日々のライブな情報ページ
2019
05/26
Sun

出てとっても良かった....デンソーの事業方針説明会

day by day

 金曜日には、昼前からデンソーさんの事業方針説明会に。お知らせしている通り、「ラジオ・コネクティッド つながる車の未来」(http://www.radionikkei.jp/radioconnected/)という番組をやっているので、その関連もあって。

 一番びっくりしたのは、説明会で司会を務めた斎藤さんという広報の女性の方が終わった後に、「伊藤さんの番組は、ずっと聞いてました」(http://www.radionikkei.jp/roundup/)とおっしゃったこと。「ここにも聞いて下さってるた方が」と思いました。

 説明会は面白かった。有馬社長の「突き刺さる質問ばかりでなく.....温かい質問も」のイントロで始まったのですが、やはり時代の先端を象徴する分野なので、財務面、テク面から様々な鋭い質問が飛んだ。そりゃアナリストもプライドにかけて鋭い質問をする。

 「繋がる車」の関連で最新情報を仕入れられて良かった。実に面白かった。頭がまとまるんですよね。自分でもいろいろ勉強はしているし、実際に対応車種にも乗ってはいるのですが、BtoBの会社がどんな視点を持ってこの問題に取り組んでいるのか、何が主要なテーマになっているのかを知ることが出来て良かった。説明会終わりには技術担当の役員の方にインタビューもしました。「エッジ側に処理能力を持たせることで、一時的に通信が遮断されてもサービス継続可能」という点について深く聞きました。denso1.jpg

 デンソーさんとしても、「この手の説明会を行うのは始めて」ということで、確かにBtoBの会社だから今までは「必要ない」という判断だったのでしょうが、今は繋がる車の先には「繋がる会社、そして社会」があるわけで、今までになかったような広がりが事業には生まれる。そうした中で証券会社のアナリストやメディアの人間に「ここを目指しています」と説明する必要が高まった、と判断されたのだと思う。

 当然最近の悲惨な事故についても話題が及びました。新しく出てくる「繋がる車」だけではなく、既に5年とか10年とdenso2.jpgか走っている車の安全性をいかに上げるか。メーカーサイドも考えているのは分かったのですが、「年間に、世界で交通事故で死亡する人は135万人」と聞いて、驚愕しました。まだまだできる事は一杯有る。

 この手の説明会には今後も出たい。(了)

10:11
2019
05/16
Thu

最近では一番嬉しい知らせ

day by day

 嬉しい知らせです。私がもう25年以上にわたってレギュラー・コメンテーター(ずっと毎週金曜日です)を務めているTBSの「森本毅郎・スタンバイ!」(https://www.tbsradio.jp/stand-by/)が「放送人グランプリ2019優秀賞」(http://www.hosojin.jp/Grandprix.html)を受賞しました。

 放送人グランプリは、放送界のOBからなる「放送人の会」が選ぶ賞で、放送局の推薦などではなく、放送人の会がすべての番組を対象に選ぶ、放送のプロの賞ということです。私もこの番組の一員(毎週金曜日)を長く続けられて光栄です。

 以前は関東エリアの番組でしたが、今はラジコなどで全国での聴取が可能です。放送開始からは30年、お聴き頂いている皆さんに感謝です。表彰式は5月18日。受賞理由は以下の通りです。 

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 1990年4月スタート以来30年、今も首都圏ラジオで放送し続けている、"朝番組の金字塔"です。

 キャスターの森本毅郎さんの存在感、アシスタントの遠藤泰子さんの安心感、充実のコメンテーター陣、スタッフ全員のチームワークの良さが魅力です。聴取率も常に好調で、首都圏では毎回1位~3位を占めており、報道番組の手本となっています。

朝はラジオのゴールデンタイム。早朝の時間帯が好調であれば、その放送局を続けて聴くのがラジオです。

 つまり、朝を制する局が聴取率の勝者となります。首都圏の聴取率調査で、17年以上、首位をキープするTBSラジオの、まさに原動力となっている番組です。

6時30分から8時30分まで、ニュースに真正面から向き合い、コメントは直球勝負。常に庶民感覚の目線を忘れない「聞く朝刊」です。取材の最前線で活躍する日替わりコメンテーターを森本さんが巧みにリードし、時の政権も厳しく批判し、ズバリとモノ申します。6時57分からの「朝刊読み比べ」は、森本さんが朝刊各紙を2分間で縦横ぶった斬り。朝から胸の奥がスッキリします。7時からは、日替わりのコメンテーターによる、切れ味鋭い解説コーナー「ニュースズームアップ」。経験豊富なジャーナリストが、本物の情報とその見方を示してくれるので、自分の視点を持つ上で、聴いて得した気分になれる番組です。長きに渡りバランス感覚に優れた報道番組を放送し続ける功績を称えます。

