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2017
03/12
Sun

「じゃじゃ麺」と「ちいたんたん」

day by day
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 (21:32)うーん、「岩」と「麺」の都だな....盛岡は。とにかく、この二つが私の目に付き、そして印象に残った。たった数時間の見回りですが。

白龍本店 同じ東北の都としては仙台があり、思い浮かべても「杜の都」「牛タン発祥の地」など仙台には名称がいろいろ浮かぶ。よく行く。しかし盛岡は思い浮かばない(かった)。むろん盛岡は人口30万ちょいの街で仙台(105万)よりは小さい。なので、私は今まで盛岡にはあまり来ていなかった。

ようするに替え卵スープです で「そうだ。盛岡をすこしゆっくり見よう」「乳頭からも近い」と思って来ているのですが、いや...特徴がありました。まず麺。にも二つあると分かった。友人の話や、地元のタクシーの運転手さんの話。それは冷麺とじゃじゃ麺。ともにあまり知られていない(と思う)。

 まず「じゃじゃ麺」。私が名前を聞いて思い浮かべたのは中華のジャージャー麺。あの辛い。好きです。スマホに向かって「じゃじゃ麺」と音声入力しても「ジャージャー麺」と出てくる。とにかく「じゃ」の付く麺は「ジャージャー麺」だと私も思っていたし、スマホも世の中もそう(だと思う)。

 しかし仙台には「じゃじゃ麺」がある。食べる前ですが、名前の由来をタクシーの運転手の方に聞いた。そしたら「戦後に中国から帰国した兵士が始めた」と。じゃ、「じゃじゃ麺」は中華の「ジャージャー麺」から来ている(と私は思う)。

 だから味も似ているだろうと本店(店名は白龍=ぱいろん 烏帽子岩のある桜山神社近く)の前に並んだ。長い行列です。やっと店内に入った。入って見ると、出来上がりの形状はやや似ている。刻みきゅうりがあって。

 しかし違うのは、「じゃじゃ麺」は自分で調味料を組み合わせ、加減して食べる。ラー油をたらしたり、辛み味噌を使ったり。それに麺がうどんです。この辺に工夫が見られる。

やさしいおばちゃんが一杯 味は調味次第で、私は辛目にした。美味しかった。それよりもジャージャー麺と違うのは後段です。店には生卵が一杯置いてある。なぜか。麺を食べ終えた後、そこに卵を割って落とす。それをかき混ぜる。

 それからが面白い。それをカウンター越しに店の人に「お願いします」と渡す。そうすると、そこに麺をゆでた湯を注いでくれる。つまり一種のうどん湯卵スープになる。それを「ちいたんたん」という。50円。

 「ちいたんたん」とはどこから、と。「たん」なので「湯」だろうと思ったら、鶏蛋湯(チータンタン)からと。これは面白い。だって例えばラーメンでも麺の「替え玉」は普通だが、ここは違う。一種の「スープ作り」ですから。店と客の共同作業での。多分寒いから暖かいスープが欲しいのです。

 行ったのは本店ですが、盛岡の唯一のデパートであるカワトクの地下に綺麗な店が出来ていた。新しいらしい。つまり盛岡では非常に人気のある食べ物、ということになる。「じゃじゃ麺」は。いや、美味しかったですよ。

 次に冷麺ですが、これは明日の昼に駅前で食べる予定。ですが、「盛岡」に行くと言ったら、皆さん「冷麺を食べてこい」と。つまり非常に有名で、「じゃじゃ麺」より支持が大きいと言うこと。ラーメン屋も多い。それに「わんこそば」もある。

カワトクの地下一階にも なので運転手さんに、「盛岡には全国に知れたウリ名がないから、私が"麺都"と名付けましょう」と言ったら、「地元のタクシー会社でそれをウリに使っているところがあるんです」と。あちゃ。でも冷麺とじゃじゃ麺の二つは恐らく大陸と半島から来た、というのが面白い。

 そこから考えると、秋田の「きりたんぽ」のような全国に名前が知られた特徴のある食べ物は盛岡・岩手にはなかった、とも言える。私はそう思う。どうでしょう。でも冷麺は明日食べるので、それから判断します。「わんこそば」は「そば」よりは食べ方に特徴がある。今調べていたらこんなサイトも。

 岩手県の特産と言えば何と言っても南部鉄器ですが、それは盛岡とは限らない。南部藩の有名商品でしょう。なので私としては地元のタクシー会社と共に、「麺都 盛岡」を売り出したいと。

 実際に盛岡は麺の消費量が全国でもかなり多い方だという。運転手さんの話では。絶対量ではなく、人口一人当たりでしょうが。ここまで書いただけで長くなったので、岩手県の「岩」「石」についてはまた。

22:19
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