日々のライブな情報ページ

2018
01/03
Wed

・・・・・"中"の都市としてのドバイ

day by day
EOF; } ?>

 (22:15)「・・・・・中の都市だな」と思いました。「中」の前には、建設、実験、冒険などいろいろな単語が入る。しかもどれもドデカいスケールで。先が見えないほど広漠でもある。人口的には小さい都市なのに。

 年明け早々に「ドバイは vast だ」と書きました。その典型はしばしば「世界一」が付くドバイモールドバイマリーナなどこの国の様々な建設物に見ることができるし、ブルジュハリファも下から見ると(直ぐに首が痛くなる)、一言で言えば「vast」です。

 それにしても、ドバイは凄まじい実験、そしてこれまでのところの成功だと思う。世界一高いブルジュハリファの124階(まだまだ上がある)まで1分と06秒で直接上がりながら、「よう作ったな」と思いました。来るときのエミレーツ航空には「20の出身国から17カ国語が操れるCAが......」とアナウンスメントがあった。

 当然この世界一高いビルの建設には、数え切れない程の国の出身者が携わっている。それをマネッジメント出来ただけでも凄いことです。ちゃんとビルは完成した。そして今もそこに厳然として建っている。

 見ていると設計の良さは良く分かる。実に様々な事に利用できるようになっている。年末年始は光のページェントの対象でもある。なによりもこの世界一高いビルと世界一広いモールが人々を世界中から集める。アトラクションそのものだ。

 年間の観光客数はあとで調べるが、一つ言えるのは凄まじい国籍の数だ、ということだ。それこそ世界中から観光客を集めている。同じように広いと思う幕張のイオンモールとの違いは明確だ。この集客力こそ、ドバイのもつパワーの源泉の一つだ。問題はいつまで人々を驚かせ続けることが出来るかだ。

 ドバイモールとブルジュハリファの間の泉の場所に建つと、「EMAAR」(エマール)の氾濫だなと思う。そこら中「EMAAR」だらけ。ブルジュハリファもこの会社が手がけたが、その周辺のビルは、高いも低いもこの会社が手がけているケースが多い。むろん準風ばかりではなかった。

 リーマンショック後の金融危機にも遭遇したし、ビル名の突然の名称変更にも、労働争議にも直面した。しかし周辺のビル開発は今も続けられ、光と水のページェントが繰り広げられている。

 思うのは希有な発展形態の街だ、ということだ。石油資源の少ないドバイが考え抜いた上の。同じ首長国の親分格のアブダビからを中心に先ず資金を呼び込み、都市建設に着手し、集まる労働者達で街を形成し、それを完成させる中で更に投資を呼び込み、そこに観光客を集めて都市を大きくする......。

   危機を経ながらも、成長率が低下する中でも、今もそれは続いている。にも関わらず、街全体はよくマネッジメントされていると思う。危険を感じることは少ないし、泥棒やスリの話もあまり聞かない。歩いていてもすこぶる安全感がある。

 前回も書いたが地下鉄(大部分は地上を走っている)での乗客のマナーはまずまず良いし、道路を走る車もかなり歩行者には気を使う。中国の都市などよりよほど安全だ。スークは繰り返しかかる声がうっとうしいが、相手をしないでしらっと歩いている分には面白い。

 まだまだこの街には強い印象がある。長くなるのでまた書こうと思う。とりあえず撮った写真のいくつかを。

砂漠を駆け抜けた 面白かった

ドバイモールの一角の天井の傘の群れ 面白い

世界でいくつもない七つ星ホテル

オープニングにマイケル・ジャクソンが宿泊したホテル
09:26
EOF; } ?>
ページの先頭へ
twitter
伊藤洋一公式Twitterアカウント

サーチ


カテゴリー


最新の記事

カレンダー

キーワード