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2017
08/09
Wed

次のヤマ場は核実験だな.....

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 (00:21)まだまだ関門はあると思いますよ。北朝鮮が本当の意味で実戦配備の核搭載ICBMを完成させるのには。大気圏再突入の際の高温に弾頭部分が耐えられるのかどうかなど。

 しかしここに来てワシントン・ポストやNBCニュースなどが、「北朝鮮が核弾頭の小型化には成功した」との米諜報筋の発言を伝えているのが気になる。もし本当なら「北の脅威」は全世界的に広がることになる。

 このニュースを伝えているのはこの報道などですが、ICBMと北が主張する大型ロケットが飛行距離としては「アメリカという国の大陸部分のほぼすべて」をカバー領域としたことは確かだろう。アメリカもその点は認めている。

 ということは、イギリスを含むヨーロッパのかなりの部分(むろんロシアも)も含むと言うことだし、オーストラリアまでも届くのかな(これは調べてない)。いずれにせよ、南米とかアフリカなどを除いて世界はその脅威に晒されることになる。

 国連安保理が中国、ロシアの賛成も得て北朝鮮非難決議・新たな制裁案で合意を成立させることができたのも、そうした背景があると思う。むろん「実行されてなんぼ」の制裁案だが、合意が成立したこと自体に意味がある。

 それにしてもティラーソン米国務長官の相矛盾する立場には驚かされる。「圧力を掛ける必要がある」と語る一方で、ミサイル発射をやめればそれが一歩(話し合いへの) だといった発言を繰り返す。その発言だけで北朝鮮に対する「圧力の尻抜け」だと思うが、本人は気にしている風情がない。

 前任のケリー国務長官は、よく旅し、よく記者会見し......という国務長官だったが、ティラーソン現長官はとにかく記者嫌い、記者会見嫌いで「何を考えているのか」が分からない。

 トランプ大統領が最後何を言い出すか不明だし、自分の立場を擁護してくれるのか分からないので「喋りにくい」というのはあるかも知れない。しかし中国やロシアの方が「広報活動がうまい」というのはどうか。

 言うまでもないが、ICBMを待つまでもなく、中国、日本、韓国、ロシアは北朝鮮の核の直接的脅威を受けている。短距離、中距離ミサイルで十分。気になるのは北朝鮮が小型化には成功したとして、「いつか実験するだろう」という点。実験しなければ爆発力を試せない。

 ということは、「その兆候がある」と言われる核実験をやるのか、やるとしたら何時なのか、そしてそれが「小型化爆弾の実験か」などがポイントになる。危険な世界だ。それが実際に行われた場合は、「堪忍袋の緒が切れた」と言うことになるかも知れない。

04:16
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