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2007
10/09
Tue

2007年10月09日(火曜日) 3年連続地区敗退

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 (13:54)今年のヤンキースを象徴するような試合でした。これで松井の、そしてヤンキースの2007年は終わり、もしかしたらトーリ監督のユニフォーム姿も終わるかもしれない。

 王建民は最初のサイズモアにまず右中間の一番深いところにHRを打たれた。一回表です。先頭打者HR。そりゃ、スタジアムのヤンキース・ファンのトーンは下がりますわね。もともとこの試合はムッシーナの先発予定だった。それを首脳陣が入れ替えた。

 どういう事情があったのか知らないが、少なくとも首脳陣の賭けた気持ちが王建民には伝わっていなかったのか、伝わりすぎたのか。彼は結局3アウトを取っただけで、2回の表に無死でランナーを3人を残して降りた。後に立ったムースの気持ちやいかに。本来先発予定だったのだから。彼が打たれたのならまだ反撃の仕様がある。

 その後も打線が沈黙する中で点差が広がり、最後に多少反撃したが出足の悪さが目立って結局何も起きないままに終わった。ファンとしてはくやしい。本当に。後味の悪い敗戦。松井も好不調の波が激しかった。4試合戦って、ヒットが出たのは1試合だけ。これでは主軸の責任を果たしたとは言えない。

 審判も酷かった。スリーアウトは余計に取られている。松井は打撃妨害にあっているし、無死満塁になった2回表の死球は明らかにバットに当たった球だった。ムッシーナがおかしいと抗議したミンケイビッチの好捕は明らかにアウトだった。

 しかし、じゃヤンキースが誤審がなかったら勝ったかというと怪しい。見ていて、ハラハラするほど弱いのだ。これで地区シリーズ3年連続敗退。この3年ヤンキースのポスト・シーズンはニューヨーク・タイムズの表現を借りれば「突然に(abruptly)」に終わる。ファンが「さあこれから」というときに終わっているのだ。

 私はずっと「ワイルドで出た方が良い」という意見だった。しかしそれでも駄目だった。それにしても、王建民の顔色は冴えなかった。おどおどしていた。打線も、「ここぞ」というところで打てない。アレックスのHRも試合が決まってからだ。松井も良いシーズンとは言えなかった。春先怪我して、あと7月が良かっただけ。

 去年も書いたが、トーリは変わった方が良い。大監督だが、背中が寂しそうだし、歩き方も年を取った印象がする。67才。50歳代がいいな。シリーズの打率は主要打者は軒並み2割台。誰か一人が大当たりしたという事実もない。インディアンズではロフトンはいつも何かしそうだった。そういうのがいないと駄目。ヤンキースの選手はシリーズを楽しんでいない。重い。負けることへの恐怖が選手を縛っている。

 ピッチャー陣も虫問題はあったが、チェンバレンが良くなかったし、エースの王建民で2敗したのだから、3敗したら終わりのベスト・オブ・ファイブではきつい。来年ワールド・チャンピオンになるためには、大改造が必要だが、さて誰が出来るのか。

 ま、もう一人の松井がいるし、ボストンの二人も残っている。日本と同様、アメリカのポスト・シーズンはまだ楽しめそう。しかしファンとしては、興味は半減した。松井も来年は本当の意味で試される年になるような気がする。ゾロメが過ぎて、来年は34になる。毎年言っているが、結婚でもしたらどうだろう。

14:19
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