(23:54)本当に最近「触ること」が多くなったな、と。アップルの「iPod touch」も発売になり、また駅での切符の購入その他諸々で画面にタッチして操作することが非常に多い。
何なんでしょうね、何かタッチして買うと、押すとか、ひねることで機械を動かしてきた人間としては、どこか不確実なことをして「大丈夫かな」という感覚が残る。実際にその通りに機械が動いてくれるので、「自分は正確なことをした」という自信が後になって持てるのですが、それでも何か頼りない感じがする。ポイントではなく、エリアの作業。
それにしても、アイポッド・タッチは珍しい商品です。キッドの中に「使用説明書」がない。多分私が購入したいろいろなマシンの中で、説明書が入っていなかったのはこれが初めてです。それは製造したサイドに、「この機械は、使ってもらえば自然と分かる」という自信があるからなのでしょう。実際の所、直ぐに使用できるようになる。
素直な印象を言うと、もうちょっと軽くなって欲しい。ちょっと重い。しかしコンセプトは斬新です。正直なところ、日本のメーカーになぜ出来なかったのか、と真剣に思う。それは多分、アップルが家電ではない異領域から入ってきたからではないか、と。家電はずっと押す、そしてひねるで機械を動かしてきた。私の感覚と同じように、それが確実に機械を動かす操作をしているというイメージがあったからなのでしょう。
家電を作ってこなかったアップルだからこそ、斬新なタッチという操作をメインに据えられたとも言える。単なる私の印象ですが。