(01:10)コンピュータースクリーンを二つ目の前に置いて、左で前回(6月13日)の声明文を、右で今回(8月01日)のそれを読めば、「何が変わったか」は一目瞭然です。景気の強さに関する認識が大きく前に進んだ。アメリカ経済はより強くなっている、とFRBは見ている。
経済活動の増大ペースに関して前回声明は「economic activity has been rising at a solid rate」となっていたのが、今回は「......at a strong rate」と、より強い表現(solid=堅い→strong=強い)になった。
家計支出の伸びに関して前回は「 Recent data suggest that growth of household spending has picked up, while business fixed investment has continued to grow strongly」と産業固定投資と切り離され「ピックアップした」となっていた。
しかし今回は、「 Household spending and business fixed investment have grown strongly」と両者が一緒の文章に統合され、「力強く伸びた」と完了形になった。「the unemployment rate has stayed low」であり、「both overall inflation and inflation for items other than food and energy remain near 2 percent」なので、アメリカ経済に関して「文句を付けるところがない」ということとなった。
これが何を意味するかというと、
ということだろう。
ところで、決算が良かったアップルの株価は1日はどうなったかと興味津々だったが、このサイトで見る限り、
で「1兆ドル企業」にはちょい届かず。それでもアップルは引けで「201.50 USD +11.21 (5.89%)」と大きく上げている。昨日読んで、今朝は更新されているCNBCのこの記事によれば、「マジックナンバーは a price of $203.45」らしい。
つまりアップルの株価がそれに達すると、史上初めて「1兆ドル企業」が誕生する。さて明日はどうか。昨日のニューヨーク市場は、アップルが6%近く上げたので、Nasdaqは上昇、しかしダウなど他の指標は下げた。