日々のライブな情報ページ
2018
06/26
Tue

トランプに敗色....ハーレーの一部工場移転

day by day

  (04:30)やっぱりスペインとポルトガルの同時進行試合を見たいと早起きしたら、とっても面白い、そして笑えるニュースが。「Harley-Davidson, Blaming E.U. Tariffs, Will Move Some Production Out of U.S.」

 つまり、「トランプ関税故にハーレーダビッドソンが生産の一部を米国外に出す」と。生産を国外(主に欧州ですが)に出すと言うことは、トランプ大統領が一番大事にしている「アメリカの雇用」がアメリカから流出すると言うことです。

 私は見出しを見た瞬間に、「トランプ大統領は、このニュースにどう反応するのだろうか」と思った。だってこの記事にも書いてあるが、ハーレーはトランプが「アメリカン・アイコン」と褒め称える会社だ。その会社がトランプ関税を起因とする欧州の報復関税故に工場生産の一部を海外に出す.......こんな皮肉はない

 同社にとって欧州は「アメリカに次ぐマーケット」とある。ハーレーの本社はウイスコンシン州でライアン下院議長のお膝元。彼は言っている。「Harley-Davidson's move was evidence that raising trade barriers is a bad idea. This is further proof of the harm from unilateral tariffs. The best way to help American workers, consumers, and manufacturers is to open new markets for them, not to raise barriers to our own market.」

 まっとうな意見です。「一方的な関税賦課からは実害が生ずる。貿易障壁を引き上げるのは悪しきアイデアだ。アメリカの労働者、消費者、そして製造業者を助ける最良の方法は、自国市場に関税の壁を立てることではなく、新しいマーケットを開くことだ」と。

 繰り返しますが、「海外への工場移転」を恐らく最初に言い出した(パブリック・オファリングで)のは、有名会社ではハーレーが初めて(だと思う)。そりゃ、株主には大きなニュースだからSECに提出する。

 この記事には「他の会社も続く」との意見が紹介されている。そりゃそうだ。アメリカが生産していないため、部品を海外から輸入している会社は多いし、欧州や日本を主な輸出マーケットにしている米企業は多い。

 つまりトランプ関税は「アメリカ国内企業にとっても大迷惑」ということ。トランプ貿易政策は、諸外国から批判されているだけでなく、国内企業からも「鼻つまみ」になっているということだ。

 続くのがケンタッキーのバーボンの製造業者だと、とっても面白い。ハーレーの「工場の一部移転」を決めたのは欧州の勝利 ? 今見たら、週明けのニューヨークの株価は急落している。ダウは500ドル近い下げ。トランプの負けが明らかになりつつある。彼はそれを認めないだろうが。

 ところでスペインーモロッコはなんとモロッコが先制。その後スペインが追いついた。イランーポルトガルはポルトガル先制。その後ロナウドがPKを失敗して、ポルトガルは加点できず。まだ両試合は終わっていません。このままだと、このグループの勝ち抜きはポルトガルとスペイン。

04:22
2018
06/25
Mon

乾のゴールは「super」

day by day

  (04:30)海外の放送をyouなどでチェックしていたら、日本にとっての最初の得点、先行したセネガルに追いつく1点となった乾のゴールについて英語では「super goal」という、スペイン語では「"コントロールされた"風の」評価が出ている。

 確かに狙い、強さ、角度などなどが揃った素晴らしいゴールだったと思う。出来ればゲームとしての最初の点になって欲しかった。日本の最初の失点は、本人も認めているがキーパー川島の中途半端な、走ってくるセネガルの選手の足に当てるかのようなクリアが原因。

 ゲームとしての3点目はセネガルだが、逆サイドで完全にフリーにしてしまったのが原因。ゲームとしての4点目の本田のゴールは余裕の、落ち着いた、場を踏んできた本田のそれ。

 でもどうなんでしょう。勝てた試合だと思った。大迫など二人に大きなチャンスがあった。試合後の大迫のコメントが面白い。相手のセネガルについて「強い相手で、大きくて重かった」と。その相手に「ドロー」したから、深刻になる必要はないが、前戦も含めて「キーパーに問題あり」という印象でしょうか。

 ところでこの文章を書いている時点で、日本と同組のポーランド対コロンビアは「0-3」コロンビアリード(そのまま終了)。ということは勝ち点でコロンビア3、ポーランド0で、日本とセネガルは勝ち点4。

