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2018
09/20
Thu

ええね、松山

day by day
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 最近は出張が多い。ニューヨークから帰ってきた後2週連続して関西で講演を3回行った後、今週は昨日まで二日間愛媛(今治、松山)でした。講演には毎回聞きに来てくれる方が居て、こちらから見るとそれぞれに集まってこられる方々には特徴がある。八尾の大口顧客の方々、京都のベンチャー系の新興企業の経営者の方々との会合は興味深かった。  

 今週の愛媛の講演は、私がずっと好きだった船主さんたちとの会合。もう20年も前からこれらの方々、そのお父様方との会合を重ねていて、顔見知りが多いという意味でも楽しいものでした。船主は皆さん数隻から数十隻の船を運行して、それによって事業を立てている。バルク船だったり、特殊目的船だったり。

 事業はかなりの部分借り入れを立てていて、それを運賃収入で返済しながら収益を出すパターン。何が重要かというと、借り入れの金利の見通し、運賃がドル建て故にドル相場の行方、そして船貨の動きです。この三つについて彼等の関心は強い。私の話のポイントはこの三点でした。

 私が「しまなみ海道」沿い(今治、松山、尾道などなど)が好きなのは、独立業者が多いからです。昔から海運が盛んな場所。村上とか越智とか塩飽とか。かつては海賊だったのではとも呼ばれる方々が多いのも特徴ですが、私に言わせれば潮の変化の激しい瀬戸内海で通常においては「水先案内人」であり、「それに関わる指導料」を取っていた人達です。彼等はいずれにせよ必要だった。

 その流れの中で「リスクを取る」が普通になった。その末裔達が海に関わる事業を行っている。独立心が強く、自分でリスクを取れる。ナイスです。私が瀬戸内海回りが好きな理由です。今回も様々な船首の方から面白い話をいろいろ聞いた。面白かった。

 松山は飯もうまい。今回ご一緒したのは旅行関係の会社に勤める平田さんでしたが、私の「カウンターが好き」という我が儘を聞いてくれて、ホテルの近くの店で。魚中心だが、何でも調理してくれた。狭いが面白い店で、何でも美味しかった。また行きたい。  道後の温泉にも行きました。この温泉は来年の1月から長い(7年を要するそうな)修復・修繕に入る。最初は全館閉鎖を考えてちんちん電車の最終駅から道後温泉の間に仮の温泉(https://dogo.jp/onsen/asuka 飛鳥乃湯泉)を作ったそうな。しかし観光客がそれでは満足しないということで、道後温泉本館を稼働させながら、長い時間をかけて修復する方針に転換したそうな。

 毎度の事ですが、ホテル前から朝6時過ぎに道後温泉に。湯質だったら「鷹ノ子」だが、朝からあいにくの雨で鷹ノ子に行く気がしなかったので道後温泉の一階に入った。おじいちゃん達の野球談義を聞きたくて。ははは。おじいちゃん達は居たが、今朝は野球談義はなかったな。もうちょっと早い時間が良かったかも。

 松山は昔は危険な箇所もあったが、今はとっても安全です。夜中に街をチェックして歩いたのですが、大街道の大きな商店街には午前様でも大勢の若者が集っていた。松山から今治に行く途中にはなかなか厳しいエリアもあったが、肝心の二つの都市は元気が良かった。ちょっと救われた。

 四国は高知も徳島も、そして香川も面白い。年内にまた四国に行きたい。

16:22
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