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2018
01/10
Wed

小平選手の....「自分超え」

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 (10:15)今朝読んだ新聞で最も「いい記事だな」と思うのが『頂へ「日々自分超え」』。日経の33面のスポーツ面「メダルへの道 氷上編 1」の小平奈緒選手の記事かな。

 別に追っかけではないが、彼女のことにはずっと関心があった。私と同じ県出身のしかも隣の市(茅野市出身 私は諏訪市)出身の選手なので。「自分との戦いより、誰かに勝つ戦いの方が気持ちは楽なのではないか」と記者が尋ねたそうな。

 彼女の答えは、「誰かに勝つというのは、(相手に)お願いだから遅く滑ってとは言えないし、自分でコントロールできない。だからそれは余分なこと。自分が強くなれば相手より速い。その方がタイムももっと先の方までいけると思う」だったそうな。つまり彼女は境地に達している。

 今の彼女からはメダルという言葉は口の端からこぼれないそうだ。つまり彼女の視点はそこにはない、ということ。それよりも自分の滑り、自分の限界突破、そして「より先へ」が目線の先にあるという。

 オランダに行く前の彼女はこうではなかった。むしろ緊張しながら、相手の様子を窺うように喋り、「メダルを取りたい」というようなことを言っていた。記憶に鮮明だ。それが大きく変わった。つまり10年前、5年前の彼女と、今の彼女は全く違う。新聞の写真も、こぼれるような笑顔。

 ええな、と思う。後は羽生君のように怪我だけだな。心配なのは。彼女が平昌のリンクに立てて、そしてその時も今の心境でいられれば、おのずと結果は付いてくると思う。もうその時にはシャンパンで乾杯だな。

 対してとっても嫌な気持ちになったのは社会面。「他選手妨害で捜査」かな。最初どこの国の話かと思った。海外では聞いたことがあるが、日本では初耳。小平選手は群を抜いてオリンピック選出になったが、カヌーの事件は「オリンピックに出られるかどうか」のレベルで起きた。100%あり得ない事件です。

 「もう歳だ」とか「妻も狙えと言っている」とかの事情はあっただろう。しかしライバルの飲み物に禁止薬物を入れ、そしてその他の選手の器具を窃盗し、破損する。やっているときの本人の気持ちはいかに.....。何とも悲しい。

 被害者の小松選手も「日本で起きるとは....」と言っているそうだ。それが正直な印象だろう。容疑者の自己申告で犯行が表沙汰になったことには救いもあるが、では申告がなかったらどうなっていたのか。小松選手の履歴には傷が付いた。

 海外の選手では「自分の飲み物でも、目を離した飲み物は飲まない....」とか徹底した対策をしているケースが多い、と。しかし日本ではまさかだっただろうから、小松選手の落ち度を指摘するのは無理だ。二人はライバルだったそうな。当然顔見知りで、言葉も交わしたこともあるだろう。

 小松選手は「とってもショックだ」と言っているそうだ。そうだろう。二度と起きて欲しくない事件だ。

12:46
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