 ということは、グループではポーランドが最初の脱落。日本はコロンビアに大敗した次戦ポーランド相手に引き分けか勝ちで自力勝ち抜き。負けてもセネガルがコロンビアに勝てば、日本はグループ2位。決勝トーナメントに行く。

 ちょい複雑なのは、グループ第三戦となる次の日本ーポーランドで日本が負けた場合。セネガルーコロンビアが引き分けか(コロンビア勝ち点4)、コロンビアが勝ってセネガルが負けた場合(セネガル勝ち点4)。日本は勝ち点でセネガルやコロンビアと並ぶケースが出てくる。日本ーコロンビアではポーランドに大勝したコロンビア有利。

   だから日本は対ポーランドで勝ちましょうよ。勝てると思う。

05:22
2018
06/24
Sun

ドイツ あり得ない

day by day

  (07:30)最近「なんで、なんで」と本当に思う。時間が足りない。原稿を書き、放送に出て....だけじゃない。アローラも捕まえたいし....と思っていたらワールドカップが一番の時間不足原因だと。

 今朝もドイツースウェーデンのマッチが面白そうだったのでテレビで見ようとしたら山中湖畔のホテルのテレビの電波状態が良くない。しかたないので、車に行って試合を見ました。ちっちゃな画面です。

 しかしそれにしてもドイツの最後の最後での得点は素晴らしかった。発想が。「ずらし攻撃」。もうロスタイム。1-1の同点で、このまま終わるとドイツは自力での決勝トーナメント進出が無理になる。しかも一人退場して10人。

 ゴールから見て右側の浅いところでFKを得たドイツ。もう時間がないので、直ぐに直接ゴールを狙ってキックするのかと思った。違った。

 なにをしたかいうと、FKを担当した選手は多分2メートルくらい横にいた隣の選手に軽くパスした。その選手がボールを止め、その止まったボールをFK担当の選手(クロース?)がゴール右隅に。それが見事に入った。ずらし攻撃。だって頭を用意していた選手が一瞬体勢を変えるじゃないですか。本当にビックリしました。

 あの全く余裕のない、追い詰められた状態で。この冷静沈着さ、そして発想の豊かさに「ドイツ、あり得ない」と思いました。突然できたことではない。多分ずっと練習してきたのでしょう。誰の発想 ?

 ドイツは勝ち点3をゲット。次の韓国戦は非常に重要で、これに勝てば勝ち点3を積みまして6点。確実に決勝トーナメント進出です。逆に2連敗の韓国は厳しい。全力で襲いかかってくる「絶対負けないぞ」オーラを放つドイツと戦わなければならない。

 それにしても今いる山中湖畔のホテルは面白い。食堂というものが全くない。「お食事は外で」と徹底している。朝食も。しかし施設は新しいし、なかなか良い。風呂も大きめの家族風呂のような風呂が二つあ。

 外国人のお客さんも多い。多分私が知らないだけで、日本全国で「面白いホテル」が一杯出来ているんでしょうね。やっぱり泊まらないと良さが分からない。山中湖畔はレストランは一杯あるし、ちょっと朝食の時に不便を感じるが、その他はこのホテルで十分。

 これからアクティビティを見たり、参加したり。夕刻には東京に戻る予定。ま、ワールドカップが終わるまでは「時間欠乏」は続く。ここの文章も書きたいのに。

08:23
2018
06/20
Wed

行くぞ日本!第二戦

day by day

  (06:30)慶賀、慶賀、とにかく慶賀。香川は落ち着いてPKを決めてくれたし、大迫のヘディングシュートは人混みの中でのそれで、とっても評価に値するように思う。慶賀。

 今回の大会は「どえらい事」が起きる大会だが、「予想外」という意味では、日本の勝利も世界で驚きを持って受け取られている。そう、世界を驚かせ続けようではないか。次はセネガル戦。

 そのセネガルはポーランドに日本と同じく2得点し、失点1でまったく日本に並んでグループ共同一位。「第二戦が大事」以上に大事になる。このセネガル戦に勝てば、日本の一次リーグ突破は非常に濃厚になる。

