたが、ヨーロッパでは国防費が2%に達しない国が多いことを指摘して、「アメリカのNATO防衛に関するコミットメントを見直すかもしれない」と警告したらしい。

 アジアと欧州では随分スタンスが違う。トランプ政権の中の「ヨーロッパ(大陸)嫌い」が前面に出ているのが面白いが、もしかしたらそれは「ロシアに近いトランプ政権」故かも知れない。

 フリン大統領補佐官が辞めたアフターショックが続いている。トランプ陣営が選挙戦の最中からロシアと連絡を取っていたのではないか、との疑惑が次々に浮上。おまけに今朝はパズダー労働長官候補(議会の承認待ち)が「候補を降りる」と発表。閣僚候補者が候補を降りるのはアメリカでは初めてだ、とABC。

 それにしてもトランプ政権の機能不全は酷い。私もそう思うが「トランプは4年はとてももたない」との声が米国内から上がっているという。政治の素人はある意味フレッシュだ。しかし「誰が何を決めているのか分からない」今の状態は政府の体をなしていない。

09:14
EOF; } ?>
ページの先頭へ
twitter
伊藤洋一公式Twitterアカウント

サーチ


カテゴリー


最新の記事

カレンダー

キーワード