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2008
06/17
Tue

2008年06月17日(火曜日) 察知力

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 (23:02)新幹線の中で、中村俊輔の「察知力」を読み始めました。中田よりはハデではないが、プロ好みのする、そして長く頑張って、今でも日本代表の中心であるサッカー選手。

 自分でも言っているが線の細い感じで、気も弱そう。あまり饒舌ではない彼が、どういう人生を送ってきたのか、何を考え何をして今のようなトップを守り続けているのか、なぜ海外を活躍の場に選んだのか、一流を続けられる理由などなど、冗長なところはあるが、結構面白い本に仕上がっている。

 いくつもキーワードが出てきますよ。

 「引き出しの数」
 「サッカーノート」
 「壁」
 「考えること」
 「学び」
 「妥協しない」

 それに題名にもなっている「察知力」。「危険」というのもこの本の、というか彼のキーワードかな。サッカーは危険を察知するのがゲームだし、自分の今後にも危険を察知して生きている、と。

 ヨーロッパに行ったのは、「引き出しの数を増やす」ためだそうです。実際に増えている感じがする。スコットランドではリーグ最優秀選手ですから。またフリーキックの名手ですが、その時、つまりフリーキックを打つ時の心境も披露している。彼は「常に考える。考えることで成長できる」と語る。

 「なるほど」と思ったフレーズは「細かいことを感じるか、感じないか、考えるか、考えないかで、人の成長は違ってくる」。まあそりゃそうですよね。変化を感じ取る、それも細かく感じ取る力は、私のように社会を見たり経済や政治を見ている人間にも、そして人間関係でも重要なことだと思います。良い本です。将来は指導者、もっと具体的には監督になりたいそうです。

 将来は日本代表の監督でしょうか ? その前にいろいろありそうですが。

 ところで、スポーツ話のついでと言っては何ですが、私にとっての今日の一言は「a touch short」でしょうか。早起きしたらテレ朝が全米オープンの18ホール・プレーオフをやっていた。16番から見たのですが、その時はミディエートという選手がその前3ホール連続でのバーディで一打差でリード。しかしタイガー・ウッズが18番でPAR5を2オンしてバーディ。並んでサドンデスに入って、最初の7番ホールでティーショットをバンカーに入れたミディエートが負け。

 まあでもどちらに転ぶか分からない試合で、4ホールだけですが見応えがあった。試合後のインタビューは二人とも爽やかだったのですが、ミディエートが悔しそうに、しかし笑顔で使ったのがこの言葉。日本語で言えば、「紙一重」「ほんのわずかな差(で負けた)」でしょうか。タイガー使っていた「back and forth」(流れが行ったり来たり)というのは確かにそうです。彼は12番までで一時は3打差で優位だった。

 それにしても、タイガー・ウッズという選手のパワーをまざまざと見せた戦いだった。

23:25
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