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2014
04/13
Sun

桜は枝垂れ

day by day

 (18:03)まだ八重の季節の真っ最中ですが、振り返ってみて「やっぱし桜は枝垂れかな」と思っています。

六義園の枝垂れ 2010年に記録 なぜそう思うかと言うと、一本で立たせてみるとよく分かるのです。染井吉野は一本だと寂しい。集まってなんぼの世界です。染井吉野の有名な場所は大体において「千本桜」(日本ではあちこちにある)を中心に、集団。かつ言えるのは、染井吉野は言ってみれば「短編小説」の世界です。始まって直ぐに終わってしまう。散り際が潔いと言う面はありますが、儚すぎる。

 八重にもそういう面がある。やはり集まらなければ良い絵にならない。かつ満開の時は桜というよりは、花ぶりは牡丹という印象です。ぼてとしていて、あまり桜という印象はしない。綺麗ですし、豊かですが。「短編小説のハッピーな続き」という印象。

今年の夜に撮影した清水谷の八重 対して枝垂れは、木ぶりが大きければそれだけで大きな絵になる。六義園の一本木の枝垂れ桜など、いくら見ていても飽きない。かつこれは私の印象ですが、枝垂れ桜は中編小説くらいには長い。散り際もゆっくりしている。染井吉野がとっくに終わっても、名残を惜しんでいるように見える。北の丸公園の皇居側の枝垂れもそうです。

 ま、全部綺麗ですよ。でも私の今年の改めての印象は、「桜は枝垂れ」というものです。

16:44
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