17:45
2019
05/13
Mon

私が講演する面白い会合が.....是非来て下さい

day by day

 ちょっと先の話になりますが、面白い会合で講演者の一人をつとめます。私も他のテク系の方々の講演を聴きたい。楽しそうなので、是非皆さんもご参加下さい

 集まりの名称は「エンジニアがお届けする春のIT祭り!- ABC2019s -で、サイトは「https://japan-android-group.connpass.com/event/125928/」です。ウリは「国内最大級の規模を誇るAndroidの19回目の祭典」。

 エンジニアがお届け......には相応しくない私ですが、東海大学の大西先生に呼ばれたからには、常日頃考えていることを提供しますよ。エンジニアの会合で見落とされがちなのは、「ITと経済」の関係です。実はITが経済の大枠を大きく変えている。それに気が付かない方が多い。経済とか生活は即私たちの生き方、選択の問題に絡む。

 私が今上記で掲載したサイトは、まだ少し具体的内容に乏しい。しかし今後充実すると思います。私も「心を込めて支度中」(街に溢れるレストランのウリ文句 一度使いたかった)です。

 あ、私はむろんiOSのユーザーですよ。しかしAndroidであろうとiOSであろうと、ネットでの情報の行き交いが世界を変えていることに変わりはない。なので出馬します。

 皆さん、お楽しみに。

11:07
2019
05/13
Mon

文楽、案外面白かった

day by day

 週末は私としては全く初で、半蔵門に近い国立劇場で5月の文楽公演を見ました。「通し狂言 妹背山婦女庭訓」で、その全体は午前10時半に始まって夜の9時過ぎに終わるという超大作。私が見たのは「第一部」。それでも終わりは午後3時に近かった。

 歌舞伎で演じられる部分もあって、ストーリーはおぼろげには頭の中にありましたが、なにせ文楽を見るのは初めてでした。大阪に10年間毎週通っていながら、ゆっくりと難波の劇場で観たことはなかった。ずっと行きたいと思いながら。今回誘われて実現。

 思ったのは登場人物の動きは相変わらず全体的にスローだが、話の展開は速く、簡単に殺人事件や謀反が発生するし、王侯貴族の館が舞台になったと思ったら、一転して庶民の家が舞台になったり。「予想以上にすごく動的だな」と思いました。

 国立劇場の中でも小劇場での公演でしたが、ほぼ満席。女性が多いのですが、ファンは増えているのかなと思いました。オペラと同じで語りがデジタル表示されるのですが、漢字の読み方などとっても勉強になった。

 どうせだから第二部とも思ったのですが、その終わりは午後の9時過ぎ。確かに「通し」はきつい。10時間以上という長い物語。第二部はまたということで土曜日は帰ってきましたが(切符も違う)、是非次の機会には観たい。

サイト=https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2019/5124.html

09:12
2019
03/27
Wed

4月から新しい番組を始めます

day by day

 今日はお知らせです。4月から「ラジオ・コネクティッド〜つながるクルマの近未来」という番組を始めます。週一回、約一年間の予定です。ラジオ日経さんとの企画で、最近NHKラジオも加わったラジオアプリ・ラジコでも聞けます。20分番組で4月の最初の週から毎週。木曜日夜20:00〜20:20。翌金曜日の昼の再放送もあり、当然ながらポッドキャストでの放送もあります。

 「つながるクルマの近未来」というタイトルの通り、急速に市販車にも普及しつつある「connected cars」に特化した番組です。それを52回。相当深掘りが出来るイメージで、メーカーさんは当然ながら、車載器メーカー、通信業者さんに取材を重ね、「connected cars」の全貌を明らかにする中で「クルマの近未来」、そしてその社会的インパクトを見つめたいと思います。

