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2018
02/06
Tue

おっちゃんの帽子の数字は.....遠くなった

day by day
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  (06:15)いろいろな背景があると思う。ニューヨークの株の下げを駆動した力を考えると。

  1. computer-programming driven
  2. fear-driven
  3. loss-cut driven

 そもそもマーケットは「高所恐怖症」気味だった。「適温相場への過信の修正」もあるかもしれない。

真ん中のおっちゃんのダウの数字は一気に遠くなった いずれにしろ、私が目覚めた午前5時過ぎ(日本時間)から、ダウは暴力的な、そして尋常ではない「分単位で100ドル以上の下げ、その後の小幅反発」の繰り返しの中で急落して、ウォール・ストリート・ジャーナルの一覧によればダウの安値は23923.88。これは先週末引値(25520.98)に比べて1597.1ドル安。これは6.257%の下げに相当する。あくまで月曜日のニューヨークの安値の話ですが。

 引けはまだ確定ではないと思うが、ウォール・ストリート・ジャーナルの示している数字を採用すると、24345.75ドル -1175.21 -4.60%となる。これを昨日紹介した過去のワースト下げ表と見比べると、下げ幅では「米株式市場最大の4桁下げ」であり、しかし引けベースの下げ幅は過去あった大きな下げの半分くらい、となる。分母が大きくなっていますから。

 一日のレンジは高値が25520.53なので、実に1596.65ドルとなる。これは先週末引値に対してやはり6%を超える変動だったと言うことだ。今日の高値と先週末の引値が近いことを考えれば、月曜日のマーケットでは「前日引値比でほぼ保ち合い」というレベルがあったことが分かる。

 株がこれだけ下げれば、債券は買われるだろうと思って見ると、これもウォール・ストリート・ジャーナルの数字を採用するならば引けが2.722%。一日のレンジが2.722~2.883%なので、価格で見て高値引け、利回りで見て低利回り引けしている。あせって株を売って債券を買った投資家が多かったと思慮される。

VIX指数の一週間の動き ある意味当然かも知れないが、株の下落を見ながら急騰したのはVIX指数です。デバイスのチャートを写メしたものによれば、引けが37.32で一番高い。これは素直に受け取れば、「ニューヨーク市場はとっても不安なままに引けた」ということになる。掲載した写真は5年チャートなので、過去5年にはなかったということだ。

 しかしチャートのレンジを10年にすると、79.13というのがあった。それはリーマンの秋(2008年)の頃。その時点に比べると半分程度。多分ダウの一日の下げが「史上最大」と伝わってVIX指数は引けにかけて大きく伸びたのだと思う。

 今日は早朝から私用があってゆっくり分析していられないのですが、重要なのは「This is not the end of the World」だということでしょう。当たり前ですが。リーマンショックの頃「毎日このペースでニューヨークの株が下げたら、8日間でダウはゼロになってしまう」という大馬鹿な解説をしたエコノミストもどきがいたが、そんなことを思うのは彼だけでしょう。

 株価は基本的には企業活動の映し鏡であって、その企業が人間活動に有用な役割を果たして業績を残していれば、株価は適切なレベルを自ら見いだす。常に不安定ではあるが。「適温相場」なんてのが、マーケットを甘く見ていた証拠にも思える。

06:51
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