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2008
05/28
Wed

2008年05月28日(水曜日) 船場吉兆の廃業

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 (05:29)ネットを見た朝の段階で報じているのは、読売新聞だけです。何かというと、「船場吉兆の廃業」。読売新聞には以下のように書いてある。

牛肉産地偽装事件などで経営が悪化し再建中の料亭「船場吉兆」(大阪市、民事再生手続き中)は、廃業することを決め、27日、幹部従業員らに伝えた。

 28日に湯木佐知子社長(71)が全従業員に伝え、取引先の金融機関にも説明する予定。

 相次ぐ食品表示偽装に加えて今月上旬、客の食べ残した料理を使い回していたことが新たに発覚した。

 これ以降、急速に客離れが進み、収益確保の見通しが立たなくなった。同社関係者によると、吉兆グループ各社や他企業からの支援も取り付けることができず、再建断念を決めたという。

 読売はこれを朝の3時11分に自社サイトにアップしている。抜きだった、ということです。朝刊の締め切り時間(確か通常は午前1時半くらいで、午前3時を過ぎると物理的にも無理)を過ぎている。他社が追えない時間にサイトにアップした。しかし午前6時前の段階で朝日、日経、読売の共同サイトあらたにすの読売のパーツを見ても、吉兆のこの話しは載っていない。これが「(あらたにすは)こりゃダメだ」の背景です。

 まあこういうニュースの時は、「残念」という単語がまず出てくるのですが、船場吉兆の場合は出てきません。「当然」とか「予想された」ということでしょうか。「こういうことをすれば、こういうことになる」といった世の中の摂理がきちんと示されたような印象さえ受ける。

 まあ腕の良い職人は、そのうち声がかかるでしょう。しかし他に移ってもしばらくは肩身は狭いでしょうね。これは可哀想なことです。私も吉兆については、「カウンターから日本が見える」(新潮新書)で結構長く取り上げた。初代の湯木さんも、さぞかし怒っているでしょう。

05:58
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