下に掲げるのは、中国の人たちが数字を主に指を使って表す時に、どう仕草するかを撮影したものです。モデルは、石頭楼でバイトしているファンちゃんです。撮影場所は乃木坂のコーヒーのおいしい店で、絵を背景にしたのはちょっと見ずらくしたかもしれない。大きくして見たい方はデスクトップに名前を付けて保存して見てください。
1、2、4、5は似ているかな。日本と。6、7、8、9は大きく違う。10は日本でもあり得るが、少ない。だからどうこうということではなくて、まあこれも他国を知る一環(^-^)ニコです。でも世界中の指数字を全部こうして集めたら面白いと思う。
ただしファンちゃんは南京の生まれで、広い中国全土でこうした指サインが使われているのかは不明。これは実地調査するしかないが、私もそれほど暇ではない。でも、南京のものだけでも残しておく価値はあると思う。
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これを掲載してから、多くの方からメールを頂きました。まず上海の長谷川さんから
中国数字の件、実地調査するほど暇ではない=お前やらんかいと言われているようですので、取り急ぎご連絡。上海地区は1~9まではまったく同じ。10も基本的に彼女のものと同じですが、ごくたまに中指を人差し指に絡める(クロスフィンガーっていうのでしょうか?)方や、じゃんけんのグーを以って10とされる人を見かけます。恐らくこの二つは他地方の表示だと思いますが、場所までは分かりません。本日この後無錫に出張しますので昼飯時に飯屋の店員に聞いてみます。
次に、山口さんから台湾の関しての情報を頂きました。ちょっとmainland とは違っているようです。やはり、大陸と台湾とは違う点があるようです。
伊藤さんご無沙汰しています。ディスコ@山口です中国式指勘定。とても興味深いですね。私は丁昨日から台湾に来ているのですが、こちらでは少し方式が違うようです。
3は日本と同じで親指小指以外の真ん中3本を立てるんですね。今朝入った粥屋も宿泊しているホテルのコンシェルジェもやはりそう。大陸と台湾は実際違う国(と言ったら怒る方も多いでしょうが)ですから当然といえば当然なのですが、「中国圏」と言ってもいろいろです。
それではまた。
最後に立松さんというかたから。立松さんは北京にいらっしたそうで、その時の体験をもとに以下のようにおっしゃってます。
立松と申します(永田君の元同期です)。先日のday by dayで取り上げられていた中国の指数字ですが、少なくとも小生が96年から1年間語学研修で北京語言文化大学に留学していた時、何人かの中国人(中国語の家庭教師、カラオケ小姐、ホワイトカラーを含む北京人数名)に確認しましたが、やはり写真のような表現方法をすると回答があったのをはっきり覚えております。全国的にこのような表現が使われているといっても間違いないのではないでしょうか。以上取り急ぎ。
と。つまり、大陸ではファンちゃんの示してくれた数字の数え方がプリベイルしているということだと思います。そうだとすると、これはちょっと使えますね。実は私は2002年09月14日のBSbsjapanの番組「ネクスト経済研」でこの数字を使いました。ちょっとテーストが変わっていいかな、と。 (ycaster2002/09/15)
筆者は2006年の6月中旬、NHKの衛星第一放送の特集番組「地球特派員」の特派員としてインドに行きました。その時に、コーディネーターをしてくれたドヴァルさんから教わった「インド式指数字の数え方」です。
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別のインド人が言いました。指で九九もするのだと。面白かった。
さて筆者は2008年2月21日、モンゴルの手で示す数字を調べる機会に恵まれた。昨年の9月モンゴルに行ったときのガイドさんであるメグちゃんが来日したため。銅像の前に私と一緒に写っている彼女です。念願だった日本に今年来て、22日に帰るというので、その時モンゴルに行ったメンバーの中で、都合が付いた5人が集まって六本木でお別れ会を開いたもの。
海外の人に会った時には、なるべく私は指数字チェックをする。モンゴルの手を使った数字の数え方は、非常に日本に近いと感じました。中国とは全く違う。以下がその写真です。5と10は抜けている。5は世界共通です。
メグちゃんに中国ではこう、インドではこうと教えたら、インドの数え方について「それは仏教の数え方です」と彼女は言う。彼女によると、チベット仏教の流れをくむモンゴルの僧侶は、私がドヴァルから教わった方式で数を手で数えるというのです。
ということは、こういう仮説が成り立つ。今はインドはヒンズー教の国ですが、その前は仏教の国だった。インドが仏教の国の間に手を使った数字の数え方が定着し、その数え方はヒンズー教の広まった後でもインド人の間に残った、ということです。ただし同じように仏教が入った中国では、六や八で見られるように漢字をベースにした指数字が定着したと考えられる。
指数字の手真似を見ると、同じように漢字を使いながら、日本は明らかに中国よりもモンゴルの影響を受けているように思いました。彼女の指数字の順番は辻さんのカメラで撮ったのですが、彼女からまだ写真が送られてきませんので、写真が届き次第このサイトにアップします。
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次はニカラグアです。在住の方から送っていただきました。非常に興味深いのは、次のフィリピンと全く同じだということです。小指を立てることから始まる。太平洋を隔てていても、彼らの指数字の数え方は同じと言うことです。ともにスペインの影響が強い。では、スペインでは指数字をどう数えるのか。どなたかご存じの方は教えてください。ゼロはこぶしです。
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次はフィリピンです。内藤さんが送ってくれました。
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