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2018
03/17
Sat

信頼できない.......が急増

day by day
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  (00:46)「あのまずい対応の連続なら、支持率が落ちるのは当然だな......」と思いました。

 今ネットで見た時事通信の世論調査結果です。見出しは「内閣支持急落39%=不支持5カ月ぶり逆転-森友文書改ざんが打撃」とある。なによりも衝撃的なのは「安倍内閣の支持率は前月比9.4ポイント減の39.3%と急落」という部分。一ヶ月の間にそれだけ落ちた。

 この世論調査は今月12日までの四日間に行われたものだという。森友問題に関わる財務省や内閣の対応に関わる不手際はここ数日でも連日報じられているし、関連と思われる自殺者の判明数も増えているので、今日明日に調査したらもっと下げるかも知れない。30を割ったら危機の臭いが漂うと思うが、そんなに余裕はない。

 同世論調査によると、安倍政権に対する不支持率は8.5ポイント増の40.4%になたという。つまり支持と不支持が一気に逆転したと言うことだ。「支持が3割台だったのも、不支持が支持を上回ったのも、昨年10月以来5カ月ぶり」と。

 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書改ざん問題が政権への打撃となったとみられる....との解説だが、当たっていると思う。野党に政権担当能力がないので安倍政権を見限れないという人も多いと思うが、この間の不手際は「目に余る」と思っている人は多いのではないか。

 問題が深刻なのは、安倍首相が「知った」と発言した11日より5日も早く6日には「財務省による文書書き換え」の事実を官邸も、そして安倍首相も把握していたこと。官邸自身が認めた。

 「まだ確認出来ていなかったので.....」という菅官房長官などの説明だが、そこに国民が見るのは「問題を積極的に解決に導こうとする意思の欠如」です。あの時点で国交省からの連絡で「異なる文書存在の可能性が出てきたので、財務省に調ぺさせる」と言っていたら、あとの展開は大きく違った。つまり後手後手で問題が深刻化している。

 世論調査の中味を見ると、安倍政権を支持しない理由は「首相を信頼できない」が8.8ポイント増の25.2%と最多で、「期待が持てない」17.3%、「政策が駄目」14.1%などが続いた。

 対して 内閣を支持する理由(複数回答)は多い順に「他に適当な人がいない」19.4%、「首相を信頼する」8.8%、「リーダーシップがある」8.3%。後ろ向きの理由が多い。

 「8.8%」という数字が二つ出てくるが、「信頼できないが8.8%増」と「首相を信頼する8.8%」と。一方は変数(増減)で、一方はストック的な数字。それが一緒と言うことは、いかに国民の見方が「信頼できない」に急激に傾いたのかが鮮明だ。これは安倍政権にとって大きな痛手です。

 年代別に見ると、10~40代で支持が不支持より高い一方、50代以上では不支持が軒並み上回り、高齢層での「安倍離れ」が目立った。男女別では、男性が支持42.1%、不支持40.7%、女性は支持36.3%、不支持40.2%だった.....そうな。女性が安倍さんに厳しい。ちょっと意外なのは、若者が安倍さんを比較的支持していること。

 笑えるのは政党支持率。これだけの信頼低下があっても「自民党が3.3ポイント減の25.2%、立憲民主党は1.1ポイント増の5.3%。公明党2.9%、共産党2.6%、民進党1.2%、希望の党0.5%」だという。つまり野党の支持率は上がっていない。国民は「野党は与党の弱点を突いているだけ」「政権担当能力はない」と見ていると言うことだろう。支持政党なしが実に58.3%。あるのは政治不信か。

 この問題の当面の焦点は19日に予定されている佐川前国税庁長官(前財務局長)の国会招致でしょう。既に彼が国会に対して「知った上で嘘をついていた」ことが明らかになっている。その証言次第ではもっと大きな世論の変化があるかも知れない。

01:47
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