 既に今の4Gに比べて100倍の通信速度を持つ5Gの世界はすぐそこに接近していますが、いわゆる「繋がるクルマ」の世界も大きく広がり、そしてクルマに新な魅力と安全性をもたらそうとしています。我々現代人の「移動」に関わる重大な状況変化が駆動体系の変化、情報環境の変化の中で起きようとしています。それがどうなるかを見ていきたいと思っています。

 既にトヨタさんの各部門の責任者へのインタビューを積み重ねており、今後も様々な分野の方への取材・インタビュー、それに私たちの考察を含めて番組を面白いものにしようと思っています。大きく変わろうとしているクルマの社会、そして人間の「移動」。新たな視点で新しい時代を見つめ、そして予言したいと思います。

 

私の4月からのネット・ラテ番組体制=https://arfaetha.jp/ycaster/information/post_1570.html

ラジオ日経=http://www.radionikkei.jp

                                     (了)

13:23
2019
03/06
Wed

ははは、二日連続で中目の新しいスタバに

day by day

nakamestaba1.jpg 半分は仕事関係の取材、半分は趣味だな。スタバが中目に作った「RESERVE ROASTERY TOKYO」。昨日は午前10時過ぎ、別の車関係の取材を午後1時に虎ノ門に控えての突入だったので、忙しかった。入るのに先ず整理券をもらい、その整理券のQRコードを読み取って、そこに必要事項を記入して送信。スタバから順番待ちの整理番号を知らせるメールが来るのを待って、時間になったら並び。そしてメールが来たらまた列に....と。私の整理番号は3333でした。

 今朝は「朝なら大丈夫だろう」と家を7時半過ぎに出て8時前に行ったら「直ぐどうぞ」と。昨日は「早く作れる飲み物」しか飲めなかったので、今朝は二つほど頼んで、この文章を書きながら飲み比べ。2時間くらいはいようかな。駐車場代が高くなるがしょうがない。

 4階建ての建物。4階が好きだな。一番落ち着く。もっとも4階は何も売っていないので、珈琲は1階から持ち上げねばならない。エレベーターもあるが、ちょい遠い。とっても閉口するのは電源がないこと。全フロア。WIFIはある。いつものスタバのやつ。普通のスタバのアプリでの支払いも同じように出来る。

 ま、綺麗だし、おもしろいんじゃないでしょうか。ただし、珈琲は1階で飲むのがいいんじゃないでしょうか。注文すると「出来上がり」(赤の点滅)を知らせてくれる端末を渡してくれる。ファミレスみたいに。私は注文して4階に陣取ってから出来上がりを待ったので、赤の点滅を見て階段を1階まで降り、出来上がりの商品をもらってまた階段で4階まで上がった。ちょっと珈琲が冷めちゃったな。

 飲み比べは面白かった。普段行っているスタバに比べて、品揃えは豊かです。グアテマラとグラビスタ・ブレンドを少しずつ飲みましたが「まろやか」「こく」など、いろいろ楽しめる。どちらが良いということではなく、その時の気分ということでしょう。食べ物は相変わらず貧弱で、私が食べた範囲ではあまりお勧めしない。

 何と言っても、建物の構造が面白い。時間の経過でどうなるか分からないが、4階までぶち抜きの明治神宮の屋根を思い浮かべる新品・新鮮コパーの輝く金属地が清々しい。多分これからの季節は2階から上の各階にあるベランダも席が多いので、使えると思う。「半分仕事」と書いたのは、今週の金曜日にTBSの森本毅郎スタンバイの午前8時15分からのコーナーで取り上げるので、今週中には取材を終えないといけなかった。でも、貴重な時nakamestaba2.jpg間です。新しいコンセプト、新しいお店、新鮮な発見。

 「発見」と言えば、今朝は圧倒的に日本人や欧米人の客が多いが、昨日は私の前後はとってもアジア系のお客さんが多かった。台湾系かな。情報はまたたくまに広がっているので、たまたま来日した人、そのために来た人もいるのだと思う。列の整理をしていた人が難渋していたので、私は英語でお手伝い。昨日の日中は「待ち」の時間が長いときには2時間になっていたような。

 あ、「車関係」の仕事は、今後「コネクティッド・カー(connected car)」に特化した番組(50回ほど続ける予定)をある局が始め、私がかなりの部分のMCをやるので、その関係で。昨日は新型クラウンの最近接続機能に関しての取材をトヨタの方に聞きました。それはまた始まる直前に書きます。

