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2007
10/14
Sun

2007年10月14日(日曜日) 客が情報

day by day

 (23:54)あるデパートを見て回っていて、「ああ、小売店をこの視点で分類するのも面白いかな.....」と思ったことがあります。それは、

 その店に来ているお客さん自身が、他のお客さんにとってファッションや嗜好で参考になる人達になっているのかどうか
 ということです。どういう事かというと、例えばある新宿の東口から少し歩いたところにあるデパートに行くと、お客さん自身が非常にファッショナブルで、「ああ、ああいう着こなしもあるかな」「あれはちょっとやり過ぎでは」といろいろ参考になる。

 しかしその一方で、店頭に並べられている商品にはそこそこ興味が持てるが、「この人は一体どういうセンスをしているのだろうか」とか、「これは参考になる」という着こなしの客が殆ど見られないデパートというのも都内にはいろいろある。

 もちろんそういうデパートや小売店があっておかしくないのですが、その店に行く魅力が半減すると思うのです。「お店とは何か」「どう分類すべきか」を考えていたらそういう考え方もあるのでは、と気がついた。

 仮に「店舗とは店の提供しているもの、それを買いに来るお客と、そして両者が持つ雰囲気の複雑なマリアージュだ」という考え方に立てば、客層を変えるためには店舗を変えただけではダメだ、と言うことになる。なぜなら、それだけではお客にとって別の意味での情報源となる客の新種がなかなか訪れないからです。

 とすると、もしかしたらこういうことが可能かも知れない。それは、店のイメージを変えるためには例えば小売店でも「さくら」を放って、店の中を回らせるという手法です。やはりその店できっちり売っているようなものをしっかり身につけて、かっこうよく歩いて買い物をしていてくれるような人がいて初めて、その店の商品やサービスが映える。つまり、具体的な事例が目の前に転がっていなければ、訴求力が低下する。

 多くの店舗で見られる今の手法は、まずは店員がその店員周りの商品を使いこなしてみせる、という手法です。本当に買っているのかどうか知らないが、最近ではこの手の店が増えている。この考え方に立てば、少なくともファッションを扱っているフロアの店員が制服というのはどうだろうか、ということになる。

 まあホテルでも何でもそういうことは言えるんでしょうな。店の雰囲気や格を決めるのは、結局は伝統でも商品でもなく、実はそこに来るお客だという視点。だとしたら、客を取り合うデパート間の争いは、これからますます激しくなると予想できる。

23:38
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