 逆にコロンビアとポーランドはともに世界順位が日本、セネガルよりかなり上だけに、必至に今後の2試合に臨んでくると思われ、この両者の対決で負けた方にはもうチャンスはなくなる。厳しいグループ戦だ。

 初戦の対コロンビア戦ではラッキーもあった。一人選手インタビューで本田が暗い顔で喋っていたのが気になったが、あの間を置いた返答と、「中味云々」の話には真実もあったと思う。あんなに暗い顔でインタビューを受けるのもどうかと思ったが。行くぞ日本!第二戦

 目を転じると「どえらい事」はマーケットでも。ニューヨークの株が300ドルも下落。見た瞬間に「そりゃそうだ。遂に来たか」と。500億ドル相当の中国製品への制裁関税に加えての追加制裁の警告。エスカレートの兆しが。

  相変わらずトランプの reckless な発言が世界を揺さぶっている。故のプラスもないことはないが、「適格性」についてはかなり問われるシーンが続く。大統領なのに「とっても焦っている」のが目立つ。「焦り」は失敗の原因になる。スポーツでも。

06:20
2018
06/18
Mon

電話がつながらない.......

day by day

  (08:30)今さっきですが、大阪の友人に電話を入れようとしたら、「回線が混み合って繋がりにくくなっている.......」とアナウンスが。NHKのヘリコプターが映す映像を見ると、街自体は大きな打撃はないように見える。

 しかし電話を含めて、鉄道など交通網などのシステムが大きな影響を受けているようです。新幹線は止まり、在来線も運転を見合わせ。ということは朝の通勤時間は大混雑ということでしょう。

 問題はその持続時間。とりあえず「街が概ね被害なし」となれば、システムはいずれ立ち上がってくるでしょう。長い時間がかかれば、システムが引き起こす被害は大きくなってしまう。

 「地震が少ない」と言われた関西でのまたまたの大きな地震。日本列島に構造的な変化が起きているのかどうか。この辺は今後の問題でしょう。また一時間ほどたったら、回線に負荷にならないような感じで大阪への電話にトライします。

08:37
2018
06/17
Sun

スマホをライト代わりに.....

day by day

  (08:30)ははは、昨日はコンサートだったのに、立ち上がるのは当然として、最後の2曲など大声で歌っちゃいましたよ。

 場所は渋谷ヒカリエ11階のシアターオーブ。出来た時に「地球アステク」という番組をやっていて、その時に取材したことがある。久しぶり。

 出し物は、LET IT BE。そうかこのサイトだとエビタもこの劇場で7月初めからやるのか。ロンドン、ニューヨークの両方で見ているから、それはそれで見よう。

 要するにビートルズの曲をやるコンサートです。六本木のアビー・ロードなどなど、ビートルズのそっくりさんが出てきて、実に懐かしいビートルズの曲を展開する。友人に誘われて午後6時半から。

 以前から知ってはいた。しかしあまり行く気にはならなかった。しかし誘われたので行ったら、とっても楽しかった。後部座席は別にしてほぼフルに人が入った。とっても上の人が多いのかと思ったら、そうでもなかった。

 演奏・歌唱された曲は全部知っている。歌詞が頭に浮かぶ曲も多い。通常のコンサートに行ったときに感じる「新曲を聴く不安」がない。知っている曲目のクラシックの音楽を行きに行ったようなものです。

 ビートルズはある意味「クラシック」でしょう。もう。じゃあつまらないかというと、そうでもない。オリジナルの曲を思い浮かべながら、「ここはこう演奏・歌唱したのか」とかいう楽しみがあるし、ジョンやポールの声を思い出して「ちょっと色気がないな」などと比べることも出来る。

 なにせ「live」ですから。全曲目の半分くらいはほぼ全員で立ち上がって、盛り上がりました。最後の2曲(let it be、Hey Jude)なんて、私のカラオケの持ち歌ですからね。翻訳しながら歌う。「なすがままに、あるがままに......」ははは。

 楽しかった。そうか次はオーブではエビタだな。最近たまに耳を澄ませると、「don't cry me .......」と良く聞こえる。ベッドミドラーの「Rose」もよく聞くけど。

08:30
2018
06/14
Thu

経済の質が変わった.....とFOMCは判断 ? 