 

08:28
2019
01/24
Thu

とっても面白い勉強会だった.....スマホのアプリはなぜ動く?

day by day

 コンピューター上のソフトがなぜ動くのかは、少しかじったので理解出る。そこで使われる言語もいくつか知っている。しかしスマホ上のアプリが「なぜ、どうやって動くのか?」「どんな言語が使われているのか?」はこれだけ毎日毎時使っているのに、私にとって全くの「謎」だった。

 しかし昨日、その「謎」の一端が理解できた。友人の深見先生を講師に招いた勉強会を少人数で行って、具体的に極身近なところでのゲームアプリを念頭に"作成"のまねごとをしてみたのだ。驚いたのは、そこで使われている言語が「html」だったことだ。私が長くインターネット上にHPを作るために使っていた言語だ。

 考えてみればスマホとPCの違いはそれほどないのだし、OSをまたいでネット上に情報を表示できる言語がそれほど数多くあるわけではない。深見さんの説明で「Unity」とか言うAndroidとiOSをまたぐ言語がある事を知ったが、両方をまたげる言語は依然として数少ないらしい。

 先生のPC画面をHDMIでテレビに繋いで進めたのですが、あまり大きな場所でもなかったので、とってもよく分かったし、言語を書くスピードがそうは言っても遅い私でもついて行けるスピードで進めてくれて助かったし、面白かった。自分のHP作成に使うタグの類は様々な方法によって簡単に入力出来るのですが、今回使ったhtmlタグは私が繰り返し親しんできたものとはちょっと違う。それで手打ちになった。

 今回の授業、暫く続くのでとっても楽しみ。私がその際の写真をSNSでアップしたら、非常に多くの「いいね」がついた。それを見て勝手ながら、「ああ、スマホのアプリがなぜ動くのかに興味がある人が多いのだな」と分かった。次回、そしてそれ以降がとっても楽しみな勉強会となった。

09:59
2019
01/08
Tue

病人のいない島.......子供達は伸び伸び

day by day

 世界で知られた国で人口構造が綺麗なピラミッドになっているはインドですが、日本では小笠原村がその「綺麗な人口ピラミッド」なんだそうです。子供が島内で生めないのに子供が多いということは要するに「小笠原が子供を育てやすい環境」で、島内が「子だくさん」なのだそうです。私たちが泊まったペンションの経営者の方も女子が二人(小一と年長)居るのですが、「あと二人ほど」と言っていた。

 母島には小中があって、父島には小中高がある。高校より上はないので、本土に行くか、海外に飛び出るのだそうです。もともと小笠原島に住んだのは欧米系の2家族が最初だと言われている。明らかに日本人とは異なる顔つきの人も小笠原には多い。アメリカは日本本土からよりは距離的には近いし、欧米系住民の存在もアメリカやその先の海外を小笠原の子供達に身近なものにしているのでしょう。 

 小笠原の成人式は1月1日です。午前中に海開きや青ウミガメ放流をしたあとに午後に成人式をやる。二十歳の子供達が一番帰って来るから、というのが理由。今年は15人程度が式に参列したと聞きました。今の小笠原の小学校の一学年は30人くらいらしいので、戦前のピークの7400人(父と母の合計)になるのは相当先だが、徐々に島の人口は増える可能性が大です。島に憧れて移住してくる人も多い。沖縄石垣島の移住組は若い人、小笠原の移住組は子供連れ、と誰か言っていた。 

 私達の世界遺産地域ガイドをしてくれた「すだち」(須田が名字だが、島では村長を含めてニックネームで呼び合うそうな)さんやその他のガイドさんも、そしてペンションの経営者も「移住組」だった。なんらかの形で大学の時から小笠原とか自然とかに関連した勉強をしていて、島が好きで移住したという人が多かった。不便に感じることも多いが、「島には島の魅力がある。山ほど」というのが彼等の移住理由です。私も一瞬、「ここに一年ぐらい住むのもいいな」と思った。

 そうそう。「小笠原には基本的には病人はいない。みんな元気だ」というのが面白かった。島内で子供も生めない病院不足の小笠原。本当に危険な病人が出た場合には硫黄島の自衛隊にヘリを出してもらって同島の基地に運び、そこから自衛隊の飛行機で本土の病院に入院させるのだそうです。病人搬送も半端ない手順と作業。そんな手間暇を掛けて病人を搬送する必要が出てこないように、基本は「島には病人はいない」というのです。多分そうです。

 それにしても、旅のエンディングが劇的でした。二見港を出航する小笠原丸。港での見送りが盛大なことは「ああ、なるほど」と思ったのですが、船が港を出て直ぐに「あ、10数隻の船が併走(併航)していると」気がつきました。壮大です。船船に乗っている人達は皆手を振っている。一隻、また一隻と船速を落として併走をやめるのですが、辞めると同時に何人かが船の上から海にダイビングする。船ごとに。その度に小笠原丸からは歓声が上がる。

 小笠原丸からは「ありがとう」「いってきます」の合唱が起きる。多分成人式で島に帰ってきた人達も乗っていた。また正月を生まれ故郷の島で過ごすために帰ってきた人達もいた。旅の終わりがあれほど劇的だったことはない。島の人達のホスピタリティが素晴らしい、と思いました。サトウキビや冬野菜(カボチャなど)で生きてきた島も、今は観光が最大の産業。「また来て欲しい」という気持ちは間違いなくある。しかし年間恐らく40回くらい来航し、そして出航する小笠原丸をああいう形で送り出すのは大変だし、送られた方に感動を残す。「とても、とても素晴らしい」と思いました。今も私の中では「小笠原は素晴らしい」の印象が強くあるが、その一部はあのエンディングです。

 ありがとう、小笠原の方々。また行きたい。

 

11:03
2019
01/05
Sat

数多くのツアーコース.......小笠原は観光のメッカ④

day by day

 初めて来た小笠原は、観光のメッカでした。26〜27度の沖縄と同じ北緯。私たちがいた年末年始は朝が17度くらい、日中が高くて23度くらいで本土に比べれば体感的にはとっても暖かかった。島の人達は「寒い寒い」と言っていたが、本土に比べればお日様さえ出ればとっても暖かい(と私たち観光客は感じる)。基本的には風が強いのが難点ですが、それは孤島なのでしょうがない。全体的には快適です。

 4800万年前からの海底噴火で造山活動を開始し、4000万年前弱から地上に姿を現したと考えられる小笠原。日本列島より遙かに古い歴史を刻んでいるにも関わらず、一度も大陸とひっついたことがない「海洋島」。なので3ルート(海流、風、そして鳥)から運ばれた様々な生物、動物が長い時間の経過の中で「固有種」を形成し、そのいくつかは絶滅したが、多くは残っている。

 印象に残ったのはガイドをしてくれた人達の熱意と、植物では「タコの木」、動物では「オガサワラオオコウモリ」かな。そして島では種が少なく植物同士、動物同士の競争が激しくないので、花は白くなり、昆虫(アメンボウなど)は小さくなるというのが面白かった。植物では「タコの木」の実を「オガサワラオオコウモリ」が好んで食べる。というより、美味しいところ(汁)をつまむ(吸う)。コウモリは飛ばねばならないので、「美味いところをもらって後は捨てる」のが習性で、その捨て滓があちこちに散らばっている。一般道にも。

 小笠原は地上戦が行われなかっただけで、激しい空襲、銃撃を受けた。海の輸送船も狙われて、死者も沢山出たらしい。小笠原の地上戦が避けられたのは硫黄島制圧後のアメリカ軍が空襲基地としては「もうここで十分」と考えて小笠原をパスしたためとされる。銃撃に加わった一人が先に亡くなったパパ・ブッシュで、彼は撃墜されたが海上を漂流しているところを味方の潜水艦に発見されて助かった。故に大統領になれた。彼の同僚は死んだそうです。彼が空軍機で狙った日本陸軍の施設もまだ残っている。

 「軍関連の施設」を巡る軍歴ツアーも小笠原には既にある。今は人一人が通るのがようやくの急峻な山道も、戦争終結までは軍用車両が上がれるほどの幅の道だったらしい。なので山の上にはその時に山の上にまで運ばれ、設置されたレーダーがまだ残っているし、その他の塹壕、シェルターなどなどが散見される。道具はまだ残っています。毒ガスマスク、車両(ニッサンやトヨタの文字が読める)の残骸、大砲の砲身などなど。彼等が水を上の兵士に運ぶのにも使った一升瓶やビール瓶も残っている。鮮烈です。

 むろん海も素晴らしい。火山島の父島の直ぐ南に「南島」があるが、それは珊瑚礁が隆起して出来た島で、砂が真っ白です。私はしなかったがイルカと泳ぐ事も出来るし、ザトウクジラが雄大に泳ぐ姿も見れる。それぞれの季節でそれぞれの観光コースがある。今は冬で海の上は風があるとやや寒かったが、海水温は22〜23度で暖かかった。

 夏は島の南東部の世界遺産地域を歩くのは相当つらいそうです。暑くて。水が一人当たり3リットルほどいるらしい。しかし今はペットボトル1本もあれば十分。説明書通りに2リットルの水をリュックに背負った人は「重い」と言っていた。遺産地域に入るには靴やズボンの洗浄を行います。そして必ず「ガイドさん付き」でしか同地域に入れない。いろいろガイドさんは説明してくれる。全部は覚えきれないが、彼等が総じて均等に持つ「熱意は心」は記憶に残った。皆小笠原が好きで、小笠原の自然をなるべくそのままキープすることに熱心です。固有種の保護の必要性を誰もが熱心に説いていたのが印象的。

 暑いかもしれないが、今度は夏に来たい。しかし今回は小笠原で正月を過ごせたことで一杯思い出が残った。良かった。

08:56
2019
01/03
Thu

「補助金」が重要だし、故にとっても豊かな....気付きの③

day by day

 人も物資も「おがまる」で丸一日24時間の航海時間と船舶燃料を使って運ばれてくると言うことは、本来は「島の維持コストは高い」ということです。例えばガソリンはレギュラーでリッター190円くらい払った。レンタカーをしたので知っている。しかしそれでも本来の価格からは随分と安くなっているらしい。島内は目の子軽四輪が7割です。当然借りたレンタカーも黄色ナンバーだった。島の車全体として白ナンバーが少ない。あとはバイク、スクーター。

 以前は島のガソリン価格はリッター250円に接近していたらしい。ではなぜ本来価格から大幅に安くなっているのか。それはリッター55円に達するらしい補助金故です。少し前から付くようになったらしい。

 小笠原村が東京都下の村であり、車のナンバーも「品川」であるということは、非常にこの島にとって重要です。それは村の財政が補助金故に豊かであるということを意味する。都ばかりではない。国もこの島に補助金を出している。なにせこの島は「日本が領有を宣言し、各国もそれを認めた」のは明治維新以降。つまり150年くらいしか時間がたっていない。「国もここが日本の領土ですよ」と主張し続けなければならない。それには維持費がかかる。

 私はこの島にしばらくいて、「海上のブータン」だと思った。道路はあるが追い越し車線のある道路はない。急峻な山が続く。しかし片道一車線の道路でも、みな立派に整備されている。とても「村民3000人」の島に出来ることではない。それが出来るのは国と都から潤沢な補助金をもらって財政が豊かだからです。島の主な産業としてはむろん観光が一番らしいが、二番か三番に土建業が入る。道路の整備、そして家屋の建設などなど関連の仕事が多い。あるラーメン屋の待ちで一緒になった親子としばらく話したら「内地から来て砂防ダムを造っている」と言っていた。そもそも資材を運んでくるのに時間と経費がかかるので、軽く内地(日本本土)の何割か増しになるらしい。

 しかし生協や商店、レストランに行くと「あれ、割高な筈なのにほぼ同じ値段だ」と思う。各種食べ物や生活必需品。それも「補助金故に値段が抑えられている」からだという。「(生活必需品には)補助金が出て、値段は内地並み」とガイドが言っていた。内地と言っても、東京など都会と地方ではモノの価格は大きく違っているので、「内地のどこ」が基準かは知らない。しかし小笠原では「生活必需品には補助金が出ている」「なので価格が内地なみ」というのは重要です。その意味では生活はしやすい。

 ではなぜ国が小笠原について「ここは日本の領土ですよ」と主張し続けなければならないのか。それは小笠原諸島という絶海の海洋島を領有しているが故に、日本の領土・領海が大きく拡大しているからです。日本人は日本のことを「小さな島国」と思っているが、それは事実ではない。領海などを入れると日本は世界第7位くらいの面積・領域を持つ大きな国ですが、その三分の一は「小笠原諸島の領有ゆえ」です。(続)

06:36


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