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2008
01/19
Sat

2008年01月19日(土曜日) 文庫本の完成

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 (23:56)今度は新風舎ですか。今月は自分が知っている出版社が二つも行き詰まった。草思社と今回の新風舎。新風舎は青山の伊藤忠ビルの前に社屋(の一部)があって、いつも前を通っていましたし、かつては知り合いもいた。

 新風舎の場合は、本離れだけが原因ではない。この会社は自費出版大手と紹介されることが多いことでも分かるとおり、普通の出版もしていたが、自費出版で名前を売った。しかしその自費出版で顧客とのトラブルがいろいろと報じられたのは一昨年、昨年だったと思った。それで「受注が急減した」(新聞報道)という。今でも1000人以上の自費出版契約顧客がいると伝えられる。

日本力の文庫本  活字離れというか、雑誌、本、新聞離れについては、最近の調査でもいろいろと出てきている。しかし、ipodなど過去にはなかった新しいメディアも登場している。読み手、聞き手が分散するのはある意味では当然です。

 まあそういう中でも出版される本もあるというわけで、土曜日の午前10時過ぎに講談社から送られてきたのが写真の本です。装丁は全く知りませんでした。私が以前聞いたときには「20日発売」と言っていましたが、既に「この本を友人に贈りたい」という方からメールを頂き、「出版社のサイトには23日と書いてありますよ」、と。じゃ、23日に全国の主要書店に並ぶと思います。

 この本をハードカバーで出したときも悲観論の蔓延状態だった。今回は世界経済への悲観論を含めて日本でも悲観論が強い。前回のハードカバーの時は日経平均が確か11000円くらいだったと思った。それが2005年の春の発売直後(ハハハ)から上昇して18000円台まで行った。

 今回は先週の引値を見ると14000円を割ったところ。日本ばかりでなく、世界中の株式市場が悲観論の極にある。今回も「出版は良いタイミングだった」ということになって欲しいと思っているのです。株の上げばかりがよいというわけではないが、あまり水準を下方に修正すると、年金など社会の前提を大きく揺るがす。社会福祉の為に良くない。

 今朝の新聞では、日経の『「ニッポン」失望のワケ』と東京新聞の「中国成長で古紙争奪戦」を面白く読みました。『「ニッポン」失望のワケ』は実は土曜日に毎週私が書いている東京新聞コラム(本音のコラム)に今週分として書いたことと同趣旨。私のコラムは600字弱ですから、日経の記事ほど長く書けませんが、短い中にも同じ事を主張した。

 つまり、「資本を持って行こうとすると何か言われる」「政治も何を目指しているのか不明」と。環境問題への対処なども、技術を持っているのにそれを総合的に使う術を知らない....など。問題は実際に多いのです。しかし私は、前回もそうでしたが日本がもっている力は相当大きいし、それは世界でいろいろな分野で評価されていると思うのです。そういう気持ちを本に込めた。

 「中国成長で古紙争奪戦」は、「古紙偽装」「エコ偽装」という一風変わった減少が「なぜ起きたのか」について突っ込んだレポートをしている。そこで見えてきたのは中国の急成長による「古紙争奪」→「古紙価格急騰」だというのです。

 この問題は書くと長くなるのですが今回はやめますが、一つ言えることは「人々の美意識は大きく変わった」ということです。つまり「古紙再生」と書いた方が人々が安心して買うという状況。偽装はいかんが、この美意識の広がりは大切にしたい。

12:29
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