day by day

  (14:30)まだ考えをとりまとめ中で、いろいろな人と意見交換している最中なのですが、というFOMCが公表したProjection Materialsをつらつら見ながら、「FOMCはアメリカ経済に対する基本的な考え方を大きく変えたのではないか」と思いました。

 朝の文章を書いた後、もう一度資料を見直したのです。目が止まったのはPCEインフレ見通しの所でした。今年三月の予想ではアメリカのインフレ率見通しは2018年が1.9%、2019年が2.0%、2020年が2.1%と僅かながら上がっていた。

 つまり前回まではFOMCは「インフレ率は緩やかだが、今後は徐々に上がる」という見立てだったのだ。これは従来型の考え方に基づいていたと思われる。「失業率低下→賃金上昇→コストプッシュインフレ」という図式だ。「失業率の低下はインフレ率を押し上げる」との。

 しかし今回のインフレ率見通しは、極めて特徴的だ。それは2018年に2.1%に大きく上げたあとは、「もう上昇ペースは変わらない」との見通しを下している。2019年も2.1%の上昇、2020年もそう。そして長期的には逆に下がって2.0になる、と言っている。

 声明の第一パラグラフを見ても分かるが、FOMCは「文句のつけようがないほど景気が良い」と見ている。にも関わらず、インフレ率は上がらないと判断。筆者はこの点に大いに着目した。

 何よりも驚くのはFOMCが2020年の米失業率を3.5%に見込んでいることだ。これは長期的に見て理想とされるアメリカの通常時失業率4.5%を実に1%も下回る。

 ということは、「低失業率が続いてもインフレ上昇率は加速しない」とFRBが確信していることになる。つまり「低失業率はインフレ上昇要因としては弱い」と。これは大きな考え方の転換でしょう。言ってみればFOMCは「アメリカ経済の質が変わった」と判断していると言える。

 問題は失業率がずっと危険なほど低い水準でもなぜパウエルは「賃金は物価全般を上げるほどには上がらん」と思ったかだ。いろいろ考えられる。

  1. スポーツ選手やブランド不動産と一緒で、喧伝される価格の上昇は局地戦にとどまる
  2. 普通の仕事は常にテクノロジーの挑戦を受ける
  3. 依然として低賃金で働く労働者は世界にあまたいること

 などなどが考えられる。例えば、韓国では当然賃金は下方圧力を受ける。2000万人の低賃金労働者圧力生ずる可能性が出てきたからだ。ま、考えをまとめ中です。ご意見あったら、下さい。

15:00
2018
06/14
Thu

上がらない米長期金利......利上げ、同予想でも

day by day

  (06:30)私としては今朝は「U.S. Prepares to Proceed With Tariffs on Chinese Goods」というタイトルのこの記事により強い関心があるのですが、それは置いておくとして、朝起きて先ず見たのはアメリカの長期金利の動きでした。

 一日の動きを見ると、「2.946 - 3.006」とあって、「ああ、3%台に戻ったんだ」と分かる。しかし引けを見ると「2.966%」とあって、これは「一時3%台に乗ったが、その後落ちた」と読める。前日引値からの上げ幅は0.003とごく僅かだ。

 これは「驚くべき現象」と言えるでしょう。日本時間の14日朝3時に終わったFOMCは声明で「0.25%の利上げ」の決定を我々に伝え、そしてパウエル議長の発言などを総合すると、「年内あと2回、2018年としては合計4回の利上げ」を示唆した。

 しかしアメリカの長期金利は「knee-jerk」で一時は3%台に上がったが、その後は何もなかったように急落し、前日引値と同じレベルで終わった、ということ。ニューヨークの株はFOMCを受けて「やはり利上げのペースが速まるのか....」との嫌気もあって、ダウで100ドル以上の下げとなった。但しNasdaqは引けでは下げたが、日中はアマゾンとネットフリックスの上昇などもあって、高値を更新した。だから全般的には高い。

 ニューヨーク株の反落については、「FRBが年内あと2回の利上げを予告したから」と説明されているが、私は「早ければこの15日からの実体(関税引き上げ)を伴った対中貿易摩擦突入」を嫌気したものではないか、と考えている。だから15日はとっても注目なのです。

