日々のライブな情報ページ

2017
07/21
Fri

やっぱり良くないな.....先延ばしだけじゃ

day by day
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 (00:01)「それってやっぱり良くないよな....」と思いました。日銀による2%の物価達成目標の先送り回数が、今回で実に六回になった。しかも今回の先送りは「18年度ごろ」から「19年度ごろ」となった。一年。オリンピックの前頃になって「達成できる」と言っている。

 しかし今回を含めて6回も先送りしたものが、「あと2年で達成できるようになる」とどの理由を挙げているのかと思ったら、「物価上昇のモメンタムは維持されている」というのが黒田総裁の、聞き飽きた、繰り返された説明。

 うーん、具体的に何を指すのかな。円安の勢いは削がれ、株価は2万円前後で停滞し、資源価格は低迷、そして賃金上昇率は上がってこない。何せ政府が賃上げの音頭をとっているのが今の日本の現状ですから。ひょっとして「幸運待ち」とも思わざるを得ない。

 やっぱり6回も先送りをしたなら、「何故間違ったのか」の総括をしなければならないと思う。一回したような気がしたが、それでも目標は変えず、達成時期を先延ばししているだけなので、「何かを根本的に考え直した」ということはないのだろう。

 立場がある、というのは分かる。しかし日本の通貨当局は「これは実は謎なんです」と言ってしまうアメリカの通貨当局ほどの柔軟性もないと思う。目標達成期待を述べているだけでは、いずれ存在価値を問われることにもなりかねない。

 今日は日銀の記者発表も黒田さんの記者会見も見れていない。その時間は「上大岡」という場所に居ました。その地名を最初聞いたときに、なぜか「ああ、東工大のあるあの街か....」と思ってしまって、「近いだろう」と思ったら、とんでもない。

 高速に乗ったら「出口は磯子」と出て、事態の深刻さに気づいた。何とか滑り込みでセーフだったのですが、実際危なかった。ちょっと事前にナビって見れば良かったのですが、「近い」と思い込んで失敗。

 なので日銀の説明はこれから見ますが、「どうせまた先送りだろう」と誰もが予想できるような発表・記者会見では価値がない。ECBのドラギ総裁も今日の先頃記者会見したのですが、その後はどえらくユーロ高に展開している。

 「秋には金融緩和策の縮小を討議」と発言したとか。「討議」なので、実際はかなり先なのですが、日銀の「出口」は一体何時になるのか。そしてそれはオリンピックまでにあるのか、ないのか。

 日本のマーケットのボラはまたまた落ちそうな雰囲気。AIが進出し、そしてボラはおさえられる。日本のマーケットは苦しいんじゃないかな.....と思う。

00:18
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