日々のライブな情報ページ
2019
08/05
Mon

素晴らしすぎる.....Smiling Cinderellaの誕生

day by day

 素晴らしい。もう一度書きます。素晴らしい。

 渋野日向子選手が全英女子オープン(https://www.aigwomensbritishopen.com/news/shibuno-seals-fairytale-victory)で優勝。しかも18番で6メートル弱のバーディを決めての。素晴らしかった。見ていて良かったと思いました。

 12時過ぎにテレビを見始めたら眠れなくなった。3番で4パットのダボを叩いて「どうかな」と思ったのですが、直ぐに5番で一つ取り戻して、その後も積極姿勢は変わらず。7番もバーディ。彼女は「10番でのバーディが大きかった」と。確かに難度の高いホールでのバーディは大きいし、自信になる。

 12番では303ヤードの下りドッグレッグ(グリーンを狙うと254ヤードとか)のPAR4ホールで、ワンオンを狙って見事に成功。このホールなんなくバーディ。とにかくトーナメントを通じて後半が強くてミスなし。最終日もインの9ホールで5バーディ。トップを走っていたサラス(アメリカ)に後半の中盤で追いつき、そして18番でサラス(最終的に2位)が逃したバーディを、彼女より長い距離で渋野選手が決めた。もつれない、すっきりした優勝です。

 見ていてとっても楽しい選手です。解説に回っていて42年前に日本人女子で初めてメジャーを勝った樋口さんが何回か「新人類」というやや古色蒼然とした単語を使っていましたが、確かにそういう面があった。涙はなく、あるのは決意溢れる顔と、そして沢山の笑顔。16番と18番で打つまでに時間があると、コーチ兼キャディーとおしゃべりしながら何かを食べている。普通に。スナック系かな。優勝後のインタビューで誰かが「あれは何を食べていたんですか」と聞いてくれると思ったが、誰も聞かず。知りたい。

 前半はやや緊張していたらしい。なので3番で4パットダボを打ったのかも。しかしそれが逆に良かったのだろう。「後半はそれほどプレッシャーを感じなかった」らしい。そして「優勝したら緊張した」と。普通は逆。面白い子です。なによりも笑顔が素敵な20歳。海外試合が初めてとはとても思えない。

 誰にも素敵な笑顔を振りまき、そしてホールとホールの間では詰めかけた日本人ギャラリーのみならず、手を差し出す多くの国のファンに素手でタッチ応答。「大丈夫か?」とこちらが心配するほどオープンで明るい。海外のメディアにも人気急上昇なのが理解できる。

 なんと言っても圧巻は18番でのバーディパット。「ここで決めないと。外れたら3パットでもいい」と思って打ったそうで、自分でも「ちょっと強かったかも」というのが最初の印象だったらしいが、ボールはラインに乗ってピンに向かって綺麗に転がった。20センチほどの手前で入るのを確信したように既にガッツポーズ。見ているこちらの方が鳥肌立ちました。笑顔と良い意味の強気が同居していた。プレーオフに備えたサラスのパット練習は不要だった。

 良いものをみせてもらいました。見ていてとっても良かった。今後も活躍して欲しい。世界には全くのニューカマーの優勝ですが、多分世界のファンとメディアは彼女を温かく迎える。チャーミングな笑顔、明るい性格、そして勝負師としての決断と強さ。英語での優勝スピーチは紙を見ながらだったが、とっても可愛かった。日本からまたまた新しい力が出てきた印象です。ナイス。

04:04
2019
08/02
Fri

どこだ、どこだ........

day by day

 いつからこんなスペックになったんだ.......とやや"怒"。講演直前に焦りました。

 講演には過去に自分がMCをやったり出演者として出たテレビ番組のビデオを使うこともある。木曜日の国税庁での講演。久しぶりにビデオの一本を使おうとApple(iPhone)のビデオアプリを探した。ところが、ない。

 自分では分からずに、そこにいたITの専門家の人達に聞いても分からない。担当者の一人がネットを調べて、「同じようなクレームが一杯アップされています」と教えてくれた。でもそれでは解決策にならない。

 「でもなくなるはずはないな。あれだけビデオを入れておいたのだから」とじっとアプリを見たら「Apple TV」という過去に使ったことがないアプリが。進んで下を見ると「今すぐ観る」の右に「ライブラリー」があった。「これだ...」と思って進むと「ホームビデオ」と「ダウンロード済み」が。

 これで「あったあった」と問題解決。しかしヒヤリとしました。毎回細かくどうアプリが変わったのか全部読まない私が悪いのかも知れないが、それにしてもネットで騒ぎになっているのは周知が行われていない証拠でしょう。

 過去のビデオを使いたい人は、一層下にビデオが隠れたことをご承知あれ。今日もレクサスで講演ですが、今度はスムーズに行く予定。週末にも一つ入っていた。講演続きです。(了)

05:09
2019
08/01
Thu

利下げ、失望、しかし........

day by day

 就任以来初めて"2人"の反対を押し切って0.25%の利下げをしたのに、マーケットがパウエル議長に送り返してきたメッセージは「君には失望した」だった、という顛末でしょうか。利下げ初日の反応としては。

 今この文章を書いている午前5時直後のニューヨークのマーケットの引け(iPhoneの株価参照)は、ダウが333.75ドル安の26864.27、S&P500が32.80安の2980.38、Nasdaqが98.19安の8175.42。分母が大きくなっているので、大きな下げ幅に見えるが、パーセントにするとダウが1.23%、S&P500が1.09%、Nasdaqが1.19%の各下落。目に付くのはS&P500の引けが8000の大台を割ったことかな。

 0.25%の利下げも、それに対する二人の委員(Esther L. George and Eric S. Rosengren)の反対(据え置きを主張)も予想通りだった。なので、声明(https://www.federalreserve.gov/newsevents/pressreleases/monetary20190731a.htm)が出た直後のマーケットは前日引値前後を当初うろうろしていた、と筆者は理解している。それがなぜ引けでは1%を超える下げになったのか。それはFOMC終了後のパウエル議長の記者会見にある。CNBCによれば、彼はこう述べた。

 

 「"That refers back to other times when the FOMC has cut rates in the middle of a cycle and I'm contrasting it there with the beginning of a lengthy cutting cycle. That is not what we're seeing now, that's not our perspective now. You have to look at not just the 25 basis-point cut, but look at the committee's actions over the year."

 

"We started off [the year] expecting some rate increases. We then moved to a patient setting for a few months and now we've moved here.As we've moved to more accommodative policy, the economy has actually performed as expected with that gradual increase in support."」

 

 「過去にもFRBはサイクル(利上げ)の途中で利下げをしたことがある。それは長い利下げサイクルとは異なることを強調したい。我々が決断した0.25%の利下げは長い利下げサイクルの始まりではないし、長期利下げは我々が描いている展望でもない........」という部分だ。最初の文章。

 最初だけではなくこの文章全体を読むと、パウエル議長は「私たちがやってきたことは正しいですよね」と成果を主張しているように見える。「the economy has actually performed as expected」と彼は言う。実際その通りだ。「今回の0.25%の利下げばかりでなく、この一年のFRBの行動を見て下さい」と彼。「数回の利上げを予想して2019年を始めたが、その後忍耐モード(a patient setting for a few months)」を取り、今回利下げした。今までより緩和的姿勢で金融政策を運営する。何回か徐々に利上げしても経済は予想通りうまく回ってきた......と続く。

 では問題は、なぜ二人もの反対を押し切って利下げをしたのか。その答えは声明に記されている。「In light of the implications of global developments for the economic outlook as well as muted inflation pressures, the Committee decided to lower the target range for the federal funds rate to 2 to 2-1/4 percent.」。理由は二つだと言うことだ。「経済見通しに対するグローバルな様々な出来事が持つ意味合い」「沈黙するインフレ圧力」。

 前者はややこしい言い方をしているが、要するに米中貿易摩擦などなどを指す。「中国経済もそうだが、アメリカ経済も先行き不透明。個人消費は堅調だが、設備投資は良くない」「だから予防的にmid-cycleだが利下げ調整した」と言っている。今後については「As the Committee contemplates the future path of the target range for the federal funds rate, it will continue to monitor the implications of incoming information for the economic outlook and will act as appropriate to sustain the expansion, with a strong labor market and inflation near its symmetric 2 percent objective」として、相変わらず「will act as appropriate to sustain the expansion」を入れた。

 マーケットは「一回の利下げだけで、二回目はないかも知れない。またその後は利上げの戻るのでは」と理解して株価を下げた。しかし声明ではちゃんと「年内もう一度の利下げ」をし、その後も「かもしれない」と述べていることになる。マーケットは脚気反応が常だから、「期待に反して..」という部分で、ちょっと引けに掛けて過剰反応した可能性が高い。

 FRBの緩和姿勢は、「The Committee will conclude the reduction of its aggregate securities holdings in the System Open Market Account in August, two months earlier than previously indicated.」(声明)にも表れている。つまりFRB手持ち証券の削減(マーケットから資金を吸収)の2ヶ月前倒し停止。もともとの停止予定の2ヶ月前倒し実施だが、「FRBの気持ち」は受け取れる。マーケットは無視したが。

 

 あと一人過剰反応するとしたら、それはトランプ大統領かな。「俺が大幅利下げを主張したのに0.25%だけ。株価は大幅下げた。そらみたことか」と必ずツイートするだろう。パウエル議長は「イエレンさんと同じく一期限りかな」と覚悟しながらも、今回の利下げ幅を0.25%に抑えた。だって0.5%の利下げの選択肢は、今のFOMCの構成では多分ない。賛成多数にならない。パウエル議長本人も声明の第1パラが指摘するように「アメリカ経済の現状を全体で見れば好調」なわけだから、0.5利下げの選択肢は最初からなかったと言える。マーケットが過剰に期待した、というのが実情だろう。

 しかし「mid-cycle adjustment」という認識はマーケットには目新しかった。当然持つべきだったが。「予想していた9月の年内二回目の利下げは必ずしも保証されていない」というマーケットの当初判断。多分早とちりだ。その分でダウは333ドルの大当たりの下げとなった。筆者は「mid-cycle adjustment」が一回ということはまずない、と考える。それだったらやらない方が良い。多分もう一度やる。ニューヨークの株価も明日は(今日は)、反省の買い戻しが入るかも知れない。

06:32
2019
07/29
Mon

悲しいし、とっても残念です

day by day

 とっても悲しい知らせです。私にとってもですが、日本料理界にとって大きな悲しみであり、損失だと思います。

 西新橋で京料理の店を長く出しておられた「京味」の大将・西健一郎さんが、お亡くなりになった。ご家族の話によると、亡くなられたのは金曜日の昼。入院中でしたが、朝は看護婦さんとも話をされて、それほど容体は悪くはなかったそうです。しかし昼頃に容体が急に悪化し、奥様とお嬢様二人が駆けつけた後に他界されたそうです。

 「僕はチューブに繋がれて死ぬのは嫌だ.....」と元気な頃からおっしゃっていた西さん。最近は足を悪くされて、歩くのもちょっと不自由されていた。しかしそれでも店に出て、伺うといつも話はうまいし、当然ながら料理は美味しいを通り越している。時間を過ごすのがとっても楽しい店でした。

 私が新潮社から「カウンターから日本が見える」(https://www.amazon.co.jp/カウンターから日本が見える-板前文化論の冒険-新潮新書-伊藤-洋一/dp/4106101831)を書いている時にも、本当にいろいろ教えて頂いた。お父様も有名な料理人で、親子で日本料理の神髄のような方でした。若い時に店を出られるお客様が「美味しかった」と言ってくれても追いかけて「本当ですか。何か気になることはありませんでしたか」と聞いたという西さん。お節を作る姿はNHKの特番にもなりました。

 奥様もいらっしゃるし、立派なお嬢様お二人もおられる。「みっちゃん」という西さんと長く一緒に仕事をしてきた小豆島出身の方もいらっしゃる。私と同い年の彼は元気です。でも「足」は問題で、やはり料理人は立ち仕事が長いので、足を悪くする人が多い。「少なくとも12月までは予約もあるので営業を続けるつもりです」とお嬢様。だから「京味」の料理は当分健在です。

 いろいろ教えられる方でした。お客様にはほぼ当分に話をふられる。誰も孤独にしない。話題も豊富で、「一流の方はなんでも一流」という印象が強い。ニュースや情報にもキーンで、「私はこう思いますが、先生はどう思われます」といつも話を振られた。なによりも料理が美味しかった。毎回、幸せな気分になれた。絶品揃いで、かつ季節を堪能できた。最後の最後までいつも頭の中で「新しい料理」を考えている人でした。素晴らしかった。

 日本の各地で食事をして店の方と話をして、西さんを知らない人はいなかった。全く。それだけ日本の料理界でも尊敬されていたのだと思う。本も沢山残された。その本を何回も何回も黒くなるまで読んでいる料理人を何人か知っている。先日そのうちの一人を西さんに引き合わせた。

 ただただご冥福をお祈りします。合掌。

00:23
2019
07/24
Wed

「お笑い」は大きな成長産業なのに.......

day by day

 「スッキリ」って、午前8時からでしたっけ。見たいが車中か。ま、音声だけで。夕べ3時間も続いた加藤--大崎会談を受けてスッキリの司会・加藤君が「今後」について喋るらしいので。まあ注目かな。彼の番組にはTBSや日テレで何回も出たことがあって、知っている。

 今回の騒動ではテレビでいつも私の横に居る斎藤司君など多くの芸人が自らの言葉で喋っているので、そのこと自体には触れない。月曜日にあの社長さんのどうしようもない記者会見にスタジオで2時間以上付き合わされて、ちょっと怒り心頭ではあるが。

 私としてこの問題にちょっと違う視点を提供すると、「そもそも"笑い"は大きな成長産業だ」というもの。その一つの理由は、AIが一番不得意であろうと想像されるのが「笑いを作る」ことだと思うからだ。つまりコンピューターでは代替できない。絶対的に人間が背負う。

 「笑い」が成長産業なので、吉本は6000人もの芸人を抱えるまでになった。社員は865人程度らしいが、「全体で7000人を抱える事業体」とすれば、それはもう大企業だ。そのガバナンスが目を覆うばかりの状態だった、というのが今回表面化した。社員100人程度の中小企業にもはるかに及ばない。

 世界の政治を見ても、「笑い」の伸張が著しい。ウクライナでは大統領と議会の両方を抑えたし、イタリアでも元芸人の政治家が真面目な顔をして政治に携わっている。「なぜか」と考えるのは頭の体操になって面白い。一つ言えることは「常に笑いを必要とする時代」になったという点。

 ラテを含めてメディアで送るコンテンツとしては、「笑い」はスポーツよりも日常的に必要。それを提供できる人々は、それが良い事かどうかは別にして、ある種「求められる人々」「笑いの対象としての英雄」だ。なのでメディアの隅々にまで進出した。以前はテレビ番組で私の隣がトレンディーエンジェルの斎藤司君という構図はなかった。今ではニュース番組にお笑い業界の人がいるのは普通だ。

 恐らく、今回の騒動でも「お笑い」の産業としての規模は縮小しないだろう。そう思う。吉本の社長会見そのものが一種の「お笑い」だった。それらはネタになる。情報が奔流のように流れる時代において、「笑い」は重要なコンテンツになり続ける。

 しかし浮かび上がったもう一つの問題は、「笑い」や「芸能」を訴求しなければならないが故に、メディアがその"提供者"を不必要に忖度する問題だ。それを阻止するには"提供者"を増やさなければならないが、今の日本の芸能界では吉本ともう一つ乃木坂の事務所がパワフルになりすぎた。

 それらの会社が独自に抱える問題もある。それが今二つ表面化している。曲がり角かも知れない。しかし今の時点でどう転ぶかは分からない。一つ言えるのは、「歪んだ成長」はいつか大きな障害にぶつかる、ということだろう。今吉本はその障害にぶつかっている。

 私としては昨日大手町のスタジオで収録した日経ヴェリタストーク(https://www.nikkei-cnbc.co.jp/program/veritas)のような落ち着いた番組も多くの方に見て欲しい。水曜日の日経のサイトから見られると思います。テーマは「五輪会場、飛び出す技術」で、とっても面白かった。(了)

06:20
2019
07/21
Sun

存在のない子供たち

day by day

 あまりにも対照的だな、と思いました。エンディングです。映画の。両方とも「人の顔」が使われている。しかし私には一方は成功し、一方は失敗に感じられる。「こうも違うものか」と見終わって思った。

 土曜日です。銀座のシネスイッチ前で「存在のない子供たち」(http://sonzai-movie.jp)という同日封切りの映画を見付けた。何の事前知識もなかったのですが、「面白そうだ」と夜の回を昼の間に買っておいた。強烈な映画だった。それを通り越している。「悲惨」であり、日本人の私に「世界の多くの子供達を取り巻く実体はこうなんだ」とジワリ迫ってくる。とっても考えさせられる、そして痛々しい映画です。それだけだと救いようがない。

 しかしこの映画のエンディングは、実に素晴らしい。希望が残る。それまで決して笑わない主役の子供(12〜13歳、素人)に、最後は笑顔を作らせる。「証明書写真だから」と言って。証明書のない生活をしてきたこの男の子。その子が最後に作る笑顔。それがとっても印象に残るのです。逆にそれまでの悲惨さがすべて投影されるようで。昨日公開されたばかりの映画なので、詳しくは書きません。

 もう一方。「この映画はエンディングがダメだ」と思ったのは「新聞記者」(https://shimbunkisha.jp)です。公開されて暫く時間がたつ。なので既に様々な評価が出ている。「良い映画」「見応えのある映画」という人もいれば、「デフォルメされている」「タイトルの割に取材不足」など。私の評価は「あまりに直近の事件に紐付けしたことで映画の信憑性が落ちた」というもの。だが私には、映画として見た時のエンディングが何よりも気になる。

 「存在のない子供たち」と同じように、「新聞記者」でも「人の顔」の大写しがエンディングです。しかし「新聞記者」のそれは、「一体何を言いたかったのか」「この二人は結局どうなるのか」がとんと分からない。「???」で映画館を出ざるを得ない。私だけかと思ったら、この映画を見た多くの人(この映画のモティベーションを評価する人も)が、私と同じ印象を持っていた。なんなんでしょうね。あれは。

 対して、「存在のない子供たち」のエンディングが持つ力は強く、そして明瞭です。あの笑顔こそ、世界の多くの子供達が置かれている状況を変える力になると思った。映画として一見の価値がある。印象も強烈です。

06:02
2019
07/13
Sat

ポケ活は、スポ活 !!

day by day

 読者の皆さんは、「Sport in Life」(http://www.mext.go.jp/sports/sportinlife/)をご存じ。知りませんよね。だって今年の7月1日からスタートしたスポーツ庁の企画。「2020年東京大会レガシーに向けて」という狙いと、『さまざまな目的で行われる身体活動全てが「スポーツ」である』というコンセプトを持つ。確かに。私は意図を持った階段の上り下りも「スポーツの一種」だと思っている。

 その新しいプロジェクトの第一号に認定されたのが、なんと当事者も予想外(であっただろう)のPokémon Goだったです。ん、スポーツ庁の中に熱烈なファンがいた ? 知りません!!

 私も3年近く、時々飽きながらも続けている。歩きますよ。ほぼ確実に毎日10キロ以上。このゲームが始まる前にも東京マラソン完走(時間はかかりましたが、達成しました)を狙って走り、歩いていましたから、このゲームは私の趣味に後から加わった。

 昨日のラジオ番組(http://www.radionikkei.jp/roundup/ アップルやspotifyのサイトからポッドキャストでも聞けます)でも取り上げたのです、普通のゲームと決定的に違うのは、人々を幽閉するのではなく、連れ出すと言うことです。外に出なければ始まらない。

 ゲーム提供会社のナイアンティック(https://nianticlabs.com/ja/)は、「Adventures on Foot」を企業ミッションにしているが、確かにこのゲームは人々を歩かせに十二分のファクターを持っている。スタートから3年を経過したゲームが、今また新たなファンを獲得しているという事実がこのゲームが持つ魅力をよく表していると思う。その点は確かに『スポーツ庁によるプロジェクト・ロゴマークを初めて付与されたアプリ』に相応しい。

 むろん、いろいろな軋轢も生んだPokémon Goだが、仮想とリアルの問題を考える上でも興味深いし、決済とかだけでなく「アプリが持つ可能性」を発揮していると思う。今後の展開、いかに ?

09:32
2019
07/11
Thu

政治的圧力だけではない問題なのに.....

day by day

 11時夜9時からのNHKのニュース番組を見ていたら、まるで「トランプ大統領が圧力を掛けたからパウエルFRB議長が利下げ姿勢に転じた」といった報道になっている。とんでもない間違いだ。

 パウエル議長がトランプ大統領の圧力をはねのける努力をしていることは明らかだ。パウエル議長は下院金融サービス委員会の委員の質問に答える形で、「もしトランプ大統領がFRB議長の私を代えようとしても、私は職から離れるようなことはしない」と明言した。ウォール・ストリート・ジャーナルはその間の事情を「Mr. Powell also said he wouldn't leave his office if President Trump tried to replace him.」と伝えている。芯のあるFRB議長だ。

 では彼が認めているようにアメリカ経済は比較的強く見えるのに、今回利下げを臭わせたのか。それには三つのポイントがあると思う。

 

1.      アメリカ経済の成長率は比較的高いが、それはもっぱら純輸出と在庫によって説明できる。もっと頼りになるのは消費と設備投資だが、特に後者について「最近顕著な減少」が見られる。一因は貿易摩擦で、加えて世界経済の減速も影響している。つまり景気の両輪の片方の設備投資が弱い

2.      インフレ率に関するFRBの目標は2%で、利上げに踏み切った時期には2%近傍まで上がっていたが、今年の春から再び低下してしまった。5月はPCEで見たインフレ率は1.5%になった。それから食料品とエネルギー関連製品を除いて、将来のインフレ率をよりよく見通せるコアPCEの伸びも1.6%と目標を大きく下回っている

3.      アメリカ経済を取り巻く環境を考えると、クロスカレント(crosscurrent 逆流現象)が多い。貿易摩擦、欧州や途上国などを中心とした世界経済の減速など。最近数ヶ月にアメリカ経済を取り巻く不安感は強まっている

 

 特に「インフレ率がなぜ上がらないのか」は世界各国に通じるなぞだ。利上げモードに入った段階ではアメリカのインフレ率は2%近傍に上がっていたが、春からはPCEで見て1.5%〜1.6%(コア)に低下している。恐らく議長は、こうした大きな図式の中で利下げモードへの転換を決めつつある。中央銀行の総裁が「政治家の圧力」のみで利下げをするなどと考え、報道するのは間違っている。話としては面白いかも知れないが。

 就任当初は言わなかったが、パウエル議長は年2回のハンフリー・ホーキンス法に基づく議会証言の際に、前回から「Congress has given us an important degree of independence so that we can effectively pursue our statutory goals based on objective analysis and data. We appreciate that our independence brings with it an obligation for transparency so that you and the public can hold us accountable.」と「議会が与えてくれたFRBの独立性」に言及している。これも間接的にトランプ大統領の干渉に対する抵抗だと思われる。

21:47
2019
06/15
Sat

spotifyで聞けるようになりました

day by day

 皆さんは今急速に伸びていて世界一の音楽ストリーミングサービスであるspotifyをスマホなどに入れていますか ? 嬉しいことにこの6月から、私がラジオNIKKEIでやっている二つの番組

 「伊藤洋一のラウンドアップ・ワールドナウ」(http://www.radionikkei.jp/roundup/

 「ラジオコネクテッド〜つながるクルマの近未来」(http://www.radionikkei.jp/radioconnected/

  がspotifyで無料(選択)で聞けるようになりました。過去分を含めて。iPhoneでもAndroidでもストアに行ってもらってダウンロード、簡単な設定のあとspotifyの検索で前者は「伊藤洋一」、後者は「ラジオコネクテッド」を入れてもらうと出てきます。

 今までのラジオ、そしてアップルのポッドキャストなどに加えて、spotifyという人気急上昇アプリから私の番組に聴取者がアクセス出来るようになったことは、正直嬉しい。

 と同時に、spotifyのサイドからラジオNIKKEIの一連の番組が選ばれ、その中に私の番組が二つとも入ったことは私にとって今までの努力が報われたように思います。二つともとっても良い番組で、私も力を入れて毎週放送していますので、これを機により多くの方々に聞いて頂ければと思います。

 では番組でお会いしましょう。

07:10
2019
06/05
Wed

訪英中に国内では身内から反旗が....

day by day

 火曜日としては珍しく、4日は午後に日経さんがらみのラジオとテレビ各1の収録がありましたが、共に面白かった。ラジオは「日経新聞を読んで」(http://www.radionikkei.jp/yonde/)で、ここでは2本の「チャートは語る」の記事を取り上げた。気が付いていない人も多いと思うが、日経の当該紙面にはスマホのQRコードが印刷されていて、そこから「日経AR」をダウンロードすると、日経紙面のチャートが動き出す。バックグランドの音楽付き。

 これがとっても良いのです。分かりやすい。紙(コピーでも可)でもスマホ連動でこんなことができるのかという感じだったので、5月10日の「国内景気に黄信号」と5月26日の『大衆迎合呼ぶ「欧州の罠」』の2本の日経記事を取り上げた。今回の私の収録分は間もなく放送されると思う。

 テレビは日経CNBCの「日経ヴェリタストーク」(https://www.nikkei-cnbc.co.jp/program/veritas)で、最新号の「イノベ株を掘り当てる」に関して。今週の号から日経ヴェリタスは誌面トップのデザイン変更をして、左のタイトルが「Innovation for Investors」とブルー地に白抜きのすっきりしたデザインになった。株式市場を取り巻く環境は米中貿易摩擦もあって不透明だが、我々の日々の日常はあまり変わらない。その日常を変える銘柄群を日経ヴェリタスとしても取り上げたいという意向らしい。ナイス。これは今日も日経新聞本紙のネットサイトから見ることができると思います。編集長もこれまでの小栗さんから橋本さんに代わった。

 ところで今朝面白いと思ったニュースは、アメリカの議会共和党が「トランプ大統領の対メキシコ関税」の阻止に動き出した、という記事(https://www.washingtonpost.com/world/the_americas/mexico-sees-80-percent-chance-of-a-deal-to-head-off-trump-tariffs/2019/06/04/53bdce08-86c4-11e9-98c1-e945ae5db8fb_story.html?fbclid=IwAR0-NqWm7zhtugtaMo3ZdQQ1n207CmUCBA-eH4MWzAbFNax7v4MuzENLY0Q&utm_term=.6484d7c1edb5)そりゃそうでしょう。産業界まで大反対。議会の共和党としても動かざるを得ない。税の実施は10日からですが、筆者は「理由を付けた延期」の可能性が大きいと思う。

 それは月曜日に長い文章にしました。ここ(https://arfaetha.jp/ycaster/news/pdf/20190603.pdf)をお読み頂ければと思います。月曜日の朝に書いたものです。

05:47


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