 今の2%近傍のアメリカのインフレ率を前提にすると、アメリカの政策金利の中立水準は3%前後とされる。FRBが公表した「Projection Materials」によれば、2018年のGDP成長率は引き上げられ、インフレ見通しも引き上げられている。そして何よりも驚くのは2020年の米失業率を3.5%に見込んでいる。これは「Longe run」とされるアメリカの通常時失業率4.5%を実に1%も下回る。

 今年あと2回やって、来年3回、そして2020年にあと一回程度政策金利を引き上げると、FF金利目標は優に3%を超えて、3.25とか3.5%に上がる。それが分かっていながらの今のアメリカの長期金利2.966だ。完全にリバースになる。

 もちろんそれは2020年の話なので、「それまでにアメリカの長期金利は上がる」と考える事は自然だ。しかしマーケットは「先取り」が原則なので、実は長期債市場は「FRBほど強気ではない」とも言える。

 今のアメリカには、多分世界中からお金が集まっている。大統領の評判は悪いが、「振り回される国よりも、振り回している国の方に資金を置きたい」という資本の論理もあるのだろう。しかしとっても興味深い現象だ。引き続きウォッチだ。 

07:30
2018
06/13
Wed

際立ったのは.......reckless

day by day

  (05:30)あらゆる合意の真価は、それがいかに実行に移されるか.........という点に存在する。

 どんなに細かく規定されてよく詰められた合意でも、その通りに実行されなければ意味がない。逆にどのようにおおざっぱな合意も、その後にしっかりと意味と効果が込められる実際の行動が積み重なるなら、それは大いに価値がある。最後は「これは良い合意」だったということになる。昨日の米朝合意文書(共同声明)については、後者であることを望む

 昨日の午後5時からの記者会見までをかなり熱心に家や車の中のテレビで見ていて、トランプ大統領について一つ思い付いた単語がある。それは「reckless」というものだ。「向こう見ずな、無謀な、無謀で、意に介さないで」といった意味を持つ単語だが、もうちょっと軽い意味でも使われる。「不注意」「軽はずみ」といった。

 それを一番感じたのは、CVIDの中味に関して「時間がなかった」と彼が言ったときだ。まっさきに私が思ったのは、「じゃ、十分時間をかけて詰めてから(米朝会談を)やれば良かったのに」だ。この重要な国際合意を締結するに機に及んで、「時間がなかった」とはあり得ない返答だ。

 まだまだある。「彼は私に言った」にも驚愕した。この単語を二度三度ほど使ったかと思う。つまり「彼は私に約束した」「だから大丈夫だろう」と言いたいのだろう。これもreckless のそしりを免れない。

 パッケージになっているのは、「彼は信頼できる」「彼は頭が良い」「取引できる相手だ」「国の事を考えている」的な、相手に対する「ある種、軽はずみとも言える高評価」だ。この高評価故に、「彼は私に言った→だからやるだろう」と判断しているように見える。

 彼はしばしばこの「相手に対する高評価」を口にする。彼の口からしばしば聞く。決まった単語が続く。しかしそれは変遷する。「高評価→無視→非難→高評価.....」となり、それをしばしば繰り返す。マクロンにもそうだったし、トルドーにもそうだ。最初に会った時、つまり所見の時にはこの「高評価」が出やすい。

 しかし彼(金委員長)の今までの実際の行為を少しでも知っている人なら、こんな高評価を普通下すだろうか。叔父を無慈悲に殺し、兄を海外で毒殺し、そして兵士の腹には寄生虫が大量にわいていた。つい最近まで「アメリカを無慈悲に攻撃する」と言っていた北朝鮮の首領。「権力闘争だから」というにはあまりにも酷い実態だ。

 「北朝鮮が譲ったことはほぼない。しかしトランプはお土産をたくさん彼にあげた」という評価はその通りだ。願わくば、「トランプの自分に対する評価など直ぐに変わる。故に彼には注意する必要がある。言った以上の事をやらないと北朝鮮(自分の体制)の安全はない.......」と金正恩が考えてくれることだ。recklessな大統領だからこそ、「ほくそ笑んでいるだけでは危ない」と金正恩が考えてくれるかどうか。

 北朝鮮は過去簡単に約束を反故にしてきた。様々な理屈と感情を表に出しながら。トランプという人も、自分の意見や人に対する評価を簡単に反故にして、突飛で、recklessな発言を繰り返す。似たもの同士であるが故に、腹なのかでは強い疑心があるだろう。

 その疑心(最後は彼は戦争を仕掛けかねない...という金正恩のサイドの)が、彼を実際の行動(非核化での)に駆り立てることを祈る。そうでも考えないと、今回の首脳会談は「やはりトランプの選挙対策」以上のものにはなり得ないし、世界にとって悲惨な結果を招きうる。

 「体制の保証」などrecklessの極みだ。記者会見で一番共感を持ったのは記者達の「なんであの国に体制の保証など与えられるのか......」という趣旨の質問にだった。人権に絡んで。繰り返し出ていて、これには深く共感した。これらの質問が、理念も思索もあまりなさそうなアメリカの今の大統領にどのくらい響いたかは不明だった。

 もう祈るしかない。日本のワールドカップの初戦のコロンビア戦勝利を「祈るしかない」のと同じだ。日本など周辺国、そしてトランプ大統領の側近達が出来ることは、どうみてもrecklessな今回の合意に、しっかりと意味を付与していく事だと思う。しかしそれには「祈るしかない」という側面が残る。ボルトンはいったい何をしていたのか.........

06:15
2018
06/12
Tue

ま、見所は満載でしょう.....いろいろ

day by day

  (05:30)そうですか、今日の日本時間午前10時から。今一番話題の米朝首脳会談。「金正恩がどのくらい本気か ?」に尽きる。完全非核化に関して。次はトランプ米大統領がこの会談をどう利用しようとしているのか ?

 二人の意図は別にして、その結果は世界の、そして東アジアの地図を変えうる。だから非常に興味深いことは確かだ。昨日読んだアメリカの新聞によれば、金正恩委員長はシンガポール時間の午前9時からトランプ大統領との会談に入り、その5時間後にはシンガポールを出立する予定だという。つまりどう時間を取っても会談時間は4時間。

 これに対してトランプ大統領は同日午後6時くらいまでシンガポールに滞在するという。最初は「何日も続くかも」と言っていたが、今は「プロセスの始まり」という位置づけなので、出来たら何らかの声明、宣言を出して終わり、「成功」のイメージを世界に振りまきたいのではないか、とも思う。

 直前にカナダで、本来なら国家理念を一緒にするG7の他の諸国首脳と大喧嘩状態で別れたトランプ大統領は、「金正恩との会談はうまく行くだろう」と言っている。もしかしたらいっときそうかも知れない

 今は強烈な制裁の対象としているロシアに関しても、当選当初は「プーチンとは仲良くやれる」と言っていた「蜜月の時期」もあった。しかしその後はやはり国の形の違いもあって、制裁対象だ。「国の形」としては、アメリカと北朝鮮は真逆だ。

 そもそも思想、考え方で人を判断するのではなく、その人の形で評価する傾向のあるトランプ大統領には、確かに「金正恩は面白い」と思わせる部分はあるのだと思う。しかし問題はその持続性だ。

 私のそもそもの疑問は、「金正恩がいま世界から浴びている注目は、それに値するものか」ということだ。「顕著」だからではない。「異形」だからだろう。国の形、人々の生活のレベル。韓国の何十分の一しかない経済規模。

 唯一「核」を持ち「それを完成させた」と言い、その核を持って周囲の国を威嚇してきた。その国家が「変わろうとしている」ということで注目を浴びている。しかし心血を注いで「完成させた」と言っている核を、それほど素直に「完全非核化」の対象とするだろうか。

 しかし一方で「今回の対米会談が失敗したら、自分の国に対するアメリカの軍事攻撃の可能性は高まる」という認識ではあるらしい。彼自身がこの二つを天秤にかけて、「どの道を歩むべきか...」と考えているのかがポイントだろう。

 トランプ大統領は「会って最初の1分で、彼が本気かどうか分かる」と言った。そうかもしれない。しかしG7首脳の笑顔にさえ疑心を持つトランプ大統領は、「金正恩の笑顔」を最初どう見て、その後はそれをどう見るのか。

 昨日これに関連して長い文章を書きましたが、そりゃ昨日のニューヨークのマーケットにしろ「これから消化」という段階。ま、何が起きるのか、注目して今日という一日を過ごしましょう。しかし本当にヤマ場は、その後に来る感じがする。一ヶ月後、そして一年後 ? もちろん、うまく行けば良いのですが。

05:54


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