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2017
04/23
Sun

平壌で給油できなくなった

day by day
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(23:30)あ、もう二つくらい面白いニュースがあったな。今日は。

 日経ヴェリタス。週に一度しか来ない金融に特化した新聞ですが、そのプロゴスフィア(Progosphere)のコーナーに「平壌で給油できなくなった」という見出しを発見。副見出しは「北朝鮮向け原油、中国すでに禁輸との見方も」とある。

 口先だけ益々尖ってきている北朝鮮。その内実を知れる記事だと思って読んだのですが、その最後の方でした。「(中国による北朝鮮への)石油禁輸論が浮上する中、20日に話題になったのが環球時報の北朝鮮駐在記者が伝えた....」で始まる部分。

 「北朝鮮の首都平壌の大使館街にある給油所でガソリンの給油が出来なくなった」との独自ニュース....という部分が一番重要な文章。同紙記者が給油に訪れたとき、「ガソリンがない」として給油を断られた、と書いてある。記事にはガソリン価格の値上がり観測も記載されている、という。

 当然ながら戦争にはガソリンが絶対的に重要だ。車輌や航空機を動かすためにはガソリンが先ず必要だからだ。仮にこの記事に書かれていることが「北朝鮮全体で起きていること」だとしたら、それは北朝鮮で石油が枯渇したか、それとも備蓄で他の用途に回せなくなったかのどちらかを意味する。

 この環球時報の記事ではどちらなのか何とも推測できないが、「大使館街で給油できない」とは深刻でしょう。そんな情報は海外に直ぐ伝わってしまうことが明らかであるのに、店員(?)が「ガソリンがない」と言っている訳だから。

 もう一つはBBCのサイトにあった。北朝鮮がオーストラリアへの核攻撃を警告した、というニュース。「もしオーストラリアがアメリカの同盟国であり続けるなら、オーストラリアも核攻撃の対象だ」と北朝鮮が警告した、というのです。

 ペンスが日本を出た後オーストラリアに立ち寄って色々話をしたのが気にくわなかったのでしょう。全方位で「攻撃する」と脅し始めた。「オーストラリアがアメリカの同盟国であり続けるなら」と。徐々に北朝鮮の興奮度は高まっている。

 同様に、北朝鮮は名指しではないが中国への警告も強めている。多分今年中の石炭(北朝鮮からの)輸入を禁止し、もしかしたら石油の輸出も抑制している中国への警告でしょう。安易に他国の制裁措置に同調する国は「北朝鮮の敵である」的な警告だそうな。

 「周辺国が我々を公に脅している」「破局的な結果も覚悟すべきだ」と北朝鮮の国営メディア。こんな警告を突き付けられたら、中国もまた「戦略的忍耐の尾を切らす」かもしれない。ま、アメリカ軍が北朝鮮を攻撃したとき、中国がどう出るかは読めませんがね。

23:57
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