(09:32)思わぬ形で「3.11」が刻印されました。写真のそれは乳頭温泉郷の「湯めぐり帖」。写真はその裏。同帖で乳頭の7湯を巡ることができる一種の通行手形で、有効期限は1年です。
私が今いるのは田沢湖周辺ですから内陸ですが、むろん東北ですから会話の中に「その日」の話は一杯出てきます。宿でも街でも。「ここは揺れたけど、1日ちょっと停電しただけですが、盛岡は2日停電した」とか。その時刻になる直前に乗ったバスの運転手さん。
しかし東北(特に東)では、それぞれの人が「その時」の思い出をそれぞれにしまい込んでいる様子がうかがえる。やはり衝撃は大きかったのだと思う。昨日はその瞬間に、街のあちこちで大きなサイレンが鳴っていました。午後2時46分。
その日は私は東京にいたのですが、「何を考えていたのか」と思い出そうと、その時に書いた文書を探したら、ここにありました。
東京にいた人間にとっても、思い出は鮮明です。地震は自然のもので、予測もなかなかできない。また近々東北を訪れたいと思います。