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2018
05/09
Wed

やっぱりイラン合意から離脱

day by day

  (03:45)日本時間午前3時開始の予定を13分過ぎて始まったトランプ大統領のイラン問題に関する演説は、約13分で終了。ちょっと以前より太って、そして顔から表情が消えていて、自分に対する「非難の声」を覚悟し、それを睥睨しているように見えた。

 それにしても「選挙公約」を「守ろう、守ろう」とする人だと思いました。その公約故に自分は大統領になれた。「それを変えることは負け」「それを変えることは二期目を諦めること」と思い定めているような印象を私は受けた。

 結論は「イラン核合意からのアメリカの離脱」と「アメリカによるイラン経済制裁の再開」。一言で言えば「前政権が結んだ今の合意は欠陥だらけ」という事。彼の英語は比較的分かりやすい。つまり弾道ミサイルに関する合意がない、それに「a short period of time」(5年、10年など合意部分によってだが)でイランが核を持つことが許される、という点を指摘していたように思う。

 イランの反応が出てくるのはこれからでしょう。イランについては同国の政権を目の敵にはしているが、国民についてはその文化・歴史を含めて尊敬している、と言っており、聞きようによっては「政権転覆も視野に入れたらどうだ」と言っているようにも聞こえた。

 イランの問題であるにもかかわらず、北朝鮮の問題にも何回か触れていて、ポンペオ国務長官が最終的な詰めを行っている(今北朝鮮に向かっているとか言っていた)などと触れていたのが印象的だった。

 その北朝鮮の金正恩は中国の習近平と大連で会談。北朝鮮の核廃絶は「段階的に」との両国の方針をアピールしていた。これは「早期のCVID(The Complete, Verifiable, and Irreversible Denuclearization of North Korea)」というアメリカの方針と相容れないし、イランに対する今回の厳しい姿勢からすると、「なかなか米朝が会談するのも難しいのではなかい」と思わせる。

 トランプ大統領が2~3日で日時・場所は公表すると4日にツイートしてからもう5日かな。実は北朝鮮が中国依存を強めて自分の主張を何とかアメリカに飲ませようとする中で、アメリカは徐々に「自国の大統領を送り出してはたしてそれだけの成果があるのか」「むしろ恥かきにはならないか」と考えている雰囲気もある。

 今の段階で北朝鮮が改めて強調している(中国の肩入れで)従来型の同国の要求は、そもそも論的にアメリカの主張と相容れない。相容れないのに会談するリスクは高い。トランプ大統領の思い付きで「会談 ? いいよ」で始まった今回の話は、実は相当きついところに来ているのかも知れない。

 もっともイランに関する記者会見であれだけ北朝鮮にトランプ大統領が触れたと言うことは、まだ事態は going でトランプさんとしては「やる気十分」なんでしょう。その辺は今後数日で明らかになると思う。

04:05
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