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2018
03/08
Thu

知識と思考が古めかしい......トランプ

day by day

  (23:35) ニューヨーク・タイムズは、「 White House prepared to formalize the measures on Thursday afternoon. Officials said late Wednesday that the plan would initially exempt Canada and Mexico and could ultimately exclude other allies.」と報じている。恐らく明日早朝になるだろう正式発表(米の鉄鋼・アルミ問題)に関して。

 で多分日本での関心事は、「other allies」の中に日本が入るのか。鉄鋼25%、アルミ10%の関税賦課の対象から日本が外されるのかどうか。私の予感だと実施は数週間後なので、「その間に検討」ということになる気がする。つまり当初発表の段階では曖昧になる。

 しかし私はトランプ構想、考え方の一番の問題は、

  1. 今の複雑系の世界経済に対する認識不足。もっと言えば一昔前の知識と理解で今の経済をマネージしようとしている
  2. さらに「政治中心」というよりは「election first」の偏った、バランスを欠いた政策運営

 が、トランプ大統領とその政権の一番大きな問題だと思う。アメリカの鉄鋼業界の労働者は一時は20万を超えていたが、今は8万人程度。合理化もあったし、「輸出にやられた」という面もあるが、技術革新で生産方式が変わったことも影響している。

 問題はその8万の票が欲しいために(全部行くとは思えないが)、もしかしたらもっと大勢のアメリカ人の職を脅かすかも知れない政策をごり押しすることの危険性だ。アメリカの製缶業界などは「仕事を海外に取られる」と懸念する。基礎資材だけに、物価上昇も懸念だ。

 今朝の日経新聞の「トランプ流 保護主義の愚」ではないが、それによって生まれるのは米鉄鋼業界での職というよりは、アメリカ経済の混乱、物価上昇など負の側面だ。多分それはトランプ大統領には関心のないことなのでしょう。彼が欲しいのは「票」なので。

 与党共和党からも、そして産業界からも反対を受けて、カナダ、メキシコやEU、さらには日本も最終的には「適用除外」となるかも知れない。しかし問題の「古い知識」「票が第一」の政策をトランプ大統領が採り続ける限り、問題は起き続けると思う。

23:59
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