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2018
05/03
Thu

ギャップが1%か.....次に利上げすれば

day by day
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  (07:45)今朝目を覚ましたら出ていたFOMC声明を読みながら、「これって健全なもの ?」と思いました。「both overall inflation and inflation for items other than food and energy have moved close to 2 percent.」の部分。

 前回までの表現は、「both overall inflation and inflation for items other than food and energy have continued to run below 2 percent.」でした。この場合、belowもcloseも共に「2%に達せず」の事実を指していますが、もちろん印象は全く違う。belowは「目標に遠い」印象だが、「close」は「かなり近い」の印象。

 確かに原油相場が上がり、商品相場も上がり.....物価の環境は「2%の目標達成」に接近している。しかし中味を見ると「中東情勢の緊迫化」「貿易規制の動きの中で、関連商品の値上がり」を背景とする部分も多い。善し悪しの問題は別にして、いわばトランプファクター。

 むろん、「アメリカの景気は良い」というのがFOMCの判断で、それは第一パラグラフを読むと分かる。家計の消費が落ちているのがちょっと心配だが、その他は雇用を含めて問題なし。まあだから、今朝の日経ネットなどが報じている通り、「6月に利上げ」の方向なんでしょう。

 次の利上げでアメリカの政策金利は....と見たら、現在が「target range for the federal funds rate at 1-1/2 to 1-3/4 percent.」なので、「1-3/4 to 2 percent」ということになる。片足が2%に。

 で「今朝の長期金利は ?」と見たら、ウォール・ストリート・ジャーナルを見ると「1 Day Range 2.957 - 3.001」で、引けは2.97%。ギャップが狭くなったな、という印象。まだリバースには1%前後の差があるが、政策金利と10年の長期金利差が1%とは。

 過去の印象では「何かが起きる」レベル。しかし経済もかつてのそれではない。この長短金利差ではいろいろな業界が利幅を確保出来ない。その意味でも産業構造は変わるんだと思う。

08:09
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