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2009
01/21
Wed

2009年01月21日(水曜日) remaking America

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 (02:48)うーん、19分。第44代の米大統領になったバラク・オバマの就任演説は、思っていたかなり短く、内容は具体性に欠けていた印象を持ちました。素直なところ。もうちょっと中味に踏み込むと思っていたので、ちょっと拍子抜け。まあこんなもんなんでしょうかね。

 市場の反応を見ていたら、始まるときがダウで130ドル安程度。終わったら下げ幅を拡大して180ドル程度。むろん途中経過で、この先市場が閉まるまでにどういう動きをするのか分かりません。しかし朝方から下げていた株価を押し上げる具体的な力はなかったという印象。

 今のアメリカが危機にあり、それが「greed」と同時に「our collective failure to make hard choices」にあったので、一人一人の国民が立ち上がってこの国の「remaking」をして欲しい、新しい責任を背負って欲しい、と述べたくだりは、「その通りだな」と思ったし、会場に集まった、そしてテレビを見ていたアメリカ国民一人一人が「自分も何かしなければならない」と思ったでしょう。

 テレビで見る限り素晴らしい晴れという天候。そして見渡す限りに人で埋まった会場。そういう熱気は伝わってきた。「リセッション」と「イラクやアフガニスタンでの戦争」「潜在的に驚異としてあるテロ組織との戦い」など、アメリカは多方面での挑戦に直面している。その任務の重さに改めて自分を奮い立たせ、加えて国民にその困難な仕事に貢献と参加を求めた。

 アメリカの各紙の見出しの付け方が面白い。

  1. 「PRESIDENT OBAMA VOWS ERA OF RESPONSIBILITY 」(ニューヨーク・タイムズ)

     

  2. 「President Obama Says Americans Must Choose 'Hope Over Fear' to Take On Recession, Wars 」(ウォール・ストリート・ジャーナル)

     

  3. 「'The Challenges We Face Are Real' 」(ワシントン・ポスト)

     

  4. 「Obama: We must change with the world New president repudiates Bush era 」(フィナンシャル・タイムズ repudiate は「拒絶」)

     

  5. 「American milestone: Obama inauguration is a moment of celebration, reflection」(クリスチャン・サイエンス・モニター)

     

  6. 「'We have chosen hope over fear'」(シカゴ・トリビューン)

     

  7. 「PRESIDENT OBAMA  'We must ... begin again the work of remaking America' 」(LA times)

     

  8. 「Obama Urges Americans To Choose 'Hope Over Fear'」(サンフランシスコ・クロニクル)

     

  9. 「President Obama calls for 'new era of responsibility' 」(英タイムズ)
 まあそうなんでしょうな。「責任」と「恐怖に勝る希望」。前者があって後者があり、そして「アメリカの作り直しが始まる」ということでしょう。ちょっと先人達の話しが多かったかな。最後にオバマの就任演説をリンクしておきます。ドルは対円ではやや弱く、90円前後。
03:24
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