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2017
07/17
Mon

アメリカ人であることが恥.....

day by day
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 (13:01)世を怒っている人は一杯いるのですが、最近ではこの人の怒りに興味があるな。世界最大の金融機関であるJPモーガンのトップ、ジェイミー・ダイモン氏。「アメリカ人であることが恥ずかしい」とも。

 結構多くのメディアに取り上げられているのですが、このガーディアンの記事が一番よくまとまっている。彼はこういう。「It's almost an embarrassment being an American traveling around the world and listening to the stupid shit Americans have to deal with in this country」と。

 この「stupid shit」の部分を「sh....」と表記しているメディアもあるが、ガーディアンは明確に書いている。同行の業績もいいし、アメリカも成長している。しかし彼が気にくわないのは、アメリカの政治が基本的にやるべき事を出来ておらず、それが「アメリカの成長率を低め、それがアメリカ人に打撃になっている」ことだという。

 彼は「We need infrastructure reform.We need corporate tax reform. We need better skills and education. If we don't focus on these things, we are hurting average Americans every day.」と嘆く。

 就任から半年を迎えたトランプ政権。重要法案は一つも通らず、政権が話題になるのはスキャンダルばかり。政治は全く進まない。彼は「財務長官の席」をトランプ氏から提供されたものの、それを断ったとされる。正解だったかも知れない。政権の混乱を見通していたのだろう。

 トランプの支持率は直近の世論調査で36%と戦後のこの時期のアメリカ大統領としては史上最低だそうだ。本人は「この時期としては悪くない」と言っているらしいが、そうなのかどうか。

 ダイモンは言う。「At one point, we all have to get our act together, or we won't do what we're supposed to do for the average Americans." (Among the problems Dimon listed were the lack of wage growth, overdue upgrades for bridges and airports, and that "our inner city school kids are not graduating.")」と具体的だ。

 「怒り」を通り越して「諦め」とも思える記事は、日曜日の日経にあった「ディーラー 失職の危機 金融機関が事業縮小」かな。下の見出しに「動かぬ長期金利、細る商い」との記述が。聞いてはいたがこの記事には具体的に事実が記されている。

 そりゃそうだな、今の長期金利の動きではマーケットが成立しない。変動相場制以来のマーケットは今や危機にあると言うことです。それが経済に良いかどうかは別にして、変化は金融市場にも押し寄せていると言うことでしょう。